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2017年3月30日 (木)

第1271回指数上位の人気馬から

 大阪杯は、今年からG1に格上げされた。それまでも天皇賞春につながるレースとしてG1馬たちがこぞって出走、メンバーのレベルはG1並みに高いレースだったから、G2時代のデータもそのまま生きてくるのではないか。指数上は、過去10年の内9年で連対している前走指数の上位馬が中心になっている。1番人気馬も(4321)と圧倒的に強く、指数上位の人気馬が連軸の中心だ。過去10年、ランク外で連対した3頭は、いずれも4歳馬か牝馬で、5歳馬以上の牡馬の場合、指数上、ランク馬であることが連対の条件だろう。

(大阪杯)  1着    2着    3着
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa
13年    DXa    Zd   BYa
14年    D       b   AYa
15年    -     A d    Yc
16年    A       d   CY

 今年は、キタサンブラック、サトノクラウン、マカヒキ、マルターズアポジー、モンドインテロ、ヤマカツエース、ミッキーロケット、ステファノスなどが指数の上位馬で、このなかにG1大阪杯初代チャンピオンもいるはずだ。

 近走、2000メートル以上の距離の指数では、キタサンブラック、サトノクラウンが並んで最上位。差がなくマカヒキ、ヤマカツエースと続く。おそらくこの4頭が指数上位の人気馬といえそうで、勝利に最も近い馬たちだろう。

 阪神の内回り2000メートル戦は、スローペースになりやすい外回りのレースと違って、ペースが極端に緩むことはない。レベルの高い馬がそろった大阪杯だけに、厳しいペースを先行して、直線でも差し脚を使えるスタミナがなければ、勝利はないだろう。その点からも、先に名前を上げたキタサンブラック、サトノクラウン、マカヒキ、ヤマカツエースの4頭はともに条件をクリアする有力馬だといえる。

 なかでも、スタミナ豊富な先行力と差し脚が光るキタサンブラックを中心に取りたいと思っている。前走の有馬記念は2番手待機から、直線を向くと早々に先頭に立ったが、ゴール直前でサトノダイヤモンドに交わされて惜しい2着だった。しかし、勝ち馬とは2キロの斤量差があったことを勘案すれば、実質的には最強の内容だったはず。昨年の年度代表馬にも選出されて、名実ともに最強馬といえる存在だ。

 相手の筆頭にはサトノクラウンを推したい。近走、香港ヴァーズ(G1)、京都記念(G2)を連勝して、本格化を感じさせる勢いも出てきた。前走の京都記念は直線マカヒキに並ばれながら、叩き合いを制して勝利をつかんだが、自力強化は明らかだ。キタサンブラックを相手に逆転勝利があるかもしれない。

 ダービー卿CTはハンデ戦。過去10年、1番人気馬は(2107)と3連対のみ。人気薄馬の台頭もあり、波乱続きのレースだ。
 今年の指数上位は、キャンベルジュニア、グランシルク、ショウナンバッハ、クラレント、クラリティシチー、マイネルアウラート、コスモソーンパーク、ガリバルディなど。

 過去10年で1勝、2着1回と、苦戦続きのトップハンデ馬は57.5キロのクラレント。次いで57キロのガリバルディ、マイネルアウラートと続く。

 恵ハンデ馬で好調をうかがわせるのはキャンベルジュニアだ。昨年もこのレースに出走したが逃げて8着に失速。それから1年の間に、準オープンクラスで実績を積んで(1110)と好成績を残してきた。近走は指数上も高レベルで安定しており、55キロのハンデなら恵まれたといえるだろう。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A
13年    -     -     C a
14年     Xd   -     A 
15年    -     -     -
16年    B     CXb    Zb

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2017年3月28日 (火)

第1270回馬場の巧拙

201703260711
201703250611
201703260611
201703250911

 日曜日未明からの雨で、中京の芝コースはかなり悪くなっていたようだ。稍重の発表だったが、良馬場だった土曜日と比べると、1600メートル換算で1秒以上もタイムを要する馬場状態だった。

 高松宮記念は4歳馬のセイウンコウセイが完勝したが、セイウンコウセイの陣営は当初から「悪い馬場は得意」と見ていたようで、結果もそのことを証明した形になった。セイウンコウセイは好スタートから4番手に控え、直線は馬場の真ん中から突き抜け、押し切る強さを見せた。馬場が悪く、しかもハイペースを先行して差し切ったわけで、底力を感じさせるレースだった。

 レッツゴードンキは後方から、馬場の荒れた最内をついて33秒9の最速の上がりタイムで2着を確保。荒れた馬場も上手にこなしてみせた。1番人気のレッドファルクスは直線2着のレッツゴードンキを追う形になったが、交し切れず3着。レッドファルクスは力のいる香港でも大敗しており、ここも緩い馬場に泣かされる結果になってしまったが、得意ではない馬場でも、3着ならよく頑張ったといえるのではないか。

 他の馬の騎手たちのコメントを見ても、馬場状態についての発言が多く、力のいる馬場の巧拙が勝負を分けたレースになった。

 日経賞も4歳馬シャケトラが、中団後方から直線一気に差し切り勝ちをおさめた。2着も早め先頭に立った4歳馬ミライヘノツバサが粘り込み、3着は先行していたアドマイヤデウス。圧倒的人気を集めたゴールドアクターは、直線好位につけていたものの、差し脚が伸ばせず5着まで。どうしたのだろう。

 高松宮記念も日経賞も、勝ったのは4歳馬だった。今年に入ってから古馬の重賞は23レースあったが、そのうち8レースで4歳馬が勝っている。フェブラリーSと高松宮記念のG1の2レースはともに4歳馬が勝ち、G2は8レースの内4歳馬が4勝をあげた。格が上がるほど4歳馬が強い傾向が見て取れ、巷間言われるように「今年の4歳馬は強い」ようだ。

 ダートのハンデ戦、マーチSは10番人気のインカンテーションが好位から抜け出して重賞4勝目のゴール。2着ディアデルレイ、3着アルタイル。人気を集めた4歳馬コスモカナディアンは素軽いダートが合わなかったとかで、12着に大敗。4歳馬もいろいろ。

 3歳馬の毎日杯。勝ったのは2番手で先行したアルアイン。圧倒的な人気馬サトノアーサーは最後方から直線脚を伸ばしてきたが、楽に抜け出した勝ち馬をとらえることはできず2着に負けた。確かに内容は悪くなかったが、本来なら勝てるレース。後ろ過ぎたのが敗因だろう。

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2017年3月23日 (木)

第1269回中団からの差し脚上位は

 いよいよ春のG1がスタートする。第1弾は中京競馬場の高松宮記念。
 2012年のコース改造後、1番人気馬は2勝、3着2回とまずまず。1番人気が勝てない年も4番人気までの馬たちが勝っている。馬場改造後も、全体として指数上位馬が強いという傾向が続いている。

(高松宮記念)1着    2着    3着
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXc   BZa   -
14年    A     -     B
15年    -(外)   Z    A
16年     Xa   AZb   -

 今年の指数の上位馬は、フィエロ、レッドファルクス、セイウンコウセイ、ラインスピリット、レッツゴードンキ、スノードラゴン、トーキングドラム、ヒルノデイバロー、クリスマスなど。

 馬場改造後、後方一気の馬より、中団より前でレースを進め、直線の瞬発力が鋭い馬たちが活躍する傾向が見える。
 中団より前でレースができて、瞬発力も鋭いのはレッドファルクス、シュウジ、セイウンコウセイ、フィエロ、トーキングドラム、メラグラーナ、ラインスピリットなど。

 なかでも、中京コースが得意で、切れる差し脚でも上位なのがレッドファルクスだ。昨秋のG1スプリンターズSを勝った後、前走、香港スプリントに出走。12着に大敗したが、国内戦に限れば、芝1200メートルは(3000)、中京芝は(3000)、手綱を取るM・デムーロ騎手とも(3000)と相性が良い。スプリントG1の秋、春連覇に懸けたい。

 他では、成長の勢いのある4歳馬シュウジ、セイウンコウセイの好走に、切れる差し脚を生かしたいレッツゴードンキ、メラグラーナ、1200初挑戦のフィエロなどの台頭があるかもしれない。

 日経賞は指数上位馬が活躍しているレースだ。
 今年は、ゴールドアクター、ミライヘノツバサ、アドマイヤデウス、シャケトラ、レインボーライン、ディーマジェスティなどが指数の上位馬たちだ。

 2500メートルの距離適性は昨年の勝ち馬ゴールドアクターが最上位だ。2500から2600の距離は(5010)と最も得意としている。一昨年の有馬記念を勝ってG1馬の仲間入りを果たした実績馬だが、前走、有馬記念でも3着に好走しており、底力でもナンバー1だ。

(日経賞)  1着    2着    3着
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c
14年    AZc   -     B d
15年    B      Y     Y
16年      a   CZc   D

 マーチSは1番人気馬が1勝、2着1回、3着2回と苦戦の傾向にあり、波乱含みのダートのハンデ戦。ただ、ハンデ戦の割には、指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。

 今年の平均指数の上位馬はアスカノロマン、リーゼントロック、インカンテーション、ピットボス、マイネルクロップなど。他に、前走指数、過去の指数などで、メイショウスミトモ、コスモカナディアン、ディアデルレイ、アルタイル、ディアドムスなどもピックアップできる。

 トップハンデ馬は過去10年で2勝どまり。実績最上位のアスカノロマンも少し苦しいかもしれない。

 成長の勢いを感じさせるのは4歳馬コスモカナディアンだ。今年に入って1600万条件戦を勝ち、J1川崎記念で堂々の3着、前走のオープン仁川Sでも90を超す高指数で2着。ここは中1週のレースになるが、スタミナもありそうで、連軸の中心に推したい。

(マーチS) 1着    2着    3着
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C
14年      d   B     B
15年    B       c    Zb
16年    -     C a    Zb

 3歳馬の毎日杯は、ABCなど前走指数上位馬が中心を担う。
 今年は、サトノアーサー、キセキ、ガンサリュート、プラチナムバレット、クリアザトラックなどが前走指数の上位馬たちだ。

 先行して、長くいい脚を使えるサトノアーサー、キセキ、プラチナムバレットなどが中心になりそう。なかでも、スローペースでも対応できる鋭い差し脚が光るサトノアーサーが最有力だろう。前走、きさらぎ賞では1番人気に支持されたものの、道悪が応えたのか2着に終わったが、指数のレベルは上々。素質の高さを示している。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
14年    -     -     -
15年    BXa   -     A
16年    D a   AYb   AX
(スローペース調整-15/-5)

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2017年3月22日 (水)

第1268回サトノダイヤモンドの底力

201703190911
201703190611
201703200611
201703180711

 阪神大賞典は単勝1.1倍のサトノダイヤモンドが勝った。ただ断然の1番人気に応えて「勝った」というだけでなく、その内容と指数の高さは「現役ナンバー1」というにふさわしい高レベルの勝利だった。

 往々にして長距離レースはスローペースで、上がりだけの勝負になりがちだが、今年の阪神大賞典はマドリードカフェ、ウインスペクトルが引っ張り、先行馬は出入りの激しいレースになったが、ペースは最後までゆるむことはなかった。サトノダイヤモンドは後方3番手待機策。2周目の3コーナーから仕掛けていって、4コーナーでは4番手に進出した。直線半ば、先に抜け出していたシュヴァルグランをとらえると、ゴールでは1馬身半の差をつける完勝だった。2着は2番人気のシュヴァルグラン、3着は5番人気のトーセンバジル。

 サトノダイヤモンドの示したスピード指数は現役馬の最高指数で、本番の天皇賞春に向けて、いいスタートがきれた。勝ったサトノダイヤモンドだけでなく、2着のシュヴァルグランも100を超す高レベルのスピード指数で、ともに底力を感じさせる好内容レースだったといえそう。

 皐月賞トライアルのスプリングSを制したのは5番人気のウインブライトだった。中団の後方から直線、大外に回して内に切れ込むように伸びてきた。中団後方待機の2番人気馬アウトライアーズが鋭い差し脚を使って2着に浮上。3着は6番人気のプラチナヴォイスだった。

 朝日杯を勝って1番人気に推されたサトノアレスは、最後方から追い出しをかけたが、直線で伸びがなく4着まで。久々がこたえたのだろうか。

 3歳牝馬のフラワーC。
 断然人気のファンディーナが4コーナー手前、2番手から早々と抜け出し、後続に5馬身の差をつけて圧勝した。これで無傷の3連勝。3歳牝馬限定戦だけに、出走馬のレベルの問題も多少はあったのかもしれないが、超スローペースのレースを馬なりで5馬身差をつけて勝つのは、なかなか出来ることではない。2着は8番人気のシーズララバイ、3着は7番人気のドロウアカード。

 中京競馬場のファルコンSは、後方から直線一気に差し脚を伸ばした3番人気のコウソクストレートが、先行して抜け出しを図る2番人気ボンセルヴィーソ、6番人気メイソンジュニアなどをとらえて、クビ差の勝利をおさめた。1番人気のナイトバナレットは出遅れて最後方から。3コーナー過ぎ、勝ち馬のすぐ後ろから追うように上がっていったが、全くついていけず11着に大敗した。今の時点では力負けの印象だった。

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2017年3月16日 (木)

第1267回サトノダイヤモンド中心

 春の天皇賞トライアル阪神大賞典が今週の注目レース。
 過去10年、1番人気は4勝、2着3回、3着2回と安定している。3着にも入れなかったのは1度だけで、比較的堅いレースだ。指数上は、過去10年のうち9年で連対している過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬たちが中心になっている。ランク外の馬が勝ったのは3頭いるが、そのうち2頭は明け4歳馬。5歳馬以上なら指数上位が勝ち馬の条件だろう。

(阪神大賞典)
      1着     2着    3着
07年    AZa   D     BX
08年    -       Xa   AZb
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd
12年    -     CXa   A
13年    AXa   D     C d
14年    BXa   -     DXc
15年     Ya     d    Yb
16年    -      Z    A
(海外レースは減戦して集計)

 今年は、シュヴァルグラン、サトノダイヤモンド、ワンアンドオンリー、レーヴミストラルなどが指数の上位馬だ。

 注目はダービー2着、菊花賞を勝ち、有馬記念も制して、最優秀3歳牡馬にも選定された4歳馬サトノダイヤモンドだ。有馬記念では1番人気に推され、キタサンブラック、ゴールドアクターをねじ伏せての堂々の勝利だった。2キロの斤量差はあったとしても、現役最強馬の評価は揺るがないだろう。2400以上の距離では(3100)と、長距離適性も高く、スタミナも十分。ここは先行して差し切る横綱相撲で押し切れるだろう。

 サトノダイヤモンドの相手の筆頭は、長距離レースで指数上位のシュヴァルグラン、レーヴミストラルを中心に、穴っぽいところではタマモベストプレイ、スピリッツミノル、マドリードカフェなどの浮上もありそうだ。

 スプリングSは上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられる。3歳重賞戦だけに、前走指数上位馬が有力だが、スローペースになりがちで、スローペースで差し脚上位の馬にも注意がいる。
 今年の指数上位馬は、ウインブライト、アウトライアーズ、サトノアレス、プラチナヴォイス、モンドキャンノなど。

 スローペースの流れが想定され、差し脚は必須条件だろう。
 差し脚上位は、サトノアレス、トリコロールブルー、アウトライアーズ、ウインブライト、エトルディーニュ、モンドキャンノなどだが、ここは3連勝で朝日杯を勝ったサトノアレスが中心になりそう。朝日杯では中団の後方に待機して、直線、大外一気に脚を伸ばして快勝したが、指数も高レベルで、素質は高いだろう。

 逆転候補は差し脚上位のトリコロールブルー、アウトライアーズなど。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
07年    -     B      X
08年    -     -     BYb
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
12年    CYd   -      Yc
13年    A c    Yb    Zd
14年    -     A d    Xa
15年    D     A     BXa
16年    A a   BYb    X
(スローペース調整-15/-5)

 3歳牝馬のフラワーCは、前走指数上位馬が中心だが、スローペース必至で、指数が低い馬にも要注意だ。
 今年の指数上位は、ハナレイムーン、ディーパワンサ、トーホウアイレス、モリトシラユリ、シーズララバイ、サンティールなど。

 牝馬の中距離戦でスローペースは必至。スローペースで指数は低いものの、差し脚の鋭さなら、デビューから2戦2勝のファンディーナが断然だ。前走の上がり指数の+24はほぼ限界値。3番手で先行してこの差し脚を使えるのだから、能力の高さの証明だろう。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
07年    A a   -     C
08年    A a   C c   A b
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
12年     Xa   -      Xc
13年    -     C     -
14年    A     BXa   -(2着同着)
15年    B b   -     -
16年    -     D     -
(スローペース調整-20/-10)

 馬場改修後、今年で6年目を迎えた中京競馬場のメインは、3歳1400メートル戦のファルコンS。過去5年、平均指数の上位馬が連軸の中心になっている。
 今年は、メイソンジュニア、メイショウオワラ、ナイトバナレット、ジョーストリクトリ、マイネルバールマン、エントリーチケット、ボンセルヴィーソ、マンカストラップなどが指数の上位馬たち。

 短距離戦だけに、ペースが上がって、直線のスタミナ比べになりそう。スタミナなら、ボンセルヴィーソ、ナイトバナレット、メイショウオワラ、メイソンジュニアなどが浮上してきそうだ。

 重賞の実績は果敢に逃げてデイリー杯2着、続く朝日杯も3着に粘ったボンセルヴィーソが最上位だが、控えたレースでも結果を残せるかどうか。中団からの差し脚に見どころがあるナイトバナレットの方が連軸向きかもしれない。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
12年      d    Xa   D
13年    -       b    Xb
14年    BXa   C a    Z
15年    -       d   -
16年    AXa   -      Yb
(スローペース調整-20/-10)

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2017年3月14日 (火)

第1266回本番は苦しいか

201703120911
201703120611
201703110711

 直線、馬場の真ん中から早めに先頭に立った1番人気のレーヌミノルは、大きく内に切れ込んで、内ラチを進んだが、ゴールまで持ちこたえることができず、後方から大外一気に駆け上がってきた2番人気のカラクレナイに差し切られた。3着は最後方から追い込んだ6番人気ゴールドケープ。

 単勝1.8倍という圧倒的な支持を集めたレーヌミノルだったが、直線の脚色に余裕がなく、息が上がって失速気味に映るレースだった。直線の大斜行で騎乗していた浜中騎手は8日間の騎乗停止処分を受け、レース後のコメントも残さず立ち去ったとのこと。勝たなければという思いが強かった分、この負けがよほどシックだったのだろうか。それでも敗因のコメントぐらいは語るべきだろう。

 カラクレナイ、レーヌミノル、ゴールドケープが桜花賞の優先出走権を得たが、本番はどうだろう。もともとフィリーズレビュー組は距離も合わず、苦戦の傾向もあるだけに、少し厳しいかもしれない。4週後の桜花賞は、前走、チューリップ賞を勝って4連勝と、負けなしのソウルスターリングが一歩リードする様相といえそうだ。

 超スローペースになった中山牝馬Sは、3、4番手で先行した5番人気トーセンビクトリーが、直線、差し脚を伸ばして快勝をおさめた。後方から追い込んだ1番人気のマジックタイムが2着、5番手で先行した7番人気のクインズミラーグロが内から伸びて3着だった。

 超スローペースのため、勝ったトーセンビクトリーの指数は未勝利戦レベルの63と低調。当然、上がり指数は高水準になり、後方から追い込んだ2着マジックタイムの上がり指数は+24という限界値に近い指数を示した。超スローペースを考えれば、先行馬に向く展開のレースで、1、3着馬が先行馬だったことも納得。逆に、トップハンデを背負いながら、後方から2着にまで追い込んだマジックタイムの差し脚は評価が高いだろう。

 金鯱賞は、有馬記念4着のヤマカツエースが底力の違いを見せて完勝。1番人気にこたえた。直線、残り200メートルから追い出されると、一気に前をとらえ、1馬身4分の1の差をつけたが、まだ余力十分に見える差し脚で、昨年冬からの充実ぶりは著しい。2着は逃げ粘った7番人気ロードヴァンドール、3着に13番人気のスズカデヴィアスが入って、3連単は19万を超す高配当だった。

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2017年3月 9日 (木)

第1265回レーヌミノルが中心

 フィリーズレビューは4週先に迫った桜花賞を目指す3歳牝馬の戦い。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。
 3歳牝馬の重賞戦なら、前走指数の上位馬が中心になるはずだが、前走指数上位馬は2勝どまりと、やや精彩を欠く。かわって、過去の指数の高いXYZ馬が6勝、7連対と、上々の成績を上げている。ただ、ランク外の馬の活躍も目立ち、スローペースで指数が低い馬にも注意がいる。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
07年    AXb   -     C d
08年    -     -     -
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
12年    AZb   DXa   -
13年     Ya    Zc   -
14年     Z    -     -
15年    -     -     AXc
16年     Yd   A a   B b
(スローペース調整は-20/-10)

 今年は、レーヌミノル、ゴールドケープ、カラクレナイ、アルミューテン、ビーカーリー、ジューヌエコールなどが指数の上位馬だ。

 阪神の内回りコースの芝1400メートルなら、極端なスローペースはないはず。過去10年、前走、マイル戦を使っていた馬たちが9勝をあげており、素軽いスピードタイプより、スタミナがあり、早めに仕掛けてもバテない差し脚が求められるだろう。

 先行力があり、マイルの差し脚でも上位にあるのはレーヌミノルだ。小倉2歳Sの勝ち馬で、その後は京王杯2歳S2着、阪神JF3着、クイーンC4着と、世代のトップクラスと戦って常に好成績を納めてきた。近走の指数の高さも1頭だけ抜けた存在だが、逃げるか先行して、自ら作った指数だけに、能力の高さとして信頼したい。ここでも先行して粘るレースになりそうだが、他の先行馬に叩き合いで負けるとは思えず、もし逆転があるとすれば差し脚上位のジューヌエコール、クインズサリナ、ビーカーリーなどだろう。

 中山牝馬Sはハンデ戦。1番人気は10年で1勝、2着1回、3着1回だけで、不振が続く。また、トップハンデ馬も苦しい戦いを強いられることが多い。

 今年の指数上位馬は、マジックタイム、ウキヨノカゼ、トーセンビクトリー、サンソヴール、クインズミラーグロ、ウインリバティ、デニムアンドルビーなど。
 トップハンデは56キロのマジックタイム、次いで55.5キロのデニムアンドルビーが続く。

 牝馬戦だけに、差し脚比べが基本で、鋭い差し脚は必須条件だ。差し脚で上位はリーサルウェポン、フロンテアクイーン、デニムアンドルビー、クインズミラーグロなどだが、牝馬は若さがものをいうし、ハンデもあわせて考えると、4歳馬のフロンテアクイーンが連軸向きに見える。オークスは6着、秋華賞は14着だったが、距離が微妙に長かったのかもしれない。1800メートル戦は(2100)と得意にしており、53キロの恵ハンデが生かせれば、勝機もありそうだ。

 気になるのは、逃げ馬のトーセンビクトリーとプリメラアスール2頭。ともにハンデは楽で、差し脚でも上位にある。ペースによっては逃げ残りがあるのではないか。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
07年    -     C d   -
08年    -     -     CYa
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -
12年    -     -     B
13年     Z     Y    c
14年    A b     d   -
15年     Z    A a   B
16年    D b   -     -

 G2金鯱賞は昨年の12月に行われたばかりだが、今年から春の開催に変わった。これまで、この時期に行われていたハンデ戦のG3中日新聞杯と距離は同じなので、一応、参考までにデータをあげておいた。

 今年の指数の上位馬は、ヤマカツエース、ヒストリカル、フルーキー、アングライフェン、ステファノス、サトノノブレス、ナスノセイカンなど。

 力のいる中京コースが合うのはヤマカツエースだろう。昨年12月の金鯱賞を中団から差し切り勝ちも鮮やかだったが、その後、有馬記念にも参戦。中団後方から、直線、馬群を縫うように差し脚を伸ばし、8番人気ながら4着。底力をつけているのがわかる大健闘のレースだった。

(中日新聞杯)1着    2着    3着
12年    D     -     A a
13年    B c   B     A b
14年    -     -     -
15年    -     A     -
16年     Xb   -       d

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2017年3月 7日 (火)

第1264回レベルが低い

201703050611
201703040911
201703040611

 弥生賞は1000メートル通過が63秒2という超スローペースになった。逃げてペースを作ったのは、横山典騎手のマイスタイルだったが、結果的にそのマイスタイルが2着に粘って、皐月賞の出走権を手にしたわけで、勝負に徹した陣営の作戦が功を奏したといえるだろう。

 超スローペースを後方から追い込んで勝ったのは1番人気のカデナだった。後方からと書いたが、スローペースで馬群は凝集して一団のまま。後方といっても先行馬たちとも大きな差はなかった。

 カデナは3コーナーから上がっていくと、4コーナーでは大外ながら先行馬たちと横並びの位置に取り付いた。あとは34秒6の上がりの脚が勝負を決めた。3着は先行していたダンビュライト。2番人気のダイワキャグニーは2番手で先行したものの、直線は伸びきれず9着に後退してしまった。

 競馬は勝負事だから、スローペースも仕方ないところ。ただ、スローペースに見合う上がりの脚だったかどうか、疑問が残る点だ。上がりタイム最速のカデナの上がり指数は+14で、超スローペースの上がりとしては少し物足りない。結果を見る限り、勝ったカデナを含めて、出走馬のレベルが低かったのではないか。

 牝馬の桜花賞トライアル・チューリップ賞は2歳女王ソウルスターリングが5番手から差し切って圧勝。まさに完ぺきな内容で、素質の違いを際立たせたレースだった。2番人気のリスグラシューはゴール前で7番人気のミスパンテールに交わされて3着だった。

 この勝利で、ソウルスターリングはデビューから負けなしの4戦4勝。桜花賞はクイーンCを勝ったアドマイヤミヤビとの対決となりそうだが、2頭ともデビューからルメール騎手が手綱を取っている。ルメール騎手はどちらに乗るのか、気になってネットで調べたら、ルメール騎手はソウルスターリングを選びそうなレポートがあった。アドマイヤミヤビはM・デムーロ騎手の騎乗になりそうだとか。いずれにしても今年の桜花賞は高レベルで楽しみな対決になるだろう。

 オーシャンSは、中団から差し脚を伸ばした1番人気のメラグラーナが快勝。初重賞制覇を果たした。2着は3番人気ナックビーナス、3着は4番人気クリスマスの順。ただ勝ち馬の指数は500万から1000万条件レベル。牝馬とはいえ、このレベルで次走のG1高松宮記念を好走できるとはとても思えないのだが--。

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2017年3月 2日 (木)

第1263回混戦の弥生賞

 3歳馬のクラシックを目指す戦いも、いよいよ本番の季節になった。
 中山の弥生賞は、皐月賞の優先出走権をかけた戦いだ。 

 過去10年、弥生賞の連対馬は、過去の指数が高いXYZ馬や、前走指数の高いABCD馬などが連軸の中心になっている。スローペースで指数が低くても、鋭い差し脚を使って勝ってきた馬たちには要注意だ。

(弥生賞)  1着    2着    3着
07年    AX    -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
10年    B     AXb   C a
11年    CZb   CXc   A d
12年    -     DXd   A a
13年     Zc    Y    AXb
14年    C      Z    A a
15年    -     -       c
16年    -     A     CY
(スローペース調整は-20/-10)

 今年は、グローブシアター、ダンビュライト、コマノインパルス、テーオーフォルテ、マイスタイルなどが指数の上位馬たち。

 高指数で3戦3勝のレイデオロがソエの影響で弥生賞の出走を見送り。4戦3勝のプレスジャーニーも回避することになって、期待された主役クラスが不在。今年の弥生賞は大混戦になった。

 世代のトップクラスで3戦3勝のレイテオロを基準に考えると、葉牡丹賞でレイデオロと差のない2着だったコマノインパルス、ホープフルSで3着のグローブシアターが、指数上位の有力馬になりそう。

 とりわけ、3戦2勝、2着1回のコマノインパルスは、レイテオロの2着の後、京成杯を後方から差し切って快勝しており、実績は最上位だろう。中山コースの適性からも、連軸の中心にとりたい馬ではあるが、ここはスローペース必至。鋭い差し脚の点で少し物足りなさを感じる。

 スローペースで長く良い脚を使えるのは、ダイワキャグニー、カデナ、ベストアプローチなどだろう。なかでも2戦2勝のダイワキャグニーは先行力があり、流れに合わせたレースもできそうで、連軸の中心に推したい。

 チューリップ賞は桜花賞のトライアル戦。
 前走指数や過去の指数で上位の馬たちが活躍するレースだ。
 今年は、ソウルスターリング、リスグラシュー、アロンザモナ、エントリーチケット、ダノンディーヴァなどが指数の上位馬たち。

 チューリップ賞は12月の2歳G1阪神JFと同じコース、同じ距離のレースだけに、阪神JFの上位馬が活躍する傾向が強い。今年はその阪神JFを勝ったソウルスターリング、2着のリスグラシューがそろって出走してくる。スピード指数も最上位にあり、ここでも最有力馬だろう。

 ソウルスターリングは3戦3勝。阪神JFでは、内ラチ添いに先行して、直線、余力十分に抜け出して高指数で完勝した。後方から追い込んで2着に上がってきたのがリスグラシュー。相手が強かっただけで、素質は上位だろう。ともにスローペースで差し脚比べになったとしても、長くいい脚を使える。ペースや展開にも不安はないだろう。指数の高さと距離実績からも、ソウルスターリング、リスグラシューの2頭が抜けた存在に思えるが、2頭を除けば、後は横一線だ。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
10年    -     B     -
11年     Xa    Zd   C
12年    -     CXc   A
13年    B     -      Yd
14年    BX    -     D
15年    DYc   A a   AXd
16年    B     D c   -
(スローペース調整は-20/-10)

 芝1200のオーシャンSは、前走指数の上位馬が連軸の中心。
 今年は、ブレイブスマッシュ、ウインムート、メラグラーナ、アースソニック、スノードラゴン、クリスマス、ブレイズアトレイルなどが指数の上位馬たちだ。

 芝の短距離戦で、ペースは上がり、スタミナが問われるレースになりそうだ。
 ここは4歳馬ブレイブスマッシュに注目したい。3歳クラシック戦線で戦っていたが、2000を超える距離ではいいところがなく、好成績は1400、1500、1600の距離に集中している。距離は明らかに短距離向きの馬だ。今回、芝1200メートル戦は初挑戦だが、ペースの上がる1200戦なら、十分こなせるだろう。自ら新境地を開くレースを期待したい。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着   
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -
10年    BZc   -      Y 
11年    -     CXb   AYa
12年    C     -     -
13年    AYb   BXa   -
14年    D     -      Z
15年    A      Y      a
16年    -      X    AZa

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