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2017年8月 1日 (火)

第1306回好騎乗の勝利

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 札幌開幕週のメインはクイーンS。
 それにしても、アエロリットが逃げるとは思わなかった。馬の気分や気配を大切にする横山典騎手だからこその戦法だと思うが、横山典騎手の思い切った騎乗には、ときどき驚かされる。

 アエロリットは2番枠から好スタートを決め、1コーナー手前で馬なりのまま先頭に立った。スピードに乗ってグングン差を広げ、向こう正面では何と10馬身に余るほどの大差。3コーナー手前から後続馬が動き出し、4コーナーでは2馬身差まで詰め寄られたが、直線、後続馬たちの追随を許さなかった。余裕の二の脚は、ゴールまで勢いが衰えることなく、2馬身半の差をつけての完勝だった。

 前走、牡馬相手にG1NHKマイルカップを制した力はここでは1ランク上の実力のように思えた。何よりも、先行したレースでは(3300)と、安定した強さを発揮しており、牝馬には珍しく、展開には左右されない強さが見える。秋に向けて、まだ大きな成長が期待できる逸材だろう。

 勝ったアエロリットは2番人気。2着は中団から脚を伸ばした6番人気のトーセンビクトリー。後方から追い込んできた8番人気クインズミラーグロが3着。3連単は2万9800円。

 新潟名物、直線1000メートルのアイビスサマーダッシュ。早々と先頭に立った1番人気のフィドゥーシアは、後続に2馬身差をつけてゴールに一直線。そのまま勝利を手にすると思ったところ、外からスルスル駆け上がってきたのが8番人気のラインミーティアだった。ゴール前、伏兵ラインミーティアがフィドゥーシアを差し切って、重賞初制覇を果たした。3着は51キロの3歳牝馬レジーナフォルテ(4番人気)。3連単は6万7380円。

 ラインミーティアの西田騎手は「格上挑戦なので胸を借りるつもり。切れ味を残分に引き出す競馬に徹しよう」と、「勝ちに行かない乗り方」で、後方待機策に懸けた。ゴール前、フィドゥーシアの脚が上がりかけたことに加え、外がぽっかり空いていて、視界良好だったのも幸いしたのかもしれないが、捨て身の作戦が功を奏することもあるのが勝負の世界と、思い知るレースだった。

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