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2017年10月17日 (火)

第1328回スタミナ比べ

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 今年は雨のなかの秋華賞になった。1番人気のアエロリットは最内枠から2番手で先行した。逃げるカワキタエンカのつくる流れに乗って、4コーナーに差し掛かる。直線に向き、そこから一気に差し脚を伸ばすと期待されたが、外から勢いよく差し脚を伸ばす馬たちとは、明らかに脚色が違った。抗することもなく交わされ、内ラチでもがきながら馬群に飲まれていった。

 馬場の真ん中から鋭く差し脚を伸ばしたのは3番人気のディアドラだった。ディアドラは最後方からのレースになったが、3コーナー手前で最内に入れて徐々に進出。直線、馬群を割るように長くいい脚を使って、前を行く馬たちを一蹴。3歳牝馬最後の1冠を手にした。2着は4番人気のリスグラシュー、3着は5番人気のモズカッチャンだった。
 3連単は1万4760円。

 ディアドラはオークス4着の後、札幌の2000メートルHTB杯を勝ち、前走は中山の2000メートル紫苑Sも勝って、2000メートルの距離の経験値と実績では最上位といえた。秋華賞がカワキタエンカの逃げで、スローペースにならなかったこと、加えて雨でパワーを必要とする重馬場になったことも味方したのではないか。

 片や、ペースと重馬場に力を発揮できなかったのが1番人気で7着になったアエロリットだろう。もともと1800メートルまでしか経験がなく、良馬場が得意な素軽いスピードタイプの馬だけに、2000メートルの距離で、スタミナの問われる重馬場では少し分が悪かったのではないか。「もしも良馬場だったら」と思わないでもないが、やっぱり距離には限界があるのかもしれない。

 府中牝馬Sは、超スローペースで逃げた5番人気のクロコスミアが、ゴールまで逃げ粘って、重賞初制覇を果たした。中団から脚を伸ばした1番人気のヴィブロスが2着、3着は後方から32秒9の最速の上がりで駆け上がってきた2番人気のアドマイヤリード。

 単騎マイペースで逃げられたのがクロコスミアの勝因だが、自身の上がりタイムも33秒7にまとめ、直線では後続との差を広げる好騎乗が光った。
 3連単は1万9390円。

 最近読んだ本でおススメは、早見和真著「イノセント・デイズ」。新潮文庫
 途中でやめられなくなり、ラストまで一気呵成に引き込まれる。
 もどかしいほど悲しい。

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