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2017年10月26日 (木)

第1331回馬場悪化を想定

 過去10年、秋の天皇賞は前走指数と平均指数の上位馬たちが7勝をあげている。ランク外の馬は3頭が勝っているが、いずれも、前走、重賞戦で1、2着だった馬たちだ。
 1番人気は5勝、2着2回、3着2回、連対率は70%と比較的信頼性が高い。逆に2、3番人気馬は、この10年間、全く勝てず、2、3着まで。
 10年間で合わせて9勝をあげている4、5歳馬が馬券の中心になっている。

(天皇賞・秋)1着    2着    3着
07年    AXa   -     -
08年    B b   C     -
09年    C     CZ    C
10年    BYb   -       c
11年    -      Zb   -
12年      d   B     A c
13年    -     B      Zb
14年    D      Zc   AZ
15年    -     -     -
16年     Xa    Z     Zd
(海外レースは減戦して集計)

 今年は、サトノクラウン、ミッキーロケット、サクラアンプルール、シャケトラ、キタサンブラック、ワンアンドオンリー、グレーターロンドン、ステファノスなどが指数の上位馬たちだ。

 秋の天皇賞は過去10年、前走、毎日王冠組が5勝、2着4回。宝塚記念組が2勝、2着3回と、他路線組を圧倒する中心勢力となっている。

 今年の毎日王冠はスローペースの差し脚比べになって、中団から32秒台の鋭い差し脚を見せたリアルスティールが勝った。32秒6と、上がり最速のサトノアラジン、グレーターロンドンが2、3着に浮上した。ただ、過去10年の天皇賞(秋)では、カンパニーが勝った上がり32秒9が最速で、おおむね34秒台の上がりが標準的であり、極端なスローペースにはなりにくい。鋭い差し脚は武器になるとはいえ、それ以上にペースの対応力が求められるのではないか。

 ペースの厳しさという点では宝塚記念組の評価が高い。今年は中団から伸びたサトノクラウンが勝って、2着ゴールドアクター、3着ミッキークイーン、4着にシャケトラが入った。圧倒的な人気を集めたキタサンブラックは3番手で先行したが、直線、脚が止まって9着に負けた。

 当然1番人気になりそうなキタサンブラックの巻き返しもありそうだが、ここは直線、危なげなく抜け出し、宝塚記念を完勝したサトノクラウンを中心に取りたい。M・デムーロ騎手の手綱で4戦3勝と相性も抜群。ダービーは3着、昨年12月のG1香港ヴァーズを勝って、前走の宝塚記念が2つ目のG1勝ちだった。

 G1実績ではキタサンブラックが断然とはいえ、サトノクラウンも勢いと底力に不足はないはずだ。サトノクラウンに特徴的なのは、35秒から36秒台の上がりタイムでの勝ち星が多いことだろう。もちろん33秒台の脚も使えるが、ペースが厳しい、あるいは馬場が重くても、差し切るスタミナが豊富なこと。キタサンブラックは逆に、33秒6から35秒0までの上がりが多く、良馬場のスローペースに強いように思える。今週末の東京は雨予報もあり、馬場の悪化が進めばキタサンブラックよりサトノクラウンに向くのではないか。

 京都の重賞は芝1400メートル戦のスワンS。
 今年の指数上位馬は、ダノンメジャー、ジューヌエコール、レッツゴードンキ、ミスエルテ、ティーハーフ、キャンベルジュニア、セイウンコウセイ、トーセンデューク、ビップライブリーなど。

 短距離の上がりの脚はレッツゴードンキが鋭い。前走はスプリンターズSで、高松宮記念に続き1200のG1で2着に好走してきた。5歳牝馬で54キロで乗れるのは有利だろう。ただ、上がりに懸ける馬だけに、馬場が悪くなると厳しいかもしれない。

 馬場が悪くなるようなら、前走、小倉日経オープンを先行して、早めに先頭に立ち、そのまま押し切る強い勝ち方をしたダノンメジャーが有力だろう。距離は1800を中心に使われて、1400は初距離だが、スタミナは十分のはず。京都は(2200)と得意なコースで、改めて注目したい。

(スワンS) 1着    2着    3着
07年    -       c   -
08年    BY    A d   -
09年      b   -      Zd
10年     X      c   -
11年      d    Y    -
12年    DXa   -     -
13年    -     D      Xc
14年    -       d   BXa
15年    D     AXa   - 
16年     Y    B     DZc

 今年で6年目のアルテミスSは2歳牝馬の重賞。
 指数上位は、サヤカチャン、ダノングレース、スカーレットカラー、ミスマンマミーア、シスターフラッグ、ラテュロスなど。

 スローペース必至で、長くいい脚を使えるかどうかが問われる。スローペースの差し脚ではウラヌスチャーム、ラッキーライラック、トーセンブレスなどが上位で、スローペースの新馬戦を後方から32秒0の上がりで差し切ったウラヌスチャームに注目したい。

 雨の馬場に強そうなミスマンマミーア、ダノングレース、スカーレットカラー、先行馬の前残りならシンデレラメイクにも要注意。

(アルテミスS)
       1着    2着    3着
12年    -     -     -
13年    BZb   -     B
14年    -     Db    AZb
15年    -     -       d 
16年    A a   -     -

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