« 第1329回スタミナのある先行馬は | トップページ | 第1331回馬場悪化を想定 »

2017年10月24日 (火)

第1330回不良馬場をものともせず

201710220811
201710210511

 雨でぬかるんだ不良馬場の菊花賞を制したのは、M・デムーロ騎乗のキセキだった。

 キセキはゆっくりとスタートして後方から。前走、神戸新聞杯は最速の上がりタイムで2着に上がってきており、戦法に迷いはなかった。2周目の3コーナー過ぎ、満を持して動き出し、最後の4コーナーでは大外の7番手にまで押し上げた。内ラチを開けた馬場の中央、ダンビュライト、クリンチャー、ポポカテペトル、ミッキースワロー、アルアインなどが、必死に叩き合い、しのぎを削る。直線半ば、ゴール前200メートル地点で、先に抜け出した馬たちをキセキがとらえると、後はゴールまで一気呵成に引き離していく。ゴールでは後続馬たちに2馬身の差をつけた。

 2着は10番人気のクリンチャー、3着は13番人気のポポカテペトル。1番人気のキセキが勝ったものの、2、3着は人気薄。3連単は55万円を超す高配当の決着になった。

 菊花賞はスローペースだったが、キセキの上がり指数は+25と、スローペースを補って余りある差し脚を見せ、まさに完勝といってよいパフォーマンスだった。2011年、名馬オルフェーヴルが不良馬場のダービーで驚異的な+30の上がり指数を示し、その後に世界でも活躍を見せたが、キセキの底力もオルフェーヴルに近いものがあるのかもしれない

 キセキの勝ちタイムは3分18秒9、上がりタイムは39秒6だった。2000年以降の菊花賞の勝ちタイムで最速だったのは、2014年トーホウジャッカルの示した3分01秒0で、最も遅かったのは2001年のマンハッタンカフェの3分07秒2だ。(ちなみに勝ちタイムの平均は3分04秒17)。キセキの勝ちタイム3分18秒9と比べると最大17秒9の差があり、平均値と比べても14秒73の開きがある。

 この差はひとえに土曜日から降り続いた強い雨に、京都の馬場が不良にまで悪化したことによる。計算の結果、菊花賞当日の馬場指数は50を超す数値になったが、これまで、不良馬場といってもここまで悪くなることはなかった。最近の異常気象の一端が垣間見えるような馬場指数だった。

 当然、不良馬場で力を出せなかった馬もいるはず。私は先行するだろうと思ってサトノアーサーから馬券を勝ったが、後方からのレースで、全く当て外れ。直線も全く伸びなかった。

 土曜日、東京の富士Sも雨で馬場状態は不良。先行して直線、早めに先頭に立ったエアスピネルが2馬身差で1番人気の支持にこたえた。2着は4番人気のイスラボニータ、3着は11番人気クルーガー。3連単は5万980円。

 東京の日曜日は強い雨が続き、土曜日の不良馬場以上に馬場が悪くなった。
 自然には逆らいようがないが、さわやかな好天の秋競馬はいつ戻ってくるのだろうか。

|

« 第1329回スタミナのある先行馬は | トップページ | 第1331回馬場悪化を想定 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/65958731

この記事へのトラックバック一覧です: 第1330回不良馬場をものともせず:

« 第1329回スタミナのある先行馬は | トップページ | 第1331回馬場悪化を想定 »