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2017年11月21日 (火)

第1338回神騎乗

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 M・デムーロ騎手の快進撃が止まらない。
 先週のG1マイルCSは3歳馬ペルシアンナイトで勝ち、前週のエリザベス女王杯(モズカッチャン)に続いて2週連続のG1制覇。今年の国内G1戦でJRAタイ記録となる6勝目をあげた。

 春のオークスの2着から始まって、これで10戦連続G1戦で3着内を達成したが、「スポニチ」には、M・デムーロ騎手の複勝を転がすと、1000円が460万円になるという記事も出ていた。今週のジャパンカップでの騎乗馬は未定のようだが、はたしてどこまで続くのだろう。

 マルターズアポジーの逃げて始まった今年のマイルCS。直線半ば、中団から脚を伸ばしたエアスピネルが先頭に立つところ、内からレーヌミノルが馬体を合わせに行くが、エアスピネルは譲らない。ゴールの手前50メートル、後方から内に入れ、更に馬場の真ん中に持ち出して、エアスピネルの外から襲いかかったのが、M・デムーロ騎手のペルシアンナイトだった。エアスピネルがそのまましのぎ切るかと思ったが、勢いはペルシアンナイトにあったようで、ハナ差でペルシアンナイトに凱歌が上がった。ペルシアンナイトの上がりは33秒9と2番目だったが、やや重の馬場状態を考えると、差し脚の鋭さは評価が高いだろう。

 勝ったペルシアンナイトは4番人気、2着のエアスピネルは2番人気、3着は7番人気のサングレーザー。1番人気のイスラボニータは5着だった。3連単は5万5890円。

 2着エアスピネルの手綱を取ったのはムーア騎手だったが、ほぼパーフェクトな騎乗だったはず。M・デムーロ騎手は、そのパーフェクト騎乗をも上回ったのだから、もう「神騎乗」というしかない。

 東京スポーツ杯2歳Sは圧倒的1番人気のワグネリアンが、2着に上がってきたルーカスに3馬身差をつけて快勝した。直線、後方から追って残り200メートル地点で先頭に立つと、あとは後続馬たちを引き離す一方の強い勝ち方だった。ワグネリアンはこれでデビューから3戦3勝。スピード指数上でも、現時点で世代のトップに立ち、クラシック戦線に向けて大きく視界が開けたレースになった。
 2着は2番人気のルーカス、3着は3番人気のシャルルマーニュ。3連単は820円という堅い配当だった。

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2017年11月16日 (木)

第1337回好条件がそろって

 マイルチャンピオンシップは、過去10年、過去に高い指数のある馬や、平均指数、前走指数の高い馬たちが万遍なく連対しており、連軸の中心は指数上位馬からがセオリーだろう。1番人気馬は、過去10年で、2勝、2着3回、3着2回と連対率は50パーセントだ。

(マイルCS)1着    2着    3着
07年    DX    -      Yd
08年    -     CZc   CXa
09年    AXa   -     外
10年      c   -     -
11年    -     -     A a
12年    A d   DX    -
13年    CXd   D      Zd
14年     Yc   -      X
15年    A b    Xa   B
16年    AZc   -     D d

 今年は、エアスピネル、マルターズアポジー、レッドファルクス、イスラボニータ、ウインガニオン、アメリカズカップ、サトノアラジンなどが指数の上位馬たちだ。

 マイルの適性では、(4211)、連対率75%のエアスピネルが最上位だ。次いでイスラボニータが(2412)連対率66%、以下ウインガニオン(5105)、サトノアラジン(3214)と続く。京都のマイル戦に限ると(2100)のエアスピネルの適性が断然だ。

 エアスピネルは新馬戦の勝利以降、全て重賞戦を舞台に戦ってきた。まだG1の勝利はないが、重賞は3勝をあげている。前走のマイル戦、富士Sでは3番手で先行して、直線に向くと、早々に先頭に立ち、不良馬場もものともせず、馬場の真ん中を駆け上がってきた。2着のイスラボニータに2馬身の差をつける快勝だった。

 菊花賞でも3着の実績がある馬だけに、スタミナのいる不良馬場も苦にしなかったが、もともと良馬場のマイルを先行して、差し脚を伸ばす戦法で実績を積んできた馬だ。スピード勝負になる素軽い馬場でこそ、持てる力を出せるのではないか。

 差し脚だけでなく、指数の高さでも最上位。距離適性も上位で、京都も大得意と、好条件にあふれている。武騎手からムーア騎手への乗り替わりは気になるものの、世界のムーア騎手なら期待に応えられるだろう。

 マイル重賞は(1412)のイスラボニータ、今年の安田記念を勝ったサトノアラジンなどにもチャンスがありそう。他ではレッドフォックスにも注目したい。1200、1400メートル戦が中心で、マイルの実績はないが、後方からの瞬発力は上位にあり、一発逆転も。また、マルターズアポジーの逃げ残りが波乱の立役者になるかもしれない。

 東京スポーツ杯2歳Sの前走指数上位は、カフジバンガード、ルーカス、ケワロス、ワグネリアンなど。
 スローペース必至の芝1800メートル戦だけに、長く使える差し脚は必須条件。スローペースの差し脚はワグネリアンが最上位だ。これまで2000メートルの新馬戦、1800メートルのオープン特別を連勝しており、将来性をも感じさせるディープインパクト産駒だ。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -     C     -
08年    -     C     -
09年    -     B       c
10年    A a   -     -
11年    D     -     -
12年    B b   -     -
13年     Y    -     -
14年    -     A     -
15年    C     A     -
16年    A     -     D
(スローペース調整-20/-10)

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2017年11月14日 (火)

第1336回スローペースの前残り

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201711110511
201711120311
201711110811

 今年のエリザベス女王杯を勝ったのは、M・デムーロ騎手の3歳馬モズカッチャンだった。直線、早々と先頭に立ち、そのまま押し切ろうとするクロコスミアを、最内をついたモズカッチャンがゴール前、きれいに交わしてクビ差で勝利をつかんだ。

 クインズミラーグロが逃げ、2番手にクロコスミア、その後ろにマキシマムドパリ、ヴィブロス、モズカッチャンたちが続いた。スローペースで上がり勝負になったが、結果的には勝ったモズカッチャンも、2着のクロコスミアも先行していた馬たち。中団から追い込んで上位に食い込んだのは、最速の上がりタイムで3着のミッキークイーンだけだ。

 先行馬たちが楽に流れに乗っていた分、中団以降に控えた馬たちにはチャンスが薄いレースになってしまったようだ。1番人気に支持されたヴィブロスは、直線で他を圧倒する鋭い差し脚が見られず、なだれ込んでの5着。また、2番人気のルージュバックは後方から脚を伸ばすものの9着までだった。

 モズカッチャンは5番人気、2着のクロコスミアは9番人気、3着のミッキークイーンが3番人気で、3連単は12万7540円の高配当になった。

 それにしてもM・デムーロ騎手は今年G1を5勝目。ルメール騎手もここまでG1を4勝しており、日本人騎手は3勝の武騎手がトップ。技術の差というか、世界のトップを走ってきた騎手と、日本の人並みの騎手たちとでは、もはやレベルの差は明らか。競馬は騎手なしには始まらないが、馬券も外国人騎手抜きには勝てない。

 武蔵野Sも荒れた。勝ったのは6番人気のインカンテーション、2着は8番人気のサンライズソア、3着が15番人気のアキトクレッセント。

 ベストウォーリアが逃げて、比較的ゆっくりとした流れになったことも幸いしたのだろう。いずれも2、3番手で先行した馬たちが上位を占めて、後方から追い込んだノンコノユメ、カフジテイクは4、5着がやっとだった。3連単は178万円超の高配当。

 福島記念もスローペースになった。2番手で先行した3歳馬ウインブライトが、直線に向くと果敢に先頭に立ち、ゴール前、押し寄せる各馬の追撃をしのぎ切って、2つ目の重賞タイトルを手にした。2着に3番人気スズカデヴィアス、3着に10番人気ヒストリカルが入った。3連単は7万5420円。

 デイリー杯2歳Sもスローペース気味の流れ。最速の上がりタイムで駆け上がってきた5番人気のジャンダルムが完勝。4番人気のカツジが粘って2着、3番人気のケイアイノーテックが3着。人気になったフロンティアは差し脚の鋭さがなく4着に下がった。

 スローペースで先行馬が活躍するレースが多かったが、改めて、「馬券は先行馬から」が基本だと教えられた開催だった。かなり寒くなってきたけど、2週続けて秋晴れの良馬場。競馬日和が続く。

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2017年11月 9日 (木)

第1335回上がりの勝負

 エリザベス女王杯は、過去10年で3歳馬が4勝、4歳馬も4勝をあげて、合わせて8勝。それに続く5歳馬が2勝している。6歳馬以上の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て指数上のランク馬だった。1番人気は過去10年で2勝、2着4回。2番人気馬は1勝、2着2回。指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高いが、ランク外の馬たちにも目が離せない。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
07年    A       Y    AXa
08年    B d     Xa   -
09年    -     -     B
10年    外国馬   CXb   A a
11年    D外    A      Xa
12年    -     -     C
13年    A     -     -
14年    -     A b   -
15年    D     C a   BYb
16年     Zc   -     BXa
(スローペースは-10/0)
(海外競馬の成績は減戦して集計)

 今年は、ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャン、スマートレイアー、ミッキークイーンなどの前走指数が高い。他に過去の指数でトーセンビクトリー、クロコスミア、クインズミラーグロなどもピックアップされる。

 過去7年、エリザベス女王杯の勝ち馬の上がり指数は、平均で14.7だった。それだけスローペースで、差し脚比べになりがちだということ。長くいい脚を使えるかどうかが問われるレースだろう。今年はとくにスローペースの傾向が強く、指数は高くなくても鋭い差し脚は必須条件だ。

 近走の上がり指数の上位はヴィブロス、ルージュバック、クイーンズリング、ハッピーユニバンス、ウキヨノカゼ、リスグラシューなど。

 上がりの脚からの注目はヴィブロス。今年の3月、牡馬相手のG1ドバイターフ(芝1800m)を勝ち、G1は秋華賞に続く2勝目をあげた。休養明けの前走、府中牝馬Sは当然1番人気に推されたが、中団から上がり33秒2で迫ったものの、スローペースで逃げたクロコスミアをとらえきれず、クビの差で2着に終わった。ただ、休み明けだったことを考えれば、上々の内容だっただろう。ひと叩きされ、ここは上積みもあるはずだし、(2100)と得意な京都で、G1、3勝目の期待も膨らむ。

 ヴィブロスの相手は、指数上位の3歳馬ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンに、衰え知らずの7歳馬スマートレイアー、距離の合いそうなミッキークイーンなど。ランク外の馬では、条件戦を勝ったばかりのジュールポレールが気になる。

 武蔵野Sはダート重賞戦で、前走指数の上位馬たちが連軸の中心。
 今年は、ベストウォーリア、ピオネロ、メイショウウタゲ、ノンコノユメ、カフジテイク、モーニンなどが指数の上位馬たちた。

  ハイペースで差し脚が生きる流れなら、後方一気の差し脚が鋭いカフジテイクやノンコノユメなどが中心になりそう。

 ただ、先行馬たちがしぶとく粘るのがダートの重賞戦。先行馬からの狙いなら、ベストウォーリア、モーニン、メイショウウタゲなどが浮上してくる。順当ならベストウォーリアが有力だろう。ただ、負担重量が58キロの馬は過去10年でノンコノユメの1勝、2着も1度あるだけ。実績馬とはいえ、苦戦がないとはいえない。

 ならば、過去10年で4勝をあげている3歳馬の2頭、サンライズソア、サンライズノヴァや、前走、不良のオープン特別(ブラジルC)を、トップハンデを背負って快勝したメイショウウタゲなどにもチャンスはあるかもしれない。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
07年    -     BXa   A c
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa
10年     Y    D c   -
11年     Y    AZb   -
12年    -     D      Za
13年    -     A b   -
14年    B     A      Zc
15年    -      Zb   B c
16年     Yc   -     -
(公営競馬の成績は減戦して集計)

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。昨年から2週目の施行になった。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。トップハンデ馬は1勝、2着2回。指数上は前走指数上位馬の連対率が高いが、ハンデ戦らしくランク外の馬たちの活躍も目につく。

 今年の指数上位は、フルーキー、サンマルティン、フェルメッツァ、マサハヤドリーム、ベルーフ、ウインブライト、ヒストリカル、スズカデヴィアス、マイネルミラノなど。
 トップハンデは58キロのマイネルミラノ。

 ペースは落ち着きそうで、先行して差し脚がある馬たちに展開は向くだろう。ここはジョルジュサンク、サンマルティン、プリメラアスール、マイネルディーンなどが連軸向きの先行馬たちだ。なかでも成長を感じさせる指数の伸びがみえるサンマルティンに注目したい。

 重賞初挑戦の前走、小倉記念は早目に先頭に立つものの、勝ち馬に内をすくわれてハナ差の2着だったが、差し脚の鋭さは最上位だった。近7走は(4102)。すべて5着以内に好走しており、55キロのハンデなら狙いは十分だろう。

 他ではスプリングSを勝っている3歳馬ウインブライト。ダービー15着、毎日王冠10着と大敗が続くが、変わり身もありそうで、要注意。スローペーで逃げるジョルジュサンク、プリメラアスールの前残りが穴っぽい。

(福島記念) 1着    2着    3着
07年    -     -     -
08年    -     C      Zc
09年    C     -     D
10年    -     A     BXa
11年(新) A a    Ya   -
12年    B b   -     -
13年     Z    AXa     d
14年    -       a    Xa
15年     Zc   BXa   -
16年    B     B     -

 デイリー杯2歳Sは、フロンティア、ロードイヒラニ、メガリージョン、カツジ、ナムラアッバレ、カリョクなどが指数の上位馬たち。
 ここはスローペース必至。先行しながら、長くいい脚を使って新馬、新潟2歳Sを連勝してきたフロンティアが最有力だ。

(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年      b   B a     d
08年    B a   CXc   -
09年    A a    Yb   -
10年    -     -      Xb
11年      d   DX    -
12年    -     A c   A b
13年    AXa   -     CYc
14年    DY    C b   BX
15年    A     CYb   BZa
16年     Y    B a   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2017年11月 7日 (火)

第1334回完璧な勝利

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 東京のアルゼンチン共和国杯は、1番人気の3歳馬スワーヴリチャードの快勝で終わった。スワーヴリチャードは好スタートから内ラチにつけ、中段の前々でレースを進めた。コースロスもなく、直線に向くと内ラチの3番手に浮上。前を行くマイネルサージュ、カレンミロティックをあっさりと交わして、一気に差を広げた。追ってくる馬たちに差を詰められることもなく、余力十分の勝利だっただろう。

 ダービー2着以来の休み明けのレースで、初めての古馬戦。ハンデも56キロと3歳馬としては少し見込まれていただけに、スワーヴリチャードにとっても試練のレースだったはずだが、いくつかの課題も難なくクリアして、スピード指数も上々。先々に期待の膨らむ勝利だった。

 2着に7番人気のソールインパクト、3着に3番人気のセダブリランテスが入り、2番人気のトップハンデ馬アルバートは4着だった。3連単は1万2060円。

 ダートの重賞みやこSは、2番人気のテイエムジンソクが圧勝した。
 テイエムジンソクは大外枠から4番手に進出。3コーナー過ぎ、馬なりのまま先頭に立つと、あとは後続馬を引き離す一方で、テイエムジンソク1頭だけ、強さが際立ったレースぶり。指数の高さでも抜けた存在だっただけに、力通りの圧巻の勝利といえそう。

 2着に先行して粘った9番人気のルールソヴァール。3着に3番人気のキングズガードが入った。3連単は6万8120円。

 スローペースになった京王杯2歳S。中団に控えた1番人気のタワーオブロンドンは、直線残り200メートル地点から追い出されると、鋭い脚を使って完勝。1番人気の期待に応えた。上がりタイムは最速の33秒2。完璧な勝利だった。

 2歳牝馬のファンタジーSもスローペース。後方から大外一気の脚で駆け上がってきたのが5番人気のベルーガ。逃げ粘ったコーディエライトが2着。1番人気のアマルフィコーストは中団からよく追い込んだが、わずかに届かず3着まで。

 先週の土曜日の東京5レース。ダート1300メートルの新馬戦でミスターメロディが逃げて後続に8馬身の差をつけ、レコードタイムで勝ったが、そのスピード指数は81という高レベルだった。81の指数は現2歳世代のトップに位置するもので、今後の活躍に注目が集まる。

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2017年11月 1日 (水)

第1333回スワーヴリチャードに期待

 東京のアルゼンチン共和国杯は、過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。1番人気馬は過去10年で2勝、2着1回、3着1回と振るわないものの、2番人気馬が4勝、2着2回と健闘、3番人気馬も2勝をあげている。トップハンデ馬は10年間で3勝、2着2回とまずまずだ。

(アルゼンチン共和国杯)
       1着    2着    3着
07年    -      Xb   C
08年    -     -      Xc
09年    -     B     A
10年      a   C c   A
11年     Yd    Yb   -
12年    -     -     C
13年     Za    Yd     a
14年     Zc    Yb   B
15年     Ya   B     C
16年     Xb   A a     c

 今年の平均指数の上位は、アルバート、スワーヴリチャード、レコンダイト、カレンミロティック、ヒットザターゲット、シホウなど。他に、前走指数や過去の指数でハッピーモーメント、セダブリランテ、トウシンモンステラなども上位に上がってくる。

 例年、天皇賞(春)、阪神大賞典、菊花賞など、長めの距離で好走してきた馬たちの活躍が多く、スタミナは必須条件だろう。

 長距離戦で好指数があるのは、アルバート、カレンミロティック、トウシンモンステラ、プレストウィックなど。さらに3歳馬でダービー2着のスワーヴリチャードも加えておきたい。

 とりわけ、長距離の実績ではアルバートが最上位だ。昨年、3600メートルのステイヤーズSを連覇して、2500の有馬記念は7着、今年2月の3400のダイヤモンドSも勝っている。天皇賞(春)5着のあと、前走の2200オールカマーは7着だった。3000メートル以上の距離では5戦3勝と、長距離実績は断然といえるが、ただ、2500メートルの距離は4戦して2着1回と、明らかに成績が下がる。ダイヤモンドSは58キロを背負って勝ってはいるが、後方から追い上げる馬にとって、実績の薄い距離で1頭だけ58.5キロの重ハンデを背負うのは少し厳しいように映る。

 他に、魅力を感じる古馬が不在で、ここはダービー2着の3歳馬スワーヴリチャードに注目したい。ダービーでは、早めに動いたルメール騎手騎乗のレイデオロには及ばなかったが、中団から追い上げた差し脚は長距離の適性を感じさせるものだった。東京コースは(2300)と連対率100パーセント。初の古馬相手で、56キロのハンデは少し見込まれたが、M・デムーロ騎手の手綱に期待したい。

 ダートの重賞みやこSは、前走指数上位馬が連軸の中心を担っている。
 今年は、テイエムジンソク、トップディーヴォ、キングズガード、タムロミラクル、モンドクラッセ、アスカノロマンなどが指数の上位馬たちだ。

 指数の高さと安定感で少し抜けた存在に見えるテイエムジンソクが中心になりそう。ダート1700と1800メートル戦は、合わせて19戦して(7435)。今年春から3連勝の後、重賞初挑戦の前走で1番人気に推され、勝てなかったものの2着に好走している。近走の指数は96から101の高レベルにあり、先行差し切りの横綱相撲を期待したい。トップディーヴォ、シャイニービーム、モルトベーネなどに要注意。

(みやこS) 1着    2着    3着
10年    CYb   -     -
11年    AXa   -     -
12年    AXa   BZb   -
13年    -       c   BXa
14年    B c   -     BZb
15年    -     -     AXa
16年     X    A     D
(地方競馬成績は減戦して集計)

 スローペースで差し脚比べになりがちな京王杯2歳S。1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回、3着2回と不振。指数上位馬も苦戦が目立つ。

 今年の指数上位は、タワーオブロンドン、カシアス、アサクサゲンキ、ピースユニヴァース、トーセンアンバーなど。

 スローペース気味の1400メートル戦だけに、鋭い差し脚は必須だ。前走、ききょうSで後方から鋭い差し脚を繰り出して快勝したタワーオブロンドンが中心だろう。

(京王杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -       d   -
08年    -      A a   CY
09年    BXa   C c   -
10年    D b   -     -
11年    CY     Xd   -
12年    -     -     -
13年    -     -     A a
14年    -      Y    BXb
15年    -     -       c
16年    C b   A a    Yc
(スローペースは-20/-10)

 2歳牝馬のファンタジーS。
 今年は、アマルフィコースト、ボウルズ、スズカフェラリー、コーディエライト、モズスーパーフレア、ペイシャルアス、スノーガーデンなどが指数の上位馬たち。

 前走、7月の中京2歳Sを好指数で快勝、デビューから2連勝しているアマルフィコーストが有力だ。7月から3か月あまり間隔があいたが、その分成長余力も大きいはず。

(ファンタジーS)
       1着    2着    3着
07年    C b   AXc   -
08年     Z    B c   A a
09年    -      Y    C
10年    A a   -     -
11年     Zd   -     DXc
12年     Xc   -     -
13年    B b    Z    -
14年    -     -     B a
15年    B a   DXc   AYb
16年    -      Yd   CY
(スローペース調整値-20/-10)

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