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2017年12月21日 (木)

第1347回3強の有馬記念

 今週はいよいよ、有馬記念。有馬記念がラストランになるキタサンブラックがファン投票では断トツの1位だった。3歳の秋に菊花賞を勝ってからずっと、競馬の主役を努めてきたキタサンブラックに、引退の花道を飾ってもらいたい気持ちもわいてくる。

 有馬記念の過去23年間、前走指数上位馬が15勝を、平均指数の上位馬が14勝をあげている。もっとも勝利に近いのは前走指数最上位のA馬で9勝。平均指上位のab馬は合わせて13勝をあげている。また、ランク外で勝った馬は過去23年間で5頭いるが、そのうちの3頭は3歳馬で、指数ランク外の古馬が勝ったのは、14年の牝馬ジェンティルドンナと、07年のマツリダゴッホだけだ。古馬、とりわけ牡馬の場合は指数上位でなければ勝利は難しいだろう。

 最近の10年に限ると、1番人気馬が(5212)と安定して強い傾向が見える。世代別では、3歳馬が4勝、4歳馬が3勝、5歳馬が3勝。2000年以降の過去17年間で6歳馬以上の勝利はない。

(有馬記念) 1着    2着    3着
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -3歳   -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年     Ya    Xd     b
01年    -3歳   -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -3歳
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B d
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a
09年    BYa   -3歳   A b
10年    -3歳    Y    -3歳
11年    A b    Za    Y
12年    A b   -      Ya
13年    AXa    Zd    Yb
14年    -      Z    BZc
15年     Yb   D b   -
16年    AYb   BXa    Y

 今年は、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、キタサンブラック、サトノクロニクル、シャケトラ、レインボーラインなどが指数の上位馬たちだ。

 中心はジャパンカップ組。ただし、2000年以降、有馬記念にジャパンカップを勝った馬が8頭(降着馬を含む)出走したが、有馬記念も勝ったのは3頭のみ。過去10年では3頭が出走しているが、勝利はなかった。ジャパンカップの勝敗、着順はあまり気にしなくてもいいのだろう。

 今年のジャパンカップはキタサンブラックが逃げて、直線、シュヴァルグランが中団から追い詰めて勝利を手にした。2着はシュヴァルグランとともに伸びてきたダービー馬レイデオロ。キタサンブラックは残り100メートル地点で交わされて3着だった。

 キタサンブラックは昨年のジャパンカップでも逃げて、勝利を手にしたが、その時のペースと比べると、今年のペースは1000メートル通過タイムが1分00秒2。2000メートル通過が1分59秒9。昨年はそれぞれ1分01秒7、2分02秒3で、多少馬場状態の違いはあるにしても、圧倒的に今年の方がペースは厳しかったはず。その状況下で3着なら、むしろ良く持ちこたえたといえるだろう。

 直線の長い東京(525メートル)と比べると、中山の直線は310メートル。ゴール前の急坂さえしのげれば、ゴールはすぐそこ。極端なハイペースでなければ、キタサンブラックの勝機が見えてくるのではないか。

 相手の筆頭はジャパンカップを勝ったシュヴァルグラン。昨年のジャパンカップも3着に好走しており、今年は阪神大賞典2着、天皇賞春2着、宝塚記念8着、京都大賞典3着。これまではキタサンブラックの後塵を拝することが多かったが、前走のジャパンカップでついにキタサンブラックをとらえて、念願のG1のタイトルもつかんだ。

 2400から2500メートルは(5121)と、距離適性も高い。昨年の有馬記念は6着だったが、その当時と比べても確実に力をつけてきており、当然、中心になるべき1頭だ。

 他では、3歳馬スワーヴリチャードが有力馬の一角を占める。ダービー2着のあと、前走は初の古馬相手にアルゼンチン共和国杯を完勝。前走の調整値はシュヴァルグランと同じく最上位で、3歳馬の2キロの斤量減は大きなアドバンテージになるだろう。ちなみに2000年以降、3歳馬で前走指数がA、Bの上位2番手内だった馬は6頭いたが、4勝、2着1回と多くが結果を残している。その点からしても、勝利の条件を備えた1頭だ。キタサンブラックを負かす可能性で1番手かもしれない。

 指数上は、キタサンブラック、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードが3強だが、中山の実績は(2120)のキタサンブラックが最上位。シュヴァルグラン、スワーヴリチャードはともに(0001)と、ここまでは中山に実績がない。中山の実績では(3110)のサクラアンプルール、(2001)のヤマカツエース、(2000)クイーンズリングなどが好成績を残しており、波乱の連下候補にあげておきたい。

 阪神カップは1400メートルの短距離戦。勝ち馬はほぼ指数上位馬たちで、なかでも前走指数上位馬の活躍が目立つ。過去10年、1番人気馬は2勝、2着1回、3着1回とやや不振だ。

 今年はサングレーザー、レーヌミノル、イスラボニータ、モズアスコット、エポワス、ダンスディレクター、キャンベルジュニア、サンライズメジャー、ビップライブリーなどが指数の上位馬だ。

 3歳馬で前走指数の最上位馬サングレーザー、目下4連勝中の3歳馬モズアスコットなど、勢いのある3歳馬に注目したい。

 ハイペースを先行して、直線も粘れるであろうアポロノシンザン、エポワス、シャイニングレイ、ビップライブリーなどにもチャンスがありそう。大穴ならダートで実績を積んできたモーニン。

(阪神C)
       1着    2着    3着
07年    AXa   -     -
08年    BZ    A b   -
09年    C d  (Aa、-)2着同着
10年    B a     a   -
11年    C     -     -
12年    B a    Y    D d
13年    -      Z    -
14年    -      Xa   BYc
15年    D     D     AXc
16年    D     A c   C

 まだまだ、年の瀬の気分にはならないが、有馬記念が終われば、一気にあわただしくなるのだろう。なによりも有馬記念を当てて、良い正月を迎える準備をしたい。
 みなさまのご健闘、ご幸運を、心よりお祈り申し上げます。 GOOD LUCK!!!

【お知らせ】「2018年版、新基準タイム32版」の販売を開始しました。今年も抽選で有馬記念グッズのプレゼントもあります。お申し込みはこちらから。

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