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2018年2月20日 (火)

第1362回 展開のアヤも

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201802181011
201802170811

 2018年、最初のG1フェブラリーS。
 ゴール前、熾烈な叩き合いを制したのは4番人気ノンコノユメ。クビ差で2着が1番人気のゴールドドリーム。さらにクビ差遅れて3着が6番人気インカンテーション。4着は3番人気のサンライズノヴァだったが、前とは大きく離されてしまった。 

 ノンコノユメにとっては先行馬たちのペースが速かったのも、幸いしたのだろう。後方から図ったような差し脚を決めて、まさに文句のつけようのない完璧なレースだった。内田騎手のファインプレー騎乗といえるだろう。

 ゴールドドリームも後方から。道中の位置取りはノンコノユメのすぐ前。直線に向くと早目に動いて、直線半ばで先頭に立った。テイエムジンソクなどの先行馬の前残りを意識しすぎたのか、早めに仕掛けたことがレースを難しくしてしまったのかもしれない。少し遅れて追い出したノンコノユメにわずかに交わされてしまった。それでも、結果は展開のアヤというべきで、昨年の最優秀ダート馬としての能力の高さは十分に見せたレースだった。

 ただ、勝ち馬も指数は100に届かなかったし、上がりも少し物足りないレベルで、本来なら、前で引っ張る馬たちがもっと粘らなければならないレースだったのではないか。

 ダイヤモンドSはトップハンデを背負った8歳馬フェイムゲームが、中団からの差し切りを決めて完勝した。昨年のダイヤモンドSこそトップハンデで6着に負けたが、2014年1着、2015年1着に次いで、ついに同レース3勝目をあげた。2016年も2着に好走しており、3400メートル以上の距離では(3201)。8歳の年齢を感じさせない圧倒的なスタミナを武器に、古豪の戦いはまだまだ続きそうだ。

 小倉大賞典は1番人気の苦戦が多いレースだが、今年は1番人気のトリオンフが中団から差し切り。力通りの勝利だった。1000万、1600万条件を連勝して、前走指数は抜けた高指数。ここは古馬重賞初挑戦だけに、ハンデにも恵まれていた。2着に15番人気のクインズミラーグロ、3着は4番人気のスズカデヴィアス。

 京都牝馬Sは、牝馬限定戦らしくスローペースの差し脚比べになって、中団から差し脚を伸ばした4歳馬ミスパンテールが半馬身差で勝った。2着は勝ち馬と馬体を合わせて伸びた4歳馬デアレガーロ。3着は5歳馬のエスティタート。

 牝馬の重賞とはいえ、指数のレベルは500万条件並み。スローペースの影響があったとしても、短距離の1400メートル戦でこのペースと、このレベルでは--。

 平昌冬期オリンピックもたけなわ。栄光をつかんだ選手はもちろん、負けた選手にも、ひとりひとり、そこにたどり着くまでのドラマがあり、そうした物語に接するたびに、心揺さぶられる。

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2018年2月15日 (木)

第1361回 指数上位馬中心

 2018年、最初のG1はフェブラリーS。
 過去10年、前走指数や平均指数の上位馬の活躍が目につく。指数ランク外の馬で連対した4頭はすべて4歳馬で、4歳以外では指数上のランク馬でなければ勝利の条件にないし、連対も難しい。勝ち馬は4、5、6歳で占められており、7歳以上の勝利はない。牝馬は2000年以降、2着が1度あるだけだ。

(フェブラリーS)
       1着    2着    3着
08年    A     C d    Xc
09年    -       a   AYa
10年    AXb   -      Xb
11年    DYc     b   -
12年    C     C       c
13年    DZ    CXa   A c
14年    -     DZd   B
15年    AYd     c     d
16年    B     D c   -
17年    -     B a   CYd
(公営競馬や海外の成績を減戦処理して集計)

 今年は、ノンコノユメ、サンライズノヴァ、ゴールドドリーム、インカンテーション、サウンドトゥルー、アウォーディー、ベストウォーリア、テイエムジンソクなどが指数の上位馬たちだ。

 昨年12月のG1チャンピオンズCに出走していた馬が多く、ここは再戦模様のレースだろう。

 チャンピオンズCはコパノリッキーが逃げて、2番手にテイエムジンソク、3番手にケイティブレイブがつけた。直線、先行馬たちが粘り込みを図るところ、中団後方から大外一気に脚を伸ばしたゴールドドリームが、鮮やかな差し切り勝ちを収めた。2着テイエムジンソクとはクビ差。コパノリッキーが3着。ケイティブレイブも4着に粘った。

 逃げ、先行馬たちが上位に残っていることからすると、スタミナのある先行馬たちにとっては、道中のペースは比較的楽だったのだろう。その流れにもかかわらず、4コーナー11番手から鋭く切れる差し脚を見せたゴールドドリームの瞬発力は特筆すべきものだ。

 ゴールドドリームは昨年のフェブラリーSの勝ち馬。後方から徐々に前に進出して、ゴール手前で先頭に立ち、後続馬の追撃をギリギリ抑え込んで初のG1のタイトルを手にした。

 フェブラリーS勝ちのあとは、ドバイワールドカップ、大井の帝王賞、盛岡のマイルチャンピオンシップと転戦したものの、芳しい結果は残せなかったが、強い馬たちとの経験が成長の力となったのだろう。前走、チャンピオンズCは会心のレースだった。ここまで、東京ダート1600メートルは(3100)と距離、コースとも相性が良い。完成度の高い5歳馬ゴールドドリームを中心に推したい。

 安定した先行力とスタミナがあるのがテイエムジンソク。チャンピオンズC2着のあと東海Sを逃げ切り勝ち。ここは楽に逃げられそうで、粘り込みも濃厚。有力馬が後方から差し脚に懸ける馬たちだけに、展開にも恵まれそう。この馬からの狙いも面白い。

 チャンピオンズCは自慢の追い込みの脚が不発で9着に負けたが、前走、根岸Sは思い通りの後方一気を決めて快勝したノンコノユメも上位をうかがえる1頭だ。元来、素軽いスピードが身上で、スピードが生きるダートになれば、一発があるかもしれない。

 サンライズノヴァは根岸Sでノンコノユメとゴールまで激しい叩き合いを演じ、わずかにハナ差の2着だった。ここはただ1頭の4歳馬で、指数の高さも勝利のレベルにあり、勝ち負けになる逸材だろう。

 ダイヤモンドSは芝3400メートル、長距離のハンデ戦。
 過去の指数の上位馬や、平均指数の上位馬などが好走している。
 今年は、プレストウィック、フェイムゲーム、ハッピーモーメント、リッジマン、レジェンドセラー、リッチーリッチー、グランアルマダなどが指数の上位馬だ。

 長距離の指数が高く、スタミナがありそうなのは、フェイムゲーム、プレストウィック、グランアルマダなどだが、中団から差し脚を伸ばすプレストウィックに注目したい。

 前走ステイヤーズSはフェイムゲームに2馬身差の3着だったが、ここはフェイムゲームとのハンデ差が3.5キロと大きく、逆転も可能だろう。

(ダイヤモンドS)
       1着    2着    3着
08年     Za    Xb   B
09年    -     -     C
10年    AZc   -     -
11年    -      Y    A a
12年    -     -     BYc
13年    C c    Xa   A
14年    CXa    Yb   -
15年     Xa     d   C
16年    -     BXa   -
17年    BXa   -     A c
(海外の成績を減戦処理して集計)

 小倉大賞典もハンデ戦。
 今年は、トリオンフ、スズカデヴィアス、ハッピーユニバンス、ヤマカツライデン、ストレンジクォーク、ケイティープライド、ダノンメジャー、ヒットザターゲット、マサハヤドリームなどの指数が高い。

 中心は目下連勝中の4歳馬トリオンフだろう。重賞初挑戦で、ハンデも54キロと恵まれている。先行して差し脚も鋭く、前走は準オープン戦ながら90を超す高レベルの指数で圧勝した。

 ただ、過去10年、1番人気馬は2着2回、3着2回と不振の傾向にあることは少しだけ頭に入れておきたい。

(小倉大賞典)1着    2着    3着
08年     Ya    Zc    Xb
09年     Yd   B a   A
10年(中京)-     D     -
11年     Xc    Za    Yd
12年     Z    A d    X
13年    AYc   A     -
14年     Xa   AZb   B d
15年    B     -      Z
16年    -       a   -
17年    -     -       d

 京都牝馬Sは過去10年で7勝をあげている4歳馬が強い。5歳馬は2勝、6歳馬が1勝。指数上ランク外で勝った馬はすべて4歳馬だった。

 今年の指数上位は、デアレガーロ、オーヴィレール、ワンスインナムーン、ミスエルテ、ソルヴェイグ、エスティタート、ヴィゼットジョリーなど。

 実績からは、スプリンターズSで3着のワンスインナムーンが上位だが、1400メートルの距離が合うかどうか。

 期待は4歳馬のデアレガーロだ。前走は、牡馬相手の準オープンのマイル戦だったが、後方から追い込みが決まって完勝。上がりの脚の鋭さは、このメンバーに入っても最上位だ。

(京都牝馬S)1着    2着    3着
08年    D d   -      Zb
09年    -     BZ     Ya
10年    -     -     DYb
11年    -     BYc   C
12年    -     BYb   C
13年    C d   -     -
14年      d   C c   -
15年    DZ    C     -
16年     Xb   C     B d
17年    AX    -       a

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2018年2月14日 (水)

第1360回 圧倒的人気馬も

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201802120511
201802110811

 3日間開催の予定が、小倉の雪で4日間開催になった。天候不順などで変則的な開催になることはよくあるから、慣れてはいるものの、週単位の仕事をこなすためには、どこかの時間を削って調整するしかないので、やっぱり少し苦しい。さきほど、馬場指数の計算を終えたところ。

 先週は、共同通信杯、京都記念、クイーンカップの3重賞が行われたが、いずれも圧倒的な人気馬が連対もできず、波乱の結果になった。

 共同通信杯は2戦2勝の1番人気馬グレイルが7着に大敗した。中団の後ろから直線の差し脚に懸ける作戦通りのレースだったが、直線の脚色に鋭さがなく、前を行く馬たちに迫るどころか、差を広げられては、勝ち負けどころではなかった。

 勝ったのは6番人気のオウケンムーン。4、5番手で先行して、ゴール前150メートル地点で先頭に立つと、2着サトノソルタスや、3着エイムアンドエンドなどの追撃を抑え、余力を残してのゴールにみえた。スローペースの上がりの脚としても、上々の差し脚のレベルであり、近走の3連勝も含め、評価が上がる1頭だろう。

 牝馬のクイーンカップも、阪神JF3着馬で1番人気に支持されたマウレアが負けた。

 好スタートから果敢に逃げたテトラドラクマが、直線半ばすぎ、さらに差を広げ、堂々の逃げ切り勝ちを収めた。2着は追い込んできたフィニフティ、3着は2番手で先行していたアルージャ。

 人気のマウレアは道中、最内の3番手で折り合っていたが、直線での鋭さがなく、外から伸びた馬たちに交わされて5着だった。

 京都記念には、昨年のダービー馬で、ジャパンCでも2着のレイデオロが出走。1.6倍の圧倒的な人気を集めた。

 レイデオロは中団から追い上げて、直線、一旦先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われたが、内からクリンチャーが、外からアルアインが猛烈に追い上げ、激しい叩き合いになった。ただ、勢いはクリンチャー、アルアインにあり、レイデオロは競り負けて3着に下がった。

 勝ったクリンチャー、2着のアルアインはともに、レイデオロとは同世代だ。レイデオロは菊花賞に向かうことなく、ジャパンカップに出走して2着に奮闘した。クリンチャーは菊花賞で2着のあと、この京都記念が休み明け初戦のレースだった。
 古馬との戦いを見ても、今年の4歳馬はレベルが高く、層も厚いことを改めて知るレースになった。

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2018年2月 8日 (木)

第1359回 クラシック前哨戦

 東京は、共同通信杯、牝馬のクイーンCが今週のメインレース。春のクラシックを目指す3歳馬たちの前哨戦だ。

 共同通信杯は過去10年、すべての年で連対している前走指数の上位馬が連軸の中心になっている。指数上でランク外の馬が勝ったのは1頭だけで、2、3着馬もほぼ指数のランク馬が占めており、指数上位馬たちが断然に強い傾向にある。

(共同通信杯)1着    2着    3着
08年    B b   C c   DY
09年      d   AXb   C
10年    AZc   A     -
11年    AYa   C      X
12年    BX    D     A
13年    B     A a    Xa
14年    C a   A a    Xc
15年    -     AZa   -
16年    DY    BX    A
17年    C      Zd   C
(スローペース調整値-20/-10)

 今年の指数上位馬は、ステイフーリッシュ、グレイル、ゴーフォザサミット、エイムアンドエンド、カフジバンガード、リュウノユキナなどだ。

 中央競馬で2勝をあげているのは、グレイル、ゴーフォザサミット、カフジバンガード、オウケンムーン、コスモイグナーツの5頭。(公営での勝利を含めるとリュウノユキナは3勝)

 全体として差し脚のしっかりとした馬が多く、ペースも多少スローペース気味の流れになりそう。ここは直線での差し脚比べのレースだろう。

 差し脚で上位にあるのは、グレイル、ゴーフォザサミット、サトノソルタス、ジャックローズ、ステイフーリッシュなどだが、とりわけ安定した差し脚の鋭さではグレイルが少し抜けた存在だろう。

 グレイルはただ1頭の2戦2勝馬だ。不良馬場の新馬戦、良馬場のG3京都2歳Sともに、中団より前でレースを進め、直線、きっちりと差し切る安定したレースぶり。2戦とも上がりは最速だった。

 京都2歳Sで2着だったタイムフライヤーは続くG1ホープフルSを好指数で勝っており、京都2歳Sのレベルは高かったといえるだろう。ここは2カ月半ぶりのレースになるが、ゆったりとしたローテーションで、その分成長余力も大きいはず。勝利に最も近い1頭だ。

 3歳牝馬のクイーンカップも、前走指数上位馬たちが連軸の中心。
 今年は、マウレア、レッドベルローズ、ソシアルクラブ、ハトホル、テトラドラクマ、ライレローズ、マルターズルーメン、アルーシャなどが指数の上位馬たちだ。

  2勝馬は、前走指数最上位のマウレア1頭だけ。前走はG1阪神JFで3着だったが、直線、馬群に飲まれて少しスムーズさを欠いたものの、視界が開けてからの伸びは見どころ十分だった。スローペースの東京マイル戦で2勝しており、スローペースの差し脚でも上位だ。

(クイーンC)1着    2着    3着
08年    DXb   -       c
09年    CYb   B b   -
10年    B a   A a   DXa
11年    -      Z    -
12年      d   AX    -
13年    B b   D     B(-3着同着)
14年    AXa   BZb     d
15年    A a   -     -
16年    AXa   D d   -
17年     -     BYc   -
(スローペース調整-20/-10)

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で連対中。
 今年は、レイデオロ、ミッキーロケット、プリメラアスール、ケントオー、アルアイン、クリンチャーなどが指数の上位馬だ。

 中心は昨年のダービー馬で、ジャパンCでも2着に好走したレイデオロだ。ジャパンCでは中団から馬群を割って、逃げたキタサンブラックをとらえ、勝ったシュヴァルグランに1馬身と迫る2着だった。上がりタイムは最速で、勝ったシュヴァルグランとのコンマ2秒差は道中の位置取りの差、コースの内外の差だったのではないか。

(京都記念) 1着    2着    3着
08年    B     C a   -
09年     Za   BYa   -
10年    A       c   AXa
11年    -       d   A
12年    C     AXa    Xb
13年    B      Yc   A a
14年    A     BYb    Yd
15年    AXc   -     CYa
16年     Y    D b     d
17年     Yb   -     CXa
(海外、公営の成績は減戦して集計)

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2018年2月 6日 (火)

第1358回 低調なきさらぎ賞

201802040811
201802040511

 きさらぎ賞は、好スタートから、残り1000メートルも計ったような均一なラップを踏んだサトノフェイバーが逃げ切り勝ちを収めた。ゴールでは、2番手から追ってきたグローリーヴェイズにハナ差にまで迫られ、クビの上げ下げの勝負になったが、ギリギリしのぎ切って勝利をつかんだ。

 先行したグローリーヴェイズが2着、中団から差し脚を伸ばしたラセットが3着。比較的先行馬に向く流れで、後方から差し脚に懸ける馬たちにはチャンスがなかった。

 サトノフェイバーは新馬戦を逃げ切り勝ち。1戦1勝できさらぎ賞に参戦したが、1戦1勝馬がきさらぎ賞を勝つのは史上初の快挙らしい。

 ただ、スローペースだったとはいえ、指数は平凡なレースで、スローペースに見合う上がり指数を示していたとも思えない。クラシック戦線で活躍するための真価を計るには、もう1、2戦、様子を見る必要はあるだろう。

 1番人気で9着に大敗したダノンマジェスティは、スタートに失敗して後方から。4コーナーでは5番手まで上がって行ったが、外にふくれて、そのまま見どころもなく失速してしまった。

 今年のきさらぎ賞は、全体に見ても低調なレースで、朝日杯上位組を筆頭とする3歳上位陣に迫る能力の高さは感じられなかった。

 東京新聞杯もトウショウピストの逃げでスローペースになった。直線半ば、中団から馬群を割るように鋭い差し脚をもみせた4歳牝馬リスグラシューが快勝した。1馬身差の2着にサトノアレス、3着にダイワキャグニーがはいった。

 スローペースだけに、上位陣の上がり指数は高レベルで、今後のマイル戦に期待を抱かせる好レースだったといえそうだ。

 1番人気のグレーターロンドンはスローペースを見込んで、2、3番手で先行したものの、直線で余力がなく、末脚も残っていなかった。いつもならペースにかかわらず、後方から差し脚に懸けるレースのはずだが、ここは積極策が裏目に出てしまったのだろう。

 節分は過ぎたものの、大寒波の襲来で寒さは一段と厳しい。東京の雪は消えたが、北陸は1メートルを超す大雪らしい。
 今年も、高田馬場にある穴八幡神宮の「一陽来復御守」をいたたき、長財布に忍ばせているが、まだ、ご利益にはありつけない。

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2018年2月 1日 (木)

第1357回 ダノンマジェスティの差し脚

 京都のきさらぎ賞は、春のクラシックを目指す有力馬たちの戦い。
 過去10年で1番人気馬は4勝、2着3回と、連対率は70パーセント。安定した成績を残している。3歳の重賞だけに、指数上は、前走指数上位馬が中心になるが、この時期はスローペースが多く、指数は低くても、長くいい脚を使える馬たちに要注意だ。

(きさらぎ賞)1着    2着    3着
08年    -     BYa    Xc
09年    AXa   -      Y
10年    -     A a   -
11年    B b   -     A a
12年    -     -     -
13年    A a   DZc   C c
14年    -     -     -
15年    A     CY    CZb
16年    C      Z    B
17年    B b   -     CY
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位は、ラセット、スラッシュメタル、オーデットエール、カツジ、スーサンドンなど。

 このメンバーならスローペースは必至だ。指数は低いが、スローペースの差し脚の鋭さで新馬戦を勝ったダノンマジェスティが中心になるだろう。超スローペースの新馬戦を中団待機、直線で外によれる若さを見せたものの、3馬身半の差をつけて快勝した。先行した2頭が2、3着に残っており、先行馬有利のスローペースの流れを差し切るのだから、基礎能力も高い。

 他に、差し脚が鋭いのはグローリーヴェイズ、スーサンドンなどだが、「差し、差し」の展開よりも、先行して好指数を残しているラセット、スラッシュメタル、オーデットエールなどの前残りに注目したい。

 東京新聞杯は東京のマイル戦。
 今年の指数上位馬は、サトノアレス、ディバインコード、ダイワキャグニー、グレーターロンドン、クルーガー、ガリバルディ、カデナなど。

 注目したいのはグレーターロンドンとダイワキャグニー。

 グレーターロンドンは、マイル戦で(5001)と距離適性が高く、東京の芝も(4012)と相性も良い。近走は、毎日王冠3着、天皇賞秋9着、ディセンバーS3着と、勝てないレースが続いている。ただ、マイルより少し長い距離でトップレベルの馬たちと戦ってきたためで、少し距離が長かったのではないか。

 東京のマイルは(3001)。唯一4着だったのが昨年の安田記念で、その指数は自己ベストの94を示した。比較的ペースが速くなり、鋭い差し脚が生かせるマイルの方が、自身の持ち味を生かせるだろう。ここは適距離での巻き返しに期待したい。

 ダイワキャグニーも東京コースは(4002)と好相性。明け4歳馬で、まだ重賞勝ちはないが、毎日王冠4着、中山金杯5着と、強い古馬陣を相手に好走しており、ここでも力は十分に足りる。先行力があり、多少馬場が渋っても苦にしないだろう。

 他では差し脚上位のハクサンルドルフ、アドマイヤリード、リスグラシューなどにも要注意だ。

(東京新聞杯)1着    2着    3着
08年    -     -     -
09年    -     -     -
10年    AYa   D b   A
11年    BYa   D     CXb
12年    -     A     -
13年    C     -     -
14年    -     B d   D
15年    -      Z      d
16年    C      Z    BYb
17年    C     D     BZb

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