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2018年4月12日 (木)

第1377回 差し脚比べなら

 牡馬クラシックの第1弾、皐月賞が今週のメインレース。
 過去10年、前走指数の上位馬や、過去に高指数がある馬などが連軸の中心になっている。1番人気は(2224)と、やや物足りない。2番人気も1勝どまりで、3番人気が2勝。上位人気馬の苦戦の傾向が目につく。前走、勝利している馬が10年のうち8年で皐月賞馬の栄冠を手にしており、前走、負けていながらも皐月賞を勝った2頭は、過去に高い指数があったランク馬だった。2着馬もランク馬が多いが、3着馬はスローペースで指数を下げている上がりの脚がある馬たちに要注意だろう。

(皐月賞)  1着    2着    3着
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
12年    -      Y    B
13年    AYa     c   BY
14年    -     D      X
15年    CXb    Y    -
16年    D b   A     D b
17年    -     A     -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位馬は、アイトーン、ケイティクレバー、ステルヴィオ、キタノコマンドール、エポカドーロ、タイムフライヤー、ワグネリアン、ジェネラーレウーノなど。

 4戦4勝のダノンプレミアムが回避したため、今年の皐月賞は混戦模様になった。

 期待と注目はステルヴィオ。サウジアラビアRC、朝日杯ではダノンプレミアムには勝てなかったが、ともに2着に好走。ダノンプレミアム以外には負けたことがなく、他のレースでは3戦3勝だ。

 サウジアラビアRC、朝日杯では好スタートも2の脚がつかず、後方からのレースになった。馬群でもまれるのが苦手なのかもしれないが、前走スプリングSでは楽に中団につけ、直線、先に抜け出したエポカドーロをゴール前、きっちりととらえて重賞勝ちを収めた。精神的にも進境を見せたレースだったのではないか。2000メートルは初距離だが、前走の差し脚はここでも上位のレベルにあり、問題なくこなせるだろう。

 スローペース気味の流れで浮上しそうなのが、差し脚鋭いワグネリアンとオウケンムーンだ。

 ワグネリアンの前走は弥生賞。勝ったダノンプレミアムの2着だったが、上りタイムは最速で、直線の坂上からのスピードは際立っていた。

 オウケンムーンは前走の共同通信杯で、直線5番手から長くいい脚を使って快勝。3連勝を決めた。ただ、これまで相手に恵まれた部分もありそうで、皐月賞は真価が問われるレースになりそう。

 他ではジェネラーレウーノ。目下3連勝中で、前走は京成杯を2番手から楽々押し切って勝った。休み明けで、未知数な部分も多いが、能力は足りるのではないか。

 気になるのが、逃げて3勝をあげているアイトーンだ。前走は若葉Sを好指数で逃げ切り勝ちを収めたが、直線いったん2番手に下がったものの、そこから差し返すパフォーマンスは能力のなせる業だ。週末は雨の予報もあり、追い込み馬は苦労しそうで、アイトーンの逃げ切りに要注意だ。

 ダート重賞のアンタレスSは、前走指数上位馬が連軸向きだ。
 今年は、グレイトパール、ナムラアラシ、ミツバ、アルタイル、ロンドンタウン、ディアデルレイ、メイショウウタゲ、クインズサターンなどが指数の上位馬たちだ。

 骨折のため11か月の休養明けだが、指数上はグレイトパールが最上位だ。先行して抜け出す王道競馬でダートは5戦5勝と、まだ底を見せていない。順当なら、あっさり6連勝すると思うが、どれだけ息ができているか。休み明けだけが、気になるところ。

 使われている馬ではナムラアラシ。好指数でオープン戦を連勝しているが、後方一気の差し脚の鋭さは高レベルだ。
 チャンピオンズC6着の後、大井の東京大賞典で6着、名古屋大賞典で2着のミツバも上がりは鋭い。

 ただし、差し脚で最上位は、連勝中の4歳馬ユラノト。スローペースでのものだが、ここは若干スロー気味の流れになりそうで、楽に先行して、直線、抜け出すレースなら勝機もあるだろう。指数はまだ高くないが、展開からはユラノトに向く流れだ。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
12年    AX    -     CYa
13年     Xc   AYa   -
14年    A b   B d   DXa
15年    AZc   C      Y
16年    -     B     -
17年    -     D      Ya
(地方競馬のレースは減戦して集計)

 3歳重賞アーリントンCは、昨年まで2月下旬の開催だったが、今年から4月に移動して、NHKマイルCのトライアルレースになった。
 今年の指数上位馬は、タワーオブロンドン、インディチャンプ、パクスアメリカーナ、ウォーターパルフェ、ダノンスマッシュ、ラセットなど。

 阪神の外回りのマイル戦だけに、スローペース必至で、長く使える差し脚が問われるレースだ。中心は京王杯2歳Sを勝ち、朝日杯で3着の指数上位馬タワーオブロンドンだろう。4か月振りのレースになるが、先行できて、差し脚も上位で、マイルの適性も高い。
 インディチャンプもタワーオブロンドンと並ぶ差し脚上位の1頭。他にダノンスマッシュ、レッドヴェイロンなどの差し脚も鋭い。

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