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2018年4月10日 (火)

第1376回 オークスも決まり

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 3番手で先行していたラッキーライラックが直線なかばで抜け出し、堂々、勝利を手にしたように見えたのは一瞬だった。後方から大外一気に駆け上がって、16頭の馬群を置き去りにしたのはアーモンドアイだ。内と外に馬体が離れていたこともあったとはいえ、ラッキーライラックは並びかける形も作れないまま交わされ、ゴールでは1馬身と4分の3の差をつけられてしまった。2着はラッキーライラック、3着はリリーノーブル。

 あまりにも鮮やかな、つむじ風が吹き抜けたようなアーモンドアイの上がりタイムはメンバー最速の33秒2。上がりの2番手は34秒2のトーセンプレス、ラッキーライラックは34秒5だった。上がりだけで、他の馬たちに1秒以上の差をつけたわけで、まさに驚異的な差し脚だった。

 アーモンドアイのスピード指数は「86」の高レベルだったが、これは牡馬を含めて、現3歳世代の最高指数で、過去の桜花賞馬と比べても、2007年のダイワスカーレットと並ぶ高レベルの指数だった。

 阪神コースが新しくなった2007年以降の桜花賞で「84」以上のスピード指数を示したのは、2007年の勝ち馬ダイワスカーレット(86)と、2着のウオッカ(84)、2009年のブエナビスタ(84)の3頭だけ。アーモンドアイは、指数上、過去の名牝たちと並ぶか、それ以上の素質をも秘めていることを示しているのかもしれない。

 アーモンドアイの驚異の差し脚は、距離が伸びてさらに輝きを増しそうで、オークスはアーモンドアイで決まりだと、確信させられた桜花賞だった。

 NHKマイルのトライアルレース・ニュージーランドTは、4コーナーで横一線。直線なかば、いったんはケイアイノーテックが先頭に立ったが、後方から大外に回したカツジが並びかける。両者の叩き合いを制して差し切り勝ちを収めたのはカツジだった。アタマ差の2着にケイアイノーテック。3着はデルタバローズ。上がりの脚で目立ったのはカツジ、ゴールドギアなどだったが、スピード指数そのものは低調だっただけに、本番につながるかどうか。

 阪神牝馬Sは、ミスパンテールが逃げ切り勝ちで4連勝を収めた。超スローペースを得意とする牝馬で、指数が低く、指数上はとらえにくい馬の代表格だが、いつも上がりは34秒2から33秒3。きっちりと上がりの脚を使える馬だけに、スローペースで自ら逃げる作戦も当たったのだろう。ゴールまでギリギリ粘っての勝利だった。これで重賞も3連続勝利になった。

 2着はレッドアヴァンセ、1番人気のリスグラシューは3着。2番人気ソウルスターリングは10着に大敗した。

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