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2018年5月24日 (木)

第1389回 ダノンプレミアムに期待

 今週は第85回日本ダービー。
 スピード指数が公表された1992年以降、26年間で指数上ランク外の馬がダービーを勝ったのは1996年のフサイチコンコルドと、2000年のアグネスフライト、昨年のレイデオロの3頭だけで、ダービーはスピード指数の上位馬が圧倒的に強いレースだ。

 また、2001年以降の過去17年間、1番人気馬は11勝をあげ、2、3番人気馬があわせて5勝をあげている。1、2、3番人気以外では7番人気馬が1勝しているだけで、人気上位馬が中心といえそう。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
11年    AYa   -       d
12年    DYc   -      B
13年     X    B a   -
14年    CZa   A a   -
15年    AZb     d   DXd
16年    BYa   C d   A c
17年    -       a   DY
(スローペース調整-15/-5)

 今年はステイフーリッシュ、アドマイヤアルバ、コズミックフォース、エポカドーロ、ダノンプレミアム、ステルヴィオ、キタノコマンドール、ゴーフォザサミットなどが指数の上位馬たちだ。

 ダービーの中心勢力は、もちろん皐月賞組だが、今年は4戦4勝のダノンプレミアムが挫石のため皐月賞を回避。出走していれば断然の人気で、勝利の可能性も十分にあっただけに、ダノンプレミアムの取捨が重要なポイントになりそうだ。

 ダノンプレミアムは2歳12月の朝日杯を勝って、最優秀2歳牡馬に選出された。その時のスピード指数は「85」という高レベルで、その指数は今も現3歳牡馬のナンバー2にランクされている。年明けの初戦になった3月の弥生賞は、スローペースで逃げるサンリヴァルの離れた2番手につけ、直線、馬場の良い外にコースをとると、反応よく一気に加速して快勝した。最速の上りで追ってきたワグネリアンも相手にならなかった。

 これまでは先行して、直線で差し切る王道のレーススタイルで勝ち続けているが、それでいて差し脚も常に上位にあり、先行馬に余裕の差し脚を使われては、後続馬は苦しいだろう。実際、4勝ともスキがない完勝のレースばかりだった。2400の距離は未経験ながら、ハイペースにならない限り、距離が課題になるとは思えない。

 弥生賞を完勝して、「さあ、皐月賞へ」という時点での回避だっただけに残念だったが、指数のレベルの高さ、4戦4勝の実績、余裕の差し脚はここでも断然だろう。状態に問題がなければ、中心は自然とダノンプレミアムに落ち着くのではないか。

 相手は皐月賞を勝ったエポカドーロが筆頭。皐月賞は大逃げを打った馬たちを先に行かせ、離れた4番手からの差し切り勝ちだった。展開に恵まれたとする見方もあるが、力で押し切れるスタミナは、距離が伸びて、より生かされるのではないか。

 皐月賞で上りが良かったのは、4着ステルヴィオ、5着キタノコマンドール、6着グレイルの3頭。ともに最速の34秒8の上りタイムだった。前残りの流れが向かなかったといえそうで、直線の長い東京コースで巻き返しもありそうだ。

 他では京都新聞杯を高指数で勝ったステイフーリッシュ、3戦3勝のブラストワンピース、青葉賞の勝ち馬ゴーフォザサミットなども有力馬の一角を占めるだろう。

 ハンデ戦の目黒記念は、昨年、久しぶりにトップハンデ馬が勝ったが、基本的にトップハンデ馬は苦戦が多い。1番人気は過去10年で1勝、2着5回、3着1回。指数上は、過去10年のうち7年で連対する平均指数上位馬が連軸の中心を担っているが、ランク外の馬も活躍が目立つ。

 今年は、トウシンモンステラ、チェスナットコート、ウインテンダネス、ソールインパクト、フェイムゲーム、ゼーヴィント、サウンズオブアースなどが指数の上位馬たち。

 トップハンデはフェイムゲームだが、59キロはさすがに苦しいだろう。
 指数上位馬で比較的ハンデが楽なのは4歳馬チェスナットコートだろう。前走、天皇賞(春)は中団から5着に押し上げ、指数も自己ベストの91をマークした。強い相手に5着は、成長を感じさせる。2400メートル以上の距離は(2102)だが、連対できなかった2戦も差のない5着。長距離適性は高いだろう。

(目黒記念) 1着    2着    3着
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
10年    C     -     A
11年    -     B c   C
12年     Yd   C     C d
13年    -      Yc   -
14年    AZa   CYb   -
15年     Y    -     D d
16年    -     -      Xa
17年    -       b   -

 葵Sは、今年から重賞に格上げされた3歳芝1200メートル戦。 
 指数上位は、ミッキーワイルド、トゥラヴェスーラ、ウィズ、アンヴァル、タイセイプライド、アサクサゲンキなど。
 1200メートル戦で鋭い瞬発力を示しているトゥラヴェスーラが中心になりそう。

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