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2018年6月28日 (木)

第1399回 差し脚比べのハンデ戦

 今週から函館に加え、福島と中京が始まり、夏競馬もいよいよ本番を迎える。
 福島の開幕週は3歳限定のハンデ戦、ラジオNIKKEI賞がメイン。
 指数上は、前走指数上位馬や平均指数上位馬、過去の指数上位馬たちが中心になっているものの、はっきりとした傾向はつかみにくい。過去10年でみると1番人気は2勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -
14年    DZ    DXa   C d
15年    DY     Xa   -
16年    C     B     -
17年    -     -     -

 今年は、イェッツト、メイショウテッコン、ケイティクレバー、フィエールマン、ロードアクシスなどが指数の上位馬たちだ。

 福島は開幕週。梅雨時でも雨の心配はなさそうで、良好な馬場での競馬が期待できるだろう。福島の芝はオーバーシードで、比較的力のいる作りになっているようだ。加えてハンデ戦だけに、軽量の差し馬に向く馬場ではないか。

 苦戦がちなトップハンデはメイショウテッコン、ケイティクレバーの56キロ。ともに力で押し切る先行脚質だけに、連軸候補はトップハンデ以外、差し脚のある馬から選びたいところだ。

 注目は2戦2勝のフィエールマンだ。デビューは1月下旬。新馬勝ちの後、2戦目の前走、500万条件の山藤賞は出遅れて後方からになったが、3コーナーからまくっていって、ゴールでは2馬身半の差をつける快勝劇だった。長く使える差し脚は断然で、ここはハンデも54キロと恵まれ、負けなしの3連勝に期待したい。

 中京のメインCBC賞もハンデ戦、
 馬場改修後の6年間、1番人気は1勝ながら、勝ち馬はすべて4番人気までの馬たちが占めている。トップハンデは1勝、3着1回。

 今年の指数上位は、ペイシャフェリシタ、ダイメイプリンセス、アサクサゲンキ、ナガラフラワー、ワンスインナムーン、セカンドテーブル、スノードラゴン、フミノムーン、アクティブミノルなど。

 短距離戦とはいえ、ペースは落ち着きそうで、直線の差し脚比べが基本。
 先行力なら、セカンドテーブル、ペイシャフェリシタ、ワンスインナムーン、アクティブミノル、トウショウピストなどが上位だが、ペースが落ち着くとしても、どこまで粘れるだろうか。ここは差し脚鋭いダイメイフジ、ナガラフラワー、アサクサゲンキ、トーキングドラム、フミノムーンなどの切れる差し脚が生きる展開ではないか。なかでも、差し脚の鋭さなら、ダイメイフジが際立っているだろう。

 ダイメイフジの前走は安土城S。中団後方から、直線、馬体を合わせるように伸びたモズアスコットとともに、馬場の真ん中を駆け上がり、勝利をつかんだ。直線のスピードは他の馬たちが止まって見えるほど。クビ差2着のモズアスコットは次走、G1安田記念を勝っており、その差し脚の鋭さは信頼に値するのではないか。

(CBC賞) 1着    2着    3着
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d
14年    -      Yc   D
15年    A a    X     Yd
16年    -     -     DXc
17年    B c    Zd   -

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2018年6月26日 (火)

第1398回 本格化ミッキーロケット

201806240911

 サッカーワールドカップロシア大会での日本チームの事前の低評価をくつがえす活躍ぶりに、日本中が心を奪われている。私もそのひとり。日本チームのゲームだけでなく、ほぼ毎日、午前2時過ぎまでテレビにかじりついてのサッカー三昧で、このところ、眠くて仕方がない。他の国のゲームと比べても、日本チームはゲーム運びに落ち着きと安定感があり、選手たちの自信を感じる。残されたポーランド戦も勝てるといいね。

 春のグランプリ宝塚記念は、7番人気の伏兵ミッキーロケットが勝った。

 ミッキーロケットはラチ沿いの中団から徐々に位置を上げ、4コーナーで逃げるサイモンラムセスを交わして、先頭に躍り出た。早めに仕掛けた1番人気のサトノダイヤモンドを寄せ付けず、後続を引き離してゴールを目指すところ、外から鋭い差し脚で一気に駆け上がってきたのが香港のワーザー。ゴールではクビ差まで迫られたが、最後までトップは譲らず、ミッキーロケットが初のG1タイトルを手にした。

 ミッキーロケットは、終始、内ラチの経済コースで脚をため、直線の粘りにつなげた。和田騎手の好騎乗が光ったレースだったといえそう。今年の天皇賞春も、長くいい脚を使って4着に好走しており、宝塚記念は、本格化を感じさせるレースになった。

 2着は10番人気の香港馬ワーザー。上り指数は1頭だけ抜けた高さだった。外枠だっただけに位置取りが後ろになって、コースロスもあっただろうし、もう少し距離があったらどうだっただろう。さすがに力のある馬だ。

 1、2着馬からは3馬身と離れたが、3着は12番人気のノーブルマーズが大健闘。勝ったミッキーロケットのすぐ後ろでレースを進め、直線も必死に前を追ったが、勝ち馬に並ぶところまではいかなかった。

 1番人気のサトノダイヤモンドはスタートが良くなかった。後方2番手から位置を上げていって、3コーナー手前から一気にスパート、4コーナーでは2番手にまでつけ、ミッキーロケットを追ったが、直線に脚は残っていなかった。結果は6着。まだ本調子にはなかったのだろうか。

 今週から競馬は福島、中京、函館の3場開催。秋まで関東地区での開催はなく、いよいよ競馬は夏モード。サッカーの日本代表に負けないように、がんばろう。

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2018年6月21日 (木)

第1397回 復活に期待

 春のグランプリ宝塚記念。今年は香港からの参戦もあり、頭数もそろった。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する平均指数の上位馬が中心。ただ、前走、スローペースの長距離を使った馬も多く、指数上位馬だけで決着するわけではない。1番人気は2勝、2着4回、3着1回。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -
13年    CXa   -     -
14年     Zd   -     C
15年     Yb   -       d
16年    -     A     B a
17年     Z    C c   -
(海外、公営の成績は減戦して集計)

 今年は、ストロングタイタン、ミッキーロケット、アルバート、スマートレイアー、サトノダイヤモンド、サトノクラウン、ステファノスなど指数の上位馬たちだ。

 平均指数や過去の指数で最上位は5歳馬のサトノダイヤモンドだ。4歳時に菊花賞、有馬記念を勝って、昨年春の天皇賞も3着に好走。キタサンブラックの後を継ぐ位置に上がってきた。そのあと、フランスにわたってフォア賞、凱旋門賞に挑んだが、結果は残せなかった。帰国後は、金鯱賞3着、大阪杯7着と、今一息の成績が続いている。

 しかし、金鯱賞は超スローペースで、上りタイムは限界値。着順は道中の位置取りの差だった。前走の大阪杯は中団の内で脚をためていたが、勝負所で包まれたまま前に出られず、ずるずる後退を余儀なくされ、直線を向くところではほぼ最後方。

 もともと、鋭い差し脚があるわけではなく、スタミナを生かして先行するレースが持ち味の馬だけに、そこから追い上げるのは苦しかったはず。7着もやむを得ない結果だっただろう。いずれも敗因ははっきりとしている。距離は長いにこしたことはないが、渋った馬場でスタミナが問われるレースになれば、2200メートルも十分にこなせるはず。今回、手綱も慣れたルメール騎手に戻り、復活の期待にもこたえられるのではないか。

 阪神の渋った馬場に合いそうなのが、香港から参戦してきたワーザー。香港の年度代表馬にも選出されたことがあり、昨年はG1を2勝している。近2走は日本の渋った馬場に似た馬場で好走しており、ここでも十分に勝ち負けになるのではないか。

 他では、距離が合うサトノクラウン、ミッキーロケット、牝馬のヴィブロス、4歳馬ダンビュライト、キセキ。先行して粘るストロングタイタン、パフォーマプロミスなどにも要注意だろう。

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2018年6月19日 (火)

第1396回 将来性

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201806170211

 大阪の地震被害が気にかかる。関西方面の皆さん、お変わりありませんか。
 今週の宝塚記念は予定通り開催できるのだろうか。

 競馬は新馬戦も始まった。いまのところ、新馬戦で最も高い指数は牝馬のグランアレグリアの「64」。

 2000年以降、ダービーを勝った馬たちの新馬戦での指数は、ジャングルポケットの「66」が最高で、平均値は「43.5」程度だ。牝馬の場合、オークスの勝ち馬の新馬戦の平均指数は「42.1」。最高指数はスティルインラブの「59」だった。

 新馬戦の指数の高さが、将来性を決定するわけではないが、グランアレグリアの「64」の指数は新馬戦としては上々のレベルだろう。差し脚もシッカリとしているようで、将来性に期待をもたせる1頭だ。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSは、1番人気のルヴァンスレーヴが力の違いを見せて3馬身半の差で圧勝した。ルヴァンスレーヴは向こう正面では中団の後方に位置していたが、徐々にポジションをあげ、4コーナーでは先行集団の外、5番手にまで進出。勢いのまま、直線はぐんぐん加速し、後続を引き離す一方のレースぶり。ルヴァンスレーヴの長く使える差し脚に対抗できる馬はいなかった。

 ルヴァンスレーヴの指数「83」は3歳ダートの最高指数に並ぶ高レベルで、ダート界を背負う将来性も豊かな逸材だろう。
 2着は3番人気のグレートタイム、3着は7番人気エングローサー。

 函館開幕週の函館スプリントSは、最内枠から迷いなく果敢に逃げた3番人気のセイウンコウセイの逃げ切り勝ち。昨年の高松宮記念以来の勝利だった。ゴール前ではヒルノデイバローにきわどく迫られたが、G1馬の底力がハナ差の勝利をもぎ取ったのだろう。

 2着に10番人気ヒルノデイバロー、3着には1番人気のナックビーナスが入った。ともに先行集団にいた馬たちで、函館開幕週の素軽い良馬場を生かし切ったレースだったといえそう。

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2018年6月14日 (木)

第1395回 指数上位が中心

 3歳のダート重賞・ユニコーンSが東京のメインレース。
 過去10年、指数上位馬が圧倒的に強く、2013年の勝ち馬以外は指数上位のランク馬が勝利している。前走指数の上位馬、平均指数の上位馬はともに10年連続で連対中だ。1番人気馬も(4300)と安定した成績を残し、勝ち馬は全て3番人気までの馬たち。比較的順当な結果が多い。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
08年    BXc    Zc   -
09年    A c   C b    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-同着
14年    DZb   A     -
15年    A     D d   BYc
16年    C b   A     CXa
17年    DXc   -     B b
(スローペース調整-15/-5)
(海外、公営戦は減戦して集計)

 今年は、グリム、プロスパラスデイズ、ルヴァンスレーヴ、エングローサー、グレートタイム、コマビショウ、トキノパイレーツ、ミックベンハーなどが指数の上位馬たち。

 指数上位の注目馬は、グリム、プロスパラスデイズ、ルヴァンスレーヴなど。
 とくに、長く使える差し脚が魅力のルヴァンスレーヴが中心になりそうだ。交流G1全日本2歳優駿を快勝して臨んだ前走の伏竜Sは、3コーナーから追い出して、直線、先に抜け出した勝ち馬ドンフォルティスを追ったが、届かずの2着。ただ、4コーナーで外にふくれ、追い出すタイミングが遅れたのが敗因。ゴール前は鋭い差し脚を見せており、内容は悪くなかった。

 東京ダートのマイル戦は3走前に切れる瞬発力を使ってレコードタイムで勝っており、中山より直線の長い東京向きだろう。

 先行できるグリム、プロスパラスデイズ、コマビショウ、トキノパイレーツなどの前残りに要注意だ。

 今週から函館競馬も始まる。開幕週は函館スプリントSがメインだ。
 指数上は平均指数や前走指数などの上位馬が中心になっている。開幕週の開催になった2012年以降、1番人気は2着が1回あるだけ。不振が続いている。

 今年は、ナックビーナス、ラインスピリット、アドマイヤゴッド、セイウンコウセイ、ヒルノデイバロー、エポワス、キングハートなどが指数の上位馬たちだ。

 高松宮記念を使ってきた馬たちが多く、そこで3着に好走した5歳牝馬ナックビーナスが前走指数も上位で、注目の1頭だ。先行して直線、差し脚を伸ばすレースができ、直線の短い函館に向く脚質だろう。

 他では、ティーハーフの後方一気。セイウンコウセイ、ラインスピリット、キングハートなどの巻き返しに注目したい。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B b   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -
14年     Xb   B     -
15年      d   C     -
16年    -     B     -
17年    B     B c   DXa

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2018年6月12日 (火)

第1394回 期待が広がる勝利

201806100511
201806100911

 4歳馬サトノアーサーが馬場の真ん中を突き抜けて、エプソムCを勝利した。

 東京の芝コースは、雨が強くなった8レース以降、直線、内を避けて馬場の良い外に回すレースが目立ってきた。エプソムCの前の10レースには、芝コースは重馬場にまで悪化していた。

 サトノアーサーは大外枠から好スタートを決め、馬場の良い外につけて直線に向いた。直線、逃げたスマートオーディン、先行するマイネルフロスト、マイネルミラノなどの脚が勢いを失うや、各馬ともに内を大きく開けて、直線の攻防にしのぎを削る。

 直線半ば、各馬横一線。サトノアーサーが馬場の真ん中から抜け出し、一気に先頭に立つと、後方から追ってきたハクサンルドルフの猛追もしのいで、半馬身差で初の重賞制覇を果たした。先行して抜け出す王道のレースで快勝したわけで、指数も上々のレベル。先々に期待が広がるレースだっただろう。

 2着は最速の上りの脚を使ったハクサンルドルフ、3着はサトノアーサーに最後までしぶとく食い下がったグリュイエール。

 1番人気に推された4歳馬ダイワキャグニーは後方からのレースになった。直線、開いた内に入れて追ったが、差し脚に見どころがなく、14着に大敗。馬場が合わなかったのか、体調が万全でなかったのか。

 波乱の多い牝馬のハンデ戦、マーメイドSは6歳馬のアンドリエッテが、ゴール前、ワンブレスアウェイとの叩き合い制した。

 アンドリエッテは、終始内ラチを距離損なく追走。直線、内ラチにわずかに空いた1頭分のスペースをこじ開け、さらに逃げるトーセンビクトリー、2番手のミリッサの間に突っ込んでいって、勝利をものにした。

 外に回していたら、最速の上りタイムでも、勝利はなかったかもしれない。それにしても、正直、よくそのスペースがあったと思うし、運不運、紙一重のレースだったのではないか。アンドリエッテの国分恭介騎手は、直線での斜行で過怠金を科せられることになったがーー。

 2着は9番人気のワンブレスアウェイ、3着は4番人気のミエノサクシード。1番人気のレイホーロマンスは6着まで。今年も人気馬には厳しい戦いになってしまった。

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2018年6月 7日 (木)

第1393回 4歳馬ダイワキャグニー中心

 梅雨に入って週末の天気が気になる。今週のメインはエプソムカップ。
 指数上は、前走指数上位のABC馬と、平均指数の上位abcd馬たちが連軸の中心を担っている。全体としても指数上位馬が活躍しているレースだ。
 1番人気は10年で4勝、2着4回。連対率80パーセントは上々だ。世代別では4歳馬が7勝、5歳2勝、6歳1勝。圧倒的に4歳馬が強い傾向にある。

(エプソムC)1着    2着    3着
08年    -     A b    Yc
09年    A a    Zb     c
10年    CYc    Y    -
11年    A a   -     B a
12年    -     A d   C
13年    C a    Xa   A
14年    A     CYa    X
15年    A d   C a   B d
16年    B d   AXa   D d
17年    -     -     -

 今年の指数上位は、ダイワキャグニー、マイネルフロスト、サーブルオール、サトノアーサー、ブラックスピネル、アデイインザライフ、ベルキャニオン、エアアンセム、ゴールドサーベラスなど。

 1番人気になりそうな4歳馬で、加えて指数でも上位のダイワキャグニーが連軸の中心だろう。毎日王冠4着、中山金杯5着、東京新聞杯3着と、古馬相手の重賞戦で、勝てないまでも好走を続けている。

 前走はオープンのメイSを、中団後方から追って完勝した。ペースも上がったレースを、トップハンデを背負って鋭い差し脚を見せての勝利は、能力の証といえるだろう。東京コースは(5012)と得意にしており、1800メートル戦は(3001)と、距離適性からも信頼できそうだ。

 マイネルミラノの逃げで、平均ペースの差し脚比べになりそう。ダイワキャグニーの他に差し脚上位といえそうなのは、サーブルオール、トーセンマタコイヤ、ハクサンルドルフ、エアアンセムなど。ダイワキャグニーの相手になる馬たちだろう。

 ダービー6着以来、屈腱炎で2年余りの休み明けになるが、毎日杯、京都新聞杯の勝ち馬スマートオーディンも素質は高いはず。ひと叩きされた次走以降が本番だとは思うが、気になる存在だ。

 マーメイドSは波乱の多い牝馬限定のハンデ戦。1番人気馬は2勝、2着1回、3着1回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着2回。

 今年の指数上位は、レイホーロマンス、キンショーユキヒメ、ヴァフラーム、ワンブレスアウェイ、エテルナミノル、ミエノサクシード、トーセンビクトリーなど。

 牝馬限定戦だけに、スローペース必至。鋭い差し脚は必須条件だろう。

 中団から長くいい脚を使えるキンショーユキヒメ、レイホーロマンス、ワンブレスアウェイ、トーセンビクトリーなどが中心になると思うが、ハンデの軽い馬たちの一瞬の切れに後れを取ることもあるような気がする。とりわけ、格上挑戦ながら、50キロの軽量ハンデで鋭い差し脚が使えそうなルネイション、ヴァフラームが気になるところ。

 他に、ミエノサクシード、ミリッサ、アルジャンテ、アンドリエッテなどにもチャンスはありそうで、今年も難解なレースになった。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
08年    -     -     BXa
09年    -     B     -
10年    A     -     -
11年     Y    B a   C
12年    -     -     -
13年    BX     Z    AY
14年    A     -      Xa
15年    -     -     -
16年    DZa   A       c
17年    -     A a    Xb

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2018年6月 5日 (火)

第1392回 強い4歳馬にデムーロとルメール

201806030511
201806020911

 春のG1最後を飾る安田記念は、G1初挑戦のモズアスコットが勝った。

 モズアスコットは中団後方から。直線は外に出さず内に入れ、前を行くスワーヴリチャードを目標に追った。直線半ば、終始先行していたアエロリットが先頭に立ち、スワーヴリチャードが差を詰めていく。その2頭の間をついて、ぐんぐん伸びてきたのがモズアスコットだった。ゴール手前、アエロリットをとらえ、モズアスコットがクビ差でG1の栄冠をものにした。

 2着はアエロリット、3着はスワーヴリチャード。4着にサトノアレス、5着サングレーザーという結果だったが、6着ペルシアンナイトを含めて、上位6頭はすべて4歳馬が占めた。

 モズアスコットは近走、阪急杯2着、マイラーズC2着、前走の安土城Sも2着と、惜しいレースが続いていた。指数上も過去の指数で最上位の馬だった。安田記念は連闘で勝利をつかんだが、指数も高く、過去の指数の裏付けもあり、安田記念の勝利は実力通り。フロックではないはず。今後もマイル路線の中心をになう逸材だろう。

 鳴尾記念はマルターズアポジーが逃げ、ペースは速くなった。直線、中団待機のトリオンフが馬場の中央から脚を伸ばし、いったんは先頭にたった。しかし、最内をついたストロングタイタンも負けじと追い続け、激しい叩き合いになったが、ゴール前ではストロングタイタンがわずかに抜け出して、レコードタイムで重賞戦初勝利をあげた。トリオンフを追うように上がってきたトリコロールブルーが離れた3着。

 勝ったストロングタイタンは5歳馬だが、2着、3着のトリオンフ、トリコロールブルーは、2頭しか出走していなかった4歳馬だ。

 安田記念はルメール騎手が、鳴尾記念はM・デムーロ騎手が勝利をあげた。ルメール騎手は鳴尾記念でも2着。M・デムーロ騎手は安田記念で3着。ともに勝てなくても2、3着の馬券圏内に持ってくるのはさすがというほかない。ちなみに先週のM・デムーロ騎手は8戦して(3311)。連対率75%、複勝率はなんと87.5%だった。ルメール騎手も17戦して(5327)。こちらも連対率は47%。

 日本の騎手たちとは、何かが違う。天賦の才能なのか、騎乗技術なのか、勝負勘なのか、ハングリー精神なのか。

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