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2018年8月30日 (木)

第1417回 素質馬の取捨

 早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回。2番人気馬も1勝、2着1回。3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が続く。勝ち馬は5番人気以下の馬が8勝して、波乱模様のハンデ戦だ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬が、8年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
08年    -     DZc   -
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -

 今年は、ベアインマインド、ストーンウェア、セダブリランテス、グリュイエール、マイネルハニー、メートルダール、ショウナンバッハ、ブラストワンピースなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦を強いられることが多いトップハンデ馬は、57.5キロのセダブリランテス。次いで57キロのマイネルハニー、メートルダールが続く。

 注目を集めそうなのは骨折で休養していた4歳馬セダブリランテス。前走は中山金杯を4コーナー3番手から差し切り勝ち。これまで(4010)と、負けたのはアルゼンチン共和国杯の3着だけで、素質の高さを示している。当然、ハンデはトップハンデの57.5キロを背負うことになったが、苦戦の続くトップハンデは気にかかるところだ。

 もう1頭、デビュー以来(3001)の3歳馬ブラストワンピースも人気を集めるだろう。前走のダービーでは2番人気に推されて、勝ったワグネリアンとも差のない5着に好走した。直線、前が詰まる不利がなければ、もっときわどい勝負になったはず。3歳馬でハンデも54キロと恵量。ただ、人気馬は苦戦の傾向があり、2000年以降、3歳馬の勝利がないというデータも無視はできないだろう。

 しかし、過去のデータがどうであれ、セダブリランテス、ブラストワンピースの2頭の素質馬があっさり勝つ場面もかなりの確率であるとは思うが、ここは人気薄馬にかけてみたい気もする。

 前走、サマー2000シリーズの小倉記念と七夕賞組が過去10年で合計7勝をあげており、データ上は、小倉記念組のストーンウェア、メドウラーク、七夕賞組のマイネルミラノなどが上がってくる。

 なかでも小倉記念5着のストーンウェアが指数も最上位で、連軸向きではないか。前走の小倉記念は、先行馬に強い馬たちがそろっており、ストーンウェアは好スタートも控えて5番手から。ただ、ペースは上がらず、先行馬たちがそのままなだれ込む結果だった。ストーンウェアはよく食らいつき、33秒7の上りの脚も見せた。5着とはいえ、内容は悪くなかったのではないか。素軽いスビートが持ち味で、新潟コースも合うはず。

 他ではグリュイエールの鋭い瞬発力が気になるところ。前走エプソムカップは雨の重馬場で切れを封じられて3着も、良馬場での巻き返しに注目したい。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬は、前走指数上位馬が中心だ。

 今年は、セプタリアン、ルチアーナミノル、シングルアップ、チュウワフライヤーなどが指数の上位馬たち。

 中心は、新馬、オープンを連勝しているシングルアップだろう。前走は、馬なりで先頭に立つと、差を詰められることなく押し切る強いレース内容だった。

 逆転候補は、前走ハイペースで逃げ切って、好指数勝ちのセプタリアン。
 他に、逃げ馬ながら、スローペースの差し脚に見どころがあったルチアーナミノル、差し脚上位のタガノジェロディ、ブルベアオーロなど。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ウィクトーリア、ラブミーファイン、ナイママ、トーセンギムレット、ナンヨーイザヨイ、ラバストーンなどが指数の上位馬たち。

 差し脚が鋭いのはクラージュゲリエ、アフランシール、ダディーズマインド、ウィクトーリア、エメラルファイトなど。とりわけ超スローペースの新馬戦を後方から差し切ったクラージュゲリエの圧倒的な瞬発力が魅力的だ。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
(スローペース調整は-20/-10)

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