« 第1412回 夏は牝馬とアイスクリーム | トップページ | 第1414回 秋の主役を目指して »

2018年8月16日 (木)

第1413回 決め手比べ

 例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週のメインレース。今年はマカヒキをはじめ、G1馬3頭が出走してきた。

 過去10年、1番人気馬は2勝、2着5回。3着1回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は物足りない。ここ6年に限れば、1番人気馬は2着3回、3着1回のみで、勝利がなく、波乱の傾向も見える。
 指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
08年     -      AYc    C
09年     AYa    D      -
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
16年     -      CXa    A
17年     -      -      AYb
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、サングレーザー、マカヒキ、マルターズアポジー、ゴーフォザサミット、ミッキースワロー、サクラアンプルール、アトラスエンブレム、マイスタイルなどが指数の上位馬たちだ。

 G1勝ち馬はダービー馬マカヒキ、香港のクイーンエリザベスⅡ世Cの勝ち馬ネオリアリズム、エリザベス女王杯を勝ったモズカッチャンの3頭。

 他のG1実績も含めて考えればマカヒキが断然だろう。ただ、フランスのニエル賞を勝って以降、凱旋門賞大敗を引きずるように、国内の重賞戦でも苦杯をなめ続けている。左後肢の剥離骨折のため、昨秋のジャパンカップ以来のレースになるが、どこまで復調しているだろう。今回、久々にルメール騎手の騎乗で、ダービー馬としての素質の発揮を期待したいところだ。

 逃げ馬がそろって、ペースは上がるだろう。とりわけハイペースで逃げるマルターズアポジーのペースを考えれば、スローペースの差し脚ではなく、平均ペースに対応できる中団からの差し馬に展開が向くのではないか。差し脚で上位はサングレーザー、ゴーフォザサミット、マカヒキなど。

 ここは平均ペースで差し脚に見どころがあるサングレーザーに注目したい。これまではマイルを中心に使われて、安定して高指数を記録している。2走前、読売マイラーズCで見せたスピード感あふれる決め手は何よりも魅力的だ。2000メートルは2歳時に1戦5着のみだが、2歳時とはいえ1800メートルで1戦1勝しており、2000メートルもこなせない距離ではないだろう。

 北九州記念は芝1200のハンデ戦。過去10年で1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着1回と苦戦続きだ。牝馬は10年で6勝をあげている。ハンデ戦のためか、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、2012年以外はすべて牝馬が勝利しており、牡馬で指数ランクにない馬が勝つのはむつかしい。指数上は前走指数の上位馬が連軸の中心だろう。

 今年の指数上位は、ナガラフラワー、セカンドテーブル、アレスバローズ、アサクサゲンキ、トウショウピスト、フミノムーンなど。

 苦戦の続くトップハンデ馬を除くと、牡馬では3歳馬アサクサゲンキが53キロの恵ハンデで浮上してくる。この2走は1200メートル戦で5着、4着だったが、前走は古馬との重賞CBC賞で4着なら上出来。素軽いスピードもあり、1200メートルの距離適性も高いだろう。小倉は(2100)と相性も良く、小倉2歳Sも勝っている。

 ただ、今年も牝馬が優勢のようで、差し脚の鋭いナガラフラワー、ラブカンプー、ダイメイプリンセスなどが中心になるのではないか。

 とりわけ、前走CBC賞で2着に好走したナガラフラワーの差し脚が上位だろう。今年は逃げ先行馬がそろって、ハイペースになりそうで、52キロの軽ハンデをいかして、後方一気の差し脚が決まる可能性も高い。

(北九州記念) 1着     2着     3着
08年     -       Yc    A
09年     CZa    C       Ya
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -
16年     BY      Xa      c
17年     -      -      -

|

« 第1412回 夏は牝馬とアイスクリーム | トップページ | 第1414回 秋の主役を目指して »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/67063346

この記事へのトラックバック一覧です: 第1413回 決め手比べ:

« 第1412回 夏は牝馬とアイスクリーム | トップページ | 第1414回 秋の主役を目指して »