第1412回 夏は牝馬とアイスクリーム
新潟の関屋記念は、ディープインパクト産駒の牝馬たちが大活躍。
勝ったのは3歳牝馬プリモシーン、2着は5歳牝馬ワントゥワン、3着も5歳牝馬エイシンティンクル。「夏は牝馬」とはいうものの、関屋記念での牝馬の勝利は2012年のドナウブルー以来で、牝馬のワン、ツー、スリーは1991年以来。さらに3歳牝馬がこのレースを勝つのは実に31年ぶりだとか。
レースはエイシンティンクルが逃げて、2、3番手にウインガニオン、スターオブペルシャが続く。1番人気に推されたプリモシーンは中団から。ペースは少し厳しかったようで、先行馬たちの脚が止まるところ、直線、長くいい脚を使って、馬場の真ん中から伸びてきたのがプリモシーンたった。内ラチ沿いに逃げ粘るエイシンティンクルをクビ差とらえての快勝劇だった。3歳牝馬の負担重量が51キロだったこともよかったのだろう。
2着はプリモシーンを追って後方から伸びてきたワントゥワン。3着は逃げ粘ったエイシンティンクル。1番人気、5番人気、3番人気の決着で、3連単は2万2570円だった。
上位5、6着までの馬たちの指数は上々のレベルで、今後の巻き返しにも注目したい。
ダートの重賞、札幌のエルムSは、2、3番手で先行したハイランドピークが、逃げるドリームキラリとの叩き合いを制して、1馬身4分の1の差で、初の重賞勝ちを収めた。騎乗していた横山和生騎手もデビュー8年目で重賞初制覇となった。
もともとハイランドピークは、横山和生騎手とは(2401)の好相性。人馬とも、重賞勝ちには少し時間がかかったが、これをきっかけに大きく飛躍できるといいね。
2着はドリームキラリ、3着には最後方から一気の脚を使ったミツバが突っ込んできたが、すでに決着がついた後のことで、直線の短いコースでは、持ち味を生かし切れなかったようだ。
暑い暑いといいながら、毎日のように、アイスクリームを食べてしのいでいるが、いつの間にか8月も折り返し点。夏も盛りを過ぎていく。
| 固定リンク
コメント