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2018年10月30日 (火)

第1434回 感服

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 終わってみれば、「ルメールだったな」というのが、今年の天皇賞(秋)だった。
 もちろん、昨年のダービー馬レイデオロの能力が優ったうえでの結果と勝利だったことに違いないが、それでもルメールの騎手としての判断と技量なしに、レイデオロの栄光を確かなものにはできなかったのではないか。

 今年の天皇賞(秋)は逃げ馬不在で、どの馬がハナを切るのかゲートが開くまでわからなかったが、好スタートを決めたキセキが無理なく先頭に立った。ゆるみのないペースになり、直線なかばでもキセキが楽に逃げている。

 ゴールまで残り100メートル。中団の6番手から差し脚を伸ばしてきたレイデオロがキセキを交わして先頭に立つと、最速の上りで追ってきたサングレーザーを振り切って勝利をつかんだ。2着のサングレーザーとは1馬身4分の1の差、3着はキセキが粘りこんだ。

 ゆるみのないペースに、後方の馬たちも脚をためることができなかったようで、勝ったレイデオロ、2着のサングレーザーに33秒台の上りの脚を使われては、勝負にならなかった。結果は、中団より前々でレースを進めた馬たちが上位を占め、スタートで出遅れ、後方からのレースになった1番人気のスワーヴリチャードは34秒1の上りタイムも、結局、見せ場なく10着に終わった。

 これでルメール騎手は3週連続でG1勝ちをおさめたが、この秋の重賞戦は15戦して10勝、2着3回、3着1回とか。もう手が付けられない。今年はすでに177勝をあげ、200勝にも確実に手か届くところに来ている。感服。

 京都のスワンSは、ルメール騎手のモズアスコットとの激しい追い比べを制して、デムーロ騎手のロードクエストが勝った。ともに中団から大外一気の鋭い差し脚をみせ、ゴールはわずかにハナ差の戦いだった。

 デムーロ騎手も先週は5勝をあげて、今年すでに131勝。騎手ランキングの2番手につけている。ルメール騎手もデムーロ騎手も、今年の連対率はともに驚異の4割超え。(モレイラ騎手の連対率は5割を超えているけど)、いずれにしても、すごいとしか言いようがない。

 2歳牝馬の重賞アルテミスSは、武豊騎手のシェーングランツが勝った。直線、最後方からの一気の差し脚は際立っており、素質と将来性を感じさせる好レースだった。

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