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2018年11月 8日 (木)

第1437回 指数上位の3、4歳馬から

 エリザベス女王杯は、過去10年で3歳馬が4勝、4歳馬も4勝をあげて、合わせて8勝。それに続く5歳馬が2勝している。勝ち馬には若さが求められるようで、6歳馬以上の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て前走指数上位のランク馬だった。

 1番人気は過去10年で1勝、2着4回、3着2回。2番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。1、2番人気が合わせて2勝どまりは物足りない。指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高い。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
08年    B d    Xa   -
09年    -     -     B
10年    外国馬   CXb   A a
11年    D外    A      Xa
12年    -     -     C
13年    A     -     -
14年    -     A b   -
15年    D     C a   BYb
16年     Zc   -     BXa
17年    B      Z    BXb
(スローペースは-10/0)

 今年は、カンタービレ、ノームコア、リスグラシュー、フロンテアクイーン、コルコバード、スマートレイアー、クロコスミアなどが指数の上位馬たちだ。モズカッチャンも指数上位馬たちと、ほとんど差がない有力馬だ。

 エリザベス女王杯は京都の芝2200メートル戦で、スローペースが基本。長く使える差し脚が問われるレースだ。上りの脚で上位は、リスグラシュー、アドマイヤリード、カンタービレ、フロンテアクイーン、ノームコアなどだが、勝ち馬の多くは4コーナーで6、7番手以内につけていた馬たちが多く、後方一気の差し脚だけでは苦しい。
 中団より前々でレースができ、直線も脚が使える指数上位の3、4歳馬というのが、勝ち馬のイメージだ。

 その勝ち馬の条件を満たすのは、カンタービレ、ノームコア、リスグラシューなどだろう。くしくも3頭とも、外国人騎手たちの騎乗馬になったが、過去10年で、外国人騎手が5勝あげており、ここでもプラス材料になりそうだ。

 3歳馬カンタービレはオークスでは13着に大敗したが、この秋ローズSを勝って、前走の秋華賞は3着に好走した。中団後方から直線、勝ったアーモンドアイを追うように鋭い差し脚を伸ばし、上りタイムはアーモンドアイに0.3秒差に迫る速さだった。強い3歳牝馬世代を代表する1頭だろう。

 ノームコアも3歳馬。前走、スローペース気味の紫苑Sを5番手から差し切って勝ったが、レースレコードを1秒7も塗り替えたうえ、後続に3馬身差をつける完勝だった。秋華賞は見送ったが、秋華賞上位馬とも指数上の差はない。余力も十分で、距離が伸びても対応できるだろう。

 4歳馬リスグラシューはスローペースにも対応でき、安定した差し脚が光る。近走はヴィクトリアマイル2着、安田記念8着、前走、府中牝馬Sも2着と、強敵相手に好走を続けている。2200の距離は少し長い気がするが、底力は最上位だろう。

 負担重量が楽で、前走指数上位の3歳馬2騎、カンタービレ、ノームコアのどちらかが中心になりそうだが、前走の鋭い差し脚が魅力的で、距離も合いそうなノームコアに期待したい。

 武蔵野Sはダートのマイル戦。
 今年はメイショウウタゲ、サンライズノヴァ、グレンツェント、インカンテーション、ウェスタールンド、モルトベーネ、ナムラミラクルなどが指数の上位馬たち。

 ハイペース気味のダート戦で、展開からは、指数上位でダートの差し脚が断然に鋭いサンライズノヴァが中心になるだろう。
 他に、ウェスタールンド、イーグルフェザー、クルーガーなども上りの脚がしっかりとしている。

 前々で粘れるユラノトが面白い存在にみえる。差し脚にかける馬たちが、追っても届かない場面で、前にいるのはユラノトではないか。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa
10年     Y    D c   -
11年     Y    AZb   -
12年    -     D      Za
13年    -     A b   -
14年    B     A      Zc
15年    -      Zb   B c
16年     Yc   -     -
17年    -     -     -
(公営競馬の成績は減戦して集計)

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。1番人気馬は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。連対率は50%。トップハンデ馬は1勝、2着2回のみ。

 今年の指数上位は、エアアンセム、メドウラーク、マイスタイル、マイネルハニー、マルターズアポジー、レトロロック、トミケンスラーヴァ、スティッフェリオなど。

 トップハンデは57.5キロのマルターズアポジー、次いで57キロのエアアンセム、マイネルハニーと続く。

 マルターズアポジー、マイスタイル、マイネルミラノなど逃げ馬がそろって、平均ペースの流れになりそう。中団からの差し脚は必須条件だ。鋭い瞬発力があるレトロロック、マサハヤドリーム、スティッフェリオ、メドウラーク、マイネルハニーなどにチャンスかありそう。

(福島記念) 1着    2着    3着
08年    -     C      Zc
09年    C     -     D
10年    -     A     BXa
11年(新) A a    Ya   -
12年    B b   -     -
13年     Z    AXa     d
14年    -       a    Xa
15年     Zc   BXa   -
16年    B     B     -
17年     Yb     d     a

 デイリー杯2歳Sの前走指数上位馬は、ハッピーアワー、ドナウデルタ、アドマイヤマーズ、ヤマニンマヒア、スズカカナロアなど。

 差し脚は、新馬、オープンを2戦2勝のアドマイヤマーズが最上位だ。7月下旬以来、3か月半ぶりのレースになるが、その分成長も期待できるだろう。

(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
08年    B a   CXc   -
09年    A a    Yb   -
10年    -     -      Xb
11年      d   DX    -
12年    -     A c   A b
13年    AXa   -     CYc
14年    DY    C b   BX
15年    A     CYb   BZa
16年     Y    B a   -
17年    -      D     -
(スローペース調整値-20/-10)

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