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2018年12月20日 (木)

第1449回 レイデオロVSキセキ

 今週はいよいよ、有馬記念。1994年以降、過去24年間、前走指数上位馬が16勝を、平均指数の上位馬が15勝をあげており、有馬記念は比較的指数上位馬が強いレースだ。指数のランク外で勝った馬は5頭いるが、そのうちの3頭は3歳馬で、古馬が勝ったのは、14年の牝馬ジェンティルドンナと、07年のマツリダゴッホだけ。古馬、とりわけ牡馬の場合は指数上位でなければ勝利は難しいだろう。

 最近の10年に限ると、1番人気馬が(6211)と安定して強い。世代別では、3歳馬が4勝、4歳馬が2勝、5歳馬が4勝。2000年までさかのぼっても、6歳馬以上の勝利はない。

(有馬記念) 1着    2着    3着
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -3歳   -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年     Ya    Xd     b
01年    -3歳   -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -3歳
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B d
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a
09年    BYa   -3歳   A b
10年    -3歳    Y    -3歳
11年    A b    Za    Y
12年    A b   -      Ya
13年    AXa    Zd    Yb
14年    -      Z    BZc
15年     Yb   D b   -3歳
16年    AYb   BXa    Y
17年    CXb   -     AYa

 今年は、キセキ、シュヴァルグラン、レイデオロ、サトノダイヤモンド、ミッキースワロー、ミッキーロケット、クリンチャーなどが指数の上位馬たちだ。

 前走指数最上位は、前走、ジャパンカップ2着の4歳馬キセキだ。これまで、(4244)の成績。昨年の菊花賞馬で、この秋は毎日王冠(3着)から始動して、天皇賞(秋)は果敢に逃げて3着だった。ジャパンカップもハイペースで逃げた。ゴール前200メートルの地点で、2番手待機のアーモンドアイに交わされ2着だったが、アーモンドアイとの負担重量差(4キロ)を考えれば、後続の3着馬には決定的ともいえる3馬身半の差をつけており、内容は最上位だっただろう。ジャパンカップでのスピード指数は、今年の全出走馬の最高指数であり、その点からも中心になるべき馬だ。

 ただ、スタミナに優れた馬だが、直線の差し脚の鋭さには弱点が見える。有馬記念でも逃げることになると思うが、ペースを落としても、直線に鋭い差し脚を残せるわけではない。その点が、昨年、逃げ切って勝ったキタサンブラックとは少し違うところだ。ここはハイペースを承知で逃げ切るしかない。それだけに作戦に迷いはなく、逃げ切り勝ちもあるのではないか。ただ、有馬記念のコースは6つのコーナーがあり、ハイペースといっても息が入れやすい。それは後続馬も同じで、各馬が余力を残したまま直線の差し脚比べになったら、少し分が悪くなるのかもしれない。

 直線の差し脚比べで浮上するのはレイデオロだ。
 レイデオロは昨年のダービー馬。ルメール騎手は、ペースが遅いとみるや、向こう正面で後方から2番手にまで押し上げ、直線も余力十分に差し切ったレースには驚かされた。昨年のジャパンカップは2着に好走。今年の春にドバイに遠征したが4着だった。この秋はオールカマー、天皇賞(秋)を連勝。国内戦に限れば、(7111)と4歳世代トップクラスの成績を誇る。

 その特徴は中団からの鋭い差し脚にあり、どのレースでも安定した差し脚が光る。前走の天皇賞(秋)は、中団に控え、直線なかばで逃げ粘るキセキを一気にとらえての完勝だった。2500メートル戦は初になるが、(2100)の2400メートル戦での好走から考えて、距離が長いとも思えない。これまでキセキとは、神戸新聞杯、天皇賞(秋)で2度対戦して、いずれもレイデオロが勝っている。ルメール騎手とは(7102)、中山コースは(3001)。コース適性でも最上位にあり、中心にはレイデオロを推したいと考えている。

 相手の筆頭はもちろんキセキ。キセキの逃げ切り勝ちも頭に描いて、単勝は買っておこうと思う。ジャパンカップでは、2着のキセキからも大きく離されて勝負がついた印象があるが、シュヴァルグラン、サトノダイヤモンドの巻き返し、上位進出のチャンスはあるだろう。他に、ミッキーロケット、クリンチャー、ブラストワンピース、マカヒキ、サクラアンプルールなどにも要注意だ。

 阪神カップは1400メートルの短距離戦。勝ち馬はほぼ指数上位馬たちで、なかでも前走指数上位馬の活躍が目立つ。過去10年、1番人気馬は1、2着1回、3着1回とやや苦戦が続いている。

 今年は、サトノアレス、ワントゥワン、ラインスピリット、スターオブペルシャ、ヒルノデイバロー、ムーンクエイク、レッドファルクス、ベステンダンクなどが指数の上位馬たちだ。

 短距離戦とはいえペースは落ち着くメンバー構成で、鋭い差し脚は必須条件だ。鋭い差し脚はサトノアレス、ジュールポレール、ワントゥワン、ケイアイノーテックなどが上位だ。

 休み明けは気になるところだが、安定した指数の高さでリードするサトノアレスに期待したいところ。使われてきた順調さなら重賞3戦連続2着のワントゥワンからの手もありそう。他では強い3歳世代からはNHKマイルカップの勝ち馬ケイアイノーテック、牝馬独特の差し脚の切れが魅力のジュールポレールなどに注目。

(阪神C)
       1着    2着    3着
08年    BZ    A b   -
09年    C d  (Aa、-)2着同着
10年    B a     a   -
11年    C     -     -
12年    B a    Y    D d
13年    -      Z    -
14年    -      Xa   BYc
15年    D     D     AXc
16年    D     A c   C
17年    CXa    Y    A c

 みなさまのご健闘、ご幸運を、心よりお祈り申し上げます。 
 GOOD LUCK!!!

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