« 第1444回 強い3歳馬 | トップページ | 第1446回 差し脚比べ »

2018年12月 6日 (木)

第1445回 スローペースの差し脚

 春のクラシックを目指す2歳たちの戦いが本格化する。今週は牝馬のG1阪神ジュベナイルFがメインだ。
 指数上位馬たちが毎年連対しており、連軸の中心は指数上位馬から取るのがセオリーだろう。もちろん、スローペースで楽勝してきたランク外の馬たちや、上がり指数の高い馬たちに注意が必要だ。
 1番人気は過去10年で4勝、2着1回、3着1回。連対率は50%。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
08年    D       b   -
09年    -     A b   D b
10年    A a   -     DYd
11年    -     B     -
12年    B a   -     -
13年      d   C     B
14年    D     D c   D
15年    A     DZ    DXb
16年    -      Yb   AXc
17年    B     -     -
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、ダノンファンタジー、ベルスール、ラブミーファイン、ローゼンクリーガー、ウインゼノビア、ビーチサンバなどが指数の上位馬たちだ。

 2歳の牝馬戦で、加えて直線の長い阪神の外回りのマイル戦なら、スローペースは必至だ。当然、長く使える上がりの脚が問われることになるだろう。

 スローペースでの差し脚は、クロノジェネシスが抜けた存在だ。クロノジェネシスは2戦2勝馬。小倉の新馬戦は4番手から最速の上りで差し切り勝ち。続く2戦目の東京1800メートルのアイビーSも4番手から上り32秒5と鋭い瞬発力を発揮、2馬身差の完勝だった。

 スタートや折り合いに不安もなく、先行して差し切る王道のレースができるのも強みだろう。ペースが上がった時にどんなレースができるか、課題はないわけではないが、阪神ジュベナイルFでペースが上がるとは思えない。指数上はランク外でも、アイビーSの差し脚の鋭さは最大の武器になるのではないか。中心に推したい1頭だ。

 相手の筆頭、逆転もあるのがダノンファンタジー。3戦2勝、2着1回。前走、京都のファンタジーSは中団から、直線、楽々抜け出して余裕十分の完勝。上りも32秒5でまとめ、ペースの違いを加味すれば、差し脚の鋭さはクロノジェネシスと比べても遜色はないはず。指数上も前走指数最上位馬で、ここは連軸候補の1頭だろう。

 他では、前走、マイルの瞬発力が光った指数上位のシェーングランツ。スローペースで上りの良いローゼンクリーガー、タニノミッション、グレイシア、ジョディー、レッドアネモネなども上位のチャンスをうかがう。

 中山のダート重賞カペラSは、08年に創設されてから10年がたったが、1番人気馬は一度も勝てないまま。2着が1回、3着が1回あるだけ。2番人気馬も1勝、2着1回だけで、上位人気馬は不振続きだ。指数上は平均指数上位馬や前走指数上位馬が健闘している。

 今年は、オールドベイリー、ヴェンジェンス、コパノキッキング、ハットラブ、キングズガード、ウインムート、ダノングッドなどが指数の上位馬たち。

 ダート短距離戦だけに、ペースは上がりそうだ。加えて比較的脚抜きの良いダートを想定すると、鋭い瞬発力のある馬たちに向く展開だろう。

 ダートの瞬発力では、ハットラブ、キングズガード、ダノングッド、コパノキッキングなどが鋭い。

 強い3歳世代からは、目下1600万条件、オープンを連勝中のコパノキッキングに注目したい。1200までの距離は(5000)と負けなし。鋭い差し脚は芝でも通用するのではないか。

(カペラS) 1着    2着    3着
08年    D c   -     -
09年     Zd   D d   -
10年    A a   -     B b
11年    -      Zc   -
12年     Za   B c   -
13年    D d   D d   D
14年    -     -     -
15年    BZc    Y    A a
16年     Zc   B d   -
17年    A     -     AZc
(公営、海外の成績は減戦して集計)

 中日新聞杯は芝2000メートルのハンデ戦。昨年から12月開催に変わった。
 指数上位は、メートルダール、マイスタイル、レイホーロマンス、グレイル、ストロングタイタン、ハクサンルドルフ、ショウナンバッハ、エテルナミノルなど。

 トップハンデ馬は、昨年このレースの覇者メートルダールと、鳴尾記念勝ち馬ストロングタイタンの57キロ。

 先行力のあるマイスタイル、アメリカズカップ、ストロングタイタン、ギベオン、ドレッドノータスなどの消耗戦になりそうだが、馬場状態の良さから、ハクサンルドルフ、レイホーロマンス、エンジニア、グレイルなどの後方一気もありそうだ。スローペース気味の流れで、近走、マイルで見せたスピードが生かせるハクサンルドルフにもチャンスがあるのではないか。

(中日新聞杯)1着    2着    3着
17年     Xa    Yb   -

【お知らせ】「2019年版、新基準タイム33版」の販売を開始しました。今年も抽選で有馬記念グッズのプレゼントもあります。お申し込みはこちらから。

|

« 第1444回 強い3歳馬 | トップページ | 第1446回 差し脚比べ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/67456304

この記事へのトラックバック一覧です: 第1445回 スローペースの差し脚:

« 第1444回 強い3歳馬 | トップページ | 第1446回 差し脚比べ »