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2019年1月31日 (木)

第1458回 差し脚上位は

 京都のきさらぎ賞は、春のクラシックを目指す3歳有力馬たちの戦い。
 過去10年で1番人気馬は4勝、2着3回と、連対率は70パーセント。安定した成績を残している。3歳の重賞だけに、指数上は、前走指数上位馬が中心になるが、この時期はスローペースが多く、指数は低くても、長くいい脚を使える馬たちに要注意だ。

(きさらぎ賞)1着    2着    3着
09年    AXa   -      Y
10年    -     A a   -
11年    B b   -     A a
12年    -     -     -
13年    A a   DZc   C c
14年    -     -     -
15年    A     CY    CZb
16年    C      Z    B
17年    B b   -     CY
18年    -     -     AXb
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位は、ランスオブプラーナ、メイショウテンゲン、アガラス、タガノディアマンテ、ヴァンドギャルド、ダノンチェイサーなど。

 このメンバーならスローペースは必至だ。スローペースで上りの脚に見どころがあるのはダノンチェイサーとアガラスだ。

 ダノンチェイサーはレコードタイム決着になった福島のきんもくせいSをアタマ差2着の後、前走、スローペースの500万条件戦を、中団から鋭い差し脚を使って2勝目をあげた。ペースの対応力も高く、先行できるのも強みだろう。

 アガラスは新馬勝ちの後、2戦連続で2着。前走はスタートで出脚がつかず、後方からになった。直線では前が壁になって追うに追えず、それでも、前があくと一気に差し脚を伸ばし、勝ち馬と差のない2着にまで駆け上がった。直線、不利がなかったら勝てていたレースで、指数も伸ばしていただろう。

 他に、ヴァンドギャルド、タガノディアマンテ、エングレーバーなども、鋭い上りの脚があり、有力馬の一角を占める。

 東京新聞杯は東京のマイル戦。過去10年、1番人気は2着1回、3着2回のみ。信頼は薄い。

 今年の指数上位馬は、レッドオルガ、ショウナンアンセム、ストーミーシー、レイエンダ、ロジクライ、サトノアレス、ヤングマンパワー、ロードクエスト、リライアブルエースなど。

 スローペースはないメンバー構成で、先行できて、直線でも差し脚を使えるスタミナのある馬たちに流れが向くのではないか。

 ここは先行力のあるロジクライに注目。東京のマイル戦は2戦2勝と適性が高い。2走前の富士Sは2番手から押し切って圧勝。続く京都のG1マイルCSも2番手につけ、直線でも粘りを見せていたが、外から押し寄せる差し馬たちに交わされて14着に大敗した。

 陣営は「無理に抑えて、いや気がさした」と敗因を語っているが、指数も低調で、少し疲れもあったのかもしれない。今回は2か月半ぶりのレースで、フレッシュさも戻っているようで、改めて巻き返しに期待したい。

 昨年の2着馬サトノアレスも侮れない。前走の阪神カップは後方のまま15着に大敗したが、ここは休み明けの2戦目。戦う態勢が整えば、勝つ力は備えている。

 他では4歳馬インディチャンプ、タワーオブロンドン、牝馬のレッドオルガ、差し脚のあるショウナンアンセムなどにもチャンスがあるだろう。

(東京新聞杯)1着    2着    3着
09年    -     -     -
10年    AYa   D b   A
11年    BYa   D     CXb
12年    -     A     -
13年    C     -     -
14年    -     B d   D
15年    -      Z      d
16年    C      Z    BYb
17年    C     D     BZb
18年    -     A     C c

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2019年1月29日 (火)

第1457回 熱戦続く日々

201901270511
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201901260711

 ダート1400メートルの根岸Sは2番人気の4歳馬コパノキッキングが快勝した。
 直線、内ラチから先に先頭に立ったユラノトを、中団から長くい脚をつかって、4分の3馬身の差での差し切り勝ち。これで4連勝になった。
 2着は3番人気ユラノト、3着は5番人気クインズサターンだった。

 コパノキッキングは、これまで1200までの距離で6戦6勝も、1400では2戦して勝利がなかった。距離が課題だろうと思っていたが、それは杞憂にすぎなかった。ナビグラフを見てもわかるとおり、コパノキッキングの持ち味は鋭い差し脚にある。ここでも35秒4の最速の上りタイムを示して、まさに自慢の脚をいかんなく発揮した会心のレースだったといえそうだ。次走に予定されるフェブラリーSは更に1600に距離が伸びるが、ことさらに距離適性を不安視することはないのかもしれない。

 また、フェブラリーSでは藤田菜七子騎手がコパノキッキングの手綱を取るようで、JRAの女性騎手がG1戦に騎乗するのは初のことだけに、大きな話題にはなるだろうが、現実に馬券を買うファンから、どこまで支持されるか。

 京都のシルクロードSは1番人気の4歳馬ダノンスマッシュが勝った。
 ダノンスマッシュは好スタートから内ラチ沿いに先行。直線、包まれて前があかず、外に持ち出すのに少し手間取ったが、外に持ち出してからの脚が他の馬とはまったく違っていた。不利があったにもかかわらず、直線半ばからだけで2着馬に1馬身以上の差をつけており、強さを感じさせる好内容のレースだった。

 中団から差し脚を伸ばしたエスティタートが2着、後方一気の追い込みを見せたティーハーフが3着。ともに11、12番人気の伏兵馬で、3連単は24万を超す高配当になった。

 個人的には人気のない9歳馬ティーハーフから馬券を買っていたから、せめて2着にまで上がってくれたらよかったのだけど、クビ差の3着では--。

 牝馬のハンデ戦、愛知杯は4番手で先行したワンブレスアウェイが直線の叩き合いを制して差し切り勝ち。2着に後方から追い込んだノームコア、3着は逃げ粘ったランドネ。スローペースで先行馬に流れが向いたが、それだけに、中団後方から鋭い差し脚で2着に上がってきたノームコアの脚は見どころ十分だった。

 大坂なおみ選手の快挙にわき、嵐の活動休止に泣き、アジアカップの日本代表に手に汗を握る。日本中を巻き込む大きな話題が続く。私も自分が何かをするわけではないのに、気持ちが揺さぶられる毎日。まだまだ寒さは続くが、今週末はもう2月。節分を過ぎるとそこかしこに春の息吹が感じられるだろう。春も近い。

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2019年1月24日 (木)

第1456回 人気薄の差し馬

 G1フェブラリーSを目指す馬たちの前哨戦、根岸Sが今週のメイン。
 ダートの短距離戦だけに、指数の上位馬の活躍が目立つ。なかでも過去10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬が連軸の中心になりそう。
 1番人気は過去10年で3勝、2着3回、連対率60%と、まずまずの成績だ。

(根岸S)  1着    2着    3着
09年    BYa   A b   D
10年    -     AYa   -
11年    BXa   -     -
12年      a   -     -
13年      d   -     -
14年    C     -     -
15年    A a   BXb   -
16年    C     BZd   CYb
17年    A b    Za   D
18年    CYa   -     AXc
(地方競馬の成績は減戦して集計)

 今年の指数上位馬はクインズサターン、マテラスカイ、ワンダーリーデル、ユラノト、サンライズノヴァ、モーニン、メイショウウタゲなど。

 ダート1400メートルの短距離戦だけに、比較的ペースが速くなりがち。後方一気の鋭い差し脚がある馬たちや、前々でレースができて、粘るスタミナのある馬たちに流れが向くレースだろう。

 後方一気の差し脚なら、コパノキッキング、サンライズノヴァ、ワンダーリーデルなどが鋭い。先行力があり、スタミナで押し切るパワーがあるのはマテラスカイ、ユラノトなどだ。

 差し脚上位の4歳馬コパノキッキングは目下3連勝中。ただ、1000、1200メートル戦は合わせて6戦6勝を誇るが、1400では2戦して勝利がなく、(0101)の成績だ。距離を克服できるかが課題だろう。

 サンライズノヴァは昨年の2着馬。3連勝のあと、前走、ダートG1チャンピオンズCは追って届かずの6着に終わった。ダートの勝ち星は1400、1600に集中しており、合わせて(6302)だが、1800メートルは(1212)。距離が少し長かったのだろう。東京は(6302)。戸崎騎手とは(5404)と相性が良く、巻き返しを期待できるのではないか。

 ハイペースで逃げるのがマテラスカイだ。得意距離は(5204)のダート1200戦で、ダート1400は(1204)。ただ、昨夏にダート1400のプロキオンSを100を超す高指数で逃げ切り勝ちを収めており、距離適性に欠けるとは思えない。中央のダート戦を逃げたときには(4200)とパーフェクト連対を果たしており、ここでも楽にハナに立てるはず。

 先行馬のなかで注目はユラノト。ダート1700、1800戦(5111)で実績を積んできて、ダート1400は(1103)に過ぎないが、ハイペースもあるメンバー構成だけに、長目の距離でスタミナを鍛えてきたことが、生きてくるのではないか。ルメール騎手とは(5101)なのも心強い。人気は薄いと思うが、それだけにユラノトからの組み立てに妙味がありそうだ。

 京都のシルクロードSは、短距離のハンデ戦。過去10年、1番人気馬は2勝、2着1回とやや不振。とはいえ、2、3番人気馬が合わせて6勝しており、勝ち馬は上位人気馬から取るのがセオリーのようだ。トップハンデ馬は2勝、2着2回と4連対。成績はいまひとつだ。指数上は、ランク馬たちがよく健闘しており、前走指数の上位馬や、平均指数の上位馬が連軸向きだろう。

 今年は、ペイシャフェリシタ、ティーハーフ、キングハート、ナインテイルズ、アンヴァルなどが前走指数の上位馬。過去の指数や平均指数で、セイウンコウセイ、アレスバローズ、ラインスピリット、ダイメイプリンセス、リョーノテソーロ、ビップライブリーなどが上位だ。

 2年前の高松宮記念の勝ち馬セイウンコウセイが58キロのトップハンデを背負う。実績だけでなく指数上も最上位の馬だが、重ハンデは気になる。

 ペースは上がりそうで、差し脚のある馬たちに向く展開だろう。ハイペース気味のペースを追走して差し脚を使えるのはエスティタート、ティーハーフ、ペイシャフェリシタ、リョーノテソーロなどだ。

 注目は9歳馬ながら、前走、淀短距離Sを後方一気の差し脚で3着に上がってきたティーハーフ。休み明けで、おまけに59キロを背負ってのもので、直線、最後方から勝ち馬と差のないところまで詰めた。ペースや展開次第のところがある馬だが、京都の1200は(4115)と比較的安定しており、復活の兆しに注目したい。

 指数上はまだ物足りないが、ハンデ戦だけに恵ハンデの4歳馬リョーノテソーロにもチャンスがあるかもしれない。

 先行馬から軸馬を取るならダノンスマッシュだろう。札幌キーンランドC2着で見せたように、ハイペースに耐えるスタミナも豊富だ。前走の京阪杯も先行して差し切る横綱相撲で完勝。ここにきて、本格化を感じさせる4歳馬だ。常識的にはこの馬が中心になるのかもしれない。

 先行して粘る、ナインテイルズ、セイウンコウセイ、ペイシャフェリシタ、ラインスピリット、ラブカンプー、アレスバローズなどが連下候補。

(シルクロードS)
       1着    2着    3着
09年    -     -     A c
10年     Yd   DZb   A
11年    DXa   -     B
12年    -     AXc   -
13年    B a    Xb   D
14年    BYd   A c   -
15年    -     -     BZb
16年    AYd   -     -
17年      b   C      Zc
18年     X      d   -

 中京の愛知杯は2016年から1月の開催に変わった。牝馬限定のハンデ戦は、難解で波乱も多い。
 今年の指数上位馬は、レイズアベール、ティーエスクライ、レイホーロマンス、コルコバード、ウスベニノキミ、ランドネ、ノームコア、エテルナミノル、キンショーユキヒメなど。

 スローペース必至で、差し脚比べ。差し脚上位のレイズアベール、ノームコア、コルコバード、レッドジェノヴァ、レイホーロマンス、ウスベニノキミなどが連軸の有力馬に浮上してくる。

 指数上は4歳馬ランドネが最上位。ハンデも53キロに恵まれ、好スタートから、そのまま逃げ切りもありそう。

 差し馬なら、格上挑戦になるが、50キロの軽ハンデ馬レイズアベールに注目したい。2000メートルは(2110)と安定しており、軽ハンデを生かして中団からの差し脚が届くのではないか。

(愛知杯)  1着    2着    3着
16年     Za   -      Xa
17年     Yb    Y    -
18年     Yb   C     CYb

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2019年1月22日 (火)

第1455回 ダートの新王者

201901200611
201901200711

 アメリカJCCは、ステイインシアトルの逃げでスローペースになった。2番手にジェネラーレウーノが続き、ミライヘノツバサ、ダンビュライト、シャケトラなどが後を追った。人気を集めたフィエールマンは中団から。

 スローペースで先行馬に向く展開になり、直線、早めに先頭に立ったシャケトラがフィエールマンの猛追を抑え込んで、1年10か月振りの勝利をつかんだ。シャケトラは1年以上の休み明けだったが、G1戦線を舞台に戦って、宝塚記念4着、有馬記念6着の実績もある馬だ。これまでG1では勝利に届かなかったが、この勝利でG2は2勝 2着1回となり、パーフェクト連対を誇る。過去の指数も上位にあり、勝利に驚きも疑問もない。

 人気の4歳馬フィエールマンは最速の上りで追ったものの、わずかに届かずアタマ差の2着に終わったが、力の差は感じなかった。スローペースで、展開に恵まれなかっただけで、結果的に道中の位置取りの差が明暗を分けたのだろう。

  東海Sは圧倒的1番人気のインティが完勝。破竹の6連勝を飾った。
 出脚良くインティがハナに立って、2ハロン目が11秒2のハイラップ。ただ、中京のダートコースは1コーナーからバックストレッチにかけて、緩い上りになるため時計はかかるものだが、それでも1000メートル通過は1分01秒5と速目のペースになった。

 3コーナー手前から下りになり、直線は410メートル。その直線入口に急坂があり、並みの馬なら大抵そこで失速する。ところがインティは失速するどころか、ラストの400メートルを11秒6、11秒9とさらにペースを上げて逃げ切り勝ちを決めた。ハイペースで先行しても、直線、差し脚を残すレースができるのがインティの持ち味で、まさに強さを証明するようなレースだった。

 インティの上りタイムは35秒9。チュウワウィザードが35秒8の最速の上りで2着に上がってきたが、余裕のインティに比べると、チュウワウィザードに余力はなく、勝負にはならなかった。2着のチュウワウィザードと、3着のスマハマとの間は7馬身もの差がついて、追走が精いっぱいだった他の馬たちはなす術もなかっただろう。

 東海Sでのインティのスピード指数は過去1年間のダート最高指数に並ぶ高レベルだったが、次走に予定されているフェブラリーSでも主役に君臨するのではないか。

 スポニチの予想で、中山の土曜日12レースの3連単100万馬券が当たって、翌日、大きな見出しになった。黙っているわけにもいかず、カミさんにご祝儀を取られた。

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2019年1月17日 (木)

第1454回 強さは断然

 もう、正月競馬も最終週。中山はアメリカJCCがメインレースだ。過去10年、全て指数ランク馬が勝っており、平均指数上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が強い傾向にある。1番人気馬は2勝、2着2回。

(アメリカJCC)
       1着    2着    3着
09年    B d   BXa   -
10年     Yd   B     DYb
11年    BXa   -      Xb
12年     Yb   B     AZc
13年      d    Zd   -
14年    DY    -       b
15年      c   A     A
16年    AXa   C d   C
17年    AZa   -     B
18年     Yb   -     D

 今年の前走指数上位馬は、サクラアンプルール、ショウナンバッハ、メートルダール、シャケトラ、ダンビュライトなど。

 期待の4歳馬は、前走、菊花賞を勝ったフィエールマンだ。ここまで4戦3勝、2着1回。長くいい脚を使えるのが特長で、新馬戦以外の3戦すべてで、最速の上りタイムを示している。今回、指数上位のランクにはわずかに届かなかったが、G1勝ち馬は他馬より1キロ重い負担重量を課せられているためで、実質的に指数上位のレベルの馬だ。

 菊花賞では7番人気。ルメール騎手を背に、中団の前々でレースを進めた。直線、前が詰まって追い出しが遅れる場面もあったが、前が開くと一気に差し脚を繰り出し、先に先頭に立っていたエタリオウをきっちり交わして、ハナ差の勝利だった。 

 まだ4戦しかしていないが、その戦歴で菊花賞を勝ったのだから能力の高さは明らかだろう。菊花賞のスピード指数もとくにレベルが低いわけではないし、経験を積めばさらに成長を期待できる逸材ではないか。

 他では、有馬記念は7着に好走して、まだまだ元気なサクラアンプルール。差し脚上位のメートルダールなどが相手の中心。

 東海Sは、中京開催の過去6年間で、1番人気馬が4勝、3着2回。すべての年で3着内に好走しており、馬券は比較的固い決着が多い。
 今年の指数上位馬は、インティ、アンジュデジール、チュウワウィザード、アングライフェン、グレンツェント、アスカノロマン、コスモカナディアンなど。

 ここは重賞初挑戦ながら、目下5連勝中のインティが中心だ。
 インティはデビュー戦こそ9着だったが、続く未勝利戦から前走の1600万条件戦まで、7、4、4、10、5馬身の差をつけ、5戦とも圧倒的な能力の違いで快勝を続けてきた。先行力があり、逃げるか、2番手からのレースが多いが、直線はいずれも後続馬をぶっちぎる差し脚を使って差を広げてきた。スピード指数もこの2走は98、98と、初重賞戦とはいえ、すでに重賞クラスの指数を連発。重賞の壁があるとは思えない。

(東海S)  1着    2着    3着
13年    A     CYa    X c
14年     Xa   C c   B
15年     X    -     BYb
16年    D     -     A b
17年    -     -     -
18年    AXa    Y    D c
(公営競馬は減戦して集計)

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2019年1月16日 (水)

第1453回 強い4歳馬

201901130811
201901140611
201901120611

 先週は3日間開催。日経新春杯は明け4歳馬グローリーヴェイズが勝った。好スタートをきったが、内で控える作戦のようで、3コーナーでは最内後方の位置取りになってしまった。4コーナー、各馬が外に膨れるところ、スペースの空いた内から一気に差を詰めていき、直線、アッという間に先頭に立つと、後は押し切るだけ。スピード指数上も上々のレベルで、強い4歳馬の強い内容のレースだった。
 大外後方から脚を延ばした距離適性の高いルックトゥワイスが2着。3着はシュペルミエール。

 京成杯は先行馬たちの前残りになった。
 道中2番手から4コーナーで先頭に立ったラストドラフトが抜け出して快勝。4コーナー2番手のランフォザローゼスが1馬身4分の1の差で2着。3着も4コーナー4番手のヒンドゥタイムズだった。

 1番人気のシークレットランは4コーナー4番手から前を行く馬たちを追ったが、勝ち馬と同じ脚色では届くはずもなかった、極端なスローペースではなかったから、前の馬たちに力があったということだろう。ラストドラフトは1戦1勝馬。2戦目での京成杯勝ちは史上初とのこと。

 3歳牝馬のフェアリーSは、3番人気のフィリアプーラが勝利を手にした。最内枠から好スタートを切ったが、徐々に位置を下げて、道中は中団後方から。直線は、鮮やかな後方一気の差し脚で各馬をとらえた。アタマ差でホウオウカトリーヌが2着、3着は先行していたグレイスアンが残った。

 成人式も終わって、正月気分もなくなった。東京の寒さの本番はこれから。インフルエンザも流行っているようです。健康に気を付けてお過ごしください。
 私は昨年秋に急な入院もしたが、基準タイム33版、毎週の馬場指数、スポニチ予想、馬場日記と、スタッフに助けられながら、どれも欠かすことなく乗り越えられて、ほっとしているところ。正月には家族で水上温泉に行ったが、家族水入らずで温泉に行くのはこれが最後になるかもしれない。いろいろ感慨深い年末年始でした。

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2019年1月10日 (木)

第1452回 強い4歳馬から

 京都の日経新春杯はハンデ戦。
 トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着1回、3着2回とやや不振。片や、1番人気馬は3勝、2着4回、3着1回と、比較的安定した成績を残している。1、2、3番人気馬が揃って連を外したのは1度だけ。ハンデ戦とはいえ、堅めの決着が多い。また、明け4歳馬が出走した9年間で、4歳馬が6勝をあげており、圧倒的に4歳馬が強い傾向にある。ハンデ戦とはいえ、指数上位馬も比較的健闘しており、前走指数や過去指数の上位馬たちが連軸向きだろう。

(日経新春杯)1着    2着    3着
09年    -     C b   -
10年    -     -     -
11年     Xa   B     -
12年     Xa   B b   -
13年    D     A b    Xc
14年    A a    Z    -
15年     Z    -     -
16年    A d   -     C c
17年    B     -       d
18年    -     DZ    A c

 今年の指数上位馬は、ルックトゥワイス、ウインテンダネス、シュペルミエール、グローリーヴェイズ、アフリカンゴールドなどが前走指数の上位馬たちだ。他に、過去の指数などでノーブルマーズ、ムイトオブリガード、ガンコ、ロードヴァンドールなどもピックアップされる。
 トップハンデは57キロのガンコ。

 前述のとおり、明け4歳馬が強いことからすると、菊花賞5着の4歳馬グローリーヴェイズに注目が集まる。ここまで6戦2勝、2着2回。古馬相手の準オープン戦、佐渡Sでも圧倒的な人気を集め、最速の上りタイムで完勝している。まだ重賞の勝利はないが、きさらぎ賞2着、京都新聞杯4着と、戦世代トップクラスのメンバー相手に好走してきた。

 菊花賞は不利な大外枠で、12番人気の低評価だったが、勝ち馬と同じ33秒9の最速の上りタイムで5着。勝ち馬とは位置取りの差だけともいえる結果で、能力の高さを示したレースだった。佐渡Sや菊花賞で示した鋭い差し脚が持ち味で、スローペースには強い。素直にグローリーヴェイズから入れば良いようにも思うが、ただ、ペースが上がってスタミナも問われるレースになると、少しもろさを見せるかもしれない。

 ペースが上がるようなら、先行して粘るスタミナがある馬たちが浮上してくる。とすると、目黒記念の勝ち馬で、前走ジャパンカップ8着のウインテンダネスや、ここは昇級戦ながら2400メートル以上の距離で(2201)と距離適性が高いルックトゥワイスなども有力馬として上がってくるのではないか。
 他では49キロと圧倒的にハンデが軽い4歳馬サラスの差し脚に要注意だ。

 クラシックを目指す馬たちの京成杯。過去10年の勝ち馬はすべて指数の上位馬で、前走指数の上位馬と過去の指数上位馬のXY馬が中心だ。1番人気は(3313)と信頼度もまずまず。

 今年の指数上位馬は、シークレットラン、ランフォザローゼス、カイザースクルーン、ダノンラスター、ナイママ、マードレヴォイス、カフジジュピター、クリスタルバローズなど。

 なかでも、前走、2歳レコードタイムで葉牡丹賞を快勝した指数上位のシークレットランが連軸の中心になりそうだ。スタート直後に他馬によられて後方からのレースになったが、3コーナー手前から動き出し、直線、鮮やかな差し切り勝ちを決めた。新馬戦こそ先行して2着だったが、未勝利、500万特別では長くいい脚を使って快勝している。しっかりとした差し脚に期待したい。

 他では、葉牡丹2着のランフォザローゼス、同5着のカイザースクルーン、あるいは札幌2歳S2着のナイママなどの巻き返しに注目。スローペースの差し脚が鋭いラストドラフト、ダノンラスターにも要注意だろう。

(京成杯)  1着    2着    3着
09年     Y    -     -
10年     Xa   A     CZb
11年    AYa   -     BYb
12年     Yc   BXa   C
13年    D     -     -
14年     Xd   AZ    -
15年    CY    A     -
16年    C     -     -
17年    B b    Y    A a
18年    C     -     -
(スローペース調整-20/-10)

 3歳牝馬のフェアリーSは、1番人気が(3115)と、3歳戦としてはやや低調な成績だ。牝馬戦だけに、スタミナより素軽いスピードが求められるせいなのか、指数上位馬たちにも苦戦の跡が見える。

 今年の指数上位はフィリアプーラ、ホウオウカトリリーヌ、ウインターリリー、アマーティ、レディードリー、サンタンデールなど。

 スローペースの差し脚は、アゴベイ、アクアミラビリス、フィリアプーラ、エフティイーリス、アマーティなどが鋭いが、マイル以上の距離ではアクアミラビリス、フィリアプーラ、アマーティの差し脚が上位だ。連軸の中心は上記の3頭だと思うが、ここは、前走、厳しいペースを後方から追い込んだフィリアプーラに期待したい。

(フェアリーS)
       1着    2着    3着
09年      d   -     A a
10年     Zc   D     BXa
11年    -     A b    Ya
12年     Z    -     -
13年    -     -     CXd
14年    -      Xb   -
15年     Zc   A a   -
16年     X    -     A a
17年    -     A c   -
18年    D     -     -
(スローペース調整-20/-10)

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