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2019年2月 7日 (木)

第1460回 底力が問われる

 東京は、共同通信杯、牝馬のクイーンCが今週のメインレース。春のクラシックを目指す3歳馬たちの前哨戦だ。

 共同通信杯は3歳重賞らしく、前走指数の上位馬が勝ち馬の中心になっている。2、3着馬もほぼ指数のランク馬が占めており、指数上位馬たちが断然に強い傾向にある。3歳戦にありがちなスローペースの差し脚より、底力が試されるレースだ。
 1番人気は(2224)で、連対率は40パーセント。3歳戦としてはややもの足りない。

(共同通信杯)1着    2着    3着
09年      d   AXb   C
10年    AZc   A     -
11年    AYa   C      X
12年    BX    D     A
13年    B     A a    Xa
14年    C a   A a    Xc
15年    -     AZa   -
16年    DY    BX    A
17年    C      Zd   C
18年    -     -     DZc
(スローペース調整値-20/-10)

 今年の指数上位馬は、ダノンキングリー、アドマイヤマーズ、ナイママ、マードレヴォイス、クラージュゲリエなど。

 実績上位は4戦4勝のアドマイヤマーズだ。前走のG1朝日杯FSでは、3番手から直線なかばで抜け出し、後続馬の追撃を抑え込んで好指数で完勝した。新春には最優秀2歳牡馬にも選出された。ただ、成績は世代ナンバーワンだが、これまでの4戦4勝はすべて1600メートル戦でのこと。過去8年、前走がマイル戦だった馬は一度も勝っておらず、距離の経験が勝敗を分けるポイントだとすると、アドマイヤマーズにとってもクリアすべき課題といえそうだ。

 指数上位馬で距離の経験値が高いのはクラージュゲリエだ。ここまで1800、1800、2000メートルを使って、3戦2勝、3着1回。前走は昨年11月下旬の京都2歳S。中団後方から、直線、2着馬との激しい叩き合いを制して、差し切り勝ちを収めている。スローペースでも、長くいい脚を使えるから、連軸に取るならクラージュゲリエのほうが良いのかもしれない。

 3歳牝馬のクイーンカップも、前走指数上位馬たちが連軸の中心。
 今年は、ビーチサンバ、クロノジェネシス、マドラスチェック、マジックリアリズムなどが指数の上位馬たち。
 公営から参戦のアークヴィグラスの(6002)を除いて、中央所属馬で2勝しているのはクロノジェネシス、ジョディーだけで、他はすべて1勝馬。

 中心は、新馬、オープンを連勝して、前走、G1阪神JFで2番人気に推されたクロノジェネシス。阪神JFは出遅れて後方からになったが、直線に向くと大外から勝ち馬(ダノンファンタジー)と馬体を合わせて駆け上がってきた。ゴールでは半馬身遅れて2着だったが、上りは勝ち馬を上回り、33秒9の最速タイムだった。ここは手薄なメンバー構成で、当然中心になるべき馬だろう。

 他に気になる注目馬は、東京のマイルが合うマジックリアリズム。前走、未勝利戦を勝っただけの1勝馬だが、3戦とも上りタイムは最速で、切れのある差し脚が魅力だ。

(クイーンC)1着    2着    3着
09年    CYb   B b   -
10年    B a   A a   DXa
11年    -      Z    -
12年      d   AX    -
13年    B b   D     B(-3着同着)
14年    AXa   BZb     d
15年    A a   -     -
16年    AXa   D d   -
17年    -     BYc   -
18年     Xa   -       c
(スローペース調整-20/-10)

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で連対中。
 今年の平均指数上位馬は、ダンビュライト、マカヒキ、ブラックバゴ、パフォーマプロミスなど。他に、ノーブルマーズ、ケントオー、タイムフライヤーなどが前走指数の上位馬たち。
  差し脚上位は、タイムフライヤー、マカヒキ、ブラックバゴ、ダンビュライトなど。

 期待は2016年のダービー馬マカヒキの復活。ダービー勝利の後、渡仏してニエル賞を勝ったが、凱旋門賞は14着に大敗した。帰国してからは、調子が戻らないのか、2年8か月も勝てないままだ。ただ、ここにきて調教に復調の気配が感じられるようで、陣営のコメントを信じて、復活に懸けたいと思うのだが--。力のいる馬場の札幌記念で2着しているように、今の力のいる京都の芝コースは合うはず。

 強い4歳世代のタイムフライヤー、前走指数上位のノーブルマーズからの手もあるだろう。

(京都記念) 1着    2着    3着
09年     Za   BYa   -
10年    A       c   AXa
11年    -       d   A
12年    C     AXa    Xb
13年    B      Yc   A a
14年    A     BYb    Yd
15年    AXc   -     CYa
16年     Y    D b     d
17年     Yb   -     CXa
18年      d    Ya   AZb
(海外、公営の成績は減戦して集計)

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