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2019年3月28日 (木)

第1474回 古馬G1を制した4歳馬中心

 大阪杯は、2017年からG1に格上げされ、今年で3回目。G2の時代もメンバーのレベルはG1並みに高いレースで、過去のデータも参考に掲げておいた。

 指数上は、G2時代も含め、過去10年の内9年で連対する前走指数の上位馬が中心になっている。1番人気馬も(4321)と圧倒的に強く、指数上位の人気馬が連軸の中心になりそう。過去10年、ランク外で連対した2頭は、いずれも4歳馬か牝馬で、5歳馬以上の牡馬の場合、指数上、ランク馬であることが連対の条件のようだ。

(大阪杯)  1着    2着    3着
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa
13年    DXa    Zd   BYa
14年    D       b   AYa
15年    -     A d    Yc
16年    A       d   CY
----------------------
17年    AZa     d    Y
18年      d   B     D

 今年は、サングレーザー、ステルヴィオ、ブラストワンピース、キセキ、エポカドーロ、ペルシアンナイト、アルアインなどが指数の上位馬たちだ。
 注目は指数上位の4歳馬、ステルヴィオとブラストワンピースの2頭。ともに古馬G1戦を勝った馬だ。

 ステルヴィオは毎日王冠2着、マイルCS1着、前走の中山記念は3着。
 マイルCSは直線、狭い内を突き、鋭い差し脚を伸ばして快勝した。スローペースだった前走の中山記念は最速タイの33秒5の上りタイムで、1、2着馬たちとも差がなく、指数も90を超える自己ベストだった。休み明けのレースとしては上々だっただろう。差し脚の鋭さが持ち味で、距離は2000メートル前後ではないか。

 ブラストワンピースはダービー5着後、新潟記念を勝ち、菊花賞は4着、そして有馬記念をも制して、最優秀3歳牡馬に選出された。
 有馬記念はキセキが逃げてペースが上がったが、6番手で先行。直線、先行馬が失速するなか、馬場の真ん中を突き抜けたのが、ただ1頭の3歳馬ブラストワンピースだった。菊花賞、有馬記念の好走から、距離は長いほうがよさそうに見える。いずれにしても、ここはスローペースはないはずで、有馬記念で見せたスタミナを感じさせる先行力が生かせるのではないか。課題があるとしたら、休み明けだろうか。

 ステルヴィオ、ブラストワンピース、2頭の優劣の判断はむつかしいが、底力を感じさせるブラストワンピースを上位に取ろうかと思っている。
 他ではキセキの逃げ粘り、距離の合うサングレーザーの一発に要注意。

 ダービー卿CTは波乱が多いハンデ戦。過去10年、トップハンデ馬は1勝、2着1回と不振。1番人気馬も(2206)と微妙な成績だ。

 今年の指数上位は、ドーヴァー、プリモシーン、キャプテンベリー、フィアーノロマーノ、ギベオン、ヒーズインラブ、ハクサンルドルフ、マイスタイルなど。

 苦戦続きのトップハンデは57.5キロの4歳馬ギベオン。NHKマイルC2着、中日新聞杯1着など、ここまで(3202)。4歳馬の成長を感じさせる成績に好感が持てる。

 前走の金鯱賞は2番手で先行、直線、脚が上がって6着だったが、G1を目指す強いメンバー相手では少し苦しかったか。ここはトップハンデを背負うことになったが、過去に苦戦したトップハンデ馬は5歳以上の馬たちで、フレッシュな4歳馬なら克服できるのではないか。

 指数は高くないが、安定した差し脚が光る4歳馬ダイアトニックが気になる。長くいい脚を使えるようで、条件戦ながら、近走1400メートルで連勝してはきた。ここまで(4211)と、成績も安定している。

 他では4歳牝馬プリモシーン、差し脚鋭いドーヴァーなどに注目したい。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A
13年    -     -     C a
14年     Xd   -     A 
15年    -     -     -
16年    B     CXb    Zb
17年    -     AZc   B b
18年    -     A b   -

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2019年3月26日 (火)

第1473回 波乱の日曜

201903240711
201903240611
201903230611
201903230911
 メインレースの高松宮記念の3連単は449万7470円、マーチSも124万620円と、日曜日のメインは大荒れだった。土曜日も含めると、10万円を越えた3連単は合計14本あった。先週も10万越えの3連単は16本でており、先々週も15レース、その前の週も同じく15レースが10万越えの高配当だった。だから、特に今週だけ荒れたということではないが、メインレースで連続100万越えは印象が強く残る。

 高松宮記念は想定通りモズスーパーフレアが逃げた。ただ、外枠が影響したのか、スタートからおっつけどおしで、前を行くセイウンコウセイやラブカンプーを交わすのにも手間取っていた印象。それでも無理して逃げの形に持ち込んだが、楽にハナに立ったという感じはなかった。

 直線でもいつもの粘りがなく、坂下で失速。外から、内から、押し寄せる馬たちになす術もなく、15着に大敗した。「本調子になかった」という陣営のコメントがあったが、牝馬にとって中2週は相当に厳しかったのかもしれない。

 栄冠を手にしたのは3番人気の4歳馬ミスターメロディーだった。内枠から好スタートを決めて先行。直線に向くと前が開いた。早々と先頭に立ったセイウンコウセイの内に入れて、ゴール前100メートル地点で先頭に立つと、そのまま押し切る、堂々の勝利だった。芝の1200メートル戦は初挑戦だったが、それで快勝するのはよほど短距離適性が高いに違いない。

 2着に12番人気のセイウンコウセイ、17番人気のショウナンアンセムが最内から差し脚を伸ばして3着に入り、JRAのG1史上5番目の高配当になった。
 1番人気のダノンスマッシュは、直線、外から脚を使って伸びたものの4着まで。

ダートのハンデ戦マーチSは8番人気のサトノティターンが後方一気の追い込みを決めた。ハイペース気味だったことも幸いしたのかもしれないが、1頭だけ次元の違う鮮やかな差し脚だった。2着に11番人気のロンドンタウン、3着は12番人気のリーゼントロックで、3連単は124万馬券になった。1番人気のテーオーエナジーは10着。3、4番手で先行したものの、直線で脚が上がった。

 日経賞は最内枠からメイショウテッコンがスローペースの逃げ切り勝ちを決めた。2週目の3コーナー手前で1番人気のエタリオウに並ばれたが、直線の叩きあいでは差を広げる余裕の勝利だった。

 3歳馬の毎日杯もまた、最内枠からランスオブプラーナがスローペースの逃げ切り勝ちを決めた。先行集団からウーリリが2着に上がって、1番人気のヴァンドギャルドは後方から追い込んだが、3着だった。

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2019年3月21日 (木)

第1472回 勝ち馬は指数上位

 いよいよ春のG1が始まる。その第1弾は中京競馬場の高松宮記念。
 2012年のコース改造後、1番人気は2勝、3着3回で、連対率は少し物足りない。ただ1番人気が勝てない年も5番人気までの馬たちが勝っており、ここまでの7年間では3連単の配当も大荒れはない。

 全体として指数上位馬が強いという傾向が続いており、外国馬を除けば、勝ち馬は全て指数上のランク馬たちで、とりわけ前走指数の上位馬が中心といえそう。

(高松宮記念)1着    2着    3着
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXc   BZa   -
14年    A     -     B
15年    -(外)   Z    A
16年     Xa   AZb   -
17年    C      X    BX
18年    AYc   -     -

 今年の指数の上位馬は、モズスーパーフレア、ナックビーナス、ダノンスマッシュ、デアレガーロ、ロジクライ、セイウンコウセイ、ダイメイプリンセス、ダイメイフジなどで、指数上、勝ち馬の条件を備えている最有力馬たちだ。
 とりわけ前哨戦を高指数で勝っているモズスーパーフレア、ダノンスマッシュが中心になるのではないか。

 4歳牝馬モズスーパーフレアの1200メートルは(6112)と距離適性が高い。スタートがうまくスピードもあるので、無理なく先頭に立てる。これまで6勝のうち5勝を逃げ切って勝っているが、逃げ馬にありがちな、直線で脚が上がることもなく、余力を残して直線に持ち込めるのが何よりも強みだ。

 前走は、90を超す高指数で初の重賞タイトルを手にした。ここはG1戦で、これまでと比べると相手も強くなっており、直線、持ちこたえられるかどうか、あらためて真価が問われるところだ。また、中京の馬場改造後、高松宮記念では逃げ馬の勝利がないのは気になるところ。それでも、あえてモズスーパーフレアの逃げ切に懸けてみたいと思っている。

 4歳牡馬ダノンスマッシュも1200メートル戦は(3100)と距離適性が高く、ここまでパーフェクト連対中。近走、1200メートルの京阪杯、シルクロードSを連勝しており、今まさに充実期にある4歳馬だ。先行して差し脚を使えるので、展開に左右されにくく、それが安定した成績につながるのだろう。常識的にはダノンスマッシュから入るのがいいのかもしれない。

 他では1200メートル(5635)のナックビーナス、1200メートルは初挑戦ながら瞬発力のあるロジクライなどが逆転候補だ。

 日経賞も指数上位馬が中心のレースだ。
 今年は、エタリオウ、ルックトゥワイス、クリンチャー、メイショウテッコン、チェスナットコート、サクラアンプルール、ハッピーグリンなどが指数の上位馬たち。

 過去の勝ち馬は近走、2400メートル以上の距離で好指数と好成績を残している馬が多い。2400メートル以上の距離で結果を残しているのは、ルックトゥワイス(2301)、チェスナットコート(2105)、エタリオウ(0501)など。

 成績からは6歳馬ルックトゥワイスに期待が集まる。前走は2400メートルの日経新春杯を、大外後方から最速の上りタイムで追って、惜しい2着にまで脚を伸ばした。重賞勝ちはまだないものの、(5713)の全成績が示す通り、堅実な走りが特徴。戸崎騎手とも相性が良く(2510)とすべて3着以内に好走している。ここは連軸向きと、中心に推したい。

 単勝候補は4歳馬のエタリオウ。3歳重賞戦線ではダービー4着、神戸新聞杯2着、菊花賞2着と、素質の高さは明らか。差し脚の鋭さが特徴で、後方一気の瞬発力に注目だ。

(日経賞)  1着    2着    3着
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c
14年    AZc   -     B d
15年    B      Y     Y
16年      a   CZc   D
17年    C d   B     CYc
18年    BZc   -     CYb

 マーチSはダートのハンデ戦。
 ハンデ戦でも指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年すべての年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。1番人気は1勝、2着1回、3着1回と低調。

 今年の指数上位馬は、サトノティターン、エイシンセラード、ロードゴラッソ、ジョーダンキング、リーゼントロック、グレンツェント、アスカノロマン、テーオーエナジー、ハイランドピークなど。該当馬が多くなったが、それだけ混戦ということだろう。
 トップハンデはセンチュリオン、ロンドンタウンの57.5キロ。

 ダートの中距離戦だけに、平均ペースを先行して、押し切るスタミナが求められる。先行力とスタミナなら、テーオーエナジー、グレンツェント、アスカノロマン、サトノティターンなどがピックアップされる。

 ここは積極的に先行するレース運びで、公営戦も含めて、ダートは(5123)の成績が光る4歳馬テーオーエナジーに注目したい。中央ダートの成績に限っても(4112)と安定している。3歳時の昨年、師走Sを勝った時の指数は、ゆうに重賞を勝ち負けできる高レベルだった。前走、佐賀記念は3着だったが、今回は2戦2勝と、得意な中山で巻き返しに期待したい。

(マーチS) 1着    2着    3着
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C
14年      d   B     B
15年    B       c    Zb
16年    -     C a    Zb
17年    D c   A     D
18年    B b   C     -

 3歳馬の毎日杯は前走指数上位馬が中心。
 今年は、ルモンド、オールイズウェル、キングオブコージ、マイネルフラップ、ランスオブプラーナ、ヴァンドギャルドなどが指数の上位馬だ。
 阪神外回りの1800メートル戦で、スローペース必至。長くいい脚を使える馬たちに向く展開だろう。差し脚上位はセントウル、ケイデンスコール、アントリューズ、マイネルフラップ、ヴァンドギャルド、ランスオブプラーナなど。

 ここは安定した差し脚のあるヴァンドギャルドの巻き返しに期待したい。2走前のホープフルSは直線で前が詰まる致命的な不利、前走のきさらぎ賞は1番人気に支持されたものの、雨で渋った馬場が合わずに4着と、苦しいレースが続くが、敗因ははっきりとしている。

(毎日杯)  1着    2着    3着
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
14年    -     -     -
15年    BXa   -     A
16年    D a   AYb   AX
17年     Y    A a   B c
08年    D     D     -
(スローペース調整-15/-5)

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2019年3月19日 (火)

第1471回 力の違いで完勝

201903170911
201903170611
201903160611
201903160711
 阪神大賞典は1番人気のシャケトラが強い勝ち方をした。骨折で休養の後、1年1か月振りのレースになった前走AJCCを快勝。阪神大賞典はG1馬不在の手薄なメンバー構成だったとはいえ、直線、早めに先頭に立ち、5馬身差をつけて完勝。ここでは力が違うことを見せつけた。

 サイモンラムセスがハイペースの逃げを打ち、サイモンラムセスが力尽きた2周目の向こう正面で2番手からロードヴァンドールが入れ替わって先頭に立って、長距離戦としてはペースが速くなった。シャケトラの長距離適性は未知数だっただけに、このハイペースの3000メートル戦の勝利は距離の幅を広げるうえでも大きいだろう。

 2着は格上挑戦だった6番人気カフジプリンス。3着には逃げた10番人気のロードヴァンドールが粘り込んだ。ロードヴァンドールは初の3000メートルで好結果を残したが、厳しいペースを逃げ粘ったスタミナは今後に生きてくるだろう。

 長距離適性から注目していたリッジマンは、直線の脚がみられず6着まで。ペースが合わなかったのか、あるいは有馬記念以来のレースで、本来の調子にはなかったのか。

 上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられるスプリングCは、直線、長く横一線の叩き合いが続いたが、ゴールでアタマだけ抜け出したのが10番人気のエメラルファイトだった。2着は1番人気のファンタジスト、3着が7番人気のディキシーナイト。上位馬のスピード指数はそこそこのレベルにあり、皐月賞本番での期待が広がる。

 3歳牝馬のフラワーCは、2番人気のコントラチェックが好スタートから逃げ切り勝ちを決めた。直線では後続馬を引き離す余力十分の勝利で、全く危なげがなかった。この後は桜花賞を見送って、オークスに向かうようだが、3歳牝馬世代は、まだ大きく抜け出す馬も不在で大混戦。コントラチェックにもチャンスはあるだろう。
 1番人気のエールヴォアが2着。3着は5番人気のランブリングアレー。

 3歳重賞のファルコンSは、後方から大外一気に差し脚を伸ばした4番人気のハッピーアワーが勝って、2着は勝ち馬とともに伸びてきた3番人気のグルーヴィット。その上位2頭から3馬身ほど遅れた3着には、先行した2番人気のローゼンクリーガーが入った。3番手で先行した1番人気のヴァッシュモンは直線、脚を残せず6着だった。

 平均ペースのレースで、勝ち馬のスピード指数は現3歳世代トップの高指数になった。マイル戦から1400メートルに距離を短縮して、持ち味の鋭い瞬発力が生きたレースだったようで、短距離路線ではトップレベルだろう。

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2019年3月14日 (木)

第1470回 距離適性を重視

 阪神大賞典が今週の注目レース。
 過去10年、1番人気は5勝、2着2回、3着2回と安定しており、勝ち馬もすべて5番人気までの馬たちだ。比較的堅いレースだろう。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対している過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬たちが中心。ランク外で勝利した馬は2頭いるが、いずれも明け4歳馬だった。5歳馬以上なら指数上位が勝ち馬の条件になるだろう。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd
12年    -     CXa   A
13年    AXa   D     C d
14年    BXa   -     DXc
15年     Ya     d    Yb
16年    -      Z    A
17年    BXa   A b   -
18年    C b    Y    C c
(海外レースは減戦して集計)

 今年は、リッジマン、ケントオー、コルコバード、シャケトラ、カフジプリンス、ロードヴァンドール、ソールインパクト、アドマイヤエイカンなどが指数の上位馬たちだ。

 過去のデータからは、3000メートル以上の距離で差し脚を発揮してきた馬たちが多く連対している。今年のメンバーの中では、シャケトラ、リッジマン、ソールインパクト、アドマイヤエイカンなどが連軸候補にあがってくる。

 重賞の実績では、G1戦線で戦って、宝塚記念4着、有馬記念6着などの好走があるシャケトラが最上位だろう。1年1ヵ月以上の休み明けだった前走AJCCでは、直線、4番手から早々と先頭に立ち、後続馬たちの追撃をわずかにしのいで勝利をつかんだ。スローペースで指数は高くないが、底力を見せたレースだっだろう。ただ、良績は2400メートル前後に集中しており、3000メートルがベストとは思えない。

 長距離適性でいえば、2600メートル以上で(4301)、3000メートル以上なら(1200)の成績を残すリッジマンの方が適性が高い。2走前、ゆったりと流れる3600メートルのステイヤーズSを勝って、前走は初G1有馬記念に臨んだが、逃げたキセキのペースについていけず12着に大敗。もともと先行して押し切る脚質で、鋭い差し脚には欠ける馬だけに、後方からではレースにならなかったようだ。ここはペースが厳しくなることもないはずで、先行して流れに乗れれば、持ち前のスタミナが生きるのではないか。蛯名騎手とも(3203)と相性が良い。

 スプリングSは上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気は(4321)と安定している。
 今年の指数上位馬は、ユニコーンライオン、クリノガウディー、ロジャーバローズ、ファンタジスト、エメラルファイト、シークレットラン、ディキシーナイトなど。

 スローペース気味の流れで、先行馬に向く展開になるだろう。先行して差し脚を使えるのはシークレットラン、ディキシーナイト、クリノガウディー、ゲバラ、タガノディアマンテなどだ。

 ここはシークレットランに注目。2走前の葉牡丹賞を高指数で差し切りを決め、続く京成杯で1番人気に支持された。5番手で先行したものの直線、じりじりとしか伸びず4着まで。1、2着馬は2、3番手で先行していた馬たちで、前残りのレースだった。ただ、シークレットランの上がり指数は勝ち馬と同じ水準で、ペースと展開が向かなかったのだろう。

 他に、朝日杯で2着に好走したクリノガウディー、前走余力を残しで2勝目をあげたロジャーバローズ、きさらぎ賞2着のタガノディアマンテも有力馬の一角を占める。
 ペースがさらに遅くなるようなら、スローペースで良い差し脚を見せているゲバラ、唯一の3勝馬ファンタジストなどにもチャンスはあるだろう。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
12年    CYd   -      Yc
13年    A c    Yb    Zd
14年    -     A d    Xa
15年    D     A     BXa
16年    A a   BYb    X
17年    AX    B     CZa
18年    AX    C d   -
(スローペース調整-15/-5)

 3歳牝馬のフラワーCは、スローペース必至で、指数が低い馬にも要注意のレース。
 1番人気馬は過去10年で3勝、2着3回、3着1回と、堅実。

 今年の指数上位は、コントラチェック、ランブリングアレー、エールヴォア、ルタンブル、シャドウディーヴァ、ジョディー、ミモザイエローなど。

 牝馬の中距離戦でスローペースは必至だ。先行できて、スローペースでの差し脚が鋭いのはコントラチェック、エールヴォア、ルタンブルの3頭だろう。

 前走、好指数で逃げ切り勝ちのコントラチェックが有力だと思うが、それほど断然とは思えない。これまで1800、2000メートル戦で好指数を上げているエールヴォア、ルタンブルの逆転もあるのではないか。

(フラワーC)1着    2着    3着
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
12年     Xa   -      Xc
13年    -     C     -
14年    A     BXa   -(2着同着)
15年    B b   -     -
16年    -     D     -
17年    -      Xc   -
18年     Xa   B     -
(スローペース調整-20/-10)

 中京競馬場のメインは3歳重賞のファルコンS。
 今年は、ヴァッシュモン、ハッピーアワー、イッツクール、シングルアップ、ドゴール、ダノンジャスティス、ブリングイットオンなどが指数の上位馬たちだ。

 前走指数はヴァッシュモンが最上位。前走、平均ペースのマイル戦を11秒台のラップを刻んでゴールを駆け抜け、底力を感じさせるレース振りだった。ここはスローペースの差し脚比べになりそうだが、2走前には1400メートル戦で鋭い瞬発力を使って快勝しており、距離やペースに不安はないはず。

 スローペースで長く良い脚を使ってきたハッピーアワー、ローゼンクリーガーなどが逆転候補だ。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
12年      d    Xa   D
13年    -       b    Xb
14年    BXa   C a    Z
15年    -       d   -
16年    AXa   -      Yb
17年    -      Zb   A
18年    -     -       b
(スローペース調整-20/-10)

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2019年3月12日 (火)

第1469回 春本番に向けて

201903100911
201903100711
201903090611

 桜花賞のトライアル、フィリーズレビューは、3番人気プールヴィルと12番人気ノーワンが1着同着になった。3着は6番人気のジュランビルで、3連単はいずれも高配当になった。重賞での1着同着は、2010年のオークスでのアパパネ、サンテミリオン以来の出来事らしい。

 プールヴィルは中団後方から、直線は馬群の混み合う内を突いて伸びた。ノーワンは先行集団の後ろから、直線は内で包まれそうになり、そこから外に持ち出すと、一気の差し脚を見せた。

 ペースからすると、先行馬がもう少し頑張れるはずだが、先行馬では3着のジュランビルが最上位で、多くは脚が残っていなかったようだ。阪神は昼前からの雨で、フィリーズレビューの頃には、芝コースは稍重の馬場状態。その緩い馬場が合わなかった馬もいるのかもしれない。
 さて、フィリーズレビューの結果がそのまま桜花賞につながるかどうか。

 中京の金鯱賞も雨中のレースになった。
 ダービー以来の出走になったダノンプレミアムは3番手の内で脚をため、直線は余力十分。直線半ばで一気に抜け出し、後続の追撃をものともせず、楽々の快勝劇をみせた。

 ダノンプレミアムは朝日杯を勝って、最優秀2歳牡馬にも選出されていた。弥生賞も勝って4戦4勝でダービーに向かい、1番人気に支持されていた馬だ。ここまでは何かと態勢が整わず復帰が遅れたようだが、まさに力の違いを見せつけるような圧倒的な勝利だった。この勝利で6戦5勝。この後はG1大阪杯に向かうはずだが、そこでもと、おおいに期待がふくらむ。

 リスグラシューが2着。3着はエアウィンザー。2番手で先行して、直線、早め先頭に立ったギベオンは残り100メートルで失速。6着だった。

 ハンデ戦の中山牝馬S。
 横一線のゴールは、わずかにハナ差でフロンテアクイーンが先着していた。2着はウラヌスチャーム、3着はクビ差のアッフィラートだった。5、3、11番人気の順で、3連単は16万円超えの高配当。6歳馬の勝利も2010年以来だった。

 注目していた2番人気馬ミッキーチャームは、2、3番手で先行していたものの、直線は見どころなくズルズル後退。最下位に沈んだ。何でだろう。1番人気のノームコアも7着まで。牝馬のハンデ戦はむつかしいし、たいてい荒れる。

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2019年3月 7日 (木)

第1468回 先行力に注目

 フィリーズレビューは桜花賞のトライアル戦。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人馬は(2305)と、3歳の重賞戦としてはやや物足りない勝率と連対率だ。指数上も、3歳の重賞なら前走指数の上位馬が中心になるはずだが、前走指数上位馬は2勝どまりで、精彩を欠く。代わって浮上するのが、過去の指数の高いXYZ馬や平均指数上位馬たちで、ともに5勝、7連対とまずまずの成績を上げている。ただ、ランク外の馬の活躍も目立ち、スローペースで差し脚上位の馬には注意がいる。いずれも安定感を欠く牝馬ならではだろう。

(フィリーズレビュー)
      1着    2着    3着
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
12年    AZb   DXa   -
13年     Ya    Zc   -
14年     Z    -     -
15年    -     -     AXc
16年     Yd   A a   B b
17年    C c   AXa   B d
18年      c   -     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年は、イベリス、エイティーンガール、プールヴィル、メイショウケイメイ、ラブミーファイン、キュールエサクラ、ウィンターリリー、ジュランビルなどが指数の上位馬たちだ。

 阪神の内回りコースの芝1400メートルなら、外回りコースと比べて極端なスローペースはないだろう。1400メートルの距離をこなすパワーがあり、先行して差し脚を使える馬たちに流れが向くのではないか。

 混戦模様のメンバー構成になったが、注目はジュランビル。ファンタジーS3着の後、今回と同距離の阪神芝1400戦を2番手で追走。直線、早めに先頭に立って、後続馬の追撃を抑え込んで2勝目をあげた。

 2走前のファンタジーSは、阪神JF、チューリップ賞を勝って最優秀2歳牝馬に選出されたダノンファンタジーから2馬身ほど離されたが、しぶとい先行力を発揮して3着に好走している。素軽い上りの脚には欠けるところがあるものの、阪神の内回りの芝1400メートルなら、もちまえの先行力でカバーできるのではないか。

 他ではファンタジーS4着のラブミーファイン、素軽い差し脚で上位のアウィルアウェイにもチャンスがありそうだ。

 中山牝馬Sはハンデ戦。
 今年の指数上位馬は、ミッキーチャーム、デンコウアンジュ、フロンテアクイーン、フローレスマジック、ランドネ、ノームコア、アドマイヤリードなど。

 中心には4歳馬ミッキーチャームを推したい。春のクラシック戦線には間に合わなかったが、7月の未勝利勝ちから3連勝でG1秋華賞に出走。迷いなく逃げて堂々2着に粘った。秋華賞を勝ったのは3冠を達成したアーモンドアイで、同馬の大外一気の差し脚に1馬身半の差をつけられたが、3着の重賞2勝馬カンタービレには1馬身の差をつけた。

 秋華賞の後、ジャパンカップも制して、年度代表馬に選出されたアーモンドアイは別格として、ミッキーチャームも牝馬のトップレベルにあることは間違いないだろう。1800メートルの距離も3勝しており、秋華賞の2000メートルよりは合うだろう。

 また、中山は初参戦になるが、3勝のすべては札幌、函館コースであげており、力のいる洋芝の適性があり、雨で渋ったオーバージードの中山の芝コースも苦にしないだろう。

 他では先行力のあるカワキタエンカ、クロコスミア、フロンテアクイーン、アドマイヤリード、ランドネなどに注目したい。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -
12年    -     -     B
13年     Z     Y    c
14年    A b     d   -(2着同着)
15年     Z    A a   B
16年    D b   -     -
17年    B     AZc   D
18年     Y    -     BZ

 一昨年から春の開催になったG2金鯱賞は、G1大阪杯を目指す馬たちが集結。今年は5頭のG1馬がそろった。
 今年の指数の上位馬は、ギベオン、モズカッチャン、エアウィンザー、ムイトオブリガード、スズカデヴィアス、ペルシアンナイト、アルアイン、メートルダール、ショウナンバッハなど。

 エリザベス女王杯を勝って、前走、香港ヴァーズ2着のリスグラシューが人気になりそうたが、指数上はランク外。また、一昨年の最優秀2歳牡馬のダノンプレミアムはダービー6着以来の復帰戦。ここでも人気を集めるはずだが、ダノンプレミアムもまた指数上はランク外になってしまった。

 指数上位馬から中心馬を取るなら4歳馬ギベオンに期待したいと思っている。前走の中日新聞杯は、直線半ば、中団外目から鋭い差し脚で先頭に立ったものの、追ってきたショウナンバッハに一旦は交わされたが、最後はしぶとく差し返して初重賞勝ちを収めた。前走は今回と同距離、同コースだけに、高指数も信頼できるのではないか。

(金鯱賞)  1着    2着    3着
17年    A     -     -
18年     Yc   D     AXa

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2019年3月 5日 (火)

第1467回 重馬場が

201903030611
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201903020611

 皐月賞トライアルの弥生賞。今年は重賞2勝馬ニシノデイジー、2戦2勝のラストドラフトが1、2番人気に推された。
 あいにく朝からの雨で、弥生賞の発走時には重馬場まで馬場が悪化していた。

 好スタートからハナに立って逃げたのはラストドラフトだった。ラストドラフトは12秒台のラップを刻んでレースを引っ張ったが、直線では脚が上がって結果は7着。馬場状態を考えれば、ペースは楽ではなかっただろう。ニシノデイジーも4、5番手で先行、直線にかけたが、差し脚の鋭さが見えず4着まで。

 雨を突き抜けるように伸びたのは8番人気の伏兵メイショウテンゲンだった。3コーナーでは6番手。直線、比較的馬場の良い外に回して、坂上で先頭に立つと、そのまま押し切って皐月賞への切符をつかんだ。

 2着は最後方から直線、大外一気の瞬発力を見せた6番人気のシュヴァルツリーゼ。1戦1勝馬で、指数は低調だったが、新馬戦は超スローペースを差し切り勝ちしており、その鋭い差し脚はここでも上位にあった1頭だ。

 3着も外から差し脚を伸ばした4番人気のブレイキングドーンで、内を突いて上位に残ったのはニシノデイジーだけ。ここは重馬場の適性や巧拙、内外の馬場の違いなども大きな影響を与え、結果を左右したのではないか。

 桜花賞のトライアル戦チューリップ賞は圧倒的な1番人気ダノンファンタジーが順当に勝利をつかんだ。直線で前がふさがれで、外にコースを取り直すロスがあったものの、前があくと一気に加速して力通りの完勝。最優秀2歳牝馬の栄誉に磨きをかけて、4連勝で桜花賞へ向かう。
 2、3着は4番人気のシゲルピンクダイヤ、7番人気のノーブルスコア。

 芝1200のオーシャンSは、前走カーバンクルSの1、2着馬モズスーパーフレアとナックビーナスの2頭の牝馬が上位人気を構成。前走同様、ハイペースで逃げたモズスーパーフレアと、3番手から追ったナックビーナスが、直線なかばで他の馬たちを引き離して、2頭の激しい叩きあいになった。

 前走カーバンクルSは2頭の間に5キロの負担重量差があり、ナックビーナスの逆転もあると思ったが、最後は逃げるモズスーパーフレアとナックビーナスの脚色が同じになって、差は詰まらないまま。モズスーパーフレアが重賞初勝利をつかみ、高松宮記念の優先出走権も手にした。

 最近の芝短距離戦線はこれといった中心馬も不在で、少し低調気味。4歳牝馬モズスーパーフレアはハイペースで逃げて直線でも脚か使える。これからもっと強くなり、牝馬ながら短距離戦線のキングになれるのではないか。

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