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2019年4月25日 (木)

第1482回 4歳馬が中心

 平成最後のG1、京都芝3200メートルの天皇賞(春)がメインレース。
 2000年以降、過去19年間の連対馬は、平均指数上位のabcd馬が17年間で連対して、連軸の中心を担っている。比較的、指数上位馬が活躍するレースだ。
 1番人気馬は、過去19年間で4勝、2着1回、3着3回。10番人気以下の馬たちの好走も多く、それほど堅いレースではない。過去19年間の勝ち馬は、4歳馬が9勝、5歳馬は7勝、6歳馬が3勝と、馬齢が若い方に分がある。

(天皇賞)  1着    2着    3着
00年    AXa     d   BZ
01年    DYb   D c   AYc
02年    -     DYb   CXa
03年    D      Yd   -
04年     Xb   -     CXa
05年    -     -     -
06年    AZ    BXa   -
07年    -     -      Yb
08年    -     BXb   A
09年    C     B b   AYb
10年    -     AYb   -
11年    B b   A a   C
12年    -      Xa    Zd
13年    DYc   D     -
14年     Xa    Yd   -
15年    AYa   -     -
16年    C       d   A
17年     Xc   BZd   A b
18年    A d    Zd   C c

 今年の指数上位馬は、グローリーヴェイズ、カフジプリンス、ロードヴァンドール、リッジマン、クリンチャー、チェスナットコート、パフォーマプロミスなど。

 ただ、5歳以上の馬たちは、昨年の天皇賞(春)で3着のクリンチャー、前走、阪神大賞典2着のカフジプリンス、3着のロードヴァンドールなどの指数が上位にあるものの、指数上は若干、低調に思える。
 とすれば、昨秋、菊花賞で上位だった4歳馬フィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイル、グローリーヴェイズなどが中心になるのではないか。

 菊花賞は、直線、馬場の真ん中からエタリオウが先頭に立つところ、内をついて一気に迫ったのがフィエールマン。2頭のきわどいゴールになったが、写真判定の結果ルメール騎手のフィエールマンがハナ差で先着していた。少し離れた3着に後方から伸びたユーキャンスマイルが入った。

 スローペースのため、上位3頭の上りタイムはともに33秒9という、3000メートルの距離としては破格の上りタイムだった。後方にいた馬たちには厳しかったが、それだけに、早めに仕掛けたエタリオウのM・デムーロ騎手、フィエールマンのルメール騎手の判断が光ったレースだった。後方から長く良い脚を使ったのは3着のユーキャンスマイルで、上位2頭とも差はない。

 菊花賞を勝ったフィエールマンは、前走、1月のAJCC(2200メートル)で2着。力があるとしても、3か月もの間隔があくのは気になるところだ。

 エタリオウは3月の日経賞(2500メートル)で2着になったが、ここまで(1702)と2着が多く、まだ1勝のまま。何かが足りないのだろうか。

 ユーキャンスマイルは1月の万葉S2着の後、前走、3400メートルのダイヤモンドSを快勝した。近走は3000メートル以上の距離を使って、(1110)と、距離経験はユーキャンスマイルが最上位だ。

 今年、逃げるのはロードヴァンドールになりそう。前走、阪神大賞典ではハイペースでて逃げて3着に粘っており、ここも極端なスローペースはないだろう。後続馬も脚を使わされる流れになりそうで、近走、長距離の経験とスタミナを積んできたユーキャンスマイルに向くのではないか。

 3歳の青葉賞はダービートライアル。2着まで優先出走権が与えられる。
 スローペースのレースが多く、上がりの脚の戦いになりがちで、指数上位馬も苦戦の傾向が目につく。

 今年の指数上位馬は、アドマイヤスコール、ウーリリ、カウディーリョ、マコトジュズマル、ディバインフォース、サトノラディウス、ランフォザローゼス、リオンリオン、キタサンバルカンなど。

 スローペース必至で、長く使える差し脚は必須条件だ。
 差し脚上位馬で、2400メートルの距離もこなせそうなのは、デビューから(2001)のカウディーリョだろう。前走は2200メートルの山吹賞を後方から。3コーナーから仕掛けていって、4コーナーでは大外に膨れるものの、各馬をとらえて鮮やかな差し切り勝ちを決めた。長くいい脚が持ち味のようで、東京の2400メートルも問題なくこなせるだろう。

 他に、ピースワンパラディ、トーセンカンビーナ、アドマイヤスコール、セントウルなどが差し脚の上位馬で、逆転候補。

 前走、2400の未勝利戦を勝ったばかりだが、前々でレースができるディバインフォースにもチャンスがある。

(青葉賞)  1着    2着    3着
09年    -      Y     Z
10年    B a   -     -
11年    -     -     -
12年     Z    -     -
13年    -     -     -
14年    -     -     -
15年     Y    D     -
16年    B a   -     -
17年     Xa   -     B
18年    BZ    -     -
(スローペース調整-15/-5)

 新潟大賞典はハンデ戦だが、前走指数の上位馬が健闘している。1番人気は過去10年で勝ち星がなく2着1回、3着2回のみ。

 今年の指数上位馬は、ミッキースワロー、アウトライアーズ、エアアンセム、ブラックスピネル、ルックトゥワイス、ショウナンバッハなど。

 トップハンデは57.5キロのミッキースワロー。G2セントライト記念勝を勝ち、G1大阪杯、ジャパンカップでそれぞれ5着に好走しており、当然の重量だと思うが、後方一気の差し脚に懸ける脚質だけに、休み明けとトップハンデは気になる。

 ここは新潟の開幕週で、素軽いスピードが持ち味のロシュフォールに注目したい。目下連勝中で、ここまで(4101)と好成績を残している。左回りは4戦4勝。何よりも鋭い瞬発力が魅力の4歳馬だ。指数上はランク外だが、ハンデは55キロと恵まれた。4歳馬で前走81の指数レベルなら十分に戦えるだろう。

(新潟大賞典)1着    2着    3着
09年    D     -     B c
10年    A b    Zd     a
11年    -     -     CXb
12年    B     -       b
13年    C     A     -
14年    -     A d   B a
15年    BZ     Z     Z
16年     Yc   AX    C
17年    C      X    A a
18年     Z    -     -

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