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2019年5月 9日 (木)

第1486回 中心は4歳馬から

 ヴィクトリアマイルは牝馬限定のG1。過去10年、1番人気は3勝、2着3回だが、1番人気で勝ったのは名牝として名高いウオッカ、ブエナビスタ、ヴィルシーナの3頭だけで、圧倒的な能力上位でない限り、1番人気は疑ってかかった方がいいだろう。また1番人気が勝てなかった年の勝ち馬は、2、4、11、5、7、6、8番人気の馬たちで、波乱も多く、2、3番人気馬もあてにできない。

 世代的には過去10年で5勝をあげている4歳馬が中心。4歳馬が連対できなかったのは3連単で2000万超馬券になった2015年の1度だけ。連軸は4歳馬から取るのがセオリーだろう。

 指数上は、前哨戦などにスローペースが多いこともあり、ランク外の馬たちが上位に浮上しており、指数上位馬が圧倒する状況ではない。

(ヴィクトリアマイル)
       1着    2着    3着
09年    CXa   -     -
10年     Xb   -     C c
11年    BYc   DXa   -
12年    A     -       Zc
13年    -     -     A d
14年      d    d     Xb
15年    -     A     -
16年     Y    DZb   BYa
17年    -     -     -
18年    -      Xa   -
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、プリモシーン、ノームコア、レッツゴードンキ、フロンテアクイーン、アエロリット、ミッキーチャーム、ソウルスターリング、ワントゥワン、ラッキーライラック、レッドオルガなどが指数の上位馬たちだ。

 中心勢力になる4歳馬のなかで、マイルの重賞を勝っているのは、プリモシーン(フェアリーS、関屋記念)、ミッキーチャーム(阪神牝馬S)の2頭だ。

 プリモシーンのマイル戦は(3203)、マイルの重賞に限っても(2103)と安定しており、マイルの専門家だ。3歳夏の関屋記念の勝利は、51キロの重量に恵まれた部分もあったかもしれないが、中団後方からの長く使える差し脚は同馬の特徴だ。前走のハンデ戦ダービー卿CTも中団から長くいい脚を使って、勝ち馬とはクビ差の2着。4歳牝馬で55キロのハンデを背負っていたことを思えば、内容のある2着だった。前走指数は出走メンバー中で最も高く、真っ先に中心にとりたいと思う1頭だ。

 ミッキーチャームは秋華賞の2着馬。前走の阪神牝馬Sは初のマイル戦だったが3番手で先行、スローペースで先行馬たちの直線の激しい叩き合いになったが、半馬身差で重賞初制覇を果たした。今回、阪神牝馬Sを使った馬たちが10頭出走しており、その勝利の価値は高いだろう。また、ここもペースは落ち着くはずで、先行できるミッキーチャームに流れが向くのではないか。

 その阪神牝馬Sで最速の上りの脚を使ったのが9着のサトノワルキューレ(4歳)。スローペースの前残りの流れを後方からではチャンスはなかったが、東京コースでの巻き返しに注目したい。

 4歳馬以外ではアエロリット、クロコスミア、フロンテアクイーンの先行力。レッドオルガ、デンコウアンジュなどの差し脚に要注意だ。

 京王杯スプリングCは、1番人気が過去10年で1勝のみ。大苦戦している。指数上は過去10年で9度連対している平均指数上位馬が連軸向きだが、1、2着がランク馬同士で決着したことはない。

 今年は、ロードクエスト、ドーヴァー、サトノアレス、タワーオブロンドン、トゥザクラウンなどが指数の上位馬たちだ。

 トゥザクラウンの逃げで平均的なペースになりそう。差し脚の鋭い中団より後ろの馬たちにチャンスが広がるだろう。

 差し脚上位はサトノアレス、キャナルストリート、リナーテ、ストーミーシー、タワーオブロンドン、エントシャイデンなど。
 なかでも東京向きの差し脚が光るサトノアレスに期待したい。

 5歳馬サトノアレスはここまで(4426)の成績だが、良馬場に限れば(3423)。さらに東京の良馬場なら(1221)で、唯一4着以下になったのは安田記念での4着だけだ。2走前、稍重の阪神Cは15着に大敗したが、前走、良馬場の東京新聞杯は、直線、内で窮屈になりながらも鋭い差し脚を見せて3着に好走した。高速馬場の適性が高く、良馬場でこそ素軽いスピードが生きる馬だろう。重賞勝ちは2歳時の朝日杯FSだけだが、古馬重賞戦線で安定した成績を残しており、ここでも連軸の中心になるだろう。

(京王杯スプリングC)
       1着    2着    3着
09年    -     AYa   C
10年    -     BYc   A
11年    -     BYb    Zd
12年      a   -      C
13年    -     -     -
14年    -     A c   -
15年     Xb   -     -
16年    BXa   -     A b
17年    DYc   -       b
18年    -     A c   -

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