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2019年6月27日 (木)

第1500回 先行馬から

 今週から函館に加え、福島と中京が始まり、夏競馬もいよいよ本番。ただ、梅雨も本格化しており、各場とも馬場状態が気になる。

 福島の開幕週は3歳限定のハンデ戦、ラジオNIKKEI賞がメインだ。
 指数上は、前走指数上位馬や平均指数上位馬、過去の指数上位馬たちが中心になっているものの、ハンデ戦だけにはっきりとした傾向はつかみにくい。
 1番人気は、過去10年で2勝、2着3回、3着1回と不振気味だったが、最近の5年間に限れば、2勝、2着2回と上々の結果を残している。またトップハンデ馬も、過去5年で2勝をあげ、3着もなかった以前の傾向とは大きく様変わりしている。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -
14年    DZ    DXa   C d
15年    DY     Xa   -
16年    C     B     -
17年    -     -     -
18年    BXa   B     -

 今年は、ダディーズマインド、ディキシーナイト、マイネルサーパス、ヒシイグアス、ブレイキングドーン、ブレイブメジャー、インテンスライトなどが指数の上位馬たちだ。トップハンデは57キロのランスオブプラーナ。

 福島の芝コースは洋芝のオーバーシードで、比較的力のいる作りになっており、加えて週末の天気は雨模様だ。追い込みにくい馬場状態になりそうで、先行馬に向くのではないか。

 先行馬で差し脚もしっかりとしているのはディキシーナイトだろう。ここは3月のスプリングS以来のレース。スプリングSは4、5番手で先行、4角2番手からゴール手前でいったん先頭に立ったが、外から差されて惜しい3着だった。しかし、皐月賞の出走権をとったものの、残念ながら骨膜で回避せざるを得なかった。ここは久々のレースも、仕上がりは万全とのこと。ディキシーナイトの成長力に期待したい。

 ランスオブプラーナの逃げ残りに、力のいる馬場で粘り込みをはかる先行馬ダディーズマインドの前残りが逆転候補で、相手の中心。

 中京のメインはハンデ戦のCBC賞。
 馬場改修後の7年間、1番人気は1勝ながら、勝ち馬はすべて4番人気までの馬たちが占めている。トップハンデは1勝、3着2回。牝馬は2勝しており、連対できなかったのは7年のうち2回のみ。

 今年の指数上位は、ラベンダーヴァレイ、セイウンコウセイ、ショウナンアンセム、アウィルアウェイ、アレスバローズ、グランドボヌール、レッドアンシェルなど。

 先行力のある差し馬ならレッドアンシェル、グランドボヌール、ビップライブリー、コパノディール、ラベンダーヴァレイなどが上位にあがってくる。

 ここは前走、初の1200メートル戦を鋭い差し脚で圧勝したレッドアンシェルに注目したい。前走彦根Sは準オープン戦だったが、直線2番手から後続馬を一気に引き離していった瞬発力はまさに1200メートル向きだろう。

 実績と先行力ではセイウンコウセイが最上位だ。1200戦は(5407)で、短距離のスペシャリストだ。17年のG1高松宮記念を制しており、昨年夏には函館SSも勝った。その後はやや不振だったが、前走の高松宮記念は2着に好走。復調すれば能力は上位のはず。ここは先行して押し切れるかどうか。

 前走、セイウンコウセイと同じ高松宮記念で、中団からゴチャつく内に入れて、3着まで上がってきたのがショウナンアンセム。初のG1戦でも結果を残せた。これまで1200メートルは(1011)だが、1200のほうがレースはしやすいのではないか。

 他ではビップライブリー、グランドボヌールにもチャンスがあるだろう。

(CBC賞) 1着    2着    3着
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d
14年    -      Yc   D
15年    A a    X     Yd
16年    -     -     DXc
17年    B c    Zd   -
18年    -     D      Xb

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2019年6月25日 (火)

第1499回 レーン騎手に敬服

201906230911
 今年の宝塚記念は、想定通りキセキがハナに立ったが、いつもなら中団待機のリスグラシューが、早々と2番手につけたのは大きな驚きだった。

 1000メートル通過が1分ちょうど、キセキのペースはG1としては少しゆったりとした流れだ。キセキが淡々と逃げ、2番手は変わらずリスグラシュー。その後ろにアルアイン、スワーヴリチャードが続き、レイデオロは中団の最内で脚をためる。

 直線、逃げるキセキが後続を引き離しにかかるところ、2番手のリスグラシューはレーン騎手の合図を待っていたかのように、反応鋭く一気にキセキを交わし、余裕で先頭に立った。そのままぐんぐん差を広げ、ゴールでは決定的な3馬身の差をつけ、牝馬のリスグラシューが快勝した。リスグラシューの指数は、過去1年間、アーモンドアイ、プリモシーン、ノームコアに続く、高レベルだった。

 2着はキセキ、キセキから更に2馬身差の3着にスワーヴリチャードが入った。先行した馬たちが上位を占める結果になって、後方からの追い込み馬にチャンスはなかった。

 中団の内からレースを進めたレイデオロは、4角手前からムチを入れて追ったが、反応がいまいち。最内で思うに任せなかったとしても、直線の差し脚に鋭さがなく、走る意欲をなくしているように思えるほどだった。5着にはなったが、今後に不安を抱かせる敗北だったのではないか。

 勝ったリスグラシューの位置取りには驚かされたが、結果として、その2番手の位置取りが正解だっただろう。キセキにしてもハイペースにならず、直線に脚を残すペース配分に抜かりはなかったはずだが、それに優る圧倒的な力をみせたのがリスグラシューといえそうだ。いずれにしても手綱を取ったレーン騎手の好判断と、その手腕には敬服するしかない。

 レーン騎手はこの春、オーストラリアから短期免許で来日してここまで123戦37勝。勝率は30%を超え、重賞は6勝、G1も2勝を上げる大活躍だった。すごい。「日本大好き。次の機会を楽しみにしたい」とコメントしているが、そうだろうね。

 京都競馬場のスタンドや馬場の改修のため、来年、2020年11月から2023年3月まで京都開催が休止されると発表があった。丸々2年半はいかにも長い。

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2019年6月20日 (木)

第1498回 実績最上位のレイデオロ

 春のG1戦の締めくくりはグランプリ宝塚記念。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する平均指数の上位馬が中心。ただ、前走、スローペースの長距離を使った馬も多く、指数上位馬だけで決着するわけではない。指数のランク外で勝った3頭は、牝馬が1頭、4歳馬が1頭。牝馬、4歳以外では、指数上のランク馬であることが勝利の要件といえそう。

 過去10年、1番人気は2勝、2着3回、3着2回。連対率は50パーセント。片や5番人気以下の馬たちが5勝しており、伏兵にも要注意だ。世代別では4歳馬3勝、5歳馬6勝、6歳馬1勝。勝ち馬は4、5歳が中心だ。

(宝塚記念)1着        2着        3着
09年   C a     d    X
10年   -      Yb   -
11年   -     A      Xa
12年    Zb   -     -
13年   CXa   -     -
14年    Zd   -     C
15年    Yb   -       d
16年   -     A     B a
17年    Z    C c   -
18年   B d   外     -
(海外、公営の成績は減戦して集計)

 今年は、レイデオロ、スワーヴリチャード、リスグラシュー、エタリオウ、キセキ、アルアインなどが指数の上位馬たちだ。

 なかでも海外を含むG1戦で(2203)の5歳馬レイデオロが実績最上位だ。ドバイでは昨年、今年と苦戦しているが、国内のG1では(2201)の成績を誇る。ホープフルSからぶっつけだった皐月賞5着を除けば、ダービー、天皇賞(秋)を制覇して、ジャパンカップ2着、有馬記念2着の実績は断然だ。距離は2000から2400前後が守備範囲で、阪神芝コースも神戸新聞杯を勝って1戦1勝。条件に課題は見当たらない。

 少し気になるのは、折り合い面。前走、3月のドバイシーマクラシックは道中かかって逃げ、最後はバテて6着。もともと中団からの堅実な差し脚が持ち味だけに、折り合いを欠いて逃げては勝負にならなかった。かかった原因はナイター照明にあったと陣営は考えているようで、原因がはっきりとしているなら、ルメール騎手が克服してくれるのではないか。今年はキセキの逃げで、スローペースはないはず。中団からの差し脚が生かせるレイデオロに向く流れになりそうで、ここは連軸の中心に推したい。

 レイデオロの相手の筆頭には、逃げる5歳馬キセキを取りたい。菊花賞を勝って、G1は(1213)。昨年のジャパンカップ2着、前走は大阪杯での2着が光る。たぐいまれな先行力が魅力で、近走の充実ぶりは大きな成長を感じさせる。宝塚記念当日は一時雨の予報もあるが、不良馬場の菊花賞を制しており、渋った馬場も苦にすることはないだろう。逆転候補の1番手に上げたい。

 他では、5歳牝馬のリスグラシュー。差し脚の鋭さは最上位で、前走は香港のQEⅡカップで3着に好走。引き続き状態は万全とか。牡馬と2キロの重量差を生かして、中団から一気に駆け上がる場面があるかもしれない。

 4歳馬で菊花賞2着のエタリオウも有力馬の1頭。前走、天皇賞(春)は勝ち馬には大きく離されたとはいえ4歳馬での4着は上々だ。

 前走、大阪杯を先行差し切り勝ちのアルアインにも勝利のチャンスはある。

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2019年6月18日 (火)

第1497回 早朝のニュース

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 土曜日の早朝に届いた、150頭を超える馬たちが急遽出走取り消しになったというニュースはまさに前代未聞、衝撃に近い驚きだった。飼葉に混ぜるサプリから禁止薬物が検出されたことが原因のようだったが、すでに前日から馬券の発売が始まっており、結果としてどんな事態が引き起こされるのか、想像もつかなかった。幸い、土日とも大きな混乱もなく競馬は開催されたが、しばらくは余波が続くことになるのだろう。

 知っていながら、知らないふりして開催して、あとから問題が発覚するより、多少の混乱があっても、疑いのない競馬開催の実施を選んだJRAの判断は、競馬ファンから見ても正しかったと思うし、その姿勢を支持したい。

 函館スプリントSは、とりわけ出走取り消しの影響が大きかった。人気を背負うはずのダノンスマッシュをはじめ6頭が出走取り消しとなり、13頭建てから7頭建てのレースになった。

 勝ったのはマイペースで逃げた5番人気のカイザーメランジュ。カイザーメランジュのペースはスロー気味。2番手に2番人気の3歳馬アスターペガサスがつけ、そのままゴールに流れ込む結果になった。中団後方から差し脚を伸ばした断然の1番人気馬タワーオブロンドンは、前残りのスローペースでは、さすがに58キロの重量が厳しく、差し届かずの3着だった。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSは、初ダート戦のワイドファラオがハイペースで逃げ切り勝ちを収めた。直線、中団からデュープロセスが差し脚を伸ばしてワイドファラオに迫ってきたが、並ばれてもひるまず、さらに差し返す根性もみせて、ゴールまでギリギリ逃げ粘って勝利をつかんだ。

 勝ったワイドファラオは3番人気、2着のデュープロセスは2番人気。3着は6番人気のダンツキャッスルだった。
 1番人気のデアフルーグは出遅れて中団後方から。直線でデュープロセスを追って伸びるかと思ったが、差し脚に勢いはなく7着。短距離のスピードに欠けるように見えた。距離は長い方が良いのかもしれない。

 「おしん」にはまって、抜け出せない。DVDでも買おうかと思っているが、12万もするので思案中。

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2019年6月13日 (木)

第1496回 青竜S組が中心

 3歳のダート重賞・ユニコーンSが東京のメインレース。
 過去10年、指数上位馬が強く、2013年の勝ち馬以外は指数上位のランク馬が勝利している。前走指数の上位馬、平均指数の上位馬はともに10年連続で連対中だ。1番人気馬も(4303)と比較的安定した成績を残している。勝ち馬は全て3番人気までの馬たちが占め、順当な結果が多い。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
09年    A c   C b    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-同着
14年    DZb   A     -
15年    A     D d   BYc
16年    C b   A     CXa
17年    DXc   -     B b
18年    C      Xd   C
(スローペース調整-15/-5)
(海外、公営戦は減戦して集計)

 今年は、デュープロセス、デアフルーグ、ニューモニュメント、ダンツキャッスル、サトノギャロスなどが指数の上位馬たち。

 とりわけ指数が高い青竜S組が中心になりそうで、勝ったデュープロセス、2着のデアフルーグ、3着ニューモニュメントが有力候補になるだろう。

 青竜Sは4番手で先行した3番人気のデュープロセスが、直線、差し切り勝ちを収めた。2着のデアフルーグ(1番人気)は出負けして後方からになって、直線、動きにくい最内から最速の上りの脚をみせて、勝ち馬にクビ差まで迫った。指数上も勝ち馬とは差がなく、1枠でなければ、あるいはもう少しスムースなレースができていれば、勝っていたと思う内容だった。

 3着のニューモニュメント(8番人気)は後方待機策。直線、大外から鋭い差し脚で駆け上がってきたが、1、2着馬とは2馬身近い差があり、決着がついた後だった。

 中心は、デュープロセス、デアフルーグの2強が有力だが、ここは1800メートルを中心に使われてきてスタミナもあるデアフルーグに期待したい。
 他ではダンツキャッスル、ノーヴァレンダ、ヴァイトブリックなどの上位浮上もあるだろう。

 今週から函館競馬が始まる。開幕週は函館スプリントSがメインレースだ。
 指数上は平均指数や前走指数などの上位馬が中心。開幕週の開催になった2012年以降、1番人気は2着1回、3着1回だけ。不振が続いている。

 今年は、アスターペガサス、リナーテ、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、ダイメイフジ、ライトオンキューなどが指数の上位馬たちだ。

 指数の高さと安定感、重賞実績などから、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンなどが中心になりそう。

 ダノンスマッシュの1200メートル戦は(3101)。重賞戦も2勝している。前走は高松宮記念で1番人気に推されたが、結果は4着だった。スタートが合わず位置取りが後ろになって、無理に位置を上げていったツケがゴール前での切れを失わせたのではないか。もともと鋭い差し脚で追い込むタイプではないだけに、先行できなかったことが一番の敗因だろう。北海道では(1100)と、洋芝の適性はあり、改めて巻き返しに注目したい。

 タワーオブロンドンは前走、1400メートル戦の京王杯を快勝。中団から長く良い脚を見せてレコードタイム勝ちを収めた。ここまで(5212)だが、1600戦は1勝どまりながら、1400は3戦3勝。1500以下ではパーフェクト連対を果たしている。1200メートル戦は初挑戦になるが、素軽いスピードが身上のようで、1200も適性の範囲だろう。

 ただ、近年は人気馬が苦戦の傾向にあり、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンとはいえ取りこぼしがあるかもしれない。

 函館スプリントSは牝馬や3歳馬の好走が目立つレースだけに、京王杯で2着の牝馬リナーテからの組み立てもありそうだし、鋭い差し脚がある3歳馬アスターペガサスにもチャンスはあるのではないか。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B b   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -
14年     Xb   B     -
15年      d   C     -
16年    -     B     -
17年    B     B c   DXa
18年    DXb    Z    A b

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2019年6月11日 (火)

第1495回 ペースが分けた勝敗

201906090511
201906090911
 雨中の戦いになったエプソムカップは、唯一の牝馬サラキアがハナに立ち、超スローペースで逃げた。2番手にレイエンダがつけ、そのまま直線に向かう。

 馬場の中央で2頭の叩き合いが長く続いたが、残り100メートル地点でレイエンダがサラキアをとらえ、最後は4分の3馬身差で快勝。重賞初制覇を果たした。2着はサラキアが逃げ粘り、4コーナー5番手から差し脚を使ったソーグリッタリングが3着に浮上した。

 逃げたサラキアのペースが遅く、2番手から勝利をつかんだレイエンダの上りタイムはメンバー最速の32秒7。雨で稍重の馬場状態を考えると、この上りタイムは驚異的で、いかにペースが遅かったかがわかる。

 上位は先行した馬たちが占め、逃げた丸山騎手の作戦が功を奏したといえるし、それを見越して2番手に収めたルメール騎手の判断が勝敗を分けたといえるだろう。当然、中団以降の馬たちは32秒7を大きく上回る上りタイムを発揮しなければならなかったわけで、それはサラブレッドといえども限界を超えるレベルだ。勝負はすでに向こう正面でついていた。

 私が中心に推したミッキースワローは後方からになって、直線もいいところなく10着に敗退した。雨の馬場も合わなかったのかもしれない。

 波乱の多い牝馬限定のハンデ戦マーメイドSは今年も荒れた。
 前半からペースか速く、先行馬は総崩れになり、直線、後方待機の馬たちが浮上する展開になったのが波乱の要因。勝ったのは最後方から大外一気に駆け上がってきた7番人気のサラスだった。ゴール前サラスに交わされた10番人気のレッドランディーニが惜しい2着。3着は中団後方から差し脚を伸ばした5番人気のスカーレットカラー。3連単は39万1310円の高配当で、波乱の主役となった1、2着馬はともに51キロの軽ハンデ馬だった。

 先々週から土曜日の深夜は「おしん」の再放送を観ている。朝まではつらいので、途中で寝てしまうが、それでもドラマとしての面白さに引き込まれる。昨日はサッカー女子のワルドカップを最後まで観ていて、寝不足気味。

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2019年6月 6日 (木)

第1494回 中心はミッキースワロー

 今週のメインはエプソムカップ。
 1番人気は過去10年で4勝、2着3回。まずまずの連対率だろう。世代別では4歳馬が7勝、5歳2勝、6歳1勝。4歳馬が強い傾向にある。
 指数上は、前走指数上位のABC馬と、平均指数の上位abcd馬たちが連軸の中心になっている。全体としても指数上位馬が活躍するレースだろう。

(エプソムC)1着        2着        3着
09年     A a    Zb     c
10年    CYc    Y    -
11年    A a   -     B a
12年    -     A d   C
13年    C a    Xa   A
14年    A     CYa    X
15年    A d   C a   B d
16年    B d   AXa      D d
17年        -     -     -
18年    C     -     -

 今年の指数上位は、ソウルスターリング、ミッキースワロー、ソーグリッタリング、ダノンキングダム、ハクサンルドルフ、サラキアなど。
 スピード指数の高さと安定感で5歳馬ミッキースワローが少し抜けた存在だ。

 ミッキースワローは 4歳時にセントライト記念を勝ち、菊花賞は6着。その後の古馬G1戦線では大阪杯が5着、ジャパンカップも5着に好走してきた。有馬記念は11着と振るわなかったが、指数の高さは上々で、能力の高さは示した。休み明けだった前走の新潟大賞典は、スローペースの差し脚比べになって、トップハンデの57.5キロを背負った同馬にとっては厳しいレースだったはずだが、中団後方から長くいい脚を使って3/4馬身差の2着にまで浮上してきた。上りタイムはメンバー中2番目だったが、負担重量を考えれば上がりは最上位で、ほぼ限界値に近い差し脚だったといえる。

 逃げるのはダノンキングダム、カラビナあたりだが、いずれにしてもスローペース気味の流れになるだろう。ミッキースワローは今回、他の馬とほぼ同じ56キロの負担重量で乗れるから、新潟大賞典で発揮した鋭い差し脚が使えれば、勝機は十分だろう。
 相手の中心は先行できるソーグリッタリング、ソウルスターリング、ダノンキングダムに、差し脚上位のレイエンダ、プロディガルサンなど。

 マーメイドSは波乱の多い牝馬限定のハンデ戦。1番人気馬は2勝、2着1回、3着1回とやや不振の傾向にある。トップハンデ馬も1勝、2着1回、3着2回。指数上は前走指数上位馬が中心になっている。
 今年の指数上位は、ダンサール、サンティール、レーツェル、サラス、フローレスマジック、モーヴサファイア、ランドネなど。
 トップハンデは55キロのフローレスマジックだが、他の馬たちは50キロ前後の軽ハンデ馬が多く、今年も波乱の気配が漂う。

 牝馬限定戦だけに、スローペースは必至で、長く使える差し脚は必須条件だろう。
 長くいい脚を使えるのは、レッドランディーニ、ウスベニノキミ、レーツェル、ウインクルサルーテ、アドラータ、ダンサール、サンティール、サラスなどだが、ここは先行できて差し脚上位のダンサール、レーツェル、レッドランディーニに注目したい。
ともに4歳の格上挑戦馬たちで、51キロの軽ハンデは当然だろう。前走指数最上位はダンサールで、ハンデが軽い分、指数は高くあらわされるが、格上挑戦とはいえ力が足りないわけではない。軽ハンデを生かして先行できれば、粘り込みも可能ではないか。

(マーメイドS)
       1着        2着        3着
09年    -     B     -
10年    A     -          -
11年     Y    B a   C
12年    -     -     -
13年    BX     Z    AY
14年    A     -      Xa
15年    -     -     -
16年    DZa   A       c
17年    -          A a        Xb
18年    -     DYd    Y

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2019年6月 4日 (火)

第1493回 スタートでの不利

201906020511
201906010911
 今年の安田記念はスタートがすべてだった。  大外枠のロジクライがスタートしてすぐ、大きく内に切れ込んで、並んでいた外枠の各馬を押し倒すように斜行した。あおりをくったダノンプレミアム、アーモンドアイ、ペルシアンナイト、ロードクエストが次々に接触して、いずれも後方に下げざるを得ない事態になった。

 ただでさえ不利な外枠に加え、スタートしてすぐに大きな不利をこうむったのでは、どんなに力があっても取り返すのは苦しい。とりわけアーモンドアイ、ダノンプレミアムは1、2番人気に支持されていた人気馬だ。馬券上も影響は多大だった。

 レースは内枠からアエロリットがハナに立ち、ペースを落として逃げた。アエロリットの逃げは直線でも脚を残せる絶好のペースで、ゴール寸前までトップを走り続けた。しかしゴール直前、勝ち馬に交わされ、昨年と同じクビ差での惜しい2着だった。

 勝ったのは4番人気の4歳馬インディチャンプだった。好スタートを決め、3番手で先行、4コーナーは5番手から。直線、最内から外に持ち出すと、馬場の真ん中を鋭く突き抜けて、同世代の2強を退ける大きな勝利をつかんだ。

 3着は32秒4の最速の上りタイムでアーモンドアイが1番人気馬の意地を見せた。しかしながら、ダノンプレミアムは最下位、ペルシアンナイトは10着、ロードクエストは12着。不利をはね返すことはできなかった。

 「これも競馬。彼女のせいではない」と、アーモンドアイの手綱を取ったルメール騎手がコメントしていたが、その通りだ。それでもやっぱり、アーモンドアイのG1連勝が止まってしまったのは残念だった。

 鳴尾記念は1番人気の4歳馬メールドグラースが完勝した。中団後方から、直線は大外一気に差し脚を発揮して、4連勝を飾る勝利だった。逃げたブラックスピネルが2着に粘り、3着は差し脚を伸ばしたステイフーリッシュ。ギベオンはスタートでつまづき先行できず、後方から差し脚を伸ばしたが4着までだった。

 そろそろ梅雨の季節。関東は今週末にも梅雨にはいるらしい。競馬予想も雨との戦いになりそうで、余計に頭を悩ませる。

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