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2019年8月29日 (木)

第1518回 波乱の主役は

 早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着2回。2番人気馬は1勝のみ、3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が多い。5番人気以下の馬が7勝しており、波乱模様のハンデ戦といえそうだ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが7年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -
18年    B c    Y    DZ

 今年は、フランツ、アクート、ショウナンバッハ、ユーキャンスマイル、サトノワルキューレ、ダイワキャグニー、カデナ、ブラックスピネル、クリンチャー、サトノキングダムなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは、57.5キロのクリンチャー、ダイワキャグニー。トップハンデ馬は苦戦を強いられているだけに連軸向きとは思えない。

 近走好調で人気を集めそうなのはルメール騎手騎乗の4歳馬レイエンダだろう。ここまで(4103)の好成績だ。前走は超スローペースのエプソムカップを2番手で先行、ゴール前、逃げ馬をとらえて快勝、重賞初制覇を果たした。上がり指数は限界に近い高レベルを示しており、展開に恵まれた部分はあったにせよ、能力に疑いはない。ただ、今年の新潟記念が同じような超スローペースになるとは考えにくく、前走の再現は難しいかもしれない。

 多少ペースがあがっても対応できる差し脚で上位にあるのはアクート、フランツなどだろう。

 6歳馬アクートは前走、準オープンを勝ったばかりで、ハンデも54キロに恵まれている。新潟は(3010)とコース適性も高く、夏の新潟開催では3戦3勝と負けなし。上りタイムは3戦とも最速だった。加えて、ここまでの4勝はすべて野芝のコースでの勝利で、素軽いスピードが持ち味のようだ。出世は遅れたものの、初の重賞挑戦でも一発を期待できるのではないか。波乱の主役になるかもしれない。

 フランツも前走、準オープンを勝ちあがってきた4歳馬。5月のむらさき賞以来のレースになるが、ここまで(4102)と、まだ底を見せておらず、その素質に注目したい。前述のアクートとの比較では、フランツのほうが信頼できるとは思うのだが--。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬も、前走指数上位馬たちが中心になっている。

 今年は、マイネルグリット、テーオーマルクス、ゼンノジャスタ、ヒメサマ、シゲルミズガメザ、ローランダー、カイルアコナ、ホープホワイトなどが指数の上位馬たち。指数の上位馬はいずれも前走、フェニックス賞を戦ってきた馬たちだ。

 中心は、新馬戦に続きフェニックス賞を勝って連勝中のマイネルグリットだ。フェニックス賞は直線、最内の3番手から馬なりで先頭に立ち、そのまま押し切って勝利。まだ余力も感じさせるレース内容だった。

 相手もフェニックス賞組や指数の上位馬が中心だが、超スローペースの新馬戦を中団から差し切ったトリプルエースには要注意だ。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
18年    -     -     -
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ゴルコンダ、ダーリントンホール、コスモインペリウム、カップッチョなどが指数の上位馬。

 差し脚の最上位はゴルコンダ。新馬戦は中団から最内に入れ、直線では先頭に立つ場面もあったが、外から差し切られて3着。とはいえ、差し脚は上々の鋭さで、ここでは最上位。前走は一転、ハイペース気味に逃げて、直線は差を広げる一方で、レコードタイムでの大差勝ちだった。指数上、中距離では現2歳世代の最高指数だった。手綱を取ったルメール騎手はまだ「余力を残して」いるという評価で、ここは素直にゴルコンダの能力に期待したい。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
18年    -     C c   -
(スローペース調整は-20/-10)

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