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2019年8月22日 (木)

第1516回 スローペースの差し脚比べか

 今週の札幌は芝1200メートルのキーンランドCがメイン。
 過去10年、1番人気馬は(2422)と、勝率は低いものの、連対率は60%で、馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で7勝をあげていることも特徴的だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬と平均指数上位馬が、過去10年のうち7年で連対している。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
09年     Xa   -     A
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -
18年    B c   C     -

 今年は、リナーテ、ダノンスマッシュ、ダイメイフジ、ハッピーアワー、ナックビーナス、ライオンボス、セイウンコウセイなどが指数の上位馬たちだ。

 今年の出走メンバーの近走のレース内容から考えると、ペースは落ち着きそうで、直線の差し脚比べになるのではないか。
 差し脚の上位はリナーテ、アスターペガサス、ハッピーアワー、タワーオブロンドン、デアレガーロなどだ。

 注目は5歳牝馬のリナーテ。今年の春、京王杯スプリングCはタワーオブロンドンの2着に好走。直線、ラスト100メートルの瞬発力は先に抜け出した勝ち馬を脅かす鋭い差し脚だった。その後の函館スプリントSは薬物騒動のあおりで除外になったが、前走、1番人気に支持された札幌のUHB賞は、中団後方から直線、大外一気の差し脚で他馬を圧倒する完勝劇だった。差し脚は安定しており、負担重量もタワーオブロンドンの58キロと比べると牝馬の54キロは断然有利だろう。

 相手の筆頭はタワーオブロンドン。ただ、1200メートルは守備範囲だとしても、距離適性は1400メートル以上にありそうで、ベストとは思えない。58キロも苦しいのではないか。

 前走、G1高松宮記念で4着のダノンスマッシュにもチャンスはありそう。1200メートル戦は(3101)。1200の重賞を2勝しており、実績は最上位だ。

 他では、新潟直線1000メートル戦で3連勝中のライオンボス。はまれば逆転もありそうで、その素軽いスビートに注目したい。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

 今年は、ウーマンズハート、ウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが、上がり指数の上位馬たちで、連軸の中心になる馬たちだろう。

 なかでも、新潟マイルの新馬戦を圧勝したウーマンズハートの差し脚が最上位だ。スローペースの新馬戦は中団待機。直線半ばから追い出し、逃げた1番人気馬を大外からとらえると、ゴールでは3馬身半の差をつけた。上りタイムは32秒0、上がり指数も限界に近い+23の高レベルだった。2、3着馬の上がり指数は+10で、その差からか考えても、破格の差し脚といえそうで、将来性も高いのではないか。

 相手も差し脚上位のウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが中心だが、2戦2勝のエレナアヴァンティの先行力にも要注意だ。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
09年    -     -     A b
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
17年    -     A     -
18年    A     -       d
(スローペース調整-20/-10)

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