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2019年10月10日 (木)

第1530回 差し脚比べなら

 台風の影響を受けそうな3日間開催になった。
 京都のメインレースは、3歳牝馬に残された最後の1冠を争う秋華賞。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対する平均指数の上位馬が連軸の中心のようで、勝ち馬に限れば、過去10年間で、ランク外の馬が勝ったのは1度だけ。全体としても指数上位馬の活躍が目立つ。
 1番人気は4勝、2着1回、3着2回だが、2、3番人気馬も含めると、上位人気馬が過去10年、すべての年で勝利している。連軸は指数上位の1、2、3番人気馬のなかから取るのがセオリーのようだ。

(秋華賞)  1着    2着    3着
09年    AYa   A a    Xc
10年     Yc   -     -
11年    C d    Y     Yb
12年     Xa    Yc   -
13年    DXd     d   -
14年    -     CZ    D
15年    BYb     d   -
16年      c     d   B
17年      d   D d    Zb
18年    AXa   C     -
(スローペース調整値-15/-5)

 今年は、クロノジェネシス、ダノンファンタジー、シェーングランツ、ビーチサンバ、カレンブーケドール、シャドウディーヴァなどが指数の上位馬たちだ。

 残念ながら、桜花賞馬グランアレグリア、無敗のオークス馬ラヴズオンリーユーが不在の秋華賞になったが、最優秀2歳牝馬に輝くダノンファンタジー、桜花賞、オークスでともに3着のクロノジェネシス、オークス2着のカレンブーケドールなどが実績で上位の馬たちだろう。

 ただ、過去10年、オークスからの直行組が勝ったのは昨年のアーモンドアイだけで、基本的には秋にひと叩きされた馬たちが中心を担うレースだ。とりわけ9年で8勝をあげているローズS、紫苑S組が有力だろう。

 前哨戦のローズSを勝ったのはダノンファンタジーで、2着はビーチサンバ、シゲルピンクダイヤは4着だった。

 ダノンファンタジーは好スタートを決めたが、控えて中団の後ろまで下げた。スローペースで直線はビーチサンバ、シゲルピンクダイヤなど先行馬たちが激しい叩きあいを演じるなか、大外から差し脚の違いを見せたのがダノンファンタジーだった。上りは最速の33秒1。ゴール前、計ったように差し切って勝利をつかんだ。ダノンファンタジーは阪神JFを勝って最優秀2歳牝馬に選出されたが、桜花賞は1番人気に押されて4着、オークスは5着と期待に応えられなかった。しかし、前走のような鋭い差し脚が生かせるレースになれば、残された1冠にも手が届くのではないか。

 紫苑S組では勝ったパッシングスルー、2着のフェアリーポルカ、3着のカレンブーケドールが上がってくるが、上位2頭の指数のレベルからは、あまり高く評価はできないだろう。オークス2着のカレンブーケドールは早め先頭も、直線の競り合いで後れを取っていては、やや不満が残る。

 逆転候補はオークスから直行するクロノジェネシスだろう。休み明けの不利は免れないが、桜花賞、オークスともにダノンファンタジーに先着しており、力関係では最上位ではないか。

 府中牝馬Sは、過去10年、1番人気は1勝、2着3回、3着2回と、やや不振気味。指数上は、過去10年で8連対している前走指数上位馬が連軸向きだ。

 今年の指数上位は、ラッキーライラック、ディメンシオン、ソウルスターリング、プリモシーン、クロコスミアなど。

 堅実な指数の高さでは4歳馬プリモシーンが最上位だ。3歳G1のタイトルは取れなかったものの、今年に入ってダービー卿CT2着、ヴィクトリアマイルも2着に好走、2戦とも90台半ばの高指数を示してきた。この指数は現役牝馬としてはアーモンドアイがジャパンカップで示した指数に次ぐ高レベルのもので、間違いなく現役牝馬のトップクラスに位置づけられるだろう。差し脚の鋭さが持ち味で、直線の長い東京は(1101)と得意コースのはず。

 他ではクロコスミアの先行力に注目したい。

(府中牝馬S)1着        2着        3着
09年    -     -     -
10年    -     B          -
11年      d   CZc   -
12年      d   B     AZb
13年     Z      d   B
14年    D c   B d    X
15年    -     D      Z
16年    CXa   AZb   C c
17年    BXb   -       b
18年    AXa   DZc   B a

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