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2019年12月12日 (木)

第1547回 サリオスVSレッドベルジュール

 朝日杯フューチュリティSは、阪神競馬場での開催になって6年目を迎える。1番人気馬は(4213)と比較的安定した成績を残している。
 指数上は、前走指数上位馬が中心だが、指数は低くても、スローペースで差し脚の鋭い馬たちに要注意だ。

(朝日杯)  1着    2着    3着
09年(中山)-     AYa     b
10年(中山)D     -     AYb
11年(中山)-      Xa   C
12年(中山)-     AXb   -
13年(中山)-     -     B
----------------------
14年(阪神)D a   -     CY
15年(阪神)-     BZ    -
16年(阪神)-     A b   BYa
17年(阪神)A a   BX    DZa
18年(阪神)-     C d   B b
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、サリオス、ラウダシオン、タイセイビジョン、レッドベルジュール、メイショウチタンなどが前走指数の上位馬たちで、過去の指数ではビアンフェ、プリンスリターンなどもピックアップできる。

 過去10年の勝ち馬はすべて前走を勝った馬たちで、同世代の戦いで後れを取った馬たちは厳しい。また、前走の距離は芝1600メートル以上の距離であることも条件になりそうで、前走1400メートルを使って勝ったのは1頭だけだ。

 上記の勝ち馬の条件で今年のメンバーをふるいにかけると、条件に合うのはサリオスとレッドベルジュールだけになってしまう。ともにマイル以上の距離でデビューから2戦2勝。重賞を勝ち上がってきた馬たちで、勝利に最も近い馬だといえるだろう。

 サリオスは、新馬戦勝利の後、サウジアラビアRCに出走。3番手で先行して、ゴール手前100メートルで先頭に立つと、そのまま楽々と押し切り、2着馬に1馬身4分の1の差をつけて勝った。新馬戦と同じ上りは33秒1の好タイムだった。先行できて上りの脚もシッカリとしており、スピード指数も最上位にある。素質の高さだけでなく、今の時点での完成度の高さも感じさせる。

 レッドベルジュールは、1800メートルの新馬戦を勝ち、前走は1600メートルのデイリー杯2歳Sに参戦。スタートで遅れて後方からのレースになったが、直線に向くと狭い内ラチから差し脚を伸ばし、2着馬に1馬身半の差をつけて快勝した。上りは33秒8でまとめており、内容に不足はない。

 サリオスとレッドベルジュールの2頭に大きな差はないと思うが、わずかにサリオスの差し脚を上位に評価したい。

 他ではタイセイビジョン、ウイングレイテスト、ラウダシオン、ジュンライトボルト、ペールエールなども上位に食い込む力はあるだろう。

 ターコイズSは15年から重賞に格上げされた牝馬限定のハンデ戦。以前は同名でオープンのハンデ戦として実施されており、参考までに以前の傾向もあげておいた。

(ターコイズS)
       1着    2着    3着
09年    -     -      Z
10年     Yd   D d   B
11年    B     -     A
12年    -     -     C
13年    -     Cd      a
14年    -     -      Y
----------------------
15年(重賞)B     -     -
16年(重賞)BXa   BY    -
17年(重賞)-       a     b
18年(重賞)-     -       b

 今年の指数上位馬は、トロワゼトワル、オールフォーラヴ、ディメンシオン、ダノングレース、フロンテアクイーン、リバティハイツなど。

 トップハンデは56キロのフロンテアクイーン、デンコウアンジュ。トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着2回。また、1番人気馬も(2107)とやや不振気味だ。勝ち馬は3歳馬が3勝、4歳馬が4勝、5歳馬が3勝。

 近走、好調が続いているのは4歳馬トロワゼトワルだ。今年の春から4戦3勝、2着1回。前走は京成杯オータムHを逃げ切って、初の重賞勝ちを決めた。前走指数はレベルが高く、牝馬では上位に評価される指数だ。横山典騎手とも相性が良く、3戦2勝、2着1回。ターコイズSも前走と同じ中山のマイル戦で、横山典騎手が手綱を取る。ここも楽に先手が取れそうで、逃げ切りを決めた前走の再現があるのではないか。

 逃げ馬をとらえる差し脚の上位はシゲルピングダイヤとエスポワールの3歳馬の2頭。
 実績はシゲルピングダイヤが上位だ。前走、秋華賞は後方から追い上げて3着に好走。3歳牝馬世代で上位の能力を示してきた。素軽いスピードが身上で、桜花賞の2着好走が示す通り、距離が短くなるのは間違いなく好材料だ。

 先行差しのグループからはフロンテアクイーン、オールフォーラヴ、ディメンシオンなども有力馬に浮上するだろう。なかでもマイル戦で2勝して距離適性が高いオールフォーラヴに注目したい。

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