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2020年1月30日 (木)

第1557回 安定した指数の高さに期待

 今週から真冬の東京開催がスタートする。
 注目はG1フェブラリーSを目指す馬たちの前哨戦・根岸S。
 ダートの短距離戦だけに、指数上位馬の活躍が目立つ。なかでも過去10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬や、8年で連対する前走指数上位馬などが連軸の中心だろう。
 1番人気は過去10年で3勝、2着3回、連対率60%と、まずまずの成績だ。

(根岸S)  1着    2着    3着
10年    -     AYa   -
11年    BXa   -     -
12年      a   -     -
13年      d   -     -
14年    C     -     -
15年    A a   BXb   -
16年    C     BZd   CYb
17年    A b    Za   D
18年    CYa   -     AXc
19年    -     D d   A
(地方競馬の成績は減戦して集計)

 今年の指数上位馬は、コパノキッキング、ワンダーリーデル、テーオージーニアス、ノボバカラ、ヨシオ、ドリームキラリ、カフジテイクなど。

 ここは、指数の安定した高さでリードするコパノキッキングが中心になりそうだ。昨年はマーフィー騎手でこの根岸Sを勝利、重賞2勝目をあげた。それまでは1200までの距離で勝ち星を残してきたが、1400でも上位の力があることを示す勝利だった。その後は、藤田菜七子騎手に乗り替わり、G1フェブラリーS5着、公営の重賞も4戦して(1210)の好成績を残した。とりわけ前走、中山のカペラSは58キロを背負っての圧勝劇で、指数も100を超す高レベルになった。

 指数の高さだけでなく、フェブラリーS5着を除けば、重賞戦はすべて3着内に好走しており、成績の安定感も抜群だ。今回、目下リーディングトップの20勝をあげるマーフィー騎手が再び手綱を取ることになって、体制も万全といえそう。ここは最有力候補だ。

 相手の筆頭にはミッキーワイルドをあげたい。ダート1400は(2310)と安定しており、中団より少し前でレースを進めるコパノキッキングと並ぶ位置からの叩き合いになれば、しぶとい粘り腰が生きるのではないか。

 他では初ダート戦になるモズアスコット、武蔵野Sを勝ったワンダーリーデル、東京が得意で差し脚が鋭いカフジテイクなども有力馬の一角を占めるだろう。先行馬のドリームキラリ、ノボバカラ、ヨシオ、ワイドファラオなどの前残りにも要注意だ。

 京都のシルクロードSは、短距離のハンデ戦。1番人気馬は過去10年で3勝、2着1回まで。とはいえ、2、3番人気馬が合わせて6勝をあげ、1、2、3番人気馬が合計9勝。勝ち馬は上位人気馬から取るのがセオリーだろう。トップハンデ馬は2勝、2着2回の4連対まで。指数上はランク馬がよく健闘しており、平均指数の上位馬が連軸向き。

 今年は、レッドアンシェル、セイウンコウセイ、カラクレナイ、ダイメイプリンセス、ラヴィングアンサー、ティーハーフ、モズスーパーフレア、ジョイフルなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは2017年の高松宮記念の勝ち馬セイウンコウセイが背負う58キロ。安定感のある指数には好感が持てるが、重ハンデは気になる。

 短距離戦とはいえペースは落ち着きそうで、先行馬に向く流れだ。
 指数上位の先行馬で差し脚も使えるのはレッドアンシェルだろう。近走は1200メートルに距離を短縮して2連勝中。2走前は京都の超高速馬場を2馬身半の差で快勝し、前走は強い雨の中、不良馬場のCBC賞を中団から外に回して一気に差し切って勝った。

 1200メートルに距離適性があったようで、馬場状態を問わない強い勝ちっぷりに底力を感じる。福永騎手とも相性が良く、ここまでの5勝すべてが福永騎手によるものだ。7か月の休み明けは気にはなるが、その底力に期待したい。

 相手は逃げるモズスーパーフレア、2番手で追走するセイウンコウセイ、カラクレナイ、その後ろに位置するラブカンプーなど先行馬を上位に評価した。

 差し脚では4歳馬のナランフレグが最上位で、ラヴィングアンサー、ハッピーアワーも上位に評価できる。力のいる今シーズンの京都の芝が合うかどうか未知数だが、ナランフレグの差し脚は少し抜けた鋭さのようで、大駆けがあっても不思議ではない。

(シルクロードS)
       1着    2着    3着
10年     Yd   DZb   A
11年    DXa   -     B
12年    -     AXc   -
13年    B a    Xb   D
14年    BYd   A c   -
15年    -     -     BZb
16年    AYd   -     -
17年      b   C      Zc
18年     X      d   -
19年    -     -     B

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2020年1月28日 (火)

第1556回 G1馬の格

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202001260811
 アメリカJCCはG1馬ブラストワンピースが格の違いを見せたレースだった。  スティッフェリオの逃げでペースはスロー気味。ブラストワンピースは4、5番手の好位置につけた。勝負どころの4コーナー手前、2番手に進出したマイネルフロストが故障を発症して、その影響でブラストワンピース、ラストドラフト、ミッキースワロー、ニシノデイジーなどが減速を強いられ、大きく外に振られる不利も受けた。

 直線、逃げていたスティッフェリオが失速。2番手からステイフーリッシュが先頭に立ち、内ラチ沿いに脚を伸ばすと、後続馬を大きく引き離した。ブラストワンピースは大外から内に進路を取り、ステイフーリッシュを追い詰めていく。坂上、ステイフーリッシュに並びかけると、一気に突き放して堂々の勝利をあげた。

 もちろんブラストワンピースの上りが最速だった。2着馬には1馬身4分の1の差だったが、4コーナー手前のアクシデントがなければ、もっと差は広がっていただろう。

 凱旋門賞で11着に大敗した後、有馬記念をも回避してのレースだっただけに、川田騎手や陣営には期すものがあっただろう。お互いの想いが勝利につながってほっとしただろうし、本当によかった。

 東海Sは1番人気に推されたG1馬インティが3着だった。テンのスピードの違いでインティが逃げると想像していたが、逃げたのはスマハマ。インティは中団の6番手に控えた。向正面では4番手で先行していたエアアルマスが3コーナーから動いて、直線に向くと早々に先頭に立った。インティもエアアルマスの後を追うように馬体を合わせにいく。さらに2頭の外にヴェンジェンスもあがってきて、ゴール前では3頭の激しい叩きあいになった。結局、早めに先頭に立ったエアアルマスがそのまま押し切り、ヴェンジェンスが2着。インティは叩きあいに遅れて3着に下がった。

 インティの手綱を取った武豊騎手は「こういうレースができればいいと思っていた。収穫はあった。次に向けて悪くない内容だった」とコメントしていたから、ハナから逃げるつもりはなかったようだ。このレースの結果より、控えて差し脚を伸ばすレースを教えることを優先したのだろう。レースを教えるのはレースでしかできないのかもしれない。われわれ素人が何を言っても始まらないが、武豊騎手がそういうなら、いずれそれが正解だったと思わされるシーンもあるだろうと期待したい。

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2020年1月23日 (木)

第1555回 底力に期待

 正月競馬も最終週になった。
 中山はアメリカJCCがメインレース。指数上は、過去10年連続で指数ランク馬が勝っている。平均指数上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が強い傾向にある。1番人気馬は2勝、2着3回と、やや期待はずれな成績だ。

(アメリカJCC)
       1着    2着    3着
10年     Yd   B     DYb
11年    BXa   -      Xb
12年     Yb   B     AZc
13年      d    Zd   -
14年    DY    -       b
15年      c   A     A
16年    AXa   C d   C
17年    AZa   -     B
18年     Yb   -     D
19年    DZa   -     CZ

 今年の前走指数上位馬は、ミッキースワロー、ニシノデイジー、サトノクロニクル、ブラストワンピース、ステイフーリッシュ、ラストドラフトなど。

 実績で最上位はブラストワンピース。唯一頭のG1馬で、重賞4勝はここでは断然だ。ダービー5着、菊花賞4着と3歳馬の王道路線を歩んで、一昨年の有馬記念を制した逸材だ。札幌記念を勝った後、フランスの凱旋門賞に挑んだが11着に大敗。帰国後も疲れが取れずに有馬記念は回避して、このAJCCに臨むことになった。ただその後の調整は順調のようで、改めてG1馬の底力を見せるレースが期待される。G1勝ちから1年以上が経過しており、ここは57キロで乗れるのも好材料だろう。また、洋芝の札幌記念、稍重の有馬記念、ゆりかもめ賞を勝っているように、多少力のいる今シーズンの中山の馬場も合うに違いない。

 他では、負担重量で恵まれる4歳馬ニシノデイジー、ラストドラフトの底力と成長力に注目したい。ニシノデイジーは札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを、ラストドラフトは京成杯を勝っている。その後は勝てないまでも、世代トップクラスの指数は示しており、恵量を生かして上位に食い込むこともできるだろう。

 また、力のいる馬場が合う牝馬のウラヌスチャーム、ルメール騎手のステイフーリッシュにもチャンスはあるだろう。サトノクロニクルも条件にかなう1頭だが、18か月の休み明けで、評価を下げた。

 中京で開催されてきた東海S。今年は京都で行われることになった。中京開催の過去7年間は1番人気馬が5勝して他を圧倒している。3着も2回と、すべての年で3着内に好走、人気馬に逆らえないレースだった。

 今年の指数上位馬は、インティ、キングズガード、ヴェンジェンス、モズアトラクション、スマハマ、アングライフェン、エアアルマスなど。

 なかでもチャンピオンズC出走組のインティ、キングズガード、ヴェンジェンスの前走指数が抜けた存在にあり、とりわけチャンピオンズCを果敢に逃げて3着だったインティが最有力候補になりそうだ。

 インティは未勝利から5連勝で昨年の東海Sに臨み、100を超す高指数で6連勝を果たした。その後G1フェブラリーSも逃げ切って快勝している。ダートでは向かうところ敵なしと思われたが、船橋のかしわ記念は2着、大井の帝王賞6着、みやこSは15着に大敗してしまった。いずれも1番人気に推されての手痛い敗北だったが、前走チャンピオンズCは久々に先手を取って逃げるレースで3着に好走してみせた。勝てなかったレースは2番手以降に控え、直線も伸びきれなかったのが敗因と思われ、改めてマイペースで逃げる戦法がこの馬には合っていることを知らされたのではないか。

 今年の東海Sでは、逃げたいのはインティとスマハマだけで、テンのスピードならインティのほうが速い。単騎、逃げる手に迷いはないはずで、ここは58キロでも連軸の中心に推したい。

 相手もチャンピオンズCでの上位組に加え、4歳馬のビルジキール、先行して粘るスマハマ、後方からの差し馬メイショウウタゲ、ロードアルペジオなどを連下にピックアップしたい。

(東海S)  1着    2着    3着
13年    A     CYa    X c
14年     Xa   C c   B
15年     X    -     BYb
16年    D     -     A b
17年    -     -     -
18年    AXa    Y    D c
19年    AXa   C     -
(公営競馬は減戦して集計)

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2020年1月21日 (火)

第1554回 波乱の冬競馬

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 1月もはや3週が過ぎた。あわただしかった年末から年始の競馬もようやく通常のモードに戻った。これからは雪で開催が危ぶまれる季節になる。雪がないと困る地域や産業もあるが、競馬に限っては、暖冬を歓迎したい。

 ハンデ戦の日経新春杯は、4歳馬モズベッロが快勝した。中団から長くいい脚を使ってゴールまで200メートルの地点で先頭にたつと、2着のレッドレオンに2馬身半の差をつけた。ここは格上挑戦だったが、堂々2番人気に推され、その期待に応えた。

 スローペースで逃げたエーティーラッセンが最後まで粘って3着。勝ったモズベッロ、2着のレッドレオンは5、6番手からの馬たちで、スローペースで先行馬が上位を占める結果になった。人気を集めたレッドジェニアルは最後方から追ったものの、先行馬有利の流れは如何ともしがたく7着までだった。

 クラシックを目指す馬たちの京成杯。直線、圧倒的人気を集めたスカイグルーヴが早々と先頭に立ち、そのまま勝利を手にするかに見えたところ、ゴール前、後方から断然の鋭い脚を使った7番人気のクリスタルブラックに並ぶ間もなく差し切られてしまった。2頭から2馬身半遅れたもののディアスティマが3着に残った。

 勝ったクリスタルブラックはこれで2戦2勝となった。最優秀2歳牡馬のコントレイルを筆頭に、サリオス、サクセッションなど強敵がいるものの、クリスタルブラックも皐月賞の有力候補の一頭にのし上がったといえそう。

 先週から小倉の開催が始まった。最初の重賞は荒れることが多い牝馬のハンデ戦・愛知杯。今年は9番人気の7歳馬デンコウアンジュが勝ち、5番人気の6歳馬アルメリアブルームが2着、3着には7歳馬11番人気のレイホーロマンスが入って大荒れの結果。3連単は59万円越えの高配当になった。通常、牝馬戦は若さがものをいうことが多いが、ここは若い人気馬センテリュオ、パッシングスルーもおばさんパワーに蹴散らされてしまった。

 デンコウアンジュは56キロのトップハンデを背負っていたが、中団の後方から4コーナーで内にいれ、馬群をさばいて一気に追い上げた。おじさん柴田善臣騎手の好判断が勝敗を決めたようだ。アルメリアブルームの手綱をとった武豊騎手も必死に追ったが、クビ差、届かず2着だった。デンコウアンジュは3つ目の重賞タイトルを手にした。

 中山も京都も、小倉も、冬の雨の影響で芝は力のいる状態が続いている。特に京都は例年以上に馬場が重く、素軽いスピードで秋競馬を制してきた馬たちには苦しく、この冬競馬の波乱の要因のひとつになっている。

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2020年1月16日 (木)

第1553回 恵ハンデ馬の激走

 京都の日経新春杯はハンデ戦。トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着1回、3着2回と不振だが、1番人気馬は(4411)と、連対率80パーセントの好成績を残している。また、明け4歳馬は出走した9年間で7勝をあげており、圧倒的に4歳馬が強い傾向といえそう。指数上位馬も比較的健闘しており、前走指数や過去指数の上位馬たちが連軸向きだ。

(日経新春杯)1着    2着    3着
10年    -     -     -
11年     Xa   B     -
12年     Xa   B b   -
13年    D     A b    Xc
14年    A a    Z    -
15年     Z    -     -
16年    A d   -     C c
17年    B     -       d
18年    -     DZ    A c
19年    D     A a   C d

 今年の指数上位馬は、メロディーレーン、レッドジェニアル、レッドレオン、スズカディープ、プリンスオブペスカ、ロードヴァンドール、タイセイトレイル、アフリカンゴールド、チェスナットコートなど。

 トップハンデは56キロ4歳馬レッドジェニアルだ。京都新聞杯を勝って、ダービーは8着、神戸新聞杯4着、菊花賞6着と、世代トップのレースで好成績を残しており、実績からもトップハンデも当然といえそう。ただ、4歳馬でこのレースを勝っているのは2011年のルーラーシップ以外はすべて55キロまでの馬たちで、それを超えるハンデを背負って、なおかつトップハンデ馬の不振を考えると、素直に手を出す気にはなれない。

 菊花賞で6着のレッドジェニアルに先着したのがメロディーレーンだ。牝馬ながら果敢に菊花賞に挑戦。最後方から最速の上りで5着にまで上がってきた。ここはレッドジェニアルの56キロと比べて、ハンデは49キロと断然の軽量だ。

 前走は2勝クラスで2番人気に推された。後方から早めに動き、直線で2着確保かと思えたが、ゴール前、後続馬に差し切られて4着だった。53キロの重量が効いたのかもしれない。近走の馬体重は340キロ前後で馬格がない馬だけに、負担重量が軽いことは好走のポイントになるはず。とはいえ2勝馬の身で古馬相手の重賞戦は苦しいかもしれないが、差し脚の鋭さでは上位の一角にあり、ハンデが楽なだけに、後方一気に懸けてみたい気もする。

 差し脚ではマスターコードが最上位だ。このメンバーならペースも落ちつきそうで、ある程度前々でレースができるだろう。ペースが落ち着けば、持ち味の長く使える差し脚が生かせるはずで、53キロのハンデも魅力だ。距離も2400前後に適性がある。格上挑戦でここは人気薄のようだが、軸馬にも推せるのではないか。

 他ではプリンスオブペスカ、アフリカンゴールド、エーティーラッセンなどにも上位のチャンスはあるだろう。

 中山はクラシックを目指す馬たちの京成杯がメイン。1番人気は(3214)と連対率は50パーセント。指数上位馬も好走しており、前走指数の上位馬と過去の指数上位馬のXY馬が中心だ。

 今年の指数上位馬は、ヒュッゲ、ゼノヴァース、ディアスティマ、ヴィアメント、キムケンドリーム、リメンバーメモリー、ビターエンダー、ロールオブサンダーなど。

 スローペース必至で、差し脚比べになるだろう。差し脚なら前走、新馬戦を勝ったばかりだが、牝馬のスカイグルーヴが上位だ。新馬戦は楽にハナに立つと、そのままマイペースで逃げ、直線も持ったまま、後続に5馬身の差をつけて圧勝した。スローペースのため指数は高くはないが、ラスト2ハロンを11秒2、11秒1でまとめたスピードには素質を感じる。ペースが上がったときにどう対応するのか、少し気にはなるが、ここはルメール騎手の手腕に期待しよう。

(京成杯)  1着    2着    3着
10年     Xa   A     CZb
11年    AYa   -     BYb
12年     Yc   BXa   C
13年    D     -     -
14年     Xd   AZ    -
15年    CY    A     -
16年    C     -     -
17年    B b    Y    A a
18年    C     -     -
19年     -     B b   -
(スローペース調整-20/-10)

 中京で行われてきた愛知杯、今年は小倉での開催になった。
 ルメール、武、川田など実力のある騎手が揃って、面白いレースになったが、牝馬限定のハンデ戦だけに難解な一戦だ。

 今年の指数上位馬は、デンコウアンジュ、ウインシャトレーヌ、ランドネ、レイホーロマンス、レッドランディーニ、モルフェオルフェなど。
 トップハンデは56キロのデンコウアンジュだが、2000メートル戦は(0002)と実績がない。

 牝馬戦としては珍しくというか、ペースは上がりそうで、スタミナが問われるレースになりそうだ。
 スタミナなら、レイホーロマンス、ポンデザール、アルメリアブルーム、レッドランディーニなどが浮上してくるが、なかでも2000メートルの実績から(4226)のアルメリアブルームが有力だろう。前走はG1エリザベス女王杯で8着だったが、上りは3番目の速さで、初の重賞挑戦だったことを思えば内容は上々だろう。

 先行しても良し、中団から差し脚も使えるレッドランディーニの自在性にも注意が必要だろう。

(愛知杯)  1着    2着    3着
16年     Za   -      Xa
17年     Yb    Y    -
18年     Yb   C     CYb
19年    -      Z     Yb

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2020年1月 9日 (木)

第1552回 3歳重賞幕開け

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
 今年もご愛読いただければ幸いです。

 京都はシンザン記念がメインレース。1番人気馬は(3016)とやや苦戦気味。指数上も3歳戦としては指数上位馬の勝率、連対率ともに物足りない。この時期の3歳重賞は新馬、未勝利戦を勝ったばかりの馬たちが多いことと、スローペースで真価を発揮していない馬たちの戦いになることも要因なのだろう。牝馬も2勝(ジェンティルドンナ、アーモンドアイ)しているが、2頭とものちに牝馬3冠を達成した名牝だ。

(シンザン記念)
       1着    2着    3着
10年    B a   -      Y
11年     Z    -     -
12年    -     -      Z
13年    DX    -     -
14年    AXa   BYc     d
15年    BXd     d   BZb
16年     X    -     A a
17年    CZd   -     -
18年    -     -     BZ
19年     -     A     B
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位は、タガノビューティー、プリンスリターン、ルーツドール、コルテジア、オーマイダーリン、ヴァルナなど。

 前走指数はハイペースで流れた朝日杯を使ったタガノビューティー、プリンスリターンが高い。2頭ともに中団後方から差し脚を伸ばし、直線でも十分に見せ場があったが、前がつぶれるハイペースに恵まれた印象が残る。シンザン記念ではそこまでペースが上がるとは思えず、先行馬に向くスローペースで、差し脚比べが基本だろう。

 先行して差し脚を使えるのは新馬戦を完勝した牝馬ルーツドールだろう。その新馬戦は東京の1600メートル戦。2番手で先行し、直線ゴール手前300メートル地点で先頭に立つと、後は後続を引き離す一方。直線、ムチは1発だけで、ほぼ持ったまま。ゴールでは2着馬に5馬身の差をつけて圧勝した。上りは最速の34秒2。まだ余力を感じさせる勝利だった。ここは11月以来のレースになるが、成長の上積みも大きいはず。

 他では朝日杯組のタガノビューティー、プリンスリターンに、差し脚で目に付くサンクテュエール、コルテジア、オーマイダーリン、ヒシタイザンなどにもチャンスがあるだろう。

 3歳牝馬のフェアリーSは、1番人気馬が(2116)と、3歳重賞としては低調な成績だ。牝馬戦だけに、スタミナより素軽いスピードが求められるせいなのか、指数上位馬たちにも苦戦の跡が見える。また、1勝馬が大半を占めるなか、前走、新馬、未勝利戦を勝ち上がってきた馬たちが5勝をあげており、1勝馬にも注意が必要だ。

 今年の指数上位は、アヌラーダプラ、ハローキャンディ、メイプルプレゼント、スマイルカナ、ペコリーノロマーノ、ウインドラブリーナ、チェーンオブラブ、フルートフルデイズなど。

 差し脚の鋭さはアヌラーダプラが最上位だ。ここまで2戦2勝。前走はスローペースで先行馬に有利な流れの中、中団後方に控え、直線、鋭い差し脚を伸ばして快勝。着差は1馬身4分の1だったが、着差以上の強さに見えた。まだ、素質だけで走っているようで、本格化するのはこの先だろうと思うが、その分将来性も感じさせる。

 相手の中心には、瞬発力のあるチェーンオブラブ、シャインガーネットなどを上位に取りたい。

(フェアリーS)
       1着    2着    3着
10年     Zc   D     BXa
11年    -     A b    Ya
12年     Z    -     -
13年    -     -     CXd
14年    -      Xb   -
15年     Zc   A a   -
16年     X    -     A a
17年    -     A c   -
18年    D     -     -
19年     A a   BYc   -
(スローペース調整-20/-10)

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