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2020年6月18日 (木)

第1596回 青竜S組が有力

 東京のメインは3歳のユニコーンS。梅雨時の開催は雨と馬場状態が気になる。
 ユニコーンSはダートの重賞だけに、過去10年、指数上位馬が強い傾向がはっきりしている。前走指数の上位馬、平均指数の上位馬はともに10年連続で連対中だ。1番人気馬も(3304)と比較的安定した成績を残している。勝ち馬は全て3番人気までの馬たちで、順当な結果が多いようだ。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-3着同着
14年    DZb   A     -
15年    A     D d   BYc
16年    C b   A     CXa
17年    DXc   -     B b
18年    C      Xd   C
19年    -     AXa   D b
(スローペース調整-15/-5)
(海外、公営戦は減戦して集計)

 今年の指数上位は、レッチェバロック、デュードヴァン、タガノビューティー、サンライズホープ、キタノオクトパス、アポロアベリアなどだ。
 なかでも前走、重賞を勝った指数上位の3勝馬デュードヴァンが人気を集めそうだ。

 デュードヴァンはデビュー以来4戦3勝だが、ダートに限れば3戦3勝。しかもその3勝はすべて東京ダート1600であげたものだ。前走の青竜Sは中団から。直線、外から脚を伸ばした2着馬(ダノンファスト)に交わされる場面もあったが、ゴール前、左右から攻められて狭くなったスペースをものともせず、差し返す根性を見せて、勝利をものにした。

 2着馬とはクビ差だったが、厳しい叩き合いを制して勝ち切るのは力の証だろう。ユニコーンSは近年、青竜S組の活躍が目立ち、その点からもデュードヴァンは有力馬の中心になる馬だ。

 青竜S組からは、3着のタガノビューティーも参戦している。タガノビューティーはここまで(2112)の成績。朝日杯フューチュリティSで4着、シンザン記念6着と、芝でも好走してきたが、近走はダートに戦線を移して、ヒヤシンスS2着、青竜S3着とダート適性を見せてきた。

 前走の青竜Sは終始、外々を回って勝ち馬を上回る上りタイムで追い上げて3着。後方一気の戦法で、勝ちきれないもどかしさはあるものの、ダートの差し脚の鋭さでは最上位だ。とくに雨でスピードの出やすい重馬場になるようなら、後方一気の差し切り勝ちもあるのではないか。

 他では3勝馬サトノラファール、2戦2勝のレッチェバロック、カフェファラオも有力馬の一角を占める馬たちだろう。

 函館スプリントSは、平均指数や前走指数などの上位馬が連軸の中心になっている。1番人気は(1225)とやや不振気味だ。特に近7年、1番人気は3着2回のみで、波乱の傾向が見える。
 今年は、ダイアトニック、シヴァージ、ジョーマンデリン、グランドボヌール、フィアーノロマーノ、ティーハーフなどが指数の上位馬たちだ。

 指数上位で重賞の実績(1122)も豊富なダイアトニックが中心になるのだろうか。ダイアトニックは、2走前の阪急杯を斜行で2着から3着に降着。続く高松宮記念ではゴール前、進路をふさがれる不利を受けて4着から3着に繰り上げになった。2戦続けて降着に絡むことになったが、指数のレベルは高く維持されており、調子は安定している。

 1200メートル戦は前走の高松宮記念が初挑戦だったが、距離適性に問題はなそうだ。気になる点は58キロの負担重量。直線の短い函館コースだけに、直線、一瞬のスピード比べになって、後れを取ることもあるかもしれない。

 逆転候補として注目したいのはシヴァージ。昨年末にダートから芝に戦いの場を移して以降4戦1勝。スピード指数は重賞レベルにあり、2走前にはハイペースになった小倉の北九州短距離Sを後方一気の差し脚で快勝している。前走の高松宮記念は12番人気ながら、後方から最速の上りの脚を使って5着に好走した。

 今回、ダイアトニックとの3キロの負担重量差は有利にはたらくはずで、逆転も可能だろう。小回りコースは先行馬有利が基本とはいえ、シヴァージの差し脚の鋭さなら十分通用すると期待している。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
10年    CZd    Xa   -
11年    B b   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -
14年     Xb   B     -
15年      d   C     -
16年    -     B     -
17年    B     B c   DXa
18年    DXb    Z    A b
19年    D d   A     BXa

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