« 第1603回 福島巧者の面目躍如 | トップページ | 第1605回 波乱を呼んだハイペース »

2020年7月16日 (木)

第1604回 波乱のハンデ戦

 今年は阪神競馬場で行われる中京記念。中京開催時は波乱の多いハンデ戦だった。中京競馬場が新しくなった2012年以降、8年間で1番人気馬が勝ったのは1度だけで、他には3着が2度あるだけだ。
 指数上は平均指数上位の連対率が高いものの、ハンデ戦らしくランク外の馬も多く、難解なレースだ。
 競馬場が変わって変化はあるだろうか。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a
17年    D       c   DZ
18年    CXa   CYc   A
19年    -     -     AXa

 今年の指数上位は、ソーグリッタリング、トロワゼトワル、ベステンダンク、ギルデッドミラー、ストーミーシー、ロードクエスト、ケイアイノーテックなどだ。

 トップハンデは57キロのソーグリッタリング、ベステンダンク、ロードクエスト、ケイアイノーテック、ブラックムーンの5頭。中京開催の過去8年、ハンデ57キロ以上の馬たちが5勝、そのうちトップハンデ馬も2勝しており、特に重ハンデを苦にする必要はない。たた、阪神外回りのマイル戦はスローペースになりがちで、直線の叩きあいになるとすると、重ハンデは影響するかもしれない。

 差し脚の戦いなら、ペプチドバンブーやケイアイノーテックなど長くいい脚を使える馬たちが浮上しそうだが、スローペースを想定すると、後方一気は難しいのではないか。ここはある程度前でレースができ、差し脚に見どころがある馬を中心に取りたい。

 注目は3歳牝馬ギルデッドミラー。ハンデは51キロと最軽量。ここまで(2221)の成績だが、アーリントンC2着、NHKマイルC3着は能力の証といえそう。前走、NHKマイルCは5、6番手から、1、2着馬(ラウダシオン、レシステンシア)をしのぐ上がりで3着に食い込んだ。ここも軽量ハンデを生かして、鋭い差し脚に懸ける。マイル戦は(1220)と適性も高い。

 デビューから(7739)の堅実な走りに好感が持てるソーグリッタリングも有力馬の一角を占める。重賞勝ちはないが、重賞は5戦して(0122)と、まずまず。前走の不良馬場のエプソムCも4角4番手から2着に好走している。ここは57キロのトップハンデだが、スタミナもあり、雨で渋った馬場も苦にしないタイプで、こなせる範囲のハンデだろう。

 函館記念もハンデ戦。
 1番人気は(1100)と厳しい戦いが続いている。トップハンデ馬も1勝、2着2回のみ。どちらも不振続きだ。過去10年、勝ち馬はすべて5番人気以内の馬たちだが、人気薄の馬たちの上位台頭もあって、3連単は高配当が多い。

 今年は、バイオスパーク、スズカロング、プレシャスブルー、トーラスジェミニ、レイエンダ、カウディーリョ、ニシノデイジー、レッドサイオンなどが指数の上位馬だ。

 トップハンデは57キロのレイエンダ。鞍上もルメール騎手で、ここは人気になりそうだが、前走、エプソムCで10着に大敗するなど、安定感に欠ける。また、先行馬に向く直線の短い函館だけに、後方からのレースが多いレイエンダにとっては、展開面からみても少し苦しいのではないか。

 先行力があり、差し脚からも注目したいのは、バイオスパーク、プレシャスブルー、レッドサイオン、トーラスジェミニなど。

 逃げるのは4歳馬トーラスジェミニだろう。逃げたレースは(4014)の好成績。2走前のエプソムCは不良馬場を平均ペースで逃げ粘り、2着にハナ差の3着に好走。指数も自己ベストを記録した。前走の巴賞はスローペースで逃げ、3コーナーから徐々にペースを上げ、後続の脚を封じ込んで完勝している。スローペースなら、後半もしっかりとした差し脚を使えるのが特長だ。ここもマイペースの逃げが打てるはずで、勝ち負けになるのではないか。

 トーラスジェミニを追って先行する馬たちのなかで、差し脚に見どころがあるのは、バイオスパーク、プレシャスブルー、レッドサイオンなど。なかでも、好調が続くバイオスパークの差し脚に注目したい。

(函館記念) 1着    2着    3着
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z
14年      d   C     A
15年    -      Zb   -
16年    -     A     D
17年    CZ    AXa   A
18年    -      Xa   -
19年     Xc   -     -

 2歳馬たちの初重賞戦は函館2歳S。
 今年は、モンファボリ、カイザーノヴァ、フォドラ、リキサントライ、ホーキーボーキー、フォルセティ、ディープエコロジーなどが指数の上位馬たち。

 2歳の重賞戦だけに、スローペースの問題がなければ、前走指数上位馬が中心になるレースだ。
 前走指数最上位は新馬勝ちの牝馬モンファボリ。新馬戦は速いペースで逃げ、直線は後続馬を引き離す一方で、2着馬に5馬身もの差をつけた。指数も世代のトップクラスの高指数で、ここは不動の中心馬といえそう。

 相手の筆頭には、新馬戦で他馬と接触しながらも、直線の差し脚に見どころがあったカイザーノヴァを取りたい。ダートの新馬戦で上りの良かったルーチェドーロが穴っぽい存在。

(函館2歳S)1着    2着    3着
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
17年    AYd   -     D c
18年    -     -     AYa
19年    BYb   -     C c
(スローペース調整値-20/-10)

|

« 第1603回 福島巧者の面目躍如 | トップページ | 第1605回 波乱を呼んだハイペース »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 第1603回 福島巧者の面目躍如 | トップページ | 第1605回 波乱を呼んだハイペース »