2017年11月16日 (木)

第1337回好条件がそろって

 マイルチャンピオンシップは、過去10年、過去に高い指数のある馬や、平均指数、前走指数の高い馬たちが万遍なく連対しており、連軸の中心は指数上位馬からがセオリーだろう。1番人気馬は、過去10年で、2勝、2着3回、3着2回と連対率は50パーセントだ。

(マイルCS)1着    2着    3着
07年    DX    -      Yd
08年    -     CZc   CXa
09年    AXa   -     外
10年      c   -     -
11年    -     -     A a
12年    A d   DX    -
13年    CXd   D      Zd
14年     Yc   -      X
15年    A b    Xa   B
16年    AZc   -     D d

 今年は、エアスピネル、マルターズアポジー、レッドファルクス、イスラボニータ、ウインガニオン、アメリカズカップ、サトノアラジンなどが指数の上位馬たちだ。

 マイルの適性では、(4211)、連対率75%のエアスピネルが最上位だ。次いでイスラボニータが(2412)連対率66%、以下ウインガニオン(5105)、サトノアラジン(3214)と続く。京都のマイル戦に限ると(2100)のエアスピネルの適性が断然だ。

 エアスピネルは新馬戦の勝利以降、全て重賞戦を舞台に戦ってきた。まだG1の勝利はないが、重賞は3勝をあげている。前走のマイル戦、富士Sでは3番手で先行して、直線に向くと、早々に先頭に立ち、不良馬場もものともせず、馬場の真ん中を駆け上がってきた。2着のイスラボニータに2馬身の差をつける快勝だった。

 菊花賞でも3着の実績がある馬だけに、スタミナのいる不良馬場も苦にしなかったが、もともと良馬場のマイルを先行して、差し脚を伸ばす戦法で実績を積んできた馬だ。スピード勝負になる素軽い馬場でこそ、持てる力を出せるのではないか。

 差し脚だけでなく、指数の高さでも最上位。距離適性も上位で、京都も大得意と、好条件にあふれている。武騎手からムーア騎手への乗り替わりは気になるものの、世界のムーア騎手なら期待に応えられるだろう。

 マイル重賞は(1412)のイスラボニータ、今年の安田記念を勝ったサトノアラジンなどにもチャンスがありそう。他ではレッドフォックスにも注目したい。1200、1400メートル戦が中心で、マイルの実績はないが、後方からの瞬発力は上位にあり、一発逆転も。また、マルターズアポジーの逃げ残りが波乱の立役者になるかもしれない。

 東京スポーツ杯2歳Sの前走指数上位は、カフジバンガード、ルーカス、ケワロス、ワグネリアンなど。
 スローペース必至の芝1800メートル戦だけに、長く使える差し脚は必須条件。スローペースの差し脚はワグネリアンが最上位だ。これまで2000メートルの新馬戦、1800メートルのオープン特別を連勝しており、将来性をも感じさせるディープインパクト産駒だ。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -     C     -
08年    -     C     -
09年    -     B       c
10年    A a   -     -
11年    D     -     -
12年    B b   -     -
13年     Y    -     -
14年    -     A     -
15年    C     A     -
16年    A     -     D
(スローペース調整-20/-10)

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2017年11月 9日 (木)

第1335回上がりの勝負

 エリザベス女王杯は、過去10年で3歳馬が4勝、4歳馬も4勝をあげて、合わせて8勝。それに続く5歳馬が2勝している。6歳馬以上の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て指数上のランク馬だった。1番人気は過去10年で2勝、2着4回。2番人気馬は1勝、2着2回。指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高いが、ランク外の馬たちにも目が離せない。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
07年    A       Y    AXa
08年    B d     Xa   -
09年    -     -     B
10年    外国馬   CXb   A a
11年    D外    A      Xa
12年    -     -     C
13年    A     -     -
14年    -     A b   -
15年    D     C a   BYb
16年     Zc   -     BXa
(スローペースは-10/0)
(海外競馬の成績は減戦して集計)

 今年は、ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャン、スマートレイアー、ミッキークイーンなどの前走指数が高い。他に過去の指数でトーセンビクトリー、クロコスミア、クインズミラーグロなどもピックアップされる。

 過去7年、エリザベス女王杯の勝ち馬の上がり指数は、平均で14.7だった。それだけスローペースで、差し脚比べになりがちだということ。長くいい脚を使えるかどうかが問われるレースだろう。今年はとくにスローペースの傾向が強く、指数は高くなくても鋭い差し脚は必須条件だ。

 近走の上がり指数の上位はヴィブロス、ルージュバック、クイーンズリング、ハッピーユニバンス、ウキヨノカゼ、リスグラシューなど。

 上がりの脚からの注目はヴィブロス。今年の3月、牡馬相手のG1ドバイターフ(芝1800m)を勝ち、G1は秋華賞に続く2勝目をあげた。休養明けの前走、府中牝馬Sは当然1番人気に推されたが、中団から上がり33秒2で迫ったものの、スローペースで逃げたクロコスミアをとらえきれず、クビの差で2着に終わった。ただ、休み明けだったことを考えれば、上々の内容だっただろう。ひと叩きされ、ここは上積みもあるはずだし、(2100)と得意な京都で、G1、3勝目の期待も膨らむ。

 ヴィブロスの相手は、指数上位の3歳馬ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンに、衰え知らずの7歳馬スマートレイアー、距離の合いそうなミッキークイーンなど。ランク外の馬では、条件戦を勝ったばかりのジュールポレールが気になる。

 武蔵野Sはダート重賞戦で、前走指数の上位馬たちが連軸の中心。
 今年は、ベストウォーリア、ピオネロ、メイショウウタゲ、ノンコノユメ、カフジテイク、モーニンなどが指数の上位馬たちた。

  ハイペースで差し脚が生きる流れなら、後方一気の差し脚が鋭いカフジテイクやノンコノユメなどが中心になりそう。

 ただ、先行馬たちがしぶとく粘るのがダートの重賞戦。先行馬からの狙いなら、ベストウォーリア、モーニン、メイショウウタゲなどが浮上してくる。順当ならベストウォーリアが有力だろう。ただ、負担重量が58キロの馬は過去10年でノンコノユメの1勝、2着も1度あるだけ。実績馬とはいえ、苦戦がないとはいえない。

 ならば、過去10年で4勝をあげている3歳馬の2頭、サンライズソア、サンライズノヴァや、前走、不良のオープン特別(ブラジルC)を、トップハンデを背負って快勝したメイショウウタゲなどにもチャンスはあるかもしれない。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
07年    -     BXa   A c
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa
10年     Y    D c   -
11年     Y    AZb   -
12年    -     D      Za
13年    -     A b   -
14年    B     A      Zc
15年    -      Zb   B c
16年     Yc   -     -
(公営競馬の成績は減戦して集計)

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。昨年から2週目の施行になった。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。トップハンデ馬は1勝、2着2回。指数上は前走指数上位馬の連対率が高いが、ハンデ戦らしくランク外の馬たちの活躍も目につく。

 今年の指数上位は、フルーキー、サンマルティン、フェルメッツァ、マサハヤドリーム、ベルーフ、ウインブライト、ヒストリカル、スズカデヴィアス、マイネルミラノなど。
 トップハンデは58キロのマイネルミラノ。

 ペースは落ち着きそうで、先行して差し脚がある馬たちに展開は向くだろう。ここはジョルジュサンク、サンマルティン、プリメラアスール、マイネルディーンなどが連軸向きの先行馬たちだ。なかでも成長を感じさせる指数の伸びがみえるサンマルティンに注目したい。

 重賞初挑戦の前走、小倉記念は早目に先頭に立つものの、勝ち馬に内をすくわれてハナ差の2着だったが、差し脚の鋭さは最上位だった。近7走は(4102)。すべて5着以内に好走しており、55キロのハンデなら狙いは十分だろう。

 他ではスプリングSを勝っている3歳馬ウインブライト。ダービー15着、毎日王冠10着と大敗が続くが、変わり身もありそうで、要注意。スローペーで逃げるジョルジュサンク、プリメラアスールの前残りが穴っぽい。

(福島記念) 1着    2着    3着
07年    -     -     -
08年    -     C      Zc
09年    C     -     D
10年    -     A     BXa
11年(新) A a    Ya   -
12年    B b   -     -
13年     Z    AXa     d
14年    -       a    Xa
15年     Zc   BXa   -
16年    B     B     -

 デイリー杯2歳Sは、フロンティア、ロードイヒラニ、メガリージョン、カツジ、ナムラアッバレ、カリョクなどが指数の上位馬たち。
 ここはスローペース必至。先行しながら、長くいい脚を使って新馬、新潟2歳Sを連勝してきたフロンティアが最有力だ。

(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年      b   B a     d
08年    B a   CXc   -
09年    A a    Yb   -
10年    -     -      Xb
11年      d   DX    -
12年    -     A c   A b
13年    AXa   -     CYc
14年    DY    C b   BX
15年    A     CYb   BZa
16年     Y    B a   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2017年11月 1日 (水)

第1333回スワーヴリチャードに期待

 東京のアルゼンチン共和国杯は、過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。1番人気馬は過去10年で2勝、2着1回、3着1回と振るわないものの、2番人気馬が4勝、2着2回と健闘、3番人気馬も2勝をあげている。トップハンデ馬は10年間で3勝、2着2回とまずまずだ。

(アルゼンチン共和国杯)
       1着    2着    3着
07年    -      Xb   C
08年    -     -      Xc
09年    -     B     A
10年      a   C c   A
11年     Yd    Yb   -
12年    -     -     C
13年     Za    Yd     a
14年     Zc    Yb   B
15年     Ya   B     C
16年     Xb   A a     c

 今年の平均指数の上位は、アルバート、スワーヴリチャード、レコンダイト、カレンミロティック、ヒットザターゲット、シホウなど。他に、前走指数や過去の指数でハッピーモーメント、セダブリランテ、トウシンモンステラなども上位に上がってくる。

 例年、天皇賞(春)、阪神大賞典、菊花賞など、長めの距離で好走してきた馬たちの活躍が多く、スタミナは必須条件だろう。

 長距離戦で好指数があるのは、アルバート、カレンミロティック、トウシンモンステラ、プレストウィックなど。さらに3歳馬でダービー2着のスワーヴリチャードも加えておきたい。

 とりわけ、長距離の実績ではアルバートが最上位だ。昨年、3600メートルのステイヤーズSを連覇して、2500の有馬記念は7着、今年2月の3400のダイヤモンドSも勝っている。天皇賞(春)5着のあと、前走の2200オールカマーは7着だった。3000メートル以上の距離では5戦3勝と、長距離実績は断然といえるが、ただ、2500メートルの距離は4戦して2着1回と、明らかに成績が下がる。ダイヤモンドSは58キロを背負って勝ってはいるが、後方から追い上げる馬にとって、実績の薄い距離で1頭だけ58.5キロの重ハンデを背負うのは少し厳しいように映る。

 他に、魅力を感じる古馬が不在で、ここはダービー2着の3歳馬スワーヴリチャードに注目したい。ダービーでは、早めに動いたルメール騎手騎乗のレイデオロには及ばなかったが、中団から追い上げた差し脚は長距離の適性を感じさせるものだった。東京コースは(2300)と連対率100パーセント。初の古馬相手で、56キロのハンデは少し見込まれたが、M・デムーロ騎手の手綱に期待したい。

 ダートの重賞みやこSは、前走指数上位馬が連軸の中心を担っている。
 今年は、テイエムジンソク、トップディーヴォ、キングズガード、タムロミラクル、モンドクラッセ、アスカノロマンなどが指数の上位馬たちだ。

 指数の高さと安定感で少し抜けた存在に見えるテイエムジンソクが中心になりそう。ダート1700と1800メートル戦は、合わせて19戦して(7435)。今年春から3連勝の後、重賞初挑戦の前走で1番人気に推され、勝てなかったものの2着に好走している。近走の指数は96から101の高レベルにあり、先行差し切りの横綱相撲を期待したい。トップディーヴォ、シャイニービーム、モルトベーネなどに要注意。

(みやこS) 1着    2着    3着
10年    CYb   -     -
11年    AXa   -     -
12年    AXa   BZb   -
13年    -       c   BXa
14年    B c   -     BZb
15年    -     -     AXa
16年     X    A     D
(地方競馬成績は減戦して集計)

 スローペースで差し脚比べになりがちな京王杯2歳S。1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回、3着2回と不振。指数上位馬も苦戦が目立つ。

 今年の指数上位は、タワーオブロンドン、カシアス、アサクサゲンキ、ピースユニヴァース、トーセンアンバーなど。

 スローペース気味の1400メートル戦だけに、鋭い差し脚は必須だ。前走、ききょうSで後方から鋭い差し脚を繰り出して快勝したタワーオブロンドンが中心だろう。

(京王杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -       d   -
08年    -      A a   CY
09年    BXa   C c   -
10年    D b   -     -
11年    CY     Xd   -
12年    -     -     -
13年    -     -     A a
14年    -      Y    BXb
15年    -     -       c
16年    C b   A a    Yc
(スローペースは-20/-10)

 2歳牝馬のファンタジーS。
 今年は、アマルフィコースト、ボウルズ、スズカフェラリー、コーディエライト、モズスーパーフレア、ペイシャルアス、スノーガーデンなどが指数の上位馬たち。

 前走、7月の中京2歳Sを好指数で快勝、デビューから2連勝しているアマルフィコーストが有力だ。7月から3か月あまり間隔があいたが、その分成長余力も大きいはず。

(ファンタジーS)
       1着    2着    3着
07年    C b   AXc   -
08年     Z    B c   A a
09年    -      Y    C
10年    A a   -     -
11年     Zd   -     DXc
12年     Xc   -     -
13年    B b    Z    -
14年    -     -     B a
15年    B a   DXc   AYb
16年    -      Yd   CY
(スローペース調整値-20/-10)

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2017年10月26日 (木)

第1331回馬場悪化を想定

 過去10年、秋の天皇賞は前走指数と平均指数の上位馬たちが7勝をあげている。ランク外の馬は3頭が勝っているが、いずれも、前走、重賞戦で1、2着だった馬たちだ。
 1番人気は5勝、2着2回、3着2回、連対率は70%と比較的信頼性が高い。逆に2、3番人気馬は、この10年間、全く勝てず、2、3着まで。
 10年間で合わせて9勝をあげている4、5歳馬が馬券の中心になっている。

(天皇賞・秋)1着    2着    3着
07年    AXa   -     -
08年    B b   C     -
09年    C     CZ    C
10年    BYb   -       c
11年    -      Zb   -
12年      d   B     A c
13年    -     B      Zb
14年    D      Zc   AZ
15年    -     -     -
16年     Xa    Z     Zd
(海外レースは減戦して集計)

 今年は、サトノクラウン、ミッキーロケット、サクラアンプルール、シャケトラ、キタサンブラック、ワンアンドオンリー、グレーターロンドン、ステファノスなどが指数の上位馬たちだ。

 秋の天皇賞は過去10年、前走、毎日王冠組が5勝、2着4回。宝塚記念組が2勝、2着3回と、他路線組を圧倒する中心勢力となっている。

 今年の毎日王冠はスローペースの差し脚比べになって、中団から32秒台の鋭い差し脚を見せたリアルスティールが勝った。32秒6と、上がり最速のサトノアラジン、グレーターロンドンが2、3着に浮上した。ただ、過去10年の天皇賞(秋)では、カンパニーが勝った上がり32秒9が最速で、おおむね34秒台の上がりが標準的であり、極端なスローペースにはなりにくい。鋭い差し脚は武器になるとはいえ、それ以上にペースの対応力が求められるのではないか。

 ペースの厳しさという点では宝塚記念組の評価が高い。今年は中団から伸びたサトノクラウンが勝って、2着ゴールドアクター、3着ミッキークイーン、4着にシャケトラが入った。圧倒的な人気を集めたキタサンブラックは3番手で先行したが、直線、脚が止まって9着に負けた。

 当然1番人気になりそうなキタサンブラックの巻き返しもありそうだが、ここは直線、危なげなく抜け出し、宝塚記念を完勝したサトノクラウンを中心に取りたい。M・デムーロ騎手の手綱で4戦3勝と相性も抜群。ダービーは3着、昨年12月のG1香港ヴァーズを勝って、前走の宝塚記念が2つ目のG1勝ちだった。

 G1実績ではキタサンブラックが断然とはいえ、サトノクラウンも勢いと底力に不足はないはずだ。サトノクラウンに特徴的なのは、35秒から36秒台の上がりタイムでの勝ち星が多いことだろう。もちろん33秒台の脚も使えるが、ペースが厳しい、あるいは馬場が重くても、差し切るスタミナが豊富なこと。キタサンブラックは逆に、33秒6から35秒0までの上がりが多く、良馬場のスローペースに強いように思える。今週末の東京は雨予報もあり、馬場の悪化が進めばキタサンブラックよりサトノクラウンに向くのではないか。

 京都の重賞は芝1400メートル戦のスワンS。
 今年の指数上位馬は、ダノンメジャー、ジューヌエコール、レッツゴードンキ、ミスエルテ、ティーハーフ、キャンベルジュニア、セイウンコウセイ、トーセンデューク、ビップライブリーなど。

 短距離の上がりの脚はレッツゴードンキが鋭い。前走はスプリンターズSで、高松宮記念に続き1200のG1で2着に好走してきた。5歳牝馬で54キロで乗れるのは有利だろう。ただ、上がりに懸ける馬だけに、馬場が悪くなると厳しいかもしれない。

 馬場が悪くなるようなら、前走、小倉日経オープンを先行して、早めに先頭に立ち、そのまま押し切る強い勝ち方をしたダノンメジャーが有力だろう。距離は1800を中心に使われて、1400は初距離だが、スタミナは十分のはず。京都は(2200)と得意なコースで、改めて注目したい。

(スワンS) 1着    2着    3着
07年    -       c   -
08年    BY    A d   -
09年      b   -      Zd
10年     X      c   -
11年      d    Y    -
12年    DXa   -     -
13年    -     D      Xc
14年    -       d   BXa
15年    D     AXa   - 
16年     Y    B     DZc

 今年で6年目のアルテミスSは2歳牝馬の重賞。
 指数上位は、サヤカチャン、ダノングレース、スカーレットカラー、ミスマンマミーア、シスターフラッグ、ラテュロスなど。

 スローペース必至で、長くいい脚を使えるかどうかが問われる。スローペースの差し脚ではウラヌスチャーム、ラッキーライラック、トーセンブレスなどが上位で、スローペースの新馬戦を後方から32秒0の上がりで差し切ったウラヌスチャームに注目したい。

 雨の馬場に強そうなミスマンマミーア、ダノングレース、スカーレットカラー、先行馬の前残りならシンデレラメイクにも要注意。

(アルテミスS)
       1着    2着    3着
12年    -     -     -
13年    BZb   -     B
14年    -     Db    AZb
15年    -     -       d 
16年    A a   -     -

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2017年10月19日 (木)

第1329回スタミナのある先行馬は

 3歳馬最後のG1菊花賞が今週のメイン。
 今年はダービー馬レイデオロ、2着スワーヴリチャード、3着馬アドミラルが不在。波乱も感じさせるレースになった。
 過去10年、1番人気は5勝、2着1回、3着2回。まずまずの結果だろう。
 指数上は、前走指数の上位ABC馬と、過去の指数で最上位のX馬のいずれかが毎年連対しており、連軸の有力候補には、A、B、C、X馬があがってくる。指数ランク外の馬が勝ったのは09年のスリーロールス1頭だけで、勝ち馬は指数上位馬からとるのが常道だろう。

(菊花賞)  1着    2着    3着
07年    B     -     C d
08年    A     -     -
09年    -     C      Zc
10年      d    X    -
11年     X    -     B a
12年    CX    A a   -
13年    AXa   C     -
14年    A a   A     -
15年     Z    BXa   A 
16年    AYb   -      Zc
(スローペース調整値-5/5)

 今年はキセキ、サトノアーサー、ダンビュライト、ベストアプローチ、マイスタイル、アルアイン、クリンチャー、プラチナヴォイスなどが指数の上位馬たちだ。

 過去の菊花賞の勝ち馬の多くは、前走、2400メートルの神戸新聞杯で3着内に好走した馬たちで、該当馬は10年で8勝をあげている。神戸新聞杯組以外では、セントライト記念の勝ち馬と1000万条件の勝ち馬が、それぞれ1勝をあげている。同世代トップ馬たちの戦いで、上位の実績馬は当然、評価が高い。

 今年の神戸新聞杯ばダービー馬レイデオロが先行差し切りで完勝したが、そのレイデオロが不在。ここは2着のキセキ、3着サトノアーサー、4着ダンビュライトなどが中心になりそう。

 キセキは前走指数最上位。神戸新聞杯では、直線、中団の後方から鋭い差し脚をつかって2着に浮上してきた。上がりは最速。差し脚に懸ける馬だけに、ペースに左右されるこもとあるかもしれない。2000メートルでの瞬発力の鋭さを見る限り、3000が適距離とは思えない。

 サトノアーサーは後方からになったダービーで10着に大敗。神戸新聞杯は一転、積極的に先行して、レイデオロの後ろにつけ流れに乗った。直線、レイデオロには後れを取ったものの、じりじりと差し脚を伸ばして3位に食い込んだ。先行馬の内容としては上々だったし、3000メートルの菊花賞では、切れる差し脚より、スタミナのある先行力の方が武器になるはず。連軸の最有力候補としてピックアップしたい。

 他路線組ではセントライト記念を勝ったミッキースワロー。セントライト記念では2着に負けたが、皐月賞馬アルアインなども連軸の有力候補だろう。

 富士Sの1番人気馬は過去10年で2勝、2着1回のみ。
 今年の指数上位馬は、ガリバルディ、グランシルク、イスラボニータ、レッドアンシェル、ペルシアンナイト、クラリティシチーなど。

 マイルの指数の高さで、エアスピネル、イスラボニータ、グランシルクが中心になりそうだ。馬場が悪化するようなら58キロを背負うイスラボニータは苦しい。ここは力のいる馬場を先行するスタミナのあるエアスピネルに期待したい。

(富士S)  1着    2着    3着
07年    -     -       d
08年      c   -     -
09年     Yd   -     -
10年    -     -     -
11年    -     D     C
12年    -     -     -
13年    BXa    Yb   -
14年    AXa    X    -
15年    D     B c   C a 
16年    AYc    Zb   C 

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2017年10月12日 (木)

第1327回名牝への道

 秋競馬もいよいよ本番。3歳牝馬に残された最後の1冠、秋華賞が今週のメインだ。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対している過去指数上位のXYZ馬や、平均指数上位abcd馬が連軸の中心になっている。勝ち馬に限れば、過去10年間で、ランク外の馬が勝ったのは1度だけで、全体としても指数上位馬の活躍が目立つ。
 1番人気は3勝、2着1回、3着3回と微妙な成績だが、2、3番人気馬も含めると、上位人気馬が過去10年で9勝をあげており、連軸は指数上位の人気馬から取るのがセオリーのようだ。

(秋華賞)  1着    2着    3着
07年    BXa   -     BYb
08年     Y    A a   -
09年    AYa   A a    Xc
10年     Yc   -     -
11年    C d    Y     Yb
12年     Xa    Yc   -
13年    DXd     d   -
14年    -     CZ    D
15年    BYb     d   -
16年      c     d   B
(スローペース調整値-15/-5)

 今年はアエロリット、ラビットラン、カワキタエンカ、リスグラシュー、ミリッサ、ファンディーナ、モズカッチャン、レーヌミノル、ディアドラなどが指数の上位馬たちだ。

 前走、ローズS組が過去10年で7勝をあげ、中心勢力を構成している。ローズS15着から巻き返して勝った馬もいるが、7勝の内の6勝はローズS4着内の馬たちで、同世代の戦いで大きく負けた馬たちは苦しい。他に、紫苑S組が2勝、クイーンS組が1勝をあげているが、いずれも1、2着馬に限られている。

 中心にはアエロリットを取りたい。桜花賞5着後、牡馬相手のNHKマイルC、古馬相手のクイーンSを好指数で連勝、その指数のレベルは、3歳牝馬世代のトップにある。出足がつかず後方からのレースになった桜花賞を除けば、NHKマイルCは2番手からの直線抜け出し、クイーンSは果敢に逃げて快勝しているように、かつての名牝ダイワスカーレットを彷彿とさせる先行力は、何よりも魅力的に見える。

 2000メートルは初距離になるが、1600や1800より、むしろ先行力を生かせる距離のはず。前走のクイーンSでは4コーナーで差を詰められたが、直線半ばで、再び後続との差を広げる脚を使って見せたことからも、直線でバタッと脚が止まる馬ではなく、距離の問題はないだろう。

 秋華賞の中心勢力であるローズS組からは、勝ったラビットラン、2着のカワキタエンカ、3着リスグラシューなどが有力。紫苑Sの勝ち馬ディアドラや、オークス2着のモズカッチャン、デビューから3連勝中のリカビトスなどにも要注意だ。

 府中牝馬Sは、前走指数上位馬が過去10年で8連対。ただし、勝ち馬はランク外が多い。1番人気は0勝、2着4回、3着2回と、信頼はイマイチだ。

 今年の指数上位は、トーセンビクトリー、クロコスミア、クインズミラーグロ、ハッピーユニバンス、アスカビレン、ゲッカコウ、アドマイヤリードなど。

 G1を2勝しているヴィブロス(秋華賞、ドバイターフ)、エリザベス女王杯の勝ち馬クイーンズリング、ヴィクトリアマイルのアドマイヤリードなどが成績上位の馬たちだ。ただ、指数上は抜けた存在ではない。それでも長くいい脚を使えるヴィブロス、アドマイヤリードに期待したい気もするが、人気馬の苦戦続きを考えると、手を出しにくい。

 差し脚に懸ける有力馬が多い分、先行馬に妙味がありそうで、逃げるクロコスミア、ゲッカコウ、先行できるトーセンビクトリー、ハッピーユニバンスなどからの手もあるのではないか。

(府中牝馬S)1着    2着    3着
07年    C     A     CYa
08年    -     AXa   -
09年    -     -     -
10年    -     B     -
11年      d   CZc   -
12年      d   B     AZb
13年     Z      d   B
14年    D c   B d    X
15年    -     D      Z
16年    CXa   AZb   C c

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2017年10月 5日 (木)

第1325回牝馬ソウルスターリングに注目

 今週から東京、京都に舞台が移り、秋競馬も本番を迎える。
 東京の毎日王冠は、天皇賞秋の前哨戦。秋競馬の主役を目指すダービー馬マカヒキ、オークス馬ソウルスターリングもここから始動する。

 過去10年で、1番人気馬は4勝、2着2回、3着1回。6連対ならまずまずだろう。指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちの連対率が高く、ランク外の馬が勝ったのは2頭だけで、2、3着も比較的ランク馬が多い。
 休み明けの馬が多いだけに、調子の見極めがポイントになりそう。

(毎日王冠) 1着    2着    3着
07年    -     B      Yc
08年     Zc   A      Xa
09年    B       d   -
10年      d   D     CXc
11年     Xc   C     D
12年    -     -     D
13年     Xa   -     -
14年    A a   -     C
15年    DZ    CZ      c
16年    D      X    -

 今年は、グレーターロンドン、サトノアラジン、ソウルスターリング、マカヒキ、アストラエンブレム、ワンアンドオンリー、ヒストリカルなどが指数の上位馬たちだ。

 注目は、ダービー馬マカヒキ、オークス馬ソウルスターリング、安田記念馬サトノアラジンなど、近走でG1戦を勝っている馬たちだ。

 マカヒキは皐月賞2着のあと、ハナ差でダービーを勝ち、世代のトップに立った。3歳秋にフランスに渡り、ニエル賞を勝って凱旋門賞に臨んだが、14着に大敗した。帰国後は京都記念3着、大阪杯4着と、期待に応えられず、結局、宝塚記念は回避して秋に備えることになった。順調さを欠いた印象はぬぐいきれず、半年の休養明けのレースで巻き返せるかどうか。

 オークス馬ソウルスターリングは3歳牝馬。(5010)の成績が示す通り、桜花賞3着を除けば、ほぼパーフェクトな成績だ。一線級の牡馬たちを相手にするのは初めてで、そのペースについていけるかどうか、少し気になるところ。3歳牝馬が毎日王冠を勝つのは楽ではないが、負担重量53キロは他の牡馬と比べると断然恵量だし、先行力を生かしたい同馬にとって、開幕週の馬場もおあつらえ向きだろう。

 前走、安田記念を勝ったのがサトノアラジン。後方一気の差し脚を使って、内ラチで逃げ粘るロゴタイプを、クビ差とらえての差し切り勝ちだった。ただ、重賞勝ちは1400メートル2勝と1600メートル1勝だけ。1800が適距離とは思えない。

 逃げ馬不在で、ペースは落ち着くはず。馬場状態も良く、先行馬に向く展開になりそうで、上記3頭の中では牝馬ソウルスターリングが魅力的に映る。

 他には、グレーターロンドン、アストラエンブレム、ウインブライト、ヤングマンパワー、リアルスティールなども要注意だろう。

 京都大賞典は、過去10年、1番人気は3勝、2着2回、3着1回。平均指数の上位馬は10年連続で連対している。
 今年は、サウンズオブアース、トーセンバジル、ミッキーロケット、シュヴァルグラン、マキシマムドパリ、カレンミロティック、レコンダイトなどが指数の上位馬だ。

 過去10年の勝ち馬は全て、4、5歳馬が占めており、指数上位馬のなかで、トーセンバジル、ミッキーロケット、シュヴァルグラン、マキシマムドパリなどが浮上してくる。

 今回、福永騎手からデムーロ騎手に乗り替わるが、5歳馬シュヴァルグランを中心に取りたい。昨年秋以降、ジャパンカップ3着、有馬記念6着、阪神大賞典2着、天皇賞春2着、宝塚記念8着と、トップクラスの強豪たちと戦って、常に上位に好走してきた。勝ち星はないものの、その安定感はここで最上位だ。芝2400メートル戦は(3110)と距離適性も高く、底力に期待したい。

(京都大賞典)1着    2着    3着
07年     Z    B b   -
08年    -     B b   DYa
09年    -     A c   -
10年    B     AXa   -
11年    AXa   C      Zb
12年      a    Z    B a
13年      b   -      Yc
14年    BZc     a    X
15年    CZc   AXa    Yc
16年    CXb   AZc   DZa

 2歳重賞サウジアラビアロイヤルCの指数上位馬は、ステルヴィオ、シュバルツボンバー、テンクウ、ハクサンフエロ、コスモインザハート、ダブルシャープ、メイショウドウドウ、マイネルサイルーンなど。

 力のいる重馬場の札幌コスモス賞を制したステルヴィオの前走指数が最上位だ。東京の土曜日は雨予報で、馬場が悪化するようなら、中心に取りたい。ただ、スローペース必至のメンバー構成だけに、良馬場で素軽い差し脚が問われるようなら、テンクウ、エングローサー、ルッジェーロ、ソイルトゥザソウルなどが有力馬に上がってくる。前走、新潟2歳Sで、最速の上がりで3着に好走したテンクウに注目したい。

(サウジアラビアRC)
       1着    2着    3着
14年    A c   -     CYa
15年    B a   -     -
16年     Z    -     B

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2017年9月28日 (木)

第1323回セントウルS組VSレッドファルクス

 いよいよ秋のG1戦が始まる。その第一弾は中山のスプリンターズSだ。
 中山で開催された過去9年間、前走指数の高いA、B、C馬が、毎年、連軸の中心になっており、近走の好調さが問われるレースだ。1番人気は過去10年で3勝、2着2回。その1番人気が連対できなかった5年間も、2、3番人気馬が連対しており、人気面からみると、1、2、3番人気から中心馬を取るのが賢い選択だ。過去10年、牝馬は4勝をあげ、6年で連対している。

(スプリンターズS)
       1着    2着    3着
07年    -     A     C
08年    A a   CXc   B
09年     X    BXb   C
10年    外     CYa   -
11年    A     A     -
12年    DZd   C d   -
13年    BXa   CZ    -
14年(新潟)  d   -     -
15年    AZ      a   -
16年    B     BZb   -

 今年は、レッドファルクス、ファインニードル、ダンスディレクター、ラインミーティア、メラグラーナ、ネロ、ビッグアーサー、セイウンコウセイなどが指数の上位馬だ。

 指数上位馬たちの多くは、前走、阪神1200メートルのG2セントウルSを戦ってきた馬たち。そのレースを勝ったのがファインニードルだ。好スタートから3番手に控え、直線、内から脚を伸ばしての快勝だったが、レースに無理がなく、2着馬には1馬身4分の1の差をつけ、余力を感じさせるレースだった。好調さから、連軸の中心に取りたい1頭だ。

 セントウルSの勝ち馬ファインニードル以外でもっとも目立ったのが、中団後方から直線、大外に回して、切れる差し脚を見せたダンスディレクターだ。ここは休み明けを一叩きされ、息遣いも良くなっているとのこと。上積みも期待できるだろう。

 セントウルS2着のラインミーティアにも目が離せない。素軽いスピードが持ち味で、この夏の「サマースプリントシリーズ」のチャンピオンに輝いた。1000メートル戦での強さが目につくが、1200メートルも守備範囲だろう。

 スプリンターズSは牝馬の台頭が特長のレースだけに、セントウルS4着の5歳牝馬メラグラーナにもチャンスはあるかもしれない。

 セントウルS組以外では、レッドファルクスが有力だ。昨年の勝ち馬で、今年に入って高松宮記念3着、京王杯1着、安田記念3着と、G1、G2の重賞で好走を続けている。前走の安田記念は、中団後方からのレースになったが、直線、内から追い出しにかかるところ、前が空かず、大外に持ち出すロスが響いた。抜け出してからのスピードは1頭だけ際立っており、休み明けは少し気になるものの、安定した鋭い差し脚はここでも上位。国内芝1200メートル戦は(3010)。スプリンターとしての能力は最上位だ。スプリンターズS連覇もあるだろう。

 シリウスSはダート2000メートルのハンデ戦。07年から2000メートル戦になったが、まだトップハンデ馬が勝ったことがない。2着馬は平均指数の上位馬や前走指数上位馬が多いが、勝ち馬はランク外の馬が目立つ。1番人気は4勝、2着2回、3着1回だから、成績としては上々だろう。

 今年は、ミツバ、ドラゴンバローズ、メイショウスミトモ、モルトベーネ、マスクゾロ、ピオネロなどが指数の上位馬たち。苦戦の続くトップハンデ馬は、57.5キロを背負うミツバ、モルトベーネ、マスクゾロなどだ。

 トップハンデの3頭以外で連軸向きなのは、メイショウスミトモ、ピオネロ、ドラゴンバローズ、タガノゴールド、トップディーヴォなど。

 阪神ダート2000メートル戦はペースが落ち着き、前残りが定番だけに、前々でレースができて、直線でも差し脚が使えるドラゴンバローズ、トップディーヴォなどが有力だろう。ここは比較的差し脚もしっかりとしているドラゴンバローズを中心に取りたい。

(シリウスS)1着    2着    3着
07年    -     B     DXc
08年    -      Xa   -
09年    B      Zb   -
10年     Z    B d   -
11年    -     DXa    Yb
12年    -     CXa   C
13年    B     BYb    Za
14年    A b   BXa   -
15年    -     A d   BXa
16年    DX    D c     d

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2017年9月21日 (木)

第1321回ダービー馬レイデオロ中心

 菊花賞トライアル神戸新聞杯が今週のメイン。
 1番人気馬は6勝、2着2回、連対率80%と信頼は高い。前走ダービー出走組が強いが、とりわけダービーで5着以内の馬が過去10年で8勝をあげ、2着まで広げると100%の連対率を示している。
 指数上も、過去10年、指数上位馬が上位を占め、圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯)1着    2着    3着
07年    A      Zd   CXa
08年    AXa   CYa   D
09年    A d   C      Zc
10年     Xa    Xb   A
11年    BX    C     D c
12年    AXa   -     C c
13年    BXa   -     -
14年    BXa   D     -
15年    -     AXa    Yb
16年    AXa   -     C
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、キセキ、アドマイヤウイナー、アダムバローズ、エテレインミノル、タガノヤグラ、ダンビュライト、レイデオロ、カデナ、ベストアプローチなど。
 ダービー馬レイデオロを筆頭に、4着のマイスタイル、6着のダンビュライト、9着ベストアプローチなどがダービーの上位組。

 今年のダービーはマイスタイルが超スローペースで逃げ、向こう正面で後方から2番手まで上がって行ったレイデオロが、直線、馬場の真ん中から一気に抜け出し、アドバンテージを保ったまま完勝した。

 2番手のレイデオロに33秒8の上がりの脚を使われては、後続馬はなす術がなかっただろう。それだけに、手綱を取ったルメール騎手の好判断が勝敗を分けたともいえるが、それはレイデオロ自身の能力の裏付けがあってのこと。超スローペースでスピード指数は低くなってしまったが、ここは名手の騎乗に応えうるだけの素質と実力を信頼したい。

 レイデオロの相手はダービー出走組が中心になりそうだが、ダービー組以外では、キセキ、アドマイヤウイナーに注意。

 オールカマーは、過去10年、1番人気が4勝、2着3回、3着1回と好成績をあげている。加えて2番人気馬も2勝、3番人気も2勝をあげ、総じて人気上位馬が強いレースだろう。
 前走は、宝塚記念や天皇賞などのG1戦や、札幌記念なとのG2戦に出走していた馬たちが好走する傾向も見える。指数上は平均指数の上位馬たちの連対率が高い。
 今年は、アルバート、ステファノス、タンタアレグリア、ブラックバゴ、カフジプリンス、モンドインテロなどが指数の上位馬だ。

 アルバート、ステファノス、タンタアレグリアなど、安定して指数の高い馬たちが休み明けなのは少し気にかかるが、力のある馬たちだけに、さほどマイナスにはならないのではないか。

 ここはまず、3400メートルのダイヤモンドSを勝ち、前走は3200メートルの天皇賞春で5着のアルバートに注目したい。近走は長い距離を使って3勝。上々の成績を収めているが、それまでは(4001)の2000から2400が守備範囲だった。ペースを問わず、上がりの脚はしっかりとしており、展開に左右されにくい。(3106)と重賞での堅実な成績も評価したい。

 ステファノスは、素軽いスピードに優れており、このメンバー相手なら、差し脚は最上位だ。2000メートル以上の距離では(0314)と、まだ勝ち星がないが、2000メートルのG1大阪杯でキタサンブラックに迫る2着に好走しており、距離に不安はないはず。ここでも勝ち負けになるのではないか。

(オールカマー)
       1着    2着    3着
07年     Xb   CZc   D
08年    AYb   C d   -
09年     Z    BXa   CYc
10年    AYb   BXa   C
11年    AXa    Yb   D
12年    -     -     C
13年    -     -     D b
14年(新潟)-     -      Xb
15年      c     c   CZ
16年    B a    Yb   -

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2017年9月14日 (木)

第1319回秋本番に向けて

 今週は3日間開催。3歳馬たちが秋の大一番に向けて始動する。
 敬老の日の18日の重賞は、中山のセントライト記念。3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高いABCD馬が9年で連軸の中心を担う。また、X、Y馬など過去指数の上位馬も活躍している。1番人気は、過去10年で4勝、2着1回、3着1回。

(セントライト記念)
       1着    2着    3着
07年    A     BY    -
08年      d   AYa   BXb
09年      Xa   A c   -
10年    C     -     CYc
11年      c   -      X
12年    AXa   -     -
13年    -     DX     X
14年(新潟)BXa   CYd   C
15年     Xc   DYd   -
16年    AXa   -     C c
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、サーレンブラント、プラチナヴォイス、サトノクロニクル、ローリングタワー、アルアイン、クリンチャーなど。

 過去10年、前走、ダービー組が6勝、ラジオNIKKEI賞組が2勝をあげており、指数上位の該当馬が連軸の最有力候補といえそう。
 その点からすると、ダービー組のアルアイン、クリンチャー、ラジオNIKKEI賞組のサトノクロニクルなどが有力馬に浮上してくる。

 ダービー上位馬たちが別路線に進むこともあり、今年はダービー5着のアルアインが最先着馬。続くクリンチャーは13着だ。全体的にも多少手薄なメンバー構成に見えるが、その中にあってアルアインの皐月賞馬の栄光はいかにも輝かしい。

 アルアインはこれまで(4002)。6着のシンザン記念、5着のダービー以外は、すべて勝って、ここまで4勝をあげている。先行力に持ち味があり、鋭い差し脚には少し欠けるところがあるようで、超スローペースになったダービーはペースが合わなかったのではないか。ダービーの33秒台の上がりに比べれば、中山の2200のセントライト記念はペースが上がって、上がりタイムは34、5秒台が標準。先行馬のアルアインに流れが向くだろう。

 阪神のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気馬は5勝、2着2回と比較的堅実。前走、オークスの出走組が8勝、桜花賞馬が1勝をあげ、春のG1戦での成績が生きるレースだ。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で9連対と好調。連軸の中心を担っている。

 今年は、ファンディーナ、モズカッチャン、リスグラシュー、サトノアリシア、レーヌミノル、カラクレナイ、ミリッサなどが指数の上位馬たちだ。

 今年のメンバーで、前走、オークスを使って、10着までに入ったのは、モズカッチャン、リスグラシュー、ブラックスピーチ、ミスパンテールなど。とりわけ2着に好走したモズカッチャン、差のない5着のリスグラシューが中心になるのではないか。

 モズカッチャンは終始先行。4コーナー5番手から、オークス勝ち馬ソウルスターリングと同じ34秒1の上がりタイムで駆け上がってきて2着に好走した。最内枠も良かったと思うが、直線は馬場の真ん中に出してソウルスターリングをかわす勢いも見せていた。オークス2着はフロックではないし、ここでは地力上位のはず。

 デビューから3連勝で皐月賞に出走、7着だったファンディーナは、指数上でも最上位だが、すでに秋華賞出走に必要な賞金に足りており、先を見据えての調教らしい。ここは叩き台の様子だ。

(ローズS) 1着    2着    3着
07年    AYa   B b   D d
08年    -     -     BXd
09年    -     CX      c
10年    -     A b    Yb
11年    BYa   -     A d
12年    AXa   BYb   D
13年    C b   -     -
14年    A     -     -
15年    B     AX    -
16年    AX    -     -
(スローペース調整値-15/-5)

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