2018年1月18日 (木)

第1353回 勝敗を分けるもの

 アメリカJCCは全体として指数上位馬が強く、過去10年、全て指数ランク馬が勝っている。1番人気馬は2勝、2着1回。多少、苦戦が目につく。

(アメリカJCC)
       1着    2着    3着
08年    BZ      b   -
09年    B d   BXa   -
10年     Yd   B     DYb
11年    BXa   -      Xb
12年     Yb   B     AZc
13年      d    Zd   -
14年    DY    -       b
15年      c   A     A
16年    AXa   C d   C
17年    AZa   -     B

 今年の前走指数上位馬はゴールドアクター、シホウ、ショウナンバッハ、トーセンビクトリー、ディサイファ、マイネルミラノ、ダンビュライトなど。

 G2としては低調なメンバー構成になった。それだけに、重賞の実績と指数の高さからは、ゴールドアクターが抜けた存在にみえる。ゴールドアクターは2015年の有馬記念の勝ち馬で、1昨年も3着に好走している。昨年の天皇賞(春)は7着、宝塚記念で2着のあと休養にはいった。

 今回は休み明けの1戦になるが、休み明けはむしろ好走例が多く、その点での心配はないだろう。中山は有馬記念を含め、オールカマー、日経賞も勝って重賞3勝。全成績も(4112)と、中山は得意コースだ。また、2200の距離も(2200)と、連対率100%の距離。得意な条件が揃って、休み明けとはいえ、叩き台のレースではないはずだ。心配があるとしたら、道中のペースがゆるむことだろう。G1の厳しいペースで、差し脚を伸ばしてきた馬だけに、極端なスローペースは合わないかもしれない。

 スローペースで浮上してくるのが、ダンビュライト、ミッキースワロー、レジェンドセラーの4歳馬3頭だ。

 ダンビュライトは皐月賞3着、ダービー6着、菊花賞5着馬。前走、1600万条件を勝ったばかりだが、クラシック戦線での成績通り、素質は高そうだ。

 ミッキースワローはダービーの出走はかなわなかったもののセントライト記念を勝って、菊花賞で6着。菊花賞はダンビュライトととともに、直線の攻防に見せ場もあった。不良馬場と菊花賞の距離を考えれば、中距離の方がレースはしやすいだろう。

 レジェンドセラーは1000万、1600万を連勝中。スローペースならダンビュライト、ミッキースワローと比べても差し脚に差はない。

 東海Sの指数上位馬は、テイエムジンソク、ディアデルレイ、ローズプリンスダム、モルトベーネ、タガノエスプレッソ、コスモカナディアン、ドラゴンバローズなど。

 指数の高さと安定感ではテイエムジンソクが最上位だ。ここまで(8646)の成績だが、近走は重賞戦を3戦して1勝、2着2回。前走はG1チャンピオンズカップで堂々1番人気に支持された。レースは逃げたコパノリッキーの2番手から。ゴール前、一旦先頭に立ったが、後方一気のゴールドドリームに交わされてクビ差の2着。惜しくも勝てなかったとはいえ、能力は十分に示したレースだった。先行して押し切る王道のレースで、安定した成績を残しており、ここでも不動の中心馬だろう。

 相手は連勝中のディアデルレイ。前走、師走Sは逃げて完勝。指数は95の高レベルだった。他では4歳馬のローズプリンスダム、先行力のあるサングラス、シャイニービームなどに加え、差し脚が光るクインズサターン、サンマルデュークなどにも要注意。

(東海S)  1着    2着    3着
13年    A     CYa    X c
14年     Xa   C c   B
15年     X    -     BYb
16年    D     -     A b
17年    -     -     -
(公営競馬は減戦して集計)

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2018年1月11日 (木)

第1351回 軽量ハンデ馬に要注意

 京都の日経新春杯は伝統のハンデ戦。ただし、トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着1回、3着2回のみ。苦戦続きだ。1番人気馬は2勝、2着4回、3着1回と、比較的安定した成績を残している。1、2、3番人気馬が揃って連を外したのは1度だけ。ハンデ戦とはいえ、堅めの決着が多い。指数上位馬も健闘しており、前走指数や過去指数の上位馬たちが連軸向きのようだ。

(日経新春杯)1着    2着    3着
08年     Zb   -     -
09年    -     C b   -
10年    -     -     -
11年     Xa   B     -
12年     Xa   B b   -
13年    D     A b    Xc
14年    A a    Z    -
15年     Z    -     -
16年    A d   -     C c
17年    B     -       d

 今年の指数上位馬は、ガンコ、モンドインテロ、ソールインパクト、ミッキーロケット、ヒットザターゲット、ロードヴァンドール、カラビナなと。
 トップハンデは57.5キロのミッキーロケット。続いて57キロのモンドインテロが続く。

 近走、2400メートルで好走しているのは、ミッキーロケット、ソールインパクト、ガンコなどだろう。
 重賞の実績ではトップハンデを背負うミッキーロケットが断然。昨年この日経新春杯を勝っており、神戸新聞杯2着もある。指数も安定して高く、ここは1番人気にもなりそうだが、過去の傾向からトップハンデ馬の苦戦を考えると、どうしてもミッキーロケットからとは思いにくい。

 ソールインパクトは54キロのハンデ。前走、格上挑戦でG2のアルゼンチン共和国杯に参戦、先行して2着に頑張った。2400以上の距離は(1130)と、全て3着内に好走している。福永騎手とも(2333)と、相性も良いようで、注目に値する1頭だろう。

 ガンコの前走は久々の芝戦。直線、2番手から抜け出し、好指数で快勝した。ただ1000万条件を勝ったばかりで、まだ、格下の身。52キロの軽ハンデを生かせれば、波乱の主役もありそうだが、まだ信頼は薄いだろう。

 他に、気になるのがロードヴァンドール。2400メートル戦に実績はないが、ここは単騎の逃げが打てそうで、逃げ切りがあるかもしれない。

 クラシック登竜門の京成杯。
 過去10年の勝ち馬はすべて指数の上位馬たち。前走指数の上位馬と過去の指数上位馬のXY馬が中心だ。
 今年の指数上位馬は、ダブルシャープ、エイムアンドエンド、ジェネラーレウーノ、コスモイグナーツ、ギャンブラー、ロジティナ、サクステッド、ヤマノグラップルなど。

 ペースは緩みそうで、先行できて、長く使える差し脚は必須条件だ。先行して、差し脚が鋭いのはジェネラーレウーノだろう。7月の新馬は3着だったが、一息入れた10月の未勝利戦を逃げ切り勝ち、続いて500万条件も逃げて連勝を果たした。2戦とも逃げ切り勝ちだったが、直線の脚がしっかりとしており、後続馬に迫られながらも、抜かせない勝負根性も評価したい。

 戸崎騎手騎乗のコズミックフォースの差し脚も上々で、逆転があるかもしれない。

(京成杯)  1着    2着    3着
08年    D     CXd   B a
09年      Y    -     -
10年     Xa   A     CZb
11年    AYa   -     BYb
12年     Yc   BXa   C
13年    D     -     -
14年     Xd   AZ    -
15年    CY    A     -
16年    C     -     -
17年    B b    Y    A a
(スローペース調整-20/-10)

 中京の愛知杯は2016年から1月の開催に変わった。牝馬限定のハンデ戦は、難解で波乱も多い。
 今年の指数上位馬は、メイズオブオナー、アンドリエッテ、マキシマムドパリ、レイホーロマンス、クインズミラーグロ、エテルナミノル、ゲッカコウなど。

 トップハンデは昨年の勝ち馬で、56キロのマキシマムドパリ。指数の安定感で上位にあり、連軸の中心になりうるが、6歳牝馬のトップハンデは買いにくい。

 スローペースの差し脚比べなら、差し脚上位のメイズオブオナー、ギモーヴ、リカビトス、ハッピーユニバンス、ブラックオニキスなどが連軸の有力馬に浮上してくるだろう。

 ここは格上挑戦になるが、成長の勢いのある4歳馬メイズオブオナー、リカビトスに注目したい。

 メイズオブオナーは前走1000万条件を勝ったばかりで、ハンデは50キロと断然の軽量。リカビトスはデビューから3連勝で秋華賞に臨んだが、10着に大敗。陣営は重馬場が合わな勝ったと判断しており、51キロのハンデで巻き返しを狙う。

(愛知杯)  1着    2着    3着
16年     Za   -      Xa
17年     Yb    Y    -

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2017年12月21日 (木)

第1347回3強の有馬記念

 今週はいよいよ、有馬記念。有馬記念がラストランになるキタサンブラックがファン投票では断トツの1位だった。3歳の秋に菊花賞を勝ってからずっと、競馬の主役を努めてきたキタサンブラックに、引退の花道を飾ってもらいたい気持ちもわいてくる。

 有馬記念の過去23年間、前走指数上位馬が15勝を、平均指数の上位馬が14勝をあげている。もっとも勝利に近いのは前走指数最上位のA馬で9勝。平均指上位のab馬は合わせて13勝をあげている。また、ランク外で勝った馬は過去23年間で5頭いるが、そのうちの3頭は3歳馬で、指数ランク外の古馬が勝ったのは、14年の牝馬ジェンティルドンナと、07年のマツリダゴッホだけだ。古馬、とりわけ牡馬の場合は指数上位でなければ勝利は難しいだろう。

 最近の10年に限ると、1番人気馬が(5212)と安定して強い傾向が見える。世代別では、3歳馬が4勝、4歳馬が3勝、5歳馬が3勝。2000年以降の過去17年間で6歳馬以上の勝利はない。

(有馬記念) 1着    2着    3着
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -3歳   -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年     Ya    Xd     b
01年    -3歳   -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -3歳
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B d
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a
09年    BYa   -3歳   A b
10年    -3歳    Y    -3歳
11年    A b    Za    Y
12年    A b   -      Ya
13年    AXa    Zd    Yb
14年    -      Z    BZc
15年     Yb   D b   -
16年    AYb   BXa    Y

 今年は、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、キタサンブラック、サトノクロニクル、シャケトラ、レインボーラインなどが指数の上位馬たちだ。

 中心はジャパンカップ組。ただし、2000年以降、有馬記念にジャパンカップを勝った馬が8頭(降着馬を含む)出走したが、有馬記念も勝ったのは3頭のみ。過去10年では3頭が出走しているが、勝利はなかった。ジャパンカップの勝敗、着順はあまり気にしなくてもいいのだろう。

 今年のジャパンカップはキタサンブラックが逃げて、直線、シュヴァルグランが中団から追い詰めて勝利を手にした。2着はシュヴァルグランとともに伸びてきたダービー馬レイデオロ。キタサンブラックは残り100メートル地点で交わされて3着だった。

 キタサンブラックは昨年のジャパンカップでも逃げて、勝利を手にしたが、その時のペースと比べると、今年のペースは1000メートル通過タイムが1分00秒2。2000メートル通過が1分59秒9。昨年はそれぞれ1分01秒7、2分02秒3で、多少馬場状態の違いはあるにしても、圧倒的に今年の方がペースは厳しかったはず。その状況下で3着なら、むしろ良く持ちこたえたといえるだろう。

 直線の長い東京(525メートル)と比べると、中山の直線は310メートル。ゴール前の急坂さえしのげれば、ゴールはすぐそこ。極端なハイペースでなければ、キタサンブラックの勝機が見えてくるのではないか。

 相手の筆頭はジャパンカップを勝ったシュヴァルグラン。昨年のジャパンカップも3着に好走しており、今年は阪神大賞典2着、天皇賞春2着、宝塚記念8着、京都大賞典3着。これまではキタサンブラックの後塵を拝することが多かったが、前走のジャパンカップでついにキタサンブラックをとらえて、念願のG1のタイトルもつかんだ。

 2400から2500メートルは(5121)と、距離適性も高い。昨年の有馬記念は6着だったが、その当時と比べても確実に力をつけてきており、当然、中心になるべき1頭だ。

 他では、3歳馬スワーヴリチャードが有力馬の一角を占める。ダービー2着のあと、前走は初の古馬相手にアルゼンチン共和国杯を完勝。前走の調整値はシュヴァルグランと同じく最上位で、3歳馬の2キロの斤量減は大きなアドバンテージになるだろう。ちなみに2000年以降、3歳馬で前走指数がA、Bの上位2番手内だった馬は6頭いたが、4勝、2着1回と多くが結果を残している。その点からしても、勝利の条件を備えた1頭だ。キタサンブラックを負かす可能性で1番手かもしれない。

 指数上は、キタサンブラック、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードが3強だが、中山の実績は(2120)のキタサンブラックが最上位。シュヴァルグラン、スワーヴリチャードはともに(0001)と、ここまでは中山に実績がない。中山の実績では(3110)のサクラアンプルール、(2001)のヤマカツエース、(2000)クイーンズリングなどが好成績を残しており、波乱の連下候補にあげておきたい。

 阪神カップは1400メートルの短距離戦。勝ち馬はほぼ指数上位馬たちで、なかでも前走指数上位馬の活躍が目立つ。過去10年、1番人気馬は2勝、2着1回、3着1回とやや不振だ。

 今年はサングレーザー、レーヌミノル、イスラボニータ、モズアスコット、エポワス、ダンスディレクター、キャンベルジュニア、サンライズメジャー、ビップライブリーなどが指数の上位馬だ。

 3歳馬で前走指数の最上位馬サングレーザー、目下4連勝中の3歳馬モズアスコットなど、勢いのある3歳馬に注目したい。

 ハイペースを先行して、直線も粘れるであろうアポロノシンザン、エポワス、シャイニングレイ、ビップライブリーなどにもチャンスがありそう。大穴ならダートで実績を積んできたモーニン。

(阪神C)
       1着    2着    3着
07年    AXa   -     -
08年    BZ    A b   -
09年    C d  (Aa、-)2着同着
10年    B a     a   -
11年    C     -     -
12年    B a    Y    D d
13年    -      Z    -
14年    -      Xa   BYc
15年    D     D     AXc
16年    D     A c   C

 まだまだ、年の瀬の気分にはならないが、有馬記念が終われば、一気にあわただしくなるのだろう。なによりも有馬記念を当てて、良い正月を迎える準備をしたい。
 みなさまのご健闘、ご幸運を、心よりお祈り申し上げます。 GOOD LUCK!!!

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2017年12月14日 (木)

第1345回ダノンプレミアムに注目

 朝日杯フューチュリティSは、阪神競馬場での開催になって4年目を迎える。中山で行われていた過去の連対馬の傾向と比べて、大きな差はないようだ。

(朝日杯)  1着    2着    3着
07年(中山)  b   -     -
08年(中山)  d    Za   -
09年(中山)-     AYa     b
10年(中山)D     -     AYb
11年(中山)-      Xa   C
12年(中山)-     AXb   -
13年(中山)-     -     B
----------------------
14年(阪神)D a   -     CY
15年(阪神)-     BZ    -
16年(阪神)-     A b   BYa
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、ダノンプレミアム、ステルヴィオ、ケイティクレバー、タワーオブロンドン、ダブルシャープなどが前走指数の上位馬だ。他に過去の指数などで上位の、カシアス、フロンティア、ヒシコスマー、ムスコローソなどもピックアップできる。

 朝日杯フューチュリティSは阪神外回りのマイル戦だけに、スローペースが基本で、長く使える差し脚が問われるレースだろう。
 スローペースに対応した長く使える差し脚は、タワーオブロンドンを筆頭に、フロンティア、ファストアプローチ、ステルヴィオ、カシアス、ケイティクレバーなどが上位にある。

 なかでも差し脚の鋭さで目につくのがタワーオブロンドンだ。スローペースになった前走の京王杯2歳Sは、直線、中団から差し脚を伸ばし、33秒2の上がりタイムで快勝。3勝目をあげた。2走前のききょうSに続き、1400メートル戦を連勝したが、朝日杯の1600メートルの距離は初挑戦になる。マイルの経験がないことは気にかかるが、スローペースになりがちな阪神外回りコースなら、むしろ1400メートル戦で示した鋭い差し脚が生きるかもしれない。

 タワーオブロンドンをしのぐ指数の高さで中心になるのがダノンプレミアム。前走のサウジアラビアRCは、平均ペースの2番手から。ゴール手前200メートル地点で抜け出すと一気に差を広げて、楽々レコードタイムでの勝利だった。新馬戦の1800メートル戦も直線半ば過ぎに仕掛けられると、あっという間に後続に4馬身差をつけて圧勝。非の打ちどころがないレースが続いている。

 指数の高さや、距離の経験、楽に先行でき、さらにペースにも左右されにくいという点で、ダノンプレミアムが最有力候補といえるだろう。

 サウジアラビアRCで、最も鋭い差し脚で2着に浮上してきたのがステルヴィオだ。ダノンプレミアム、タワーオブロンドンに割って入る可能性もありそうで、要注意だ。

 ターコイズSは1昨年から重賞に格上げされた牝馬限定のハンデ戦。以前は同名でオープンのハンデ戦として実施されており、参考までに以前の傾向もあげておいた。

(ターコイズS)
       1着    2着    3着
07年      c   -     -
08年     X    B c   D
09年    -     -      Z
10年     Yd   D d   B
11年    B     -     A
12年    -     -     C
13年    -     Cd      a
14年    -     -      Y
----------------------
15年(重賞)B     -     -
16年(重賞)BXa   BY    -

 今年の指数上位馬は、ラビットラン、ハローユニコーン、サザナミ、エテルナミノル、オートクレール、リエノテソーロ、フロンテアクイーン、デンコウアンジュなど。

 トップハンデはアスカビレン、デンコウアンジュ、ラビットラン、リエノテソーロなどだが、トップハンデといっても55キロなら、問題はないはず。ただし、牝馬限定戦だけに、6歳以上の高齢馬は敬遠したいところ。

 底力のある指数上位馬なら、ローズS勝ちのラビットラン、NHKマイルC2着のリエノテソーロの3歳馬が有力馬に浮上しそうだ。

 近走の安定したレース内容からはラビットランが上位だろう。芝路線に切り替えたからはG2ローズSの勝利を含め、3戦2勝、4着1回。4着はG1秋華賞でのことで、芝の適性の高さは、3歳牝馬世代の上位にあるといえそう。

 展開からの注目はフロンテアクイーンだ。スローペース必至の流れで、ハンデも53キロと恵量で、自慢の鋭い差し脚が生かせる。距離の適性もあり、中段からの一気の差し脚に期待したい。

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2017年12月 7日 (木)

第1343回2戦2勝馬から

 春のクラシックを目指す2歳牝馬のG1、阪神ジュベナイルFが今週のメインレース。
 キャリアの浅い2歳牝馬のレースとはいえ、指数上位馬たちが毎年連対しており、連軸の中心は指数上位馬から取るのがセオリーだろう。もちろん、スローペースで楽勝してきたランク外の馬たちや、上がり指数の高い馬たちに注意が必要だ。1番人気は過去10年で4勝、2着1回、3着1回。連対率は50%。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
07年    BZa   -     CY
08年    D       b   -
09年    -     A b   D b
10年    A a   -     DYd
11年    -     B     -
12年    B a   -     -
13年      d   C     B
14年    D     D c   D
15年    A     DZ    DXb
16年    -      Yb   AXc
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、マドモアゼル、ラッキーライラック、サヤカチャン、トーセンアンバー、コーディエライト、モルトアレグロ、ラテュロスなどが指数の上位馬たち。

 2歳の牝馬戦で、加えて直線の長い阪神の外回りのマイル戦なら、スローペースは必至だ。当然、長く使える上がりの脚が問われることになるだろう。スローペースでの差し脚上位といえるのは、ロックディスタウン、トーセンアンバー、コーディエライト、ラッキーライラック、マウレア、トーセンブレスなどだ。
 なかでも、デビューから2戦2勝、前走は重賞を勝っているロックディスタウン、ラッキーライラックの2頭が最有力候補だろう。

 ロックディスタウンは、ルメール騎手の手綱で、新潟の新馬戦、札幌2歳Sを連勝。ともに1800メートル戦で、長くいい脚を使っており、スタミナも十分ありそう。
 片や、ラッキーライラックは、新潟の新馬戦、東京のアルテミスSを快勝。マイル戦で2勝をあげている。直線、反応良く抜け出す鋭いスピードが持ち味のようだ。

 2頭ともに、新種牡馬オルフェーヴルの産駒。成績だけでなく、指数上も甲乙つけがたい素質馬だが、今のところ、マイルのスピードにキレがあるラッキーライラックを中心に取ろうかと思っている。

 他では2戦2勝のマウレア、リリーノーブルに加え、マイルの瞬発力が鋭いコーディエライトなどにもチャンスがあるだろう。

 中山のダート重賞カペラSは、08年に創設されて以来、1番人気は一度も勝てず、2着が1回、3着も1回あるだけ。指数上は平均指数上位馬が健闘している。
 今年は、ブルドッグボス、ディオスコリダー、ブルミラコロ、ニットウスバル、ノボバカラ、モンドクラッセなどが指数の上位馬たち。

 安定した重賞成績ではブルドッグボスが目につく。浦和に転厩後、今年の夏は公営の重賞戦で1着、3着、2着。前走は後方から差し脚を伸ばして大井のJBCスプリントで3着に好走している。中央所属時には90を超す指数でオープン特別を勝っており、納得の活躍振りだろう。

 全体として、先行馬に粘るスタミナがある馬が見当たらず、ここは差し馬に向く流れになりそう。差し脚の鋭い3歳馬ディオスコリダー、スノードラゴン、ニットウスバル、キクノストームなどにも注目したい。

(カペラS) 1着    2着    3着
08年    D c   -     -
09年     Zd   D d   -
10年    A a   -     B b
11年    -      Zc   -
12年     Za   B c   -
13年    D d   D d   D
14年    -     -     -
15年    BZc    Y    A a
16年     Zc   B d   -
(公営、海外の成績は減戦して集計)

 中日新聞杯は芝2000メートルのハンデ戦。
 開催時期が落ち着かないが、今年は、昨年までの3月開催から12月開催に変わった。
 指数上位はケントオー、パドルウィール、ヴォージュ、クィーンチャーム、メートルダール、ミッキーロケット、レコンダイト、マウントロブソン、フルーキーなど。
 トップハンデは57.5キロのミッキーロケットとマウントロブソン。57キロでフルーキーが続く。

 恵ハンデで差し脚が生かせそうなのは、54キロのストーンウェアだろう。前走、1600万条件を勝ったばかりで、重賞も初挑戦だが、中京コースは3戦2勝、2着1回と相性が良いし、2000メートル戦は自己ベストの高指数を示している距離で、成績は(1201)。距離適性は高いだろう。

 他では差し脚のあるケントオー、クィーンチャーム、レコンダイト、ミッキーロケット、フルーキー、マウントロブソン、ヴォージュなど。中心馬不在で波乱もありそうだ。

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2017年11月30日 (木)

第1341回連覇なるか

 ジャパンCダートからチャンピオンズCに名称をかえ、中京競馬場の開催になってから今年で4年目。ダート中距離のG1戦だけに、前走指数や平均指数の上位馬たちが強いという傾向に大きな変化はない。

(JCD)  1着    2着    3着
07年東京   Z      b   AZa
08年阪神   Z    C     AX
09年阪神  B c   C     -
10年阪神  BYc   -      Yc
11年阪神  AZb   D d   AXa
12年阪神  B     -     -
13年阪神  -     DZd   A
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
(チャンピオンズC)
       1着    2着    3着
14年中京  CYd     d   AZa
15年中京  -     B b   -
16年中京  A d   B c    Z
(公営、海外のレースを減戦して集計)

 今年はアウォーディー、ゴールドドリーム、アポロケンタッキー、テイエムジンソク、ロンドンタウン、サウンドトゥルー、カフジテイク、ノンコノユメなどが指数の上位馬だ。

 昨年の1着馬、サウンドトゥルーが変わらず好調のようで、前走、大井のJBCクラシック(ダート2000メートル)も快勝した。前走、大井のJBCクラシック組は過去10年で4勝をあげて中心勢力を構成しており、最有力な連軸候補だろう。

 中京のダートは(2010)。チャンピオンズCは1勝、3着1回。ダート1800は11戦して(4250)と、すべて3着内に好走しており、コース適性、距離適性に不安はない。課題があるとしたら、差し脚に懸ける馬だけに、後方一気の流れになるかどうかだろう。ただ、全体にペースは上がりそう。中京は直線の坂を上がってからの差し脚勝負になりがちで、差し馬や追い込み馬に向くコースだろう。

 他に、今年のJBCクラシック2着のケイティブレイブ、3着のミツバ、4着アウォーディーなども有力馬の一角を占める。なかでも昨年のチャンピオンズC2着のアウォーディーの先行力が生きる落ち着いた流れになれば、逆転もあるだろう。

 他路線組では前走、みやこSを勝ったテイエムジンソク、武蔵野S組の差し馬カフジテイク、ノンコノユメに、エルムSを勝ったロンドンタウンなどにもチャンスがあるだろう。

 中山のマラソンレース・芝3600メートルのステイヤーズSは、指数上位馬が勝ち続けており、前走指数や平均指数の上位馬たちが有力だ。
 今年の指数上位馬は、アルバート、フェイムゲーム、プレストウィック、プロレタリアト、シホウ、シルクドリーマーなど。

 過去10年で7勝をあげ、軸馬の中心勢力になっているのが、前走、アルゼンチン共和国杯組で、今年は4着のアルバートが最先着馬だ。アルバートは一昨年、昨年とステイヤーズSを連勝しており、3000メートル以上の距離では(3002)の成績。3200メートルの天皇賞春は昨年が6着、今年は5着に終わったが、上位陣のレベルを考えれば、上々の成績だろう。G2、G3戦は3戦3勝で、3400以上の距離も3戦3勝。指数も最上位で中心は不動だ。

 アルバートの相手の筆頭は、3400メートル以上の戦離で(2101)。長距離得意なフェイムゲームが有力だろう。

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
07年      d   CYc   DZa
08年      d   A      Yb
09年    A     -       d
10年    D     BYc   AXa
11年     Ya   A     -
12年    D a   -     -
13年    BYa   -      Zd
14年    C     B     A b
15年    BZ    -     C b
16年     Xa    Xb     c

 昨年までハンデ戦で行われていたチャレンジCは、今年から別定戦になった。
 指数上位は、デニムアンドルビー、レッドソロモン、メドウラーク、マイネルミラノ、モンドインテロ、マサハヤドリーム、ジョルジュサンクなど。

 内回りコースで、ペースは平均的な流れになりそう。前々でレースができて、差し脚も使えるジョルジュサンクに注目したい。古馬の重賞初挑戦だった前走は除外になってしまったが、2走前の決め手が発揮できるなら、ここでも好勝負になるはず。

 他では、重賞戦線で奮闘してきたモンドインテロからの手もあるかもしれない。あるいは、スローペースの差し脚比べになるとすると、長くいい脚を使える3歳馬プレスジャーニーが浮上してきそうだ。

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2017年11月23日 (木)

第1339回天皇賞秋の上位馬から

 ジャパンカップは10年連続、日本馬が勝ち続けている。この間、外国馬は4着が1度あるだけで、日本馬は地の利だけでなく、世界に通用する実力を示しているのだろう。
 1番人気馬は(3322)と安定している。5勝をあげている牝馬は要注意だ。

 スピード指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが連軸の中心で、とくに前走指数上位馬は連軸の最有力候補だ。古馬の場合、指数上位であることが上位進出の条件だ。

(JC)   1着    2着    3着
07年    CXc   BZb   AXa
08年    -     A c   A
09年    A     C     -(3歳)
10年    -(3歳) A b   -(3歳)
11年    CZ    A c   -
12年    -(3歳) A a   DYb
13年    A c   -(3歳) -
14年     Ya   CXa   D
15年    D      Z    B
16年     Ya   -      Zc

 今年は、シュヴァルグラン、レイデオロ、キタサンブラック、サトノクラウン、シャケトラ、ワンアンドオンリーなどが指数の上位馬だ。

 スタミナに優れた馬が多く、極端なスローペースはないだろう。平均以上のペースで先行して、どこまで粘れるかが勝敗を分けるのではないか。スタミナなら、不良の天皇賞秋を勝ったキタサンブラック、差のない2着に迫ったサトノクラウン、後方から追い上げた5着のマカヒキなどが上位。さらに、長距離で好走してきたシュヴァルグラン、ダービー馬レイデオロもスタミナは十分だろう。

 なかでも、天皇賞秋の上位馬、勝ったキタサンブラック、2着のサトノクラウンを中心に取りたいと思っている。
 天皇賞秋のキタサンブラックは、スタートで出遅れたものの、内ラチを進んで4コーナーでは2番手。馬なりのまま、早々と先頭に立ち、迫ってくるサトノクラウンの追撃を抑えての勝利だった。2400メートル戦はダービーの14着を除けば、古馬になって2戦2勝。G1は6勝。実績は断然だ。昨年のジャパンカップは逃げ切って勝ったが、2、3番手に控える競馬も板についてきた。先行できれば現役最強馬の名にふさわしいレースになるのではないか。

 相手の筆頭、あるいは逆転候補ならサトノクラウンだ。天皇賞秋は直線、M・デムーロ騎手の鞭に応えるようにキタサンブラックに迫ったが、ゴールまでクビ差が詰めきれなかった。2400メートル戦はダービー3着、香港ヴァーズ1着と上々。神がかり騎乗が続くM・デムーロ騎手とは(3101)と相性も良い。ここもデムーロ騎手が手綱を取ることになり、宝塚記念勝利の再現も期待できるだろう。

 他では、天皇賞秋で後方から追い上げ5着のマカヒキ。さらに、長距離で好走しているシュヴァルグラン。今年のダービー馬レイデオロ。ペースが上がって前崩れの展開なら3歳牝馬ソウルスターリングにもチャンスがあるかもしれない。

 芝1200メートルの京阪杯。
 今年の指数上位は、ソルヴェイグ、ヒルノデイバロー、ビップライブリー、アットザシーサイド、イッテツ、ティーハーフ、セイウンコウセイなど。

 短距離戦とはいえハイペースはないはずで、流れは落ち着く。楽に、逃げ、先行できる馬たちに向く展開だろう。
 先行力があり差し脚も鋭いのはソルヴェイグ、フィドゥーシア、セイウンコウセイ、ネロなど。

 ここは近走、成長を感じさせる4歳牝馬ソルヴェイグに期待したい。重賞戦は(2115)。近走は、高松宮記念9着、ヴィクトリアマイル5着、キーンランドS2着と、一線級を相手にまずまずの成績を残している。前走はオープン特別を逃げ切り勝ちしたが、指数も高く安定してきた。

 後方一気の脚ならメラグラーナが断然。ペースが速くなるようなら、先行馬をまとめて交わす場面もありそうだ。

(京阪杯)  1着    2着    3着
07年    AXb    Ya   A
08年    D     A b   A c
09年     Y    -     D
10年    A d   -     B c
11年    B     -     B
12年    -     D       d
13年    C     -     B b
14年    B     -      Z
15年    C     AXa   B
16年    B c    Xa   -

 ラジオNIKKEI杯京都2歳Sは今年で4年目。
 指数上位は、タイムフライヤー、マイハートビート、ケイティクレバー、シスターフラッグなど。
 ただ、スローペース必至で、スローペースの差し脚比べになりそう。スローペースの差し脚なら、グレイル、タイムフライヤーが上位だ。
 ここは新馬戦2着の後、未勝利、オープンを連勝したタイムフライヤーが有力だろう。

(京都2歳S)1着    2着    3着
14年    DZ    -       a
15年    -     -     D
16年    -     -     C

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2017年11月16日 (木)

第1337回好条件がそろって

 マイルチャンピオンシップは、過去10年、過去に高い指数のある馬や、平均指数、前走指数の高い馬たちが万遍なく連対しており、連軸の中心は指数上位馬からがセオリーだろう。1番人気馬は、過去10年で、2勝、2着3回、3着2回と連対率は50パーセントだ。

(マイルCS)1着    2着    3着
07年    DX    -      Yd
08年    -     CZc   CXa
09年    AXa   -     外
10年      c   -     -
11年    -     -     A a
12年    A d   DX    -
13年    CXd   D      Zd
14年     Yc   -      X
15年    A b    Xa   B
16年    AZc   -     D d

 今年は、エアスピネル、マルターズアポジー、レッドファルクス、イスラボニータ、ウインガニオン、アメリカズカップ、サトノアラジンなどが指数の上位馬たちだ。

 マイルの適性では、(4211)、連対率75%のエアスピネルが最上位だ。次いでイスラボニータが(2412)連対率66%、以下ウインガニオン(5105)、サトノアラジン(3214)と続く。京都のマイル戦に限ると(2100)のエアスピネルの適性が断然だ。

 エアスピネルは新馬戦の勝利以降、全て重賞戦を舞台に戦ってきた。まだG1の勝利はないが、重賞は3勝をあげている。前走のマイル戦、富士Sでは3番手で先行して、直線に向くと、早々に先頭に立ち、不良馬場もものともせず、馬場の真ん中を駆け上がってきた。2着のイスラボニータに2馬身の差をつける快勝だった。

 菊花賞でも3着の実績がある馬だけに、スタミナのいる不良馬場も苦にしなかったが、もともと良馬場のマイルを先行して、差し脚を伸ばす戦法で実績を積んできた馬だ。スピード勝負になる素軽い馬場でこそ、持てる力を出せるのではないか。

 差し脚だけでなく、指数の高さでも最上位。距離適性も上位で、京都も大得意と、好条件にあふれている。武騎手からムーア騎手への乗り替わりは気になるものの、世界のムーア騎手なら期待に応えられるだろう。

 マイル重賞は(1412)のイスラボニータ、今年の安田記念を勝ったサトノアラジンなどにもチャンスがありそう。他ではレッドフォックスにも注目したい。1200、1400メートル戦が中心で、マイルの実績はないが、後方からの瞬発力は上位にあり、一発逆転も。また、マルターズアポジーの逃げ残りが波乱の立役者になるかもしれない。

 東京スポーツ杯2歳Sの前走指数上位は、カフジバンガード、ルーカス、ケワロス、ワグネリアンなど。
 スローペース必至の芝1800メートル戦だけに、長く使える差し脚は必須条件。スローペースの差し脚はワグネリアンが最上位だ。これまで2000メートルの新馬戦、1800メートルのオープン特別を連勝しており、将来性をも感じさせるディープインパクト産駒だ。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -     C     -
08年    -     C     -
09年    -     B       c
10年    A a   -     -
11年    D     -     -
12年    B b   -     -
13年     Y    -     -
14年    -     A     -
15年    C     A     -
16年    A     -     D
(スローペース調整-20/-10)

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2017年11月 9日 (木)

第1335回上がりの勝負

 エリザベス女王杯は、過去10年で3歳馬が4勝、4歳馬も4勝をあげて、合わせて8勝。それに続く5歳馬が2勝している。6歳馬以上の勝利はない。外国馬を除けば、勝った3歳馬は全て指数上のランク馬だった。1番人気は過去10年で2勝、2着4回。2番人気馬は1勝、2着2回。指数上は、前走指数の上位馬の連対率が高いが、ランク外の馬たちにも目が離せない。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
07年    A       Y    AXa
08年    B d     Xa   -
09年    -     -     B
10年    外国馬   CXb   A a
11年    D外    A      Xa
12年    -     -     C
13年    A     -     -
14年    -     A b   -
15年    D     C a   BYb
16年     Zc   -     BXa
(スローペースは-10/0)
(海外競馬の成績は減戦して集計)

 今年は、ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャン、スマートレイアー、ミッキークイーンなどの前走指数が高い。他に過去の指数でトーセンビクトリー、クロコスミア、クインズミラーグロなどもピックアップされる。

 過去7年、エリザベス女王杯の勝ち馬の上がり指数は、平均で14.7だった。それだけスローペースで、差し脚比べになりがちだということ。長くいい脚を使えるかどうかが問われるレースだろう。今年はとくにスローペースの傾向が強く、指数は高くなくても鋭い差し脚は必須条件だ。

 近走の上がり指数の上位はヴィブロス、ルージュバック、クイーンズリング、ハッピーユニバンス、ウキヨノカゼ、リスグラシューなど。

 上がりの脚からの注目はヴィブロス。今年の3月、牡馬相手のG1ドバイターフ(芝1800m)を勝ち、G1は秋華賞に続く2勝目をあげた。休養明けの前走、府中牝馬Sは当然1番人気に推されたが、中団から上がり33秒2で迫ったものの、スローペースで逃げたクロコスミアをとらえきれず、クビの差で2着に終わった。ただ、休み明けだったことを考えれば、上々の内容だっただろう。ひと叩きされ、ここは上積みもあるはずだし、(2100)と得意な京都で、G1、3勝目の期待も膨らむ。

 ヴィブロスの相手は、指数上位の3歳馬ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンに、衰え知らずの7歳馬スマートレイアー、距離の合いそうなミッキークイーンなど。ランク外の馬では、条件戦を勝ったばかりのジュールポレールが気になる。

 武蔵野Sはダート重賞戦で、前走指数の上位馬たちが連軸の中心。
 今年は、ベストウォーリア、ピオネロ、メイショウウタゲ、ノンコノユメ、カフジテイク、モーニンなどが指数の上位馬たちた。

  ハイペースで差し脚が生きる流れなら、後方一気の差し脚が鋭いカフジテイクやノンコノユメなどが中心になりそう。

 ただ、先行馬たちがしぶとく粘るのがダートの重賞戦。先行馬からの狙いなら、ベストウォーリア、モーニン、メイショウウタゲなどが浮上してくる。順当ならベストウォーリアが有力だろう。ただ、負担重量が58キロの馬は過去10年でノンコノユメの1勝、2着も1度あるだけ。実績馬とはいえ、苦戦がないとはいえない。

 ならば、過去10年で4勝をあげている3歳馬の2頭、サンライズソア、サンライズノヴァや、前走、不良のオープン特別(ブラジルC)を、トップハンデを背負って快勝したメイショウウタゲなどにもチャンスはあるかもしれない。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
07年    -     BXa   A c
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa
10年     Y    D c   -
11年     Y    AZb   -
12年    -     D      Za
13年    -     A b   -
14年    B     A      Zc
15年    -      Zb   B c
16年     Yc   -     -
(公営競馬の成績は減戦して集計)

 福島記念は芝2000メートルのハンデ戦。昨年から2週目の施行になった。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。トップハンデ馬は1勝、2着2回。指数上は前走指数上位馬の連対率が高いが、ハンデ戦らしくランク外の馬たちの活躍も目につく。

 今年の指数上位は、フルーキー、サンマルティン、フェルメッツァ、マサハヤドリーム、ベルーフ、ウインブライト、ヒストリカル、スズカデヴィアス、マイネルミラノなど。
 トップハンデは58キロのマイネルミラノ。

 ペースは落ち着きそうで、先行して差し脚がある馬たちに展開は向くだろう。ここはジョルジュサンク、サンマルティン、プリメラアスール、マイネルディーンなどが連軸向きの先行馬たちだ。なかでも成長を感じさせる指数の伸びがみえるサンマルティンに注目したい。

 重賞初挑戦の前走、小倉記念は早目に先頭に立つものの、勝ち馬に内をすくわれてハナ差の2着だったが、差し脚の鋭さは最上位だった。近7走は(4102)。すべて5着以内に好走しており、55キロのハンデなら狙いは十分だろう。

 他ではスプリングSを勝っている3歳馬ウインブライト。ダービー15着、毎日王冠10着と大敗が続くが、変わり身もありそうで、要注意。スローペーで逃げるジョルジュサンク、プリメラアスールの前残りが穴っぽい。

(福島記念) 1着    2着    3着
07年    -     -     -
08年    -     C      Zc
09年    C     -     D
10年    -     A     BXa
11年(新) A a    Ya   -
12年    B b   -     -
13年     Z    AXa     d
14年    -       a    Xa
15年     Zc   BXa   -
16年    B     B     -

 デイリー杯2歳Sは、フロンティア、ロードイヒラニ、メガリージョン、カツジ、ナムラアッバレ、カリョクなどが指数の上位馬たち。
 ここはスローペース必至。先行しながら、長くいい脚を使って新馬、新潟2歳Sを連勝してきたフロンティアが最有力だ。

(デイリー杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年      b   B a     d
08年    B a   CXc   -
09年    A a    Yb   -
10年    -     -      Xb
11年      d   DX    -
12年    -     A c   A b
13年    AXa   -     CYc
14年    DY    C b   BX
15年    A     CYb   BZa
16年     Y    B a   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2017年11月 1日 (水)

第1333回スワーヴリチャードに期待

 東京のアルゼンチン共和国杯は、過去の指数が高いXYZ馬や、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。1番人気馬は過去10年で2勝、2着1回、3着1回と振るわないものの、2番人気馬が4勝、2着2回と健闘、3番人気馬も2勝をあげている。トップハンデ馬は10年間で3勝、2着2回とまずまずだ。

(アルゼンチン共和国杯)
       1着    2着    3着
07年    -      Xb   C
08年    -     -      Xc
09年    -     B     A
10年      a   C c   A
11年     Yd    Yb   -
12年    -     -     C
13年     Za    Yd     a
14年     Zc    Yb   B
15年     Ya   B     C
16年     Xb   A a     c

 今年の平均指数の上位は、アルバート、スワーヴリチャード、レコンダイト、カレンミロティック、ヒットザターゲット、シホウなど。他に、前走指数や過去の指数でハッピーモーメント、セダブリランテ、トウシンモンステラなども上位に上がってくる。

 例年、天皇賞(春)、阪神大賞典、菊花賞など、長めの距離で好走してきた馬たちの活躍が多く、スタミナは必須条件だろう。

 長距離戦で好指数があるのは、アルバート、カレンミロティック、トウシンモンステラ、プレストウィックなど。さらに3歳馬でダービー2着のスワーヴリチャードも加えておきたい。

 とりわけ、長距離の実績ではアルバートが最上位だ。昨年、3600メートルのステイヤーズSを連覇して、2500の有馬記念は7着、今年2月の3400のダイヤモンドSも勝っている。天皇賞(春)5着のあと、前走の2200オールカマーは7着だった。3000メートル以上の距離では5戦3勝と、長距離実績は断然といえるが、ただ、2500メートルの距離は4戦して2着1回と、明らかに成績が下がる。ダイヤモンドSは58キロを背負って勝ってはいるが、後方から追い上げる馬にとって、実績の薄い距離で1頭だけ58.5キロの重ハンデを背負うのは少し厳しいように映る。

 他に、魅力を感じる古馬が不在で、ここはダービー2着の3歳馬スワーヴリチャードに注目したい。ダービーでは、早めに動いたルメール騎手騎乗のレイデオロには及ばなかったが、中団から追い上げた差し脚は長距離の適性を感じさせるものだった。東京コースは(2300)と連対率100パーセント。初の古馬相手で、56キロのハンデは少し見込まれたが、M・デムーロ騎手の手綱に期待したい。

 ダートの重賞みやこSは、前走指数上位馬が連軸の中心を担っている。
 今年は、テイエムジンソク、トップディーヴォ、キングズガード、タムロミラクル、モンドクラッセ、アスカノロマンなどが指数の上位馬たちだ。

 指数の高さと安定感で少し抜けた存在に見えるテイエムジンソクが中心になりそう。ダート1700と1800メートル戦は、合わせて19戦して(7435)。今年春から3連勝の後、重賞初挑戦の前走で1番人気に推され、勝てなかったものの2着に好走している。近走の指数は96から101の高レベルにあり、先行差し切りの横綱相撲を期待したい。トップディーヴォ、シャイニービーム、モルトベーネなどに要注意。

(みやこS) 1着    2着    3着
10年    CYb   -     -
11年    AXa   -     -
12年    AXa   BZb   -
13年    -       c   BXa
14年    B c   -     BZb
15年    -     -     AXa
16年     X    A     D
(地方競馬成績は減戦して集計)

 スローペースで差し脚比べになりがちな京王杯2歳S。1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回、3着2回と不振。指数上位馬も苦戦が目立つ。

 今年の指数上位は、タワーオブロンドン、カシアス、アサクサゲンキ、ピースユニヴァース、トーセンアンバーなど。

 スローペース気味の1400メートル戦だけに、鋭い差し脚は必須だ。前走、ききょうSで後方から鋭い差し脚を繰り出して快勝したタワーオブロンドンが中心だろう。

(京王杯2歳S)
       1着    2着    3着
07年    -       d   -
08年    -      A a   CY
09年    BXa   C c   -
10年    D b   -     -
11年    CY     Xd   -
12年    -     -     -
13年    -     -     A a
14年    -      Y    BXb
15年    -     -       c
16年    C b   A a    Yc
(スローペースは-20/-10)

 2歳牝馬のファンタジーS。
 今年は、アマルフィコースト、ボウルズ、スズカフェラリー、コーディエライト、モズスーパーフレア、ペイシャルアス、スノーガーデンなどが指数の上位馬たち。

 前走、7月の中京2歳Sを好指数で快勝、デビューから2連勝しているアマルフィコーストが有力だ。7月から3か月あまり間隔があいたが、その分成長余力も大きいはず。

(ファンタジーS)
       1着    2着    3着
07年    C b   AXc   -
08年     Z    B c   A a
09年    -      Y    C
10年    A a   -     -
11年     Zd   -     DXc
12年     Xc   -     -
13年    B b    Z    -
14年    -     -     B a
15年    B a   DXc   AYb
16年    -      Yd   CY
(スローペース調整値-20/-10)

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