2017年6月22日 (木)

第1295回キタサンブラック中心

 春のグランプリ宝塚記念。今年は11頭建てと少し寂しくなった。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する平均指数の上位馬が中心になっているが、前走、スローペースの長距離を使った馬も多く、指数上位馬だけで決着するわけではないので要注意だ。1番人気は2勝、2着4回、3着2回。連対率は60パーセント。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -
13年    CXa   -     -
14年     Zd   -     C
15年     Yb   -       d
16年    -     A     B a
(海外、公営の成績は減戦して集計)

 今年は、キタサンブラック、シュヴァルグラン、ゴールドアクター、シャケトラ、スピリッツミノル、サトノクラウン、レインボーラインなどが指数の上位馬たちだ。
 G1を勝っているのはキタサンブラック、ミッキークイーン、ゴールドアクター、サトノクラウンの4頭だけ。

 注目は何といっても、古馬最強ともいうべきキタサンブラックだろう。全成績は16戦10勝、2着2回、3着3回、着外1回。G1戦は現役最多の5勝をあげている。古馬になった2016年以降、昨年の天皇賞・春とジャパンカップを勝ち、年末の有馬記念は2着に負けたが、今年になって、大阪杯、天皇賞・春とG1を連勝した。古馬になってからG1は4勝、2着1回、3着1回。

 先行して堂々と押し切る横綱相撲で、ハイペースにもスローペースにも対応でき、距離適性も2000から3200までと幅が広い。古馬になってから勝てなかったレースは、昨年のG2大阪杯2着、宝塚記念3着、有馬記念2着と3レースあるが、いずれもキタサンブラックの負担重量よりも軽い馬たちに足元をすくわれたもので、負けたレースであっても、メンバー中もっとも高いスピード指数を示してきた。安定感は抜群だ。

 前走の天皇賞・春は2番手から。ハイペースで逃げたヤマカツライデンを4コーナー手前でとらえて先頭に立つと、追ってくるシュヴァルグラン、アドマイヤデウス、サトノダイヤモンドたちを難なく抑え込んだ。11年前にディープインパクトがつくった記録を1秒近く更新するレコードタイムでの勝利で、スピード指数は104という高レベルの指数だった。

 サトノダイヤモンドは早々に出走回避宣言。昨年の宝塚記念で先着を許したマリアライト、ドゥラメンテも不在なら、現役最強馬キタサンブラックの名にかけて、負けるわけにはいかないだろう。

 キタサンブラックの相手は、天皇賞・春の2着馬シュヴァルグランを筆頭に、ゴールドアクター、サトノクラウン、シャケトラ、レインボーライン、ミッキーロケット、ミッキークイーンなどだろう。

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2017年6月15日 (木)

第1293回指数上位が中心のダート重賞

 3歳のダート重賞・ユニコーンSが東京のメインレース。
 過去10年、指数上位馬が圧倒的に強く、2013年の勝ち馬以外は、1、2着馬すべて指数上位のランク馬が占めている。前走指数の上位馬、平均指数の上位馬はともに10年連続で連対中だ。1番人気馬も(5302)と安定した成績を残し、勝ち馬は全て3番人気までの馬たち。比較的順当な結果が多い。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
07年    A b    Xa   -
08年    BXc    Zc   -
09年    A c   C b    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-同着
14年    DZb   A     -
15年    A     D d   BYc
16年    C b   A     CXa
(スローペース調整-15/-5)
(海外、公営戦は減戦して集計)

 今年は、アンティノウス、サンライズソア、ラユロット、サンオークランド、ウォーターマーズ、テイエムヒッタマゲなどが指数の上位馬たちだ。

 連軸に向くのはダートで2戦2勝のサンライズソア。ダート向きのスタミナがあるアンティノウス。牝馬ながら、前走、NHKマイルCで2着のリエノテソーロなどだろう。

 サンライズソアは、前走、青龍Sを3番手で先行して、直線、鮮やかに抜け出し勝利をつかんだ。重馬場でスピードが求められるレースにも対応できており、鋭く切れる脚は上位だろう。

 サンライズソアとは逆に、力のいるダート戦を先行して、直線、大きく突き放して快勝したのがアンティノウス。前走のダート指数の高さは世代ナンバー2の高レベルにあり、バテないスタミナは高く評価できる。引き続きルメール騎手が手綱を取るのも心強いだろう。

 牝馬のリエノテソーロは前走、13番人気ながらNHKマイルCで2着に好走。勝ったアエロリットとともに牝馬でワンツーを決め、基礎能力の高さを示した。ダートは2歳時に、紋別(JG3エーデルワイス賞)、川崎(JG1全日本2歳優駿)で連勝しており、不安もない。切れる差し脚は、ここでも武器になりそうだ。

 今週から函館競馬も始まる。開幕週を飾る重賞は函館スプリントS。
 過去10年、平均指数や前走指数の上位馬たちの連対率が高く、指数上位馬が中心になっている。
 今年は、セイウンコウセイ、キングハート、ジューヌエコール、エポアス、シュウジ、ラインハートなどが、指数の上位馬たちだ。

 注目は前走、G1高松宮記念を快勝したセイウンコウセイだろう。未勝利を脱するのに7戦と時間を要したが、昨年3月、未勝利戦を勝ってからは8戦5勝、2着2回、着外1回。前走はついにG1高松宮記念を勝つ快進撃だ。

 成績をさかのぼってみると、1200、1400といった短距離戦に実績が集中しており、デビュー当初使っていた1600から1800の距離は少し長かったのだろう。芝1200メートルは(3100)と連対率も100パーセント。文句なしの適性を示している。函館は洋芝のコースになるが、稍重の高松宮記念でも見せた通り、力のいる馬場も得意のようで、函館の洋芝が合わないとは思えない。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B b   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -
14年     Xb   B     -
15年      d   C     -
16年    -     B     -

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2017年6月 1日 (木)

第1289回前走指数上位馬から

 今週は、春のG1の最後を飾る安田記念がメイン。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する前走指数の上位馬が連軸の中心を担う。平均指数の上位馬も7年で連対しており、指数上位馬たちが比較的安定した好成績をあげている。1番人気馬は4勝、2着1回。2番人気馬は3勝をあげており、勝ち馬は人気上位馬が占めている。また、勝ち馬の前走は4着内の馬たちで、大敗からの巻き返しはないようだ。

(安田記念) 1着    2着    3着
07年     Yd   A     -
08年    -     外     AX
09年    BYb   AYa   -
10年    -       d   -
11年    A     -      Zd
12年    CYb   -     -
13年    AZ      a   D d
14年    AXa     c    Y
15年    D     -     -
16年    A c    Xa     d

 今年の指数上位は、ステファノス、イスラボニータ、アンビシャス、エアスピネル、レッドファルクス、ブラックスピネル、サトノアラジンなど。

 近走、好調を感じさせるのは、G1大阪杯2着のステファノスと、読売マイラーズCを勝ったイスラボニータだろう。

 ステファノスは国内戦で(4438)。国内G1戦は(0212)と、まだ勝ち星はないが、すべて5着以内に好走している。前走のG1大阪杯も、年度代表馬キタサンブラックをマークして、直線しっかり追ったものの、最後まで差を詰められず、4分の3馬身差の2着だった。キタサンブラックの強さに屈した形だが、レース内容、指数の高さは上々だった。マイルで2勝、勝利は全て1800メートルまでの距離であげており、2000の距離より、マイルの方か距離適性が高いように思える。

 2014年の皐月賞馬イスラボニータは、前走、読売マイラーズCで2年7カ月振りの勝利を手にした。直線では少しスムースさを欠いたが、最後は狭いスペースをこじ開け、力で勝ち取った勝利のように見えた。近走はルメール騎手が騎乗して(1300)と、成績が安定。前走の指数も高く、ルメール騎手の4週連続G1勝利の可能性もあるだろう。

 他では4歳馬エアスピネル、切れる差し脚が光るレッドファルクス、素軽いスピードがありそうな香港馬ビューティーオンリーなどにもチャンスがありそう。

 鳴尾記念は、2012年から2000メートルに変更になり、この時期の開催になった。前走、大敗している馬たちの巻き返しが目につくレースだ。
 過去5年は、過去の指数が高いXY馬が、連軸の中心になっている。
 今年の指数上位は、スピリッツミノル、マイネルフロスト、スズカデヴィアス、バンドワゴン、ステイインシアトル、レッドソロモン、デニムアンドルビー、ラストインパクトなど。ランク外だがスマートレイアーも差がない。少頭数のレースながら、指数上はほとんどの馬にランクが付くほどの混戦だ。

 指数の高さと安定感ではスピリッツミノルが最上位だろう。前走の天皇賞・春はスタートで出遅れて14着に大敗したが、天皇賞のレベルの高さもあって、指数は大きく下げておらず、調子を落としているようには見えない。最近は長距離を使われているが、勝ち星は2000から2400までに集中しており、2000は適性の範囲だ。2走前の阪神大賞典5着時のような、先行するレースができれば、このメンバー相手なら十分に戦えるのではないか。

 他では、阪神が得意なステイインシアトルや、この2走はダートを使ってきたが、芝に戻るラストインパクトにも要注意。ルメール騎手のバンドワゴンからの手もあるだろう。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
12年    DXa     c   CZd
13年    -      Y      b
14年    C      Xa     b
15年    BXa   -     -
16年    CXa   B b   -

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2017年5月25日 (木)

第1287回上がり上位の皐月賞組から

 今週はいよいよ待ちに待った第84回日本ダービー。
 2001年以降の16年間、ダービーの勝ち馬は全て、スピード指数の上位馬たちが占めている。なかでも前走指数の上位馬たちは16年間で13勝をあげ、ダービー馬に最も近い。スピード指数が公表された1992年以降、過去25年間をみても、指数のランク外の馬がダービーを勝ったのは1996年のフサイチコンコルドと、2000年のアグネスフライトの2頭だけで、ダービーはスピード指数の上位馬が圧倒的に強いレースといえるだろう。

 また、2001年以降の過去16年間で、1番人気馬は11勝をあげ、2、3番人気馬があわせて4勝をあげている。それ以外では7番人気馬が1勝しているだけで、人気上位馬が中心といえそう。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
11年    AYa   -       d
12年    DYc   -      B
13年     X    B a   -
14年    CZa   A a   -
15年    AZb     d   DXd
16年    BYa   C d   A c
(スローペース調整-15/-5)

 今年は、アルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライト、アドミラブルなどが前走指数の上位馬たち。他に、過去の指数や平均指数でトラスト、スワーヴリチャード、ダイワキャグニー、カデナ、ベストアプローチなどが上がってくる。ただ、前走指数はランク外となった馬たちも大きな差がなく、今年は大混戦のダービーのようだ。

 ダービーの中心勢力は、もちろん皐月賞組だ。
 今年の皐月賞は、馬群を割って伸びた9番人気のアルアインが勝ち、2着は4番人気のペルシアンナイト、3着は12番人気のダンビュライトだった。

 皐月賞馬となったアルアインは、ここまで5戦4勝。唯一6着に負けたシンザン記念は直線の勝負所でブレーキをかける大きな不利が敗因。それを除けば、パーフェクトな成績で、ここまで4勝をあげているのはアルアインだけだ。皐月賞では人気はなかったが、皐月賞の勝利はフロックでもないし、過去の皐月賞馬の指数と比べても遜色ない高レベルの勝利だった。

 先行力が持ち味で、皐月賞もその先行力が生きたレースだったといえる。ダービーとはいえ、ハイペースはないはずで、先行力が生かせれば勝利も手に届くところにあるだろう。少し気になるのは、過去のダービー馬たちは、近走で鋭い差し脚を使ってきた経験がある馬が多いこと。アルアインはその点では少し足りないかもしれない。

 皐月賞組で鋭い差し脚を使えるのは2着のペルシアンナイト、5着のレイデオロ、6着のスワーヴリチャードなどだ。

 馬場の内から伸びて、ゴールまでアルアインと叩き合いを続けたのがペルシアンナイトだ。結果はクビ差だったが、指数はアルアインと同じ高レベル。直線、狭い馬群を割って伸びる根性もなかなか。ここまで(3210)とまだ4着以下がない堅実馬で、欠点は少ない。指数上位で差し脚も使える条件から中心に推せる1頭だろう。ダービーではM・デムーロ騎手に替わって戸崎騎手が手綱を取る。戸崎騎手かダービージョッキーになれるだろうか。

 皐月賞組で最も上がりが鋭かったのがレイデオロ。皐月賞は先行馬に向く馬場状態とペースのなか、直線、空いた内をついて鋭い差し脚を見せた。距離ロスなく回った分、上がりの数値が良くなったことはあるかもしれないが、後方から上位に浮上したのはレイデオロだけで、その差し脚は高く評価できるだろう。指数上はランク外とはいえ、前走指数上位馬とはわずか1の指数差しかなく、ここはランク馬同等とみてもよいはず。ここまで(3001)の成績だが、4戦とも2000メートル戦を使って、いずれも確かな差し脚を発揮している。G1連勝中のルメール騎手を背に、2400のダービーも十分にこなせるスタミナと差し脚に期待が集まる。

 皐月賞組以外では、青葉賞を勝ったアドミラブルが気になる存在。青葉賞組はダービー2着はあっても、勝てない状況が続いているが、アドミラルの長く使える差し脚は期待を抱かせるに十分なレベルだ。課題はペースの対応力にありそう。スローペースなら持ち味を発揮するはずだが、ペースが上がると苦しいかもしれない。

 他に、超スローペースの差し脚はサトノアーサー、スワーヴリチャードが鋭いが、逃げ馬不在とはいえ、そこまでペースがゆるむとは考えにくい。

 どの馬にもデータ上の欠点が見え、波乱もありそうな気もするが、アルアイン、ペルシアンナイト、アドミラブル、レイデオロの4頭を有力候補として推したい。

 ハンデ戦の目黒記念は、2008年以降、トップハンデ馬は連対できず、苦戦続きだ。1番人気は過去10年で2勝、2着4回、3着1回。
 指数上は、過去10年のうち7年で連対する前走指数上位馬や平均指数上位馬が連軸の中心を担う。

 今年はワンアンドオンリー、シルクドリーマー、ウムブルフ、レコンダイト、モンドインテロ、ヴォルシェーブなどが指数の上位馬たちだ。底力ではワンアンドオンリーが断然だが、58キロのトップハンデを背負うだけに、ここは少し苦しいかもしれない。

 過去の連対馬は2400メートル以上の距離で、鋭い瞬発力を発揮してきた馬たちが中心になっている。とすると、サラトガスピリット、シルクドリーマー、ウムブルフ、マイネルサージュ、アルターなどが有力馬に上がってくる。なかでも恵ハンデは53キロのシルクドリーマーだが、8歳馬では上がり目はないか。

 2500の距離から考えれば、ペースは落ち着くはずで、先行して差しを使えるマイネルサージュやカフジプリンスに向く展開になるのかもしれない。ならば、東京の2400メートル戦を2勝しているマイネルサージュが連軸向きだろうか。ダート中心に使われているラニも水準以上の瞬発力があり、要注意だ。

(目黒記念) 1着    2着    3着
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
10年    C     -     A
11年    -     B c   C
12年     Yd   C      C d
13年    -      Yc   -
14年    AZa   CYb   -
15年     Y    -     D d
16年    -     -      Xa

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2017年5月18日 (木)

第1285回差し脚比べを制するのは

 今週はオークス。
 3歳牝馬のG1だけに、過去10年の連対馬は前走指数上位馬が中心。なかでも、前走指数の高い馬A、B馬が連軸向きにみえる。他に、平均指数の上位馬や過去の指数上位馬もそこそこ好走しているが、オークスはスローペースが基本で、指数は低くても上がりの脚がある馬には要注意だ。

 1番人気馬は過去10年で、3勝、2着3回、3着1回。連対率は60パーセント。前走、桜花賞組は8勝をあげて断然の中心。他に、忘れな草賞の勝ち馬が2勝、フローラSの勝ち馬が1勝をあげている。

(オークス) 1着    2着    3着
07年    BY    -      Y
08年     Zb   B     A d
09年    A c   B a   C
10年   (AZa)(c)1着同着  Z
11年    -     D     B d
12年    AYa   B b   -
13年    -     -     -
14年      c   DY    AX
15年    BX    -     C
16年    AXa   B b   -
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬は、レーヌミノル、リスグラシュー、ソウルスターリング、モーヴサファイア、アドマイヤミヤビ、ディアドラ、フローレスマジックなど。

 今年の桜花賞は4番手から直線、早めに先頭に立った8番人気のレーヌミノルがリスグラシュー、ソウルスターリングの追撃を抑えて勝利をつかんだ。圧倒的1番人気に推されたソウルスターリングは直線で鋭い差し脚がみられず、後方から追い込んできた3番人気のリスグラシューにゴール前で交わされて3着だった。

 ソウルスターリングに騎乗したルメール騎手、2番人気のアドマイヤミヤビに騎乗したM・デムーロ騎手も、稍重の馬場状態を敗因にあげていた。

 桜花賞での勝ち負けの要因はそれぞれあるとしても、桜花賞上位馬たちの指数は、その時点での3歳牝馬の最高指数を示しており、オークスの連軸の中心馬には桜花賞組から取るのが正解だろう。

 オークスの2400メートルは、大半の馬にとって初めての距離になる。当然、スローペース必至で、直線での差し脚比べが基本だ。過去10年、オークスの勝ち馬の平均指数は76.5(最高83、最低71)程度ながら、上がり指数の平均は+13(最高+22、最低+8)とかなり高い。逃げた馬は2着が最高順位で、中心勢力は中団以降の差し馬。
 過去10年の連対馬を見ても、近走に上がり指数で一定以上のレベルにあった馬たちが連軸の中心になっている。差し脚がなければ勝利に手が届かないレースだろう。

 今年のメンバーで、近走、水準以上の上がり指数を示しているのはアドマイヤミヤビ、カリビアンゴールド、フローレスマジック、ソウルスターリング、ブラックスピーチ、ホウオウパフューム、リスグラシュー、モズカッチャンなどだ。

 なかでも、スローペースでの差し脚は、アドマイヤミヤビ、フローレスマジック、ホウオウパフュームなどが上位だが、底力のあるアドマイヤミヤビが連軸向きだろう。

 アドマイヤミヤビは(3101)と、着外は前走の桜花賞12着だけ。桜花賞は馬場が合わなかったとはいえ、少し負けすぎの気もしないではないが、最後は無理して追わなかった風にも見えた。クイーンCは79のスピード指数で勝ったが、2月の時点ではその指数が3歳牝馬の最高指数だった。ソウルスターリングが3月のチューリップ賞で示した指数よりも高い指数であり、桜花賞までその最高指数を保持していた。素質の高さは明らかだ。
 長く使える差し脚を見る限り、マイルより2000メートル以上の距離に適性がありそうで、中団の後ろで脚をためられれば、勝機も広がるだろう。2戦2勝の東京コースも合うはず。

 相手の中心は桜花賞の上位馬、レーヌミノル、リスグラシュー、ソウルスターリングに加え、差し脚上位のカリビアンゴールド、フローレスマジック、ブラックスピーチ、ホウオウパフューム、モズカッチャンなど。

 平安Sは5月の開催になり、距離も1900メートルで行われるようになって、今年で5年目。データは少ないものの、前走指数上位馬が中心になっている。
 ピオネロ、ケイティブレイブ、グレイトパール、クリソライト、ドリームキラリ、ロンドンタウン、ロワジャルダン、リーゼントロック、アスカノロマンなどが今年の指数上位馬たちだ。

 目下、ダートで4連勝中の4歳馬グレイトパールと、フェブラリーSを高指数で6着の4歳馬ケイティブレイブに注目が集まりそう。ここは先行するケイティブレイブの粘り込みに期待したいと思っているが、ペースが上がって前が止まるようなら、グレイトパールの出番だろう。

(平安S)  1着    2着    3着
13年    AXa   B      Yc
14年    -       c   B
15年    -     BZc    Xa
16年    AYc     d   B b
(海外、公営のレースは減戦して集計)

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2017年5月11日 (木)

第1283回ミッキークイーン中心

 ヴィクトリアマイルは牝馬限定のマイルG1。過去10年、1番人気は3勝、2着3回と、連対率は50パーセント。あっと驚くような高配当も出ており、人気薄馬の取捨が難しいレースだ。指数上は、前走指数上位馬の連対率が高いものの、前哨戦などにスローペースが多いこともあり、ランク外の馬たちも上位に浮上している。指数上位馬が圧倒する状況ではないようだ。

(ヴィクトリアマイル)
       1着    2着    3着
07年    -     -     -
08年    -     B      Za
09年    CXa   -     -
10年     Xb   -     C c
11年    BYc   DXa   -
12年    A     -       Zc
13年    -     -     A d
14年      d    d     Xb
15年    -     A     -
16年     Y    DZb   BYa
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、スマートレイアー、ウキヨノカゼ、フロンテアクイーン、レッツゴードンキ、ミッキークイーンなどが指数の上位馬たちだ。

 実績では、オークス、秋華賞とG1を2勝、前走G2の阪神牝馬Sも快勝しているミッキークイーンが断然だ。これまで全成績は(5512)だが、牡馬相手のG1ジャパンカップ8着と有馬記念の5着を除けば、(5510)と、ほぼパーフェクト。昨年の有馬記念で示したスピード指数は、過去1年間の現役牝馬の最高指数でもあり、成績とともに指数上でも中心になるべきレベルの馬だ。

 距離は1400から2500メートルまで、幅広く使われてきたが、基本的には1600から2000メートルまでが(4400)と、適性の範囲といえそう。また、前走は重馬場の阪神牝馬Sを勝っているが、高速馬場だった秋華賞、オークスの勝利が示す通り、素軽いスピードもあり、良馬場に越したことはないだろう。

 ミッキークイーンが断然の人気を集めることになるのは致し方ないところだが、ミッキークイーンの相手は難解だ。極端なスローペースはないはずで、ソルヴェイグ、クイーンズリング、スマートレイアー、オートクレールなどの先行馬の前残り、あるいは中団からの差し脚が鋭いレッツゴードンキ、ウキヨノカゼ、フロンテアクイーン、ジュールポレールなどの直線浮上に気を付けたい。例年の傾向から、人気薄馬の台頭もありそうで、連下は手広く取るのが賢明だろう。

 京王杯スプリングCは、1番人気が過去10年で1勝、3着1回と大苦戦、指数上は過去10年で9度連対している平均指数上位馬が連軸向きだろう。ただし、ランク外の馬たちも5勝をあげており、1、2着がランク馬同士で決着したこともない。一筋縄ではいかないレースだ。

 今年はトーセンデューク、サトノアラジン、ダッシングブレイズ、レッドファルクス、キャンベルジュニア、ロサギガンティア、グランシルクなどが指数の上位馬たちだ。

 順調なら実績、指数の安定感ともに上位のサトノアラジンが最有力だが、昨年12月の香港マイル以来のレースで、休み明けは気にかかる。人気馬が苦戦している傾向からも、どうしてもサトノアラジンから、という気にはならない。

 順調に使われていて、距離適性もあるグランシルクにもチャンスはあるだろう。近走は力のいる中山のマイル戦を、2、3着に好走。前走のダービー卿CTは後方から差し脚を伸ばして、勝ち馬とコンマ1秒差の3着。切れる差し脚は東京向きだ。

 他に、短距離向きのスピードがあり、長くいい脚を使えるダッシングブレイズ、レッドファルクス、トーセンデュークからの組み立てもあるかもしれない。

(京王杯スプリングC)
       1着    2着    3着
07年     Zb   -     -
08年    BYb   -     AXa
09年    -     AYa   C
10年    -     BYc   A
11年    -     BYb    Zd
12年      a   -      C
13年    -     -     -
14年    -     A c   -
15年     Xb   -     -
16年    BXa   -     A b

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2017年5月 4日 (木)

第1281回距離適性上位

 NHKマイルCの1番人気は過去10年で6勝、2着1回とまずまず。ただ、10番人気以下の馬たちの台頭もあって、高配当も多い。牝馬は2勝、2着1回、3着1回。指数上は前走指数上位馬や、過去の指数上位馬が連軸の中心になっている。

(NHKマイルC)
       1着    2着    3着
07年    -     AXc   -
08年    A a   B     -
09年    -     -     -
10年    -     C     A a
11年     X    -     -
12年    D      Zc   -
13年     Y    -     -
14年    DYc   B     CZ
15年    AZb   -     -
16年     Xb   AYa   -
(スローペース調整-10/0)

 今年は、プラチナヴォイス、アウトライアーズ、トラスト、アエロリット、カラクレナイ、ボンセルヴィーソなどが指数の上位馬たちだ。

 過去の連対馬は、マイル以上の距離で好走している馬たちが活躍しており、距離適性は重要なポイントだ。
 先にあげた指数上位馬たちはいずれも、近走、マイル以上の距離で高指数を示している馬たちで、距離適性からも中心になる馬たちだろう。

 なかでも皐月賞では12着だったが、勝ち馬とは0.6秒差、指数差でも5程度と、着差ほど差はなかったアウトライアーズの巻き返しに期待したい。高速馬場になった皐月賞は4コーナーで5番手以内にいた馬たちが上位を占める結果だった。アウトライアーズは位置取りが思いのほか後ろになって、4コーナーでは14番手。直線、大外から上がっていって、上がりタイムは全体で5番目の速さを示したが、展開に恵まれず、結果にはつなげられなかった。

 しかし、(1100)の成績が示す通り、元来マイルの距離適性が高い馬のはずで、皐月賞の2000メートルは距離が長かったに違いない。あらためて、適性の高いマイル戦で、本領発揮に注目したい。

 皐月賞10着のプラチナヴォイスも2000メートルは距離が長く、持ち味を発揮できなかった1頭だろう。スプリングSではアウトライアーズに次ぐ3着に好走しており、マイルくらいの方が距離は合うのではないか。

 また、牝馬のアエロリット、カラクレナイもマイルの適性は高い。牡馬との2キロの負担重量差を生かして、一気の差し脚が決まることも考えておくべきか。

 京都新聞杯は、前走指数上位馬や平均指数の上位馬が連軸の中心を担う。
 今年の指数上位馬は、サトノリュウガ、インヴィクタ、ミッキースワロー、ダノンディスタンス、メルヴィンカズマ、プラチナムバレットなど。

 指数上は、好指数で連勝しているサトノリュウガ、ミッキースワローが有力。先行力のあるサトノリュウガが中心になりそうだが、スローペース必至のレースだけに、長くいい脚を使えるサトノクロニクル、プラチナムバレット、ミッキースワローなどからの手もありそう。

(京都新聞杯)1着    2着    3着
07年    BYb   B c   -
08年    -     A b   -
09年    AXb   D       d
10年    AYc   CZb   B a
11年    -     AYa   B
12年    D     AXa     c
13年    BXa   -     -
14年    -       d   -
15年    -     -     C
16年    DXb    Yd   AYa
(スローペース調整-15/-5)

 新潟大賞典はハンデ戦だが、前走指数の上位馬の連対率が高い。
 今年の指数上位馬は、メートルダール、パリカラノテガミ、サンデーウィザード、シャドウウィザード、マイネルフロスト、フルーキー、レッドソロモン、シャイニープリンスなど。

 決め手が鋭いのは4歳馬メートルダールだ。前走、2000メートルのアメジストSを重賞レベルの高指数で快勝してオープン入り。古馬重賞戦は初挑戦になるが、その分、ハンデも55キロと手ごろに設定された。

 左まわりの東京は(3021)と、同じ回りの新潟コースも合いそうだし、2000メートルは(3010)。距離適性も高い。ここは先々に向けても期待が高まる1戦だろう。

 先行力のあるシャイニープリンス、マイネルフロストの前残りが気になるところ。

(新潟大賞典)1着    2着    3着
07年      c   -     -
08年    -     C     -
09年    D     -     B c
10年    A b    Zd     a
11年    -     -     CXb
12年    B     -       b
13年    C     A     -
14年    -     A d   B a
15年    BZ     Z     Z
16年     Yc   AX    C

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2017年4月20日 (木)

第1277回ホウオウパフューム中心

 初夏の暑さが続くこの頃。競馬は今週から東京と京都に舞台が移って、クラシック戦線の本番に向かう。
 東京の開幕週はオークスの出走権を争うフローラSがメイン。3歳重賞戦だけに前走指数上位の馬が連軸の中心になるが、牝馬限定戦はスローペースが多く、指数が低くても上がりの脚がある馬たちには注意が必要だろう。

(フローラS)1着    2着    3着
07年    CY    -     AXa
08年    AY     Z    -
09年     Zc   D     -
10年    -     AYb   DYc
11年    -     -     CZc
12年    A b   -     -
13年    C     -     A a
14年    A      Zc    Yb
15年     Xa   A      Y
16年    -     -     -
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬は、フローレスマジック、アロンザモナ、ホウオウパフューム、レッドミラベル、ビルズトレジャー、ディーパワンサなど。

 3歳牝馬の2000メートル戦ならスローペースは必至で、直線の差し脚比べになるのだろう。スローペースで長く使える上がりの脚なら、フローレスマジック、ニシノアモーレ、ドリームマジック、ホウオウパフューム、タガノアスワド、モズカッチャンなどが上位だ。

 とりわけ、2000メートルの距離をこなすスタミナも豊富なホウオウパフュームが連軸の中心になりそう。ホウオウパフュームはここまで3戦2勝。2勝とも牡馬相手の2000メートル戦であげたものだ。前走の寒竹賞は、スローペースで先行馬に有利な流れをものともせず、4コーナー最後方から直線一気に差し切って勝ち、素質の高さは明らか。1月初旬以来のレースになるが、3カ月の時間があれば、さらに大きな成長も期待できるだろう。あえて桜花賞に向かわず、距離適性を重視して、フローラSからオークスに向かう路線を選んだ陣営の判断にも期待したい。

 京都の開幕週は読売マイラーズCがメイン。京都開催になった2012年以降、1番人気は2着1回、3着1回と、まだ勝利はない。
 今年の指数上位はプロディガルサン、フィエロ、クルーガー、イスラボニータ、ダッシングブレイズ、エアスピネル、ヤングマンパワーなどが指数の上位馬たちだ。

 休み明けのイスラボニータ、クルーガーの調整具合は気になるが、この冬を順調に使われてきた馬たちのなかでは、マイルの京都金杯、同じくマイルの東京新聞杯組が中心になりそう。

 京都金杯はエアスピネルが直線早め先頭に立ち、ブラックスピネルの追撃をきわどくかわして勝利をつかんだ。3着はフィエロ。
 続く東京新聞杯はブラックスピネルが超スローペースで逃げ切って勝ち、中団から追い上げたプロディガルサンとエアスピネルは2、3着だったが、超スローペースの流れでは精一杯。致し方ない結果だった。

 いずれにしても、マイルの両レースを好走したエアスピネル、ブラックスピネル、プロディガルサンの4歳馬たちが、勢いもあり中心になりそう。
 なかでもマイル戦は(3110)、京都のマイルは(2000)と、成績も安定しているエアスピネルが距離適性は最上位。ここは連軸に推したい。3歳クラシック戦線では皐月賞4着、ダービー4着、菊花賞3着と世代トップに並ぶ成績を収め、素質の高さを示しており、改めて得意なマイルで頂点を目指す走りを期待したい。

(マイラーズC)
       1着    2着    3着
12年    A     -     D d
13年    AXa   -      Za
14年     X    BYb   CZc
15年      d   D     A b
16年    -      Yc    Xb

 福島牝馬Sは前走指数や平均指数の上位馬が有力。ここ3年、3連単は20万越えの高配当が続く。
 今年は、トウカイシェーン、ロッカフラベイビー、ギモーヴ、クロコスミア、ウキヨノカゼ、ウインファビラス、エテルナミノル、ペイシャフェリスなどが指数の上位馬だ。

 牝馬限定戦だけに、スローペースで差し脚比べが基本。連軸になった馬たちの上がり指数は+15以上が標準で、その条件を満たすのはウキヨノカゼ、ロッカフラベイビー、フロンテアクイーン、ギモーヴ、クインズミラーグロ、デンコウアンジュなど。

 差し脚最上位はウキヨノカゼだが、牝馬の7歳は気にかかるところ。ここは若い4歳馬のギモーヴ、フロンテアクイーンに期待する手だろうか。

 小回りの福島だけに先行馬の前残りもありそうで、クロコスミア、トウカイシェーン、ブリガアルタからの組み立てもありそうだ。

(福島牝馬S)1着    2着    3着
07年    -     B     C d
08年    D     B     A
09年    -     D b   -
10年    A     C b   C
11年(新潟)-     D b   -
12年    B     AZ     Yb
13年    D b    X    BYc
14年      d   -     -
15年     Ya     c   -
16年    C     A     B

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2017年4月13日 (木)

第1275回混戦模様の皐月賞

 今週は牡馬クラシックの第1弾、皐月賞がメイン。
 過去10年、前走指数の上位馬や、過去に高指数がある馬などが連軸の中心になっている。勝ち馬に限ると、前走で勝っている馬が10年のうち8年で皐月賞馬の栄冠を手にしており、前走、負けていながらも皐月賞を勝った2頭は、過去に高い指数があったランク馬だった。2着馬もランク馬が多い。3着馬は、スローペースで指数を下げている上がりの脚がある馬たちに要注意だ。

(皐月賞)  1着    2着    3着
07年    -      Z    -
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
12年    -      Y    B
13年    AYa     c   BY
14年    -     D      X
15年    CXb    Y    -
16年    D b   A     D b
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位馬はペルシアンナイト、レイデオロ、ウインブライト、クリンチャー、アダムバローズ、コマノインパルス、アウトライアーズ、アメリカズカップなど。ただ、前走指数最上位のペルシアンナイトの指数と比べても、ランク馬同士では2、3程度の指数差しかなく、ランク外になった他の馬と比べても、5以上の差は見られない。指数上は大混戦の皐月賞に見える。

 3戦3勝、無敗で皐月賞に臨むのはレイデオロと、牝馬のファンディーナ。

 レイデオロは昨年12月のホープフルS以来のレースになるが、そのホープフルSで示したスピード指数は当時の世代ナンバー1のレベルだった。その指数の高さは現在でも3歳牡馬ナンバー3のレベルにあり、その後の成長を想像すれば、実質的に指数の最上位馬と考えてもいいのではないか。これまで3戦とも2000メートルを使っており、距離の不安もないし、力のいる中山の芝ももこなすスタミナも十分だ。年明け初戦で皐月賞を勝った馬はいないようだが、素質の高さからは克服も可能のはずで、中心に推したい馬だ。

 同じく3戦3勝。桜花賞ではなく、あえて皐月賞を選んだ牝馬のファンディーナにも注目が集まる。3戦とも好スタートから先行して、直線一気に突き放す強い勝ち方で他馬を圧倒してきた。指数上は少し物足りないものの、スローペースの差し脚は最上位だけに、無視はできないだろう。

 ペースは落ち着くメンバー構成で、2000メートルの距離適性より、鋭い瞬発力がものをいうレースになるのかもしれない。その点からはアルアイン、スワーヴリチャードなどの切れのある差し脚が有利に働くこともありそう。

 アルアインは4戦3勝。唯一負けたのが2走前のシンザン記念の6着だが、直線の勝負所でブレーキをかける大きな不利があってのこと。前走の毎日杯では2番手から、直線、素早く抜け出して快勝。ランク外とはいえ、指数も差のないレベルにあり、勝てる条件を備えている1頭だ。

 重賞を連勝中のカデナも指数は高くないが、スローペースの差し脚ではファンディーナに次いで上位にあり、差し脚比べになったら一気の浮上もありそうで、大いに気になるところだ。

 他では、力のいる中山の馬場が合いそうな先行馬、アダムバローズ、クリンチャー、ペルシアンナイトなどにもチャンスはあるのではないか。

 2012年から阪神開催に替わったダート重賞のアンタレスSは、前走指数上位のAB馬のどちらかが毎年連対しているレースだ。
 今年は、モンドクラッセ、ミツバ、アスカノロマン、ロンドンタウン、ロワジャルダンなどが指数の上位馬たち。

 逃げたいのはモンドクラッセだけで、同馬の逃げならペースは平均よりは少し速くなりそう。そのペースで行ってもモンドクラッセなら持ちこたえられるはずで、粘り込みに期待したいところ。先行馬の中から抜け出すとしたらアスカノロマン、ロンドンタウン、リーゼントロック、メイショウスミトモなどだろう。

 また、ハイペースで前が止まるようなら、後方一気の鋭い差し脚があるミツバが浮上しそう。前走、G1川崎記念は先行して4着だったが、差し脚を生かすのなら中団より後ろに待機して、直線に懸ける方が持ち味が生きるのではないか。連軸としての信頼はモンドクラッセより高いだろう。

 前走、強いメンバー相手に東海Sを快勝、連勝中の4歳馬クレンツェントは更に上積みも考えられるが、唯1頭58キロを背負うのはどうか。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
12年    AX    -     CYa
13年     Xc   AYa   -
14年    A b   B d   DXa
15年    AZc   C      Y
16年    -     B     -
(地方競馬のレースは減戦して集計)

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2017年4月 6日 (木)

第1273回ソウルスターリング中心

 各地で桜が満開とのこと。まさに桜花賞の名にふさわしい季節だ。
 桜花賞は3歳G1戦だけに、前走指数の上位馬や、過去の指数の上位馬が連軸の中心になっている。特に前走指数上位馬は過去10年で7勝をあげて、勝利に最も近い馬たちだろう。1番人気は3勝、2着2回。2番人気は2勝、2着3回。

(桜花賞)  1着    2着    3着
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
12年    DXa   -     BZ
13年    -      Yb   -
14年    A     B     C b
15年    DY    -     -
16年    B d   BZa   -
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、アドマイヤミヤビ、アエロリット、ソウルスターリング、ミスパンテール、レーヌミノル、リスグラシュー、アロンザモナなどが、指数の上位馬たちだ。

 勝ち馬の前走を見てみると、過去10年でチューリップ賞組が8勝をあげ、他路線組を圧倒している。チューリップ賞は桜花賞と同じ、阪神のマイル戦だけに、その経験が生きるのだろうか。今年の指数上位馬でチューリップ賞を使っていたのは、ソウルスターリング、ミスパンテール、リスグラシュー、アロンザモナなど。

 とりわけ、注目は4戦4勝、無敗のソウルスターリングだろう。新馬、オープンを勝って、3戦目に阪神JFを勝利、最優秀2歳牝馬に選出された。前走、3か月の休み明けだったチューリップ賞も2馬身差の完勝。いずれも好スタートから、難なく好位置を取り、直線も余力十分に抜け出して勝ってきた。

 1800メートル戦でも2勝をあげているようにスタミナがあり、長くいい脚を使えるのは勿論、前走、チューリップ賞の上がりタイムは33秒8を示し、差し脚の鋭さも兼ね備えている。完成度も高く、いまのところ欠点が見えない。ここは相手探しに徹した方がいいだろう。

 相手の筆頭はアドマイヤミヤビだ。新馬戦2着の後、堂々の3連勝。前走はクイーンCを好指数で勝った。前走指数の高さは最上位にあり、しかも3戦連続33秒台の上がりを示し、鋭い差し脚が魅力だ。ソウルスターリングとは初対戦だが、前走指数だけでなく、瞬発力でも最上位にあり、マイナス点はチューリップ賞組ではないことぐらい。逆転をも期待できる1頭だろう。

 他では2戦目にしてチューリップ賞2着のミスパンテール、クイーンC2着のアエロリットをはじめ、レーヌミノル、リスグラシュー、ヴィゼットジョリー、ミスエルテなどが連下候補だろう。

 ニュージーランドTはNHKマイルCのトライアルレース。3着までに優先出走権が与えられる。3歳重賞だけに、前走指数上位馬たちが連軸の中心。ただ、中距離の能力上位馬たちは、次週の皐月賞からダービーへと歩を進めていく。それだけに、短距離、マイル路線は手薄なメンバー構成になりがちで、確たる中心馬が見えず、波乱か、堅いか、両極端な結果が目につく。

 今年の前走指数の上位はボンセルヴィーソ、メイソンジュニア、ダイイチターミナル、ジョーストリクトリ、タイムトリップ、ナイトバナレット、タイセイスターリー、スズカゼなどだ。

 先行力があり、力のいる中山の芝に適性が高そうなのはボンセルヴィーソだ。朝日杯は果敢に逃げて3着に好走。3か月の休み明けになったファルコンSは3番手で先行して、直線、早め先頭に立ち押し切りをはかったが、ゴール直前で交わされ惜しい2着。それでも十分に成長を感じさせる指数の高さを示した。朝日杯3着が示す通り、マイルの距離適性も高く、連軸向きだろう。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
07年    -     -     C b
08年    -       c   DXb
09年     Xb     c   B c
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
12年    -     AZ    BZb
13年    CY    -     -
14年    AZc     c   A
15年    C a   B b    X
16年    CZ    -      Z
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは昨年から、内回り1400メートルから、外回りの1600メートルに距離とコースが変更された。内外のコースの変更は大きいと思うが、一応過去10年の連対馬のデータをあげておいた。
 今年の指数上位はミッキークイーン、タッチングスピーチ、クイーンズリング、アドマイヤリード、デニムアンドルビー、アットザシーサイド、クロコスミアなどだ。

 牝馬限定戦で、外回りコースのマイル戦だけに、スローペースは必至。近走、スローペースで長くいい脚を使ってきたデニムアンドルビー、ジュールポレール、アドマイヤリード、クイーンズリング、ミッキークイーンなどに展開が向くだろう。

 重賞実績ではエリザベス女王杯を勝っているクイーンズリングと、秋華賞の勝ち馬ミッキークイーンが上位だが、ともにここが年明け初戦。休み明けだけに、多少の割引が必要かもしれない。

 順調に使われている馬たちのなかでは、前走1600万条件を勝ち上がってきたばかりだが、マイルで長く良い差し脚を使って3連勝中のジュールポレールと、同じく前走1600万条件を勝ったアドマイヤリードの2頭の4歳馬が気にかかる存在だ。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c
10年    C      Z     Xb
11年    BZb    Z    A a
12年    -     DYb   AZ
13年    A     D b   -
14年    A d   D     -
15年    -     -     D d
16年    -     CYa   A d

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