2018年9月20日 (木)

第1423回 ダービー馬2騎

 菊花賞トライアル神戸新聞杯が今週のメイン。
 1番人気馬は7勝、2着2回、連対率90%と圧倒的な連対率を示している。なかでも前走ダービー出走組が強く、ダービー5着以内の馬が過去10年で8勝をあげ、2着まで広げると100%の連対率を誇る。
 指数上も、過去10年、指数上位馬が上位を占め、ここでも圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯)1着     2着    3着
08年    AXa    CYa   D
09年     A d    C      Zc
10年     Xa     Xb   A
11年    BX     C     D c
12年    AXa    -     C c
13年    BXa    -     -
14年    BXa    D     -
15年    -      AXa    Yb
16年    AXa    -     C
17年     Y     A d   -
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、ワグネリアン、エポカドーロ、エタリオウ、アドマイヤアルバ、ステイフーリッシュ、メイショウテッコン、ゴーフォザサミットなど。

 ダービー上位馬は、1着ワグネリアン、2着エポカドーロ、4着エタリオウなどで、過去の傾向から、連軸候補はこの3頭といえそう。

 今年のダービーは、スタートを決めた皐月賞馬エポカドーロが逃げた。ワグネリアンは外枠から積極的に5、6番手に進出。流れが落ち着き、直線でもエポカドーロが先頭。残り200メートル地点でもまだ粘っていたが、残り100メートル、必死に追い続けたワグネリアンがついにエポカドーロをとらえると、勢いのままゴールに飛び込んでいった。

 エポカドーロが2着に粘り、3着は2番手で先行した人気薄のコズミックフォース。差のない4着にはアドマイヤアルバに次ぐ33秒5の速い上りで、後方から脚を伸ばしたエタリオウが入った。

 スローペースのため、上位3着まで先行馬たちが占めた結果からも、ワグネリアンの勝因は、福永騎手の積極的な先行策だったといえるのではないか。ここでは当然、ダービー馬ワグネリアンが最有力候補に上がってくるが、福永騎手のアクシデントで乗り代わりになるのは正直、気になるところ。

 ダービーで最も厳しいレースをしていたのは、逃げて2着に粘った皐月賞馬エポカドーロだろう。ゴール手前でワグネリアンに交わされても、ずるずる下がることなく、必死に追って2着を死守した。ここは逃げないで控えることもありそうだが、底力は上位で、中心に推せるのではないか。

 他では、エタリオウ、ステイフーリッシュ、アドマイヤアルバの差し脚に注目。先行力のあるメイショウテッコンも要注意だろう。

 オールカマーは、過去10年、1番人気が3勝、2着4回、3着1回と好成績をあげている。加えて2番人気馬も2勝、3番人気も2勝をあげ、総じて人気上位馬が強いレースだ。前走は、宝塚記念や天皇賞などのG1戦や、札幌記念なとのG2戦に出走していた馬たちが好走する傾向も見える。

 今年は、ダンビュライト、アルアイン、レイデオロ、ミライヘノツバサ、ゴールドアクター、ガンコなどが指数の上位馬だ。

 中心は指数上位の4歳馬、ダンビュライト、アルアイン、レイデオロの3頭だろう。とりわけ、ダービー馬レイデオロが実績でも最上位だ。ダービー勝利の後は、神戸新聞杯を勝ち、ジャパンカップで堂々の2着、京都記念は3着、ドバイのシーマクラシックも4着に好走。古馬の一線級と戦って、好走を続けている。ここはスローペースにはなりにくいメンバー構成で、中団からの鋭い差し脚が決め手になるのではないか。

(オールカマー)
       1着    2着    3着
08年    AYb   C d   -
09年      Z    BXa   CYc
10年    AYb   BXa   C
11年    AXa    Yb   D
12年    -     -     C
13年    -     -     D b
14年(新潟)-     -      Xb
15年      c     c   CZ
16年    B a    Yb   -
17年    -     BXb   CYd

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2018年9月13日 (木)

第1421回 最後の1冠へ

 今週は3日間開催。残された1冠を目指す3歳馬たちの戦いがメイン。
 中山のセントライト記念は、3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高いABCD馬と、XY馬など過去指数の上位馬が中心になっている。1番人気は、過去10年で3勝、2着2回、3着1回。

(セントライト記念)
       1着    2着    3着
08年      d   AYa   BXb
09年     Xa   A c   -
10年    C     -     CYc
11年      c   -      X
12年    AXa   -     -
13年    -     DX     X
14年(新潟)BXa   CYd   C
15年     Xc   DYd   -
16年    AXa   -     C c
17年    -      Xd   C
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、コズミックフォース、レイエンダ、タニノフランケル、ダブルフラット、ブレステイキング、ケイティクレバー、ギベオンなど。

 過去10年、前走、ダービー組が6勝を上げており、その点からすると、ダービー3着のコズミックフォースを筆頭に、14着のグレイル、15着のオウケンムーン、16着のジェネラーレウーノが該当、有力馬に浮上してくる。

 とりわけ、ダービー3着のコズミックフォースが指数も最上位で、中心になるべき馬だろう。ダービーは16番人気の低評価で、3連単285万円超の高配当の立役者になったが、スローペース気味の流れをみて、積極的に先行した石橋騎手の好判断、好騎乗が功を奏したのではないか。

 ゴール前では勝ったワグネリアン、2着の皐月賞馬エポカドーロと熾烈なたたき合いになり、最後までダービー馬、皐月賞馬と差のないレースができた。その内容からして、ダービー3着がフロックとは思えないし、ここでは実績も指数も最上位のはず。素直に中心にとりたい。

 相手は3戦3勝のレイエンダに、先行力のあるダブルフラット、ケイティクレバー、タニノフランケル、ジェネラーレウーノなど。

 阪神のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気は4勝、2着2回、3着1回と、比較的堅実。前走、オークス出走組が8勝をあげており、春のG1戦での成績が生きるレースだ。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で8連対と好調。連軸の中心を担っている。

 今年は、サトノワルキューレ、トーセンブレス、スカーレットカラー、オールフォーラヴ、ウスベニノキミなどが指数の上位馬たちだ。上記の指数上位馬の中で、オークスに出走していたのは、サトノワルキューレ、オールフォーラヴ、ウスベニノキミなど。

 順当ならオークス6着で、ここでは最先着を果たしたサトノワルキューレが有力馬に上がってくるだろう。オークスを勝ったアーモンドアイには大きく差をつけられたが、内容はさほど悪くなかったはず。

 ただ、ここはペースが遅くなりそうで、スローペースの差し脚勝負になると少し分が悪いかもしれない。波乱の目がないわけでもないだろう。

 要注意はスローペースの差し脚で浮上してきそうなウラヌスチャーム、スカーレットカラー、レッドランディーニ、サラキアなど。

(ローズS) 1着    2着    3着
08年    -     -     BXd
09年    -     CX      c
10年    -     A b    Yb
11年    BYa   -     A d
12年    AXa   BYb   D
13年    C b   -     -
14年    A     -     -
15年    B     AX    -
16年    AX    -     -
17年    -     -     CYc
(スローペース調整値-15/-5)

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2018年9月 6日 (木)

第1419回 後方一気で

 今週からいよいよ秋競馬が始まる。中山の開幕週は京成杯オータムハンデ。
 1番人気馬は直近の2年で連勝しているものの、過去10年でみると、他の年は3着もない。波乱の多いレースだ。
 指数上もランク馬が8勝をあげているが、ハンデ戦らしくというか、傾向はつかみどころがない。

(京成杯オータムハンデ)
       1着    2着    3着
08年    B     -     D d
09年    -     A      Z
10年    A     -     A d
11年    -     -     D a
12年      d   DY    A c
13年    A b   AXa   -
14年(新潟)AXa   A     -
15年     Z    -     -
16年     Xa   -     -
17年      b     d   A

 今年は、ワントゥワン、ストーミーシー、ヤングマンパワー、ロジクライ、ヒーズインラブ、ウインガニオン、ロードクエストなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデ馬は57キロのヤングマンパワーとウインガニオン。57キロなら大きなハンデとは思えないが、トップハンデ馬は過去10年間、勝利がないという苦戦のデータからは狙いにくい。

 マイル戦だけに、スローペースは考えにくく、差し馬に流れが向くのではないか。長く使える差し脚なら、ワントゥワン、ロードクエスト、ショウナンアンセム、ストーミーシーなどが上位で、なかでもマイル戦での安定した差し脚が光るワントゥワンに期待したいと思っている。

 ワントゥワンは5歳牝馬。前走は平均ペースの関屋記念を最後方から2着にまで追い込んだ。上りの脚は1頭だけ抜けた速さで、指数のレベルも自己ベストを記録して上々の内容だった。ここはハンデも53キロと恵量。自慢の差し脚に懸けたい。

 平均ペースでスタミナを発揮できるロジクライ、ミッキーグローリーなどを逆転候補に推したい。

 阪神のセントウルSは芝1200メートル戦。1番人気は(2512)と、連対率はまずまず。短距離戦だけに、前走指数上位馬が連軸の中心になっている。

 今年は、ファインニードル、コウエイタケル、ダイアナヘイロー、ラブカンプー、ラインスピリット、アドマイヤゴッド、ネロ、フミノムーンなどが指数の上位馬だ。

 指数上位で、実績でも上位のファインニードルが最有力だろう。2走前にG1高松宮記念を制して、前走は香港の1200メートルのG1戦で4着。ここまで1200メートル戦は(7207)だが、1200の重賞は、高松宮記念以外にも昨年のセントウルS、今年のシルクロードSを勝っており、合わせ3勝。いまや短距離界の第一人者だ。阪神の芝も(3104)と得意コース。1頭だけ58キロの重量を背負うのは楽ではないが、基本的に先行して押し切るレースが持ち味。十分にこなしうる重量だろう。 

(セントウルS)
       1着    2着    3着
08年    -       c   -
09年    -     CXa   -
10年    -     外     C
11年    A     外     D a
12年    D      Yc   -
13年    BXc   AXa    Zb
14年    B      Xa   B d
15年    -     CXb   -
16年    CXa   -     -
17年     Yb   B     A
(海外の成績は減戦して集計)

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは、2016年から重賞に格上げされた。
 今年の指数上位は、マウレア、パイオニアバイオ、ロサグラウカ、ランドネ、ハーレムライン、クイーングラス、アヴィオールなど。

 前走、オークス組の指数が高く、連軸の中心になりそうだ。
 なかでもオークスで5着に好走したマウレアが最有力だろう。

 マウレアは、デビューからこれまで(2113)の成績。阪神JF3着、チューリップ賞2着、桜花賞5着、オークスも5着に好走している。重賞戦では勝ち星はないが、3歳牝馬の1線級が目指す王道路線で戦って、この成績なら上々といえるだろう。

 オークスでは中団から。直線、勝ったアーモンドアイには突き放されたが、他の上位馬たちとは差のない差し脚を見せての5着は、評価が高いはず。

 ここは久々のレースになるが、3歳牝馬に残された1冠を目指す同馬にとって、前哨戦で負けるわけにはいかない。

(紫苑S)  1着    2着    3着
16年    A     D a   BYa
17年    CXa    Zb   -

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2018年8月30日 (木)

第1417回 素質馬の取捨

 早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で1勝、2着2回。2番人気馬も1勝、2着1回。3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が続く。勝ち馬は5番人気以下の馬が8勝して、波乱模様のハンデ戦だ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬が、8年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
08年    -     DZc   -
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -

 今年は、ベアインマインド、ストーンウェア、セダブリランテス、グリュイエール、マイネルハニー、メートルダール、ショウナンバッハ、ブラストワンピースなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦を強いられることが多いトップハンデ馬は、57.5キロのセダブリランテス。次いで57キロのマイネルハニー、メートルダールが続く。

 注目を集めそうなのは骨折で休養していた4歳馬セダブリランテス。前走は中山金杯を4コーナー3番手から差し切り勝ち。これまで(4010)と、負けたのはアルゼンチン共和国杯の3着だけで、素質の高さを示している。当然、ハンデはトップハンデの57.5キロを背負うことになったが、苦戦の続くトップハンデは気にかかるところだ。

 もう1頭、デビュー以来(3001)の3歳馬ブラストワンピースも人気を集めるだろう。前走のダービーでは2番人気に推されて、勝ったワグネリアンとも差のない5着に好走した。直線、前が詰まる不利がなければ、もっときわどい勝負になったはず。3歳馬でハンデも54キロと恵量。ただ、人気馬は苦戦の傾向があり、2000年以降、3歳馬の勝利がないというデータも無視はできないだろう。

 しかし、過去のデータがどうであれ、セダブリランテス、ブラストワンピースの2頭の素質馬があっさり勝つ場面もかなりの確率であるとは思うが、ここは人気薄馬にかけてみたい気もする。

 前走、サマー2000シリーズの小倉記念と七夕賞組が過去10年で合計7勝をあげており、データ上は、小倉記念組のストーンウェア、メドウラーク、七夕賞組のマイネルミラノなどが上がってくる。

 なかでも小倉記念5着のストーンウェアが指数も最上位で、連軸向きではないか。前走の小倉記念は、先行馬に強い馬たちがそろっており、ストーンウェアは好スタートも控えて5番手から。ただ、ペースは上がらず、先行馬たちがそのままなだれ込む結果だった。ストーンウェアはよく食らいつき、33秒7の上りの脚も見せた。5着とはいえ、内容は悪くなかったのではないか。素軽いスビートが持ち味で、新潟コースも合うはず。

 他ではグリュイエールの鋭い瞬発力が気になるところ。前走エプソムカップは雨の重馬場で切れを封じられて3着も、良馬場での巻き返しに注目したい。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬は、前走指数上位馬が中心だ。

 今年は、セプタリアン、ルチアーナミノル、シングルアップ、チュウワフライヤーなどが指数の上位馬たち。

 中心は、新馬、オープンを連勝しているシングルアップだろう。前走は、馬なりで先頭に立つと、差を詰められることなく押し切る強いレース内容だった。

 逆転候補は、前走ハイペースで逃げ切って、好指数勝ちのセプタリアン。
 他に、逃げ馬ながら、スローペースの差し脚に見どころがあったルチアーナミノル、差し脚上位のタガノジェロディ、ブルベアオーロなど。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ウィクトーリア、ラブミーファイン、ナイママ、トーセンギムレット、ナンヨーイザヨイ、ラバストーンなどが指数の上位馬たち。

 差し脚が鋭いのはクラージュゲリエ、アフランシール、ダディーズマインド、ウィクトーリア、エメラルファイトなど。とりわけ超スローペースの新馬戦を後方から差し切ったクラージュゲリエの圧倒的な瞬発力が魅力的だ。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
(スローペース調整は-20/-10)

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2018年8月23日 (木)

第1415回 短距離適性で

 8月も残りわずか。今週の札幌はキーンランドCがメインレースだ。
 1番人気馬は(1432)と、勝率は低いものの、馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で6勝をあげていることも特徴的だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬と平均指数上位馬が、過去10年のうち7年で連対している。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
08年    -     BYd   AXa
09年     Xa   -     A
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -

 今年は、ヒルノデイバロー、ナックビーナス、ダノンスマッシュ、ムーンクエイク、キャンベルジュニア、オールインワン、スターオブペルシャ、ユキノアイオロスなどが指数の上位馬たち。

 ペースは上がりそうだが、それでも、直線、差し脚を発揮できるスタミナが問われるのが重賞戦だ。今年の出走予定馬で、中段より前でレースができ、差し脚が使えるのは、ナックビーナス、キャンベルジュニア、ヒルノデイバロー、ペイシャフェリシタ、タマモブリリアンなどだろう。

 ナックビーナスは高松宮記念3着、函館スプリントSでも3着の5歳牝馬。芝1200メートル戦は(4434)と安定している。まだ重賞勝ちはないが、牝馬ながら堅実さが持ち味だ。今回、名手モレイラ騎手に乗り替わって、勝利をもぎ取れるかどうか。

 注目したいのは、1200メートル戦に初挑戦のキャンベルジュニア。これまでの全成績は(5516)。まだ重賞のタイトルはなく、勝ち星は1600から2000メートルでのもの。近走は、90台に届く高指数で、ダービー卿CT2着、京王杯スプリングCも2着に好走した。前走G1安田記念は、果敢に先行したもののG1の厳しいペースに直線は脚が止まって11着だった。

 ただ、京王杯スプリングC(1400メートル)の素軽い差し脚からは、短距離のほうに適性があるように思える。前走の11着大敗は距離が長かったのも要因のひとつと思えば、納得もできる。ペースが上がる短距離戦で、中段からの差し脚がより生きるのではないか。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

 今年は、ケイデンスコール、エイカイキャロル、アンブロークン、エイシンゾーン、ロードアクアなどが上がり指数の上位馬たちで、連軸の中心になる馬たちだ。

 東京の芝1800メートルの新馬戦で、4コーナー、2番手から早めに先頭に立ち、そのまま押し切って勝ったアンブロークンを中心にとりたい。スタミナの核もシッカリとしていそうで、将来性も高いのではないか。

 極端なスローペースになるようなら、エイカイキャロルやエイシンゾーン、ケイデンスコールなど、差し脚の鋭い馬たちにもチャンスがあるだろう。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
08年     Xd   -     A a
09年    -     -     A b
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
17年    -     A     -
(スローペース調整-20/-10)

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2018年8月16日 (木)

第1413回 決め手比べ

 例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週のメインレース。今年はマカヒキをはじめ、G1馬3頭が出走してきた。

 過去10年、1番人気馬は2勝、2着5回。3着1回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は物足りない。ここ6年に限れば、1番人気馬は2着3回、3着1回のみで、勝利がなく、波乱の傾向も見える。
 指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
08年     -      AYc    C
09年     AYa    D      -
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
16年     -      CXa    A
17年     -      -      AYb
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、サングレーザー、マカヒキ、マルターズアポジー、ゴーフォザサミット、ミッキースワロー、サクラアンプルール、アトラスエンブレム、マイスタイルなどが指数の上位馬たちだ。

 G1勝ち馬はダービー馬マカヒキ、香港のクイーンエリザベスⅡ世Cの勝ち馬ネオリアリズム、エリザベス女王杯を勝ったモズカッチャンの3頭。

 他のG1実績も含めて考えればマカヒキが断然だろう。ただ、フランスのニエル賞を勝って以降、凱旋門賞大敗を引きずるように、国内の重賞戦でも苦杯をなめ続けている。左後肢の剥離骨折のため、昨秋のジャパンカップ以来のレースになるが、どこまで復調しているだろう。今回、久々にルメール騎手の騎乗で、ダービー馬としての素質の発揮を期待したいところだ。

 逃げ馬がそろって、ペースは上がるだろう。とりわけハイペースで逃げるマルターズアポジーのペースを考えれば、スローペースの差し脚ではなく、平均ペースに対応できる中団からの差し馬に展開が向くのではないか。差し脚で上位はサングレーザー、ゴーフォザサミット、マカヒキなど。

 ここは平均ペースで差し脚に見どころがあるサングレーザーに注目したい。これまではマイルを中心に使われて、安定して高指数を記録している。2走前、読売マイラーズCで見せたスピード感あふれる決め手は何よりも魅力的だ。2000メートルは2歳時に1戦5着のみだが、2歳時とはいえ1800メートルで1戦1勝しており、2000メートルもこなせない距離ではないだろう。

 北九州記念は芝1200のハンデ戦。過去10年で1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着1回と苦戦続きだ。牝馬は10年で6勝をあげている。ハンデ戦のためか、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、2012年以外はすべて牝馬が勝利しており、牡馬で指数ランクにない馬が勝つのはむつかしい。指数上は前走指数の上位馬が連軸の中心だろう。

 今年の指数上位は、ナガラフラワー、セカンドテーブル、アレスバローズ、アサクサゲンキ、トウショウピスト、フミノムーンなど。

 苦戦の続くトップハンデ馬を除くと、牡馬では3歳馬アサクサゲンキが53キロの恵ハンデで浮上してくる。この2走は1200メートル戦で5着、4着だったが、前走は古馬との重賞CBC賞で4着なら上出来。素軽いスピードもあり、1200メートルの距離適性も高いだろう。小倉は(2100)と相性も良く、小倉2歳Sも勝っている。

 ただ、今年も牝馬が優勢のようで、差し脚の鋭いナガラフラワー、ラブカンプー、ダイメイプリンセスなどが中心になるのではないか。

 とりわけ、前走CBC賞で2着に好走したナガラフラワーの差し脚が上位だろう。今年は逃げ先行馬がそろって、ハイペースになりそうで、52キロの軽ハンデをいかして、後方一気の差し脚が決まる可能性も高い。

(北九州記念) 1着     2着     3着
08年     -       Yc    A
09年     CZa    C       Ya
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -
16年     BY      Xa      c
17年     -      -      -

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2018年8月 9日 (木)

第1411回 逃げ、先行馬に期待

 今週はサマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念がメインだ。過去10年、1番人気は2勝、2着3回。2番人気馬も2勝、2着2回と、比較的上位人気馬の信頼が厚いレースだろう。
 指数上は、平均指数や前走指数の上位馬を中心に、全体として指数上位馬が活躍しており、連軸は指数上位馬から取りたい。

(関屋記念) 1着    2着    3着
08年     Yc    Zc   -
09年    -     BXa   -
10年    B a    Yb     c
11年    C     A     -
12年    A     -     -
13年    A      Yb    Z
14年     Xc    Zb   -
15年    CXa   C c   -
16年    A c   -     B
17年     Y    B     -

 今年の指数上位馬は、フロンティア、エイシンティンクル、プリモシーン、リライアブルエース、ウインガニオン、スターオブペルシャ、ヤングマンパワー、ベルキャニオン、ロッカフラベイビーなど。

 関屋記念がサマーマイルシリーズの第2戦として行われるようになった2012年以降、過去6年間で、シリーズ第1戦の中京記念組が2勝、2着3回と好成績をあげている。今年、中京記念で上位だったのは3着のリライアブルエース、4着のフロンティア、5着ワントゥワン、8着ウインガニオンなど。

 中京コースは直線が長く、急坂もあって、中京記念は差し馬や追い込み馬が活躍する傾向が強い。一方、関屋記念の新潟外回りコースは、直線は中京コースより長く、直線に坂もない。その分、先行馬が粘るレースが目立つ。

 中京記念組から軸馬を取るなら、果敢に逃げて直線、脚が止まって、結果8着だったウインガニオンに懸けてみたい気がする。2走前の安田記念も逃げて7着だったが、直線なかば過ぎまで先頭に立ち、強敵相手に最後までよく頑張っていた。新潟コースは(2101)と得意にしており、もともと夏場にも強い。ここは逃げ切りもあるのではないか。

 ウインガニオンの逃げならスローペースはないはずで、ハイペースが得意な先行馬、スターオブペルシャにも注目しておきたい。昨年、今年と、合わせて4勝しているが、いずれも厳しいペースを中段から差し切ったもの。逆に、スローペースの差し脚比べでは分が悪いようで、前走のパラダイスSもそんなレースだった。ウインガニオンが58キロを背負っているだけに、逃げ切れないこともあり得るだろう。その時、直線、浮上してくるのはスターオブペルシャではないか。

 他では中京記念上位のリライアブルエース、フロンティア、ワントゥワンに加え、読売マイラーズC5着のベルキャニオンなどにもチャンスはあるだろう。

 ダートの重賞、札幌のエルムSは、前走指数上位馬たちが強い。また、過去10年で4、5歳馬が9勝をあげているのも特徴だ。

 今年は、ディアデルレイ、リーゼントロック、ハイランドピーク、ドリームキラリ、ブラゾンドゥリス、ミツバ、モルトベーネ、アルタイル、リッカルドなどが指数の上位馬たちだ。

 注目は、前走、マリーンS2着のハイランドピーク。前走はハイペースの2番手につけ、逃げ馬が3コーナー手前で下がって、早々と先頭に立つことになったが、直線もよく粘ったレースだった。結果的には、ハイペースがたたった印象だが、逃げて差し脚を残せるのが持ち味だけに、もう少し緩い自身のペースなら粘り切れたのではないか。(2401)と横山和生騎手との相性も良い。

(エルムS) 1着    2着    3着
08年    CXb   AY    -
09年(新潟)-     -     D
10年    AZb   D     CZb
11年     BXb   -     C d
12年    A a   BXb   -
13年(函館)-     DYd   BZb
14年     Ya   D       d
15年    C     D b    Xd
16年    -     C     A c
17年    -     AXa   -
(公営競馬の成績は減戦しています)

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2018年8月 2日 (木)

第1409回 波乱の立役者

 小倉記念が今週のメインレース。過去10年、1番人気馬は2着3回、3着2回と、1勝もしておらず、トップハンデ馬も1勝、3着3回だけ。波乱含みのハンデ戦だ。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。

(小倉記念) 1着    2着    3着
08年    C c   AYb   -
09年      b    Yd   B
10年    A a    Yc   BYb
11年    -     -     -
12年    -     D c   AXa
13年    -     A     B a
14年    AXa     d   D
15年     Z    B       c
16年    C     D c   -
17年    C     -     C

 今年の指数上位馬は、トリオンフ、サンマルティン、マウントゴールド、ストーンウェア、ストロングタイタン、サトノクロニクルなど。

 トップハンデはトリオンフ、ストロングタイタン、サトノクロニクルの3頭が57キロで並んでいる。いずれも重賞の勝ち馬で、当然のハンデだが、9連敗が続くトップハンデ馬の苦戦を考えると、軸馬としては手を出しにくい。

 残された指数上位馬の中で、有力馬を探すとすると、サンマルティン、マウントゴールドの2頭が浮上してくる。

 サンマルティンは昨年の2着馬。前走はオープンの都大路Sに参戦。後方から直線、内に入れて馬群をさばき、一気の差し切り勝ちを決めた。その鮮やかな勝ちっぷりで、ここでも人気になりそうな勢いもある。ハンデは56キロと、まだ重賞勝ちのない馬としてはかなり見込まれた印象。後方一気の鋭い差し脚にかける馬だけに、微妙なハンデかもしれない。

 マウントゴールドは前走、準オープン戦を勝ちあがってきた。直線、早めに先頭に立って押し切りを図るところ、2着馬とのたたき合いになって、わずかハナの差の勝利だったが、3着馬とは3馬身半差。指数の高さも上々だった。5歳馬ながらまだ10戦しかしておらず、そのぶん成長余力もありそうだ。小倉は初参戦になるが、先行力を生かしたレースが得意なだけに、直線の短い小倉で、波乱の立役者になるのではないか。

 新潟は3歳限定のレパードSがメイン。
 基本的に前走指数上位馬が強い傾向で、1番人気も過去9年で5勝、2着1回、3着3回と、すべて3着内に好走している。

 今年の指数上位は、プロスパラスデイズ、ヒラボクラターシュ、グレートタイム、エングローサー、グリム、アドマイヤビクター、ミックベンハーなど。

 ユニコーンS2着、前走のジャパンダートダービー3着と、3歳重賞戦線での好走が光るグレートタイムが実績では最上位だろう。引き続きルメール騎手の騎乗で、中心は譲れないところだが、勝ち切れないもどかしさは残る。

 ペースは落ち着くはずで、先行するグリムにもチャンスはありそうだ。前走、ユニコーンSは9着と大敗したが、直線、ごちゃつく馬群にほんろうされて、行き場のないまま終わってしまった。ここは巻き返しに期待したいところ。課題は、距離が合うかどうか。

 後方から追って、見せ場を作りたいプロスパラスデイズは、ユニコーンS10着の後、古馬相手に濃尾特別を中団後方から差し切って完勝。指数も高く、距離に適性もありそうで、中心になりうる条件は整っている。

(レパードS)1着    2着    3着
09年    AZa   C      Xc
10年    C     -     -
11年    BYb   C d   D
12年     Xa     b   AY
13年    BXa   AYb    Zc
14年    -     -     C
15年    B     -     -
16年    AXa   C     D d
17年      c   -     -
(スローペース調整-10/0)
(地方競馬分は減戦して集計)

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2018年7月26日 (木)

第1407回 鋭い差し脚比べなら

 今週から真夏の新潟競馬が始まる。開幕週のメインは直線1000メートルのアイビスサマーダッシュだ。

 1番人気は過去10年で5勝、2着1回。最近の5年間に限れば、1番人気馬は4勝、2着1回と好成績を残している。また、過去10年で7勝をあげている牝馬の活躍も目立ち、牝馬が連対しなかったのは10年間で1度だけだ。

 指数上は、平均指数上位馬が連軸の中心を担っているが、前走指数上位や、過去の指数が高い馬たちの連対率も高く、全体として指数上位馬たちが活躍するレースといえそう。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
08年    -     BZb   -3歳
09年     Ya     c   AZd
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B
14年    BYa   -     CYd
15年    -     A c   D
16年    AYb   BXa   C
17年     Z    A     B

 今年は、レジーナフォルテ、ラインスピリット、ダイメイプリンセス、ラブカンプー、ペイシャフェリシタ、カラクレナイ、アクティブミノル、アペルトゥーラなどが指数の上位馬たちだ。

 週末は台風の影響があるかもしれず、馬場状態は微妙だ。さほど影響がないのなら、素軽いスピードが求められそうで、ここはペイシャフェリシタ、ダイメイプリンセスの2頭が中心になるのではないか。

 5歳牝馬のペイシャフェリシタは、新潟も、1000メートル戦も初めてだが、1200メートル戦で示してきた差し脚の鋭さから、直線1000メートルの適性はあるように思える。前走のCBC賞は、前々に位置を取りに行くために脚を使って、直線では止まってしまった。ただ、15着とはいえ、勝ち馬とは0.7秒差。落ち着いて、後半の差し脚にかければ、勝機もあるのではないか。

 ダイメイプリンセスも5歳牝馬。前走はCBC賞に出走して9着に負けたが、後方からの差し脚の切れは勝ち馬をしのぐ。新潟の直線1000メートル戦は2戦2勝。距離、コース適性でも上位にあり、過去の実績、適性重視ならダイメイプリンセスからの組み立てが有力かもしれない。

 他では、レジーナフォルテ、ラインスピリット、カラクレナイ、ベストマッチョ、ナインテイルズなどにもチャンスがあるだろう。

 札幌競馬の開幕週は、牝馬の重賞クイーンSがメイン。1番人気馬は過去10年で(3412)と、上々の成績を残している。指数上は、過去10年の内9年で連対する前走指数上位馬たちが連軸向きだろう。

 今年は、ツヅミモン、リバティハイツ、ソウルスターリング、エテルナミノル、ティアドラ、トーセンビクトリーなどが指数の上位馬たち。指数上は抜けた馬も見えず、混戦模様のレースだ。

  ペースは落ち着くはずで、直線の叩きあいを制する鋭い瞬発力が勝敗を分けそうだ。
 差し脚の鋭さなら、フロンティアクイーン、リバティハイツ、ディアドラ、ソウルスターリング、アンドリエッテ、エテルナミノルなどが上位だ。

 実績ではG1で2勝のソウルスターリングが最上位だ。しかし、オークスを勝った後、毎日王冠、天皇賞秋、JCと、牡馬とのG1戦が続き、かなり消耗した様子で、続く阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルも見せ場を作れなかった。もちろん復調していれば、十分に勝ち負けになるはず。ここは2勝している1800メートルの距離で、巻き返しに注目したい。

(クイーンS)1着    2着    3着
08年     Xb   CZ     Z
09年    -     A a   D
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb
14年    A a    X    CZb
15年     Zc   AXa     d
16年    -      X    -
17年    AZ      c    Yb

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2018年7月19日 (木)

第1405回 夏馬

 中京記念は波乱のハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年以降の6年間で、1番人気馬は未だ勝てないまま、3着が1度あるだけだ。指数上は平均指数上位の連対率が高いものの、ランク外の馬も多く浮上しており、一筋縄ではいかない。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a
17年    D       c   DZ

 今年の指数上位は、リライアブルエース、ロワアブソリュー、グレーターロンドン、ロジクライ、ガリバルディ、ウインガニオン、ワントゥワン、ブラックムーン、マイネルアウラートなど。

 トップハンデは57.5キロのウインガニオン、スマートオーディン、ブラックムーンの3頭だが、過去6年、勝ち馬のハンデは57キロ以上の馬たちが5勝、そのうちトップハンデ馬も2勝しており、特に重ハンデを苦にする必要はない。むしろ軽ハンデ馬の苦戦のほうが目に付く。

 マイル戦の距離適性では、6勝を上げているブラックムーン、5勝のウインガニオン、マイネルアウラート、グレーターロンドン、4勝のロジクライなどが上位だ。

 なかでも、中京コースが得意なウインガニオンに注目したい。京都や阪神などの右回りでは(1、0、1、11)だが、中京、東京、新潟の左回りコースは(7105)。中京コースは3戦3勝と、圧倒的に左回りが得意な馬だ。左回りのマイル戦は(4102)とさらに成績が上がる。

 得意な左回りのマイル戦、前走の安田記念は大外枠から果敢に逃げて7着だったが、指数上は自己ベストの好指数で、直線半ば過ぎまで粘っていた内容も悪くなかったはず。夏場に7勝を上げる夏馬で、昨年も57キロを背負って、後続に2馬身半の差で快勝している。トップハンデも57.5キロなら問題はないだろう。

 相手は先に上げたマイルの適性が高い、ブラックムーン、マイネルアウラート、グレーターロンドン、ロジクライなどが中心。初マイル戦になるスマートオーディン、3歳馬フロンティアなどにくわえ、差し脚鋭いロワアブソリュー、ワントゥワン、ミエノサクシード、リライアブルエースなどにも要注意だろう。

 今年、2歳重賞の第一弾、函館2歳S。
 過去10年、前走指数上位のABC馬のいずれかが毎年連対している。
 今年は、カルリーノ、ナンヨーイザヨイ、ニヴィアン、スズカカナロア、ロードワンダーなどが指数の上位馬たちだ。

 未勝利勝ちながら、前走指数最上位のカルリーノが中心になりそうだ。新馬戦は4着だったが、続く未勝利戦は、比較的厳しいペースを先行して、直線、前が詰まる場面もあったが、最内から一気に差し脚を伸ばして完勝。指数も上々で、一瞬の切れる差し脚も魅力的だ。

 そのカルリーノを退けて、新馬戦勝ちを収めたのがナンヨーイザヨイだ。直線、2番手から楽に抜け出して快勝。余力も十分に感じられるレースで、2戦目での上積みも大きいだろう。連軸はカルリーノと思うが、勝つのはナンヨーイザヨイなのかもしれない。

 他に、差し脚上位のラブミーファイン、ラブリロンリロンス、アスターペガサスにもチャンスはありそうだ。

(函館2歳S)1着    2着    3着
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
17年    AYd   -     D c
(スローペース調整値-20/-10)

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