2017年9月21日 (木)

第1321回ダービー馬レイデオロ中心

 菊花賞トライアル神戸新聞杯が今週のメイン。
 1番人気馬は6勝、2着2回、連対率80%と信頼は高い。前走ダービー出走組が強いが、とりわけダービーで5着以内の馬が過去10年で8勝をあげ、2着まで広げると100%の連対率を示している。
 指数上も、過去10年、指数上位馬が上位を占め、圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯)1着    2着    3着
07年    A      Zd   CXa
08年    AXa   CYa   D
09年    A d   C      Zc
10年     Xa    Xb   A
11年    BX    C     D c
12年    AXa   -     C c
13年    BXa   -     -
14年    BXa   D     -
15年    -     AXa    Yb
16年    AXa   -     C
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、キセキ、アドマイヤウイナー、アダムバローズ、エテレインミノル、タガノヤグラ、ダンビュライト、レイデオロ、カデナ、ベストアプローチなど。
 ダービー馬レイデオロを筆頭に、4着のマイスタイル、6着のダンビュライト、9着ベストアプローチなどがダービーの上位組。

 今年のダービーはマイスタイルが超スローペースで逃げ、向こう正面で後方から2番手まで上がって行ったレイデオロが、直線、馬場の真ん中から一気に抜け出し、アドバンテージを保ったまま完勝した。

 2番手のレイデオロに33秒8の上がりの脚を使われては、後続馬はなす術がなかっただろう。それだけに、手綱を取ったルメール騎手の好判断が勝敗を分けたともいえるが、それはレイデオロ自身の能力の裏付けがあってのこと。超スローペースでスピード指数は低くなってしまったが、ここは名手の騎乗に応えうるだけの素質と実力を信頼したい。

 レイデオロの相手はダービー出走組が中心になりそうだが、ダービー組以外では、キセキ、アドマイヤウイナーに注意。

 オールカマーは、過去10年、1番人気が4勝、2着3回、3着1回と好成績をあげている。加えて2番人気馬も2勝、3番人気も2勝をあげ、総じて人気上位馬が強いレースだろう。
 前走は、宝塚記念や天皇賞などのG1戦や、札幌記念なとのG2戦に出走していた馬たちが好走する傾向も見える。指数上は平均指数の上位馬たちの連対率が高い。
 今年は、アルバート、ステファノス、タンタアレグリア、ブラックバゴ、カフジプリンス、モンドインテロなどが指数の上位馬だ。

 アルバート、ステファノス、タンタアレグリアなど、安定して指数の高い馬たちが休み明けなのは少し気にかかるが、力のある馬たちだけに、さほどマイナスにはならないのではないか。

 ここはまず、3400メートルのダイヤモンドSを勝ち、前走は3200メートルの天皇賞春で5着のアルバートに注目したい。近走は長い距離を使って3勝。上々の成績を収めているが、それまでは(4001)の2000から2400が守備範囲だった。ペースを問わず、上がりの脚はしっかりとしており、展開に左右されにくい。(3106)と重賞での堅実な成績も評価したい。

 ステファノスは、素軽いスピードに優れており、このメンバー相手なら、差し脚は最上位だ。2000メートル以上の距離では(0314)と、まだ勝ち星がないが、2000メートルのG1大阪杯でキタサンブラックに迫る2着に好走しており、距離に不安はないはず。ここでも勝ち負けになるのではないか。

(オールカマー)
       1着    2着    3着
07年     Xb   CZc   D
08年    AYb   C d   -
09年     Z    BXa   CYc
10年    AYb   BXa   C
11年    AXa    Yb   D
12年    -     -     C
13年    -     -     D b
14年(新潟)-     -      Xb
15年      c     c   CZ
16年    B a    Yb   -

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2017年9月14日 (木)

第1319回秋本番に向けて

 今週は3日間開催。3歳馬たちが秋の大一番に向けて始動する。
 敬老の日の18日の重賞は、中山のセントライト記念。3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高いABCD馬が9年で連軸の中心を担う。また、X、Y馬など過去指数の上位馬も活躍している。1番人気は、過去10年で4勝、2着1回、3着1回。

(セントライト記念)
       1着    2着    3着
07年    A     BY    -
08年      d   AYa   BXb
09年      Xa   A c   -
10年    C     -     CYc
11年      c   -      X
12年    AXa   -     -
13年    -     DX     X
14年(新潟)BXa   CYd   C
15年     Xc   DYd   -
16年    AXa   -     C c
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、サーレンブラント、プラチナヴォイス、サトノクロニクル、ローリングタワー、アルアイン、クリンチャーなど。

 過去10年、前走、ダービー組が6勝、ラジオNIKKEI賞組が2勝をあげており、指数上位の該当馬が連軸の最有力候補といえそう。
 その点からすると、ダービー組のアルアイン、クリンチャー、ラジオNIKKEI賞組のサトノクロニクルなどが有力馬に浮上してくる。

 ダービー上位馬たちが別路線に進むこともあり、今年はダービー5着のアルアインが最先着馬。続くクリンチャーは13着だ。全体的にも多少手薄なメンバー構成に見えるが、その中にあってアルアインの皐月賞馬の栄光はいかにも輝かしい。

 アルアインはこれまで(4002)。6着のシンザン記念、5着のダービー以外は、すべて勝って、ここまで4勝をあげている。先行力に持ち味があり、鋭い差し脚には少し欠けるところがあるようで、超スローペースになったダービーはペースが合わなかったのではないか。ダービーの33秒台の上がりに比べれば、中山の2200のセントライト記念はペースが上がって、上がりタイムは34、5秒台が標準。先行馬のアルアインに流れが向くだろう。

 阪神のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気馬は5勝、2着2回と比較的堅実。前走、オークスの出走組が8勝、桜花賞馬が1勝をあげ、春のG1戦での成績が生きるレースだ。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で9連対と好調。連軸の中心を担っている。

 今年は、ファンディーナ、モズカッチャン、リスグラシュー、サトノアリシア、レーヌミノル、カラクレナイ、ミリッサなどが指数の上位馬たちだ。

 今年のメンバーで、前走、オークスを使って、10着までに入ったのは、モズカッチャン、リスグラシュー、ブラックスピーチ、ミスパンテールなど。とりわけ2着に好走したモズカッチャン、差のない5着のリスグラシューが中心になるのではないか。

 モズカッチャンは終始先行。4コーナー5番手から、オークス勝ち馬ソウルスターリングと同じ34秒1の上がりタイムで駆け上がってきて2着に好走した。最内枠も良かったと思うが、直線は馬場の真ん中に出してソウルスターリングをかわす勢いも見せていた。オークス2着はフロックではないし、ここでは地力上位のはず。

 デビューから3連勝で皐月賞に出走、7着だったファンディーナは、指数上でも最上位だが、すでに秋華賞出走に必要な賞金に足りており、先を見据えての調教らしい。ここは叩き台の様子だ。

(ローズS) 1着    2着    3着
07年    AYa   B b   D d
08年    -     -     BXd
09年    -     CX      c
10年    -     A b    Yb
11年    BYa   -     A d
12年    AXa   BYb   D
13年    C b   -     -
14年    A     -     -
15年    B     AX    -
16年    AX    -     -
(スローペース調整値-15/-5)

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2017年9月 7日 (木)

第1317回素軽いスピード比べ

 すっきりしない天気が続くが、今週からいよいよ秋競馬が始まる。
 中山の開幕週は京成杯オータムハンデ。1番人気馬は過去10年で1勝、3着が1回と不振続きのレースだ。指数上もランク馬が8勝をあげているものの、ハンデ戦らしくというか、傾向はつかみどころがない。

(京成杯オータムハンデ)
       1着    2着    3着
07年    -     CZc   -
08年    B     -     D d
09年    -     A      Z
10年    A     -     A d
11年    -     -     D a
12年      d   DY    A c
13年    A b   AXa   -
14年(新潟)AXa   A     -
15年     Z    -     -
16年     Xa   -     -

 今年は、マルターズアポジー、ダノンリバティ、ダノンプラチナ、ロサギガンティア、ウキヨノカゼ、マイネルアウラート、トーセンデューク、グランシルク、ガリバルディなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦の続くトップハンデを背負うのは58キロのマルターズアポジーとダノンプラチナ。開幕週とはいえ、指数上位で好調のマルターズアポジーといえども、58キロを背負って逃げ切るのは難しいのではないか。

 長く使える差し脚なら、ミッキージョイ、ウキヨノカゼ、トーセンデューク、マイネルアウラート、グランシルクなどが浮上してくる。また、高速馬場への対応力がありそうなのはオールザゴー。

 ここは53キロとハンデに恵まれた3歳馬オールザゴーに期待したい。NHKマイルCは後方から追い込んで5着に好走。前走の関屋記念は先行したものの、直線失速して13着に大敗してしまった。レース後「コーナーでかぶせられて、他馬とぶつかった」と内田騎手は敗因を語っており、ここは今一度、見直す手もあるのではないか。
 他では、牝馬ウキヨノカゼの鋭い差し脚にも注目したい。

 阪神のセントウルSは芝1200メートル戦。短距離戦だけに、最近の6年間は、前走指数上位馬が連軸の中心になっている。
 今年は、ダンスディレクター、ラインミーティア、フィドゥーシア、スノードラゴン、ツィンクルソード、ファインニードル、ミッキーラブソング、ワキノヒビキなどが指数の上位馬だ。

 1200メートルの短距離重賞で実績を残しているのはダンスディレクター、スノードラゴン、メラグラーナなど。ただ、3頭とも後方一気の脚質だけに、素軽いスピードが求められる野芝オンリーの高速馬場が合うかどうか。

 素軽いスピード馬場に対応できそうなのは、フィドゥーシア、ラインミーティア、ファインニードルなどだろう。

 注目は54キロで乗れる5歳牝馬フィドゥーシア。近走は、3戦2勝、2着1回。成績も安定している。前走のアイビスサマーダッシュは楽々と先頭に立って押し切りをはかったが、ゴール手前、内から伸びてきたラインミーティアに不覚を取ってしまった。ただ、内容は上々。セントウルSは過去10年で、牝馬が6勝をあげており、その点からも中心になる1頭だろう。
 切れる差し脚があるラインミーティアにもチャンスはありそう。

(セントウルS)
       1着    2着    3着
07年    -     -     A a
08年    -       c   -
09年    -     CXa   -
10年    -     外     C
11年    A     外     D a
12年    D      Yc   -
13年    BXc   AXa    Zb
14年    B      Xa   B d
15年    -     CXb   -
16年    CXa   -     -

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは、昨年から重賞に格上げされた。
 指数上位はブラックオニキス、マナローラ、ディアドラ、ホウオウパフューム、ライジングリーズン、カリビアンゴールド、ガジュマルなど。

 オークスで上位に好走したディアドラ、ブラックオニキス、マナローラなどが指数でも上位にあり、連軸の中心になりそう。

 中でも、オークスでは後方から直線、最内に入れて4着にまで上がってきたディアドラに注目したい。前走は、中団から早めに仕掛け、直線に向くと馬なりで先頭にたち、そのまま押し切って勝った。どこからでもレースができる自在性もありそうで、ここでも最有力だろう。

 相手はオークス出走組のブラックオニキス、マナローラ、カリビアンゴールド、ホウオウパフュームに加え、近走、スローペースの差し脚が光ったナムラムラサキ、プリンセスルーラーなどにも要注意だ。

(紫苑S)  1着    2着    3着
16年    A     D a   BYa

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2017年8月31日 (木)

第1315回波乱の新潟記念

 新潟の最終週は、波乱のハンデ戦、新潟記念がメインレース。
 1番人気馬は過去10年で1勝、2着1回。2番人気馬も2勝、2着1回と、上位人気馬は苦戦が続く。トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬が、8年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
07年    CYc   -     -
08年    -     DZc   -
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c     X   -
16年    A     A b   D

 今年は、トーセンバジル、ロイカバード、シャドウウィザード、マイネルフロスト、スピリッツミノル、ルミナスウォリアー、フルーキーなどが指数の上位馬たちだ。

 苦戦を強いられることが多いトップハンデ馬は、57.5キロのラストインパクト。次いで57キロのマイネルフロスト、フルーキー、ルミナスウォリアーが続く。

 前走、サマー2000シリーズの小倉記念と七夕賞組が、過去10年で合計7勝をあげて、主力勢力を構成している。今年は、小倉記念組ではタツゴウゲキ、カフジプリンス、七夕賞組ではマイネルフロスト、ソールインパクトなどが有力馬として上がってくる。

 前走、小倉記念を勝ったタツゴウゲキは、直線、抜け出した2頭の叩き合いをわずかに制して、重賞挑戦2戦目で初の重賞勝ちをおさめた。先行力に加え、素軽いスピードもありそうで、新潟コースも合うのではないか。

 前走、七夕賞2着だったのがマイネルフロスト。3コーナー過ぎ、果敢に先頭に立って直線もよく粘っていたが、ゴール直前で1番人気のゼーヴィントに交わされてしまった。近走、ブリンカーを着用するようになり、集中力が出できたのか、重賞戦で2、3、2着と好走。安定したレース内容に好感が持てる。指数もすでに重賞を勝てるレベルにあり、中心に取りたい1頭だ。

 前走指数最上位のトーセンバジルは休み明け、距離適性で疑問符が付くが、底力の違いは明らか。新潟での勝ち星もあり、要注意だろう。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬は、前走指数上位のAB馬が中心だ。
 今年は、モズスーパーフレア、ペイシャルアス、アサクサゲンキ、バーニングペスカ、ナムラバンザイ、タイセイソニック、ジュンドリームなどが指数の上位馬たちだ。

 平均ペースに対応できて、差し脚も鋭いのはモズスーパーフレアだろう。新馬戦は2番手で先行。3コーナー過ぎに先頭に立ち、追ってきた2着馬をものともせず、そのままゴールを駆け抜けた。鋭い瞬発力もあり、2歳馬として素質も完成度も高いようだ。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
07年    BZd   D b   A c
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。
 今年はミスマンマミーア、ファストアプローチ、コスモインザハート、ヴィオトポス、ダブルシャープ、ディバインブリーズ、サージュミノルなどが指数の上位馬だ。

 前走指数最上位のミスマンマミーアは公営馬。前走、中央のコスモス賞に参戦して、スローペースの差し脚比べを、最速の上がりタイムで勝ち馬と差のない2着に好走。芝適性の高さを示した。スピード指数は中央所属の2歳世代のトップに並ぶ高指数で、将来的に余力がどの程度あるかは別にしても、今の時点で再度好走があっても不思議はないはず。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
07年    D     -      Xa
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
(スローペース調整は-20/-10)

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2017年8月24日 (木)

第1313回先行馬に注目

 8月もすでに最後の週末。札幌はキーンランドCがメインだ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬が、過去10年のうち8年で連対している。
 1番人気馬は1勝、2着4回、3着3回と、勝率は低いものの馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で7勝をあげていることが特徴的だろう。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
07年    -     AZb   -
08年    -     BYd   AXa
09年     Xa   -     A
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -

 今年は、ヒルノデイバロー、イッテツ、モンドキャンノ、ノボバカラ、ネロ、エポワスなどが指数の上位馬たちだ。

 札幌の芝は、比較的力のいる馬場状態で、先行して差し脚を使えるスタミナのある馬たちに向く。指数上位馬で先行力に特徴があるのはヒルノデイバローとイッテツだろう。

 ヒルノデイバローは公営でデビュー。2勝して中央に所属を移し、ダート戦で(4231)と好成績をあげてきた。昨年から芝短距離路線に戦いの場を移したが、12戦してまだ未勝利。ただ、近走の3戦は、それまでの後方から追い込む戦法を一変。先行して6、4、2着と好成績につなげてきた。

 前走の札幌UHB賞も3番手で先行。速めに先頭に立ったイッテツを追って、クビ差の2着に迫った。イッテツとの負担重量差を考えれば、勝利に等しい内容だったといえるだろう。ダートで鍛えられたスタミナをベースに、先行力を生かす自分のスタイルが確立できれば、勝機もあるのではないか。

 UHB賞を勝ったイッテツも先行してしぶとく、札幌芝は(3120)と大得意コースだけに、連勝もあるかもしれない。

 過去10年で7勝をあげている牝馬では、ソルヴェイグ、ナックビーナス、ブランボヌールなどにもチャンスがありそうだ。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

 今年は、テンクウ、ムスコローソ、プレトリア、フロンティアなどが上がり指数の上位馬たちで、勝利に近く、連軸の中心になる馬たちだろう。

 とりわけ、6月中旬の新馬戦を快勝したムスコローソが最有力だろう。新馬戦は中団から。直線は空いた内に入れて、残り400メートル地点から追い出しにかかり、ゴールまで長くいい脚を見せ、余力も十分な5馬身差の快勝劇だった。新馬戦からほぼ2カ月間を開けたスケジュールも、成長を促す期間になるはずだ。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
07年     Zd   CYc   -
08年     Xd   -     A a
09年    -     -     A b
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
(スローペース調整-20/-10)

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2017年8月17日 (木)

第1311回実績上位は

 例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週のメインレース。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着5回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は少し物足りない。
 指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
07年     -      -      -
08年     -      AYc    C
09年     AYa    D      -
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
16年     -      CXa    A
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、ヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアース、タマモベストプレイ、ディサイファ、マイネルミラノ、マウントロブソンなどが指数の上位馬たちだ。

 今年はG1馬の参戦はないが、今春のG1戦線で好成績を収めてきたヤマカツエース、エアスピネル、サウンズオブアースなどが実績上位馬といえそう。ともに前走指数でも上位にあり、連軸の最有力候補だろう。

 ヤマカツエースは、昨年末の有馬記念の4着馬。サトノダイヤモンド、キタサンブラック、ゴールドアクターなどの人気馬が先行してそのまま上位を占めたが、中団後方から最速の上がりの脚を使ったのがヤマカツエースだった。前には届かなかったが、脚色は目立っていた。

 その後、G2金鯱賞を勝ち、G1大阪杯もキタサンブラックとさほど差のない3着に上がってきた。近走、着実に力をつけてきており、G1の実績では最上位だ。2000メートルの距離にも適性が高く、休み明けの不安を除けば、中心になる力を備えている馬だろう。

 エアスピネルは菊花賞の3着馬。今年の京都金杯を勝って、その後もマイル重賞で3、2着と好走。前走のG1安田記念は2番人気に推されて5着だった。その安田記念は、後方3番手から、直線、内に入れたものの、どこにもスペースがなく、勝負所で完全に詰まってしまった。残り200メートルでわずかに開いたスペースから追い出したが、時すでに遅し。スムーズなレースなら、突き抜けることもできたはずで、脚を余しての悔しい5着だった。2000メートルは久々の距離だが、差し脚の鋭さからは問題なくこなせるように見える。

 サウンズオブアースは、ジャパンC2着の後、前走、ドバイのG1シーマクラシックでは6着だった。これまでは長めの距離を使っており、距離短縮はどうたろうか。

 順調さで、函館記念2着のタマモベストプレイ、4着のアングライフェン、前走、オープンを勝ち上がってきたマウントロブソンなどにも注目したい。

 北九州記念は芝1200のハンデ戦。過去10年で1番人気馬は1勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は1勝、2着1回、3着1回と苦戦続きだ。牝馬は10年で5勝をあげている。指数上、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、前走指数の上位馬が連軸の中心だ。

 今年の指数上位は、ファインニードル、ツィンクルソード、キングハート、エイシンブルズアイ、ダイシンサンダー、ミッキーラブソングなど。

 注目はファインニードル。前走、降級戦の水無月S(1600万条件)で57.5キロのトップハンデを背負って、レコードと同タイムで快勝した。

 芝1200は(4204)と安定。小倉は初だが、野芝コースだけに、より持ち前のスピードが生かせるだろう。ここは負担重量も55キロに恵まれて、重賞初制覇に期待がかかる。

 他では素軽いスピードが持ち味のアクティブミノル、ラインスピリットの一発に要注意だ。

(北九州記念) 1着     2着     3着
07年     D      A d    D
08年     -       Yc    A
09年     CZa    C       Ya
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -
16年     BY      Xa      c

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2017年8月10日 (木)

第1309回3連勝馬に勢い

 今週はサマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念がメイン。
 過去10年、1番人気は3勝、2着3回、2番人気馬も2勝、2着2回と、1、2番人気で5勝をあげている。1、2番人気馬がともに連対できなかったのは10年間で1度だけで、比較的上位人気馬の信頼が厚いレースだろう。
 指数上は、平均指数や前走指数の上位馬を中心に、全体として指数上位馬が活躍していおり、連軸は指数上位馬から取りたい。

(関屋記念) 1着    2着    3着
07年    -     AXa   -
08年     Yc    Zc   -
09年    -     BXa   -
10年    B a    Yb     c
11年    C     A     -
12年    A     -     -
13年    A      Yb    Z
14年     Xc    Zb   -
15年    CXa   C c   -
16年    A c   -     B

 今年の指数上位馬は、オールザゴー、ウインガニオン、ブラックムーン、ロードクエスト、メートルダール、マルターズアポジー、クラリティスカイ、トーセンデューク、ウキヨノカゼなど。

 関屋記念がサマーマイルシリーズの第2戦として行われるようになったのは、2012年からだが、それ以降、過去5年間で、シリーズ第1戦の中京記念組が2勝、2着2回と好成績をあげている。今年の出走予定馬で、中京記念で上位だったのは1着のウインガニオン、3着のブラックムーン、5着ダノンリバティ、8着レッドレイヴンなど。他に安田記念組も優秀な成績を残しているが、今年は16着のヤングマンパワーだけで、ここでは少し力が足りないだろう。

 今年の中京記念は、道中2番手から、直線最内からすかさず先頭に立ったウインガニオンが後続に大きな差をつけて完勝。3連勝で初重賞制覇を果たした。ここまで全8勝の内7勝が左回りコースであげており、新潟コースでも2勝している。また、6月から8月で7勝しており、夏に強いところも見せている。マイル戦は5勝している最も得意な距離でもあり、夏の新潟マイル戦は、好走条件がそろったといえそうだ。

 他では、逃げたいマルターズアポジー、前走初のマイル戦で勝利をつかんだメートルダール、中京記念を最速の上がりで3着のブラックムーン、3歳馬オールザゴー、先行できるマイネルハー、差し脚鋭いトーセンデュークなどにもチャンスはありそうだ。

 札幌のエルムSは、前走指数上位馬たちが強い傾向にある。また、過去10年で4、5歳馬が9勝をあげているのも特徴だろう。
 今年は、テイエムジンソク、ピオネロ、メイショウスミトモ、リッカルド、モンドクラッセなどが指数の上位馬たちだ。

 なかでも、指数上抜けた存在が、目下3連勝中の5歳馬テイエムジンソクだ。重賞は初挑戦になるが、この3走の平均指数は97、前走は100を超す高指数で、すでに重賞勝ちのレベルもクリアしている。ハイペースにも強く、重賞のペースに戸惑うこともないだろう。手綱を取る古川騎手とは3戦3勝と相性も良い。

 連下の相手は、指数上位のピオネロ、メイショウスミトモ、リッカルド、モンドクラッセなどが中心だが、コスモカナディアン、クリノスターオー、リーゼントロックなども連対圏だろう。

(エルムS) 1着    2着    3着
07年     Xd   A     D
08年    CXb   AY    -
09年(新潟)-     -     D
10年    AZb   D     CZb
11年    BXb   -     C d
12年    A a   BXb   -
13年(函館)-     DYd   BZb
14年     Ya   D       d
15年    C     D b    Xd
16年    -     C     A c
(公営競馬の成績は減戦しています)

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2017年8月 3日 (木)

第1307回1番人気の取捨

 小倉記念が今週のメインレース。過去10年、1番人気馬は2着3回、3着2回と、1勝もしておらず、トップハンデ馬も1勝、3着3回だけ。波乱含みのハンデ戦だ。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。

(小倉記念) 1着    2着    3着
07年    -     C c   -
08年    C c   AYb   -
09年      b    Yd   B
10年    A a    Yc   BYb
11年    -     -     -
12年    -     D c   AXa
13年    -     A     B a
14年    AXa     d   D
15年     Z    B       c
16年    C     D c   -

 今年の指数上位馬は、ストロングタイタン、スピリッツミノル、フェルメッツァ、タツゴウゲキ、ケイティープライド、ヴォージュ、カフジプリンス、ベルーフ、シャドウパーティーなど。トップハンデは57キロのベルーフ。次いで56キロのグランモンタナ。

 人気の中心になりそうなのは4歳馬ストロングタイタンだろう。まだ重賞勝ちはないものの、ここまで芝戦は(5103)と安定しており、とりわけ夏の小倉では3戦3勝と相性が良い。2000メートルの距離も(3102)と適性の高さを示している。

 降級戦だった前走、準オープンのマレーシアCは、レース中に左前脚と左後脚を落鉄しながらも1番人気に応えて順当勝ち。スピード指数も自己ベストの高指数だった。4歳馬としての成長余力も十分にありそうで、連軸の中心になる1頭だろう。

 ただ、1番人気馬が不振の小倉記念だけに、2着はあっても、勝つのは別の馬なのかもしれない。その候補に上がってくるとしたら、スピリッツミノル、ヴォージュ、タツゴウゲキ、フェルメッツァなどだろう。

 スピリッツミノルはこの春、天皇賞春、宝塚記念とG1に参戦。前走の宝塚記念では直線の半ばまで、良い位置でレースができたが、最後の決め手でG1馬との差を見せつけられて7着だった。ただ、G3なら相手も楽になるし、距離短縮も好材料のはず。ここは強い相手と戦ってきた底力に注目したい。

 ヴォージュは準オープンを連勝して、前走、初重賞戦は9着だった。2000メートルは(5111)と距離適性が高く、先行力も安定している。素軽いスピードがあり、小倉の芝コースも合うだろう。

 52キロの軽ハンデ馬タツゴウゲキはデムーロ騎手の手綱に替わって、大きな変わり身もありそう。また、フェルメッツァにもチャンスがあるのではないか。

 新潟は3歳限定のダート戦重レパードSがメイン。
 基本的に前走指数上位馬が強い傾向で、1番人気も過去8年で5勝、2着1回、3着2回と、すべて3着内に好走している。

 今年の指数上位馬は、ハルクンノテソーロ、タガノグルナ、タガノカトレア、テンザワールド、ブライトンロック、タガノディグオ、ローズプリンスダムなど。

 わずかな差でランク馬には上がってこなかったが、ここはエピカリスが中心だろう。新馬、500万、門別の北海道2歳優駿を勝って、ヒヤシンスSも好指数で快勝。国内4戦4勝で、UAEダービーに参戦。逃げ粘ってハナ差の2着だった。続いてアメリカ3冠レースのベルモントSに向かったが、レース当日、右前脚跛行で出走を回避した。幸い、ダメージはなかったようで、直前の調教も圧巻の動きとのこと。ダートの上がり指数でも抜けて最上位にあり、ここは素質の高さを示すレースになるのではないか。

 相手の筆頭は、前走、大井のジャパンダートダービー3着のタガノディグオ。ダートは(3520)と成績だけでなく、指数の高さも安定している。

 また、ダート1800は初距離ながら、前走、高指数で重賞2着のハルクンノテソーロも上位を狙える1頭だ。他にも、初ダートのイブキ、連勝中のテンザワールド、逃げるタガノグルナなどにも浮上のチャンスはあるだろう。

(レパードS)1着    2着    3着
09年    AZa   C      Xc
10年    C     -     -
11年    BYb   C d   D
12年     Xa     b   AY
13年    BXa   AYb    Zc
14年    -     -     C
15年    B     -     -
16年    AXa   C     D d
(スローペース調整-10/0)
(地方競馬分は減戦して集計)

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2017年7月27日 (木)

第1305回指数上位馬中心

 今週から始まる夏の新潟競馬。開幕週のメインは直線1000メートルのアイビスサマーダッシュ。1番人気は過去10年で5勝、2着1回だが、最近の4年間は全て1番人気馬が勝利している。また、過去10年で7勝をあげている牝馬の活躍も目立ち、牝馬が連対しなかったのは10年間で1度だけ。

 指数上は、過去10年すべての年で、平均指数上位馬が連軸の中心になっている。また前走指数上位や、過去の指数が高い馬たちの連対率も高く、全体として指数上位馬たちが活躍しているレースだ。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
07年    ダ     B c   -3歳
08年    -     BZb   -3歳
09年     Ya     c   AZd
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B
14年    BYa   -3歳   CYd
15年    -     A c   D
16年    AYb   BXa   C

 今年は、フィドゥーシア、レジーナフォルテ、アクティブミノル、シンボリディスコ、レッドラウダなどが前走指数の上位馬。他に、過去の指数上位の、ネロ、ラインスピリット、ラインミーティア。平均指数上位の、ナリタスターワン、イオラニなども上がってくる。該当馬が多く、混戦模様のレースといえそうだ。

 野芝で行われる新潟芝コースは、素軽いスピード比べが基本。短距離戦でのスピードと鋭い瞬発力では、5歳牝馬のフィドゥーシアが最上位だ。フィドゥーシアは、まだ重賞勝ちはないものの、短距離の1200メートル戦は(5224)と安定しており、前走、初挑戦だった新潟の直線1000メートル戦(韋駄天S)も自己ベストの好指数で快勝している。

 4枠8番ゲートから先行力を生かして外ラチまで持ち出し、上がりも32秒1にまとめて1馬身半差の圧勝だった。今年のアイビスサマーダッシュは韋駄天S組が多く参戦しており、再戦模様のレースだけに、この勝利はより評価が高いだろう。

 札幌競馬の開幕周は、牝馬の重賞クイーンSがメイン。
 指数上は過去10年の内9年で連対している前走指数上位馬が最有力だ。
 今年は、アエロリット、クロコスミア、エテルナミノル、アドマイヤリード、ノットフォーマル、クインズミラーグロ、トーセンビクトリーなどが指数の上位馬たち。

 注目は3歳馬アエロリットだ。前走、G1のNHKマイルCは、牡馬を相手に外枠から積極的に先行。直線なかば、馬場の真ん中から堂々と抜け出して快勝した。

 NHKマイルCのスピード指数は、3歳世代の牝馬最高指数でもあり、素質の高さを示したレースだった。これまで(2301)と、出負けして先行できず、後方からいい脚を見せたものの5着に終わった桜花賞を除けば、先行したレースは全て連対を果たしている。

 馬場状態のよい開幕週で、ペースも落ち着くなら、先行できるアエロリットに展開も向くはずだし、52キロの負担重量は、他馬の55キロと比べると圧倒的に有利だ。もちろん、初の札幌、初の1800メートル、初の古馬相手のレースと、課題もないわけではないが、アエロリットにとっては大きな壁とは思えない。

 前走、G1ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードが、差し脚も鋭く、逆転候補の一番手だ。他に、逃げるクロコスミア、3歳のヤマカツグレースに、シャルール、クインズミラーグロ、ノットフォーマル、トーセンビクトリーなどが連下の候補になりそう。

(クイーンS)1着    2着    3着
07年    C d   B     -
08年     Xb   CZ     Z
09年    -     A a   D
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb
14年    A a    X    CZb
15年     Zc   AXa     d
16年    -      X    -

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2017年7月20日 (木)

第1303回波乱のハンデ戦

 中京記念は波乱続きのハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年以降で見ても、1番人気馬は未だ勝てないまま、2着どころか、3着さえもない。10番人気以下の人気薄馬の活躍もあり、高配当が多い。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a

 今年の指数上位は、トウショウピスト、ブラックムーン、ウインガニオン、グランシルク、サンライズメジャー、ワンアンドオンリー、マイネルアウラートなど。トップハンデは58キロを背負うワンアンドオンリーだ。

 中京の芝コースは、先週からBコースに替わったが、かなりの高速馬場状態だった。今週も馬場状態に変わりはないようなら、絶対的なスピード能力は必須条件だろう。

 スピードが問われる中京向きの鋭い差し脚では、ブラックムーン、グランシルク、ピンポン、アスカビレンなどが上位だ。とりわけマイルの距離適性が高いブラックムーンが中心になるのだろう。マイル戦は(5225)と安定しており、前走もマイルのオープン特別戦を後方一気の差し脚で勝った。32秒台の上がりタイムが示す通り、鋭い差し脚は魅力十分だ。ここも再びM・デムーロ騎手が手綱を取るだけに、当然とはいえ人気にはなるはず。しかしながら、人気馬苦戦のレースだけに、素直になれず、手を出しにくい。

 もう1頭、注目したいのはウインガニオン。近走は新潟、東京でオープン特別を逃げて連勝してきた。極端なスローペースに落として逃げたわけではなく、平均より少し遅い程度のペース。直線で10秒台のラップをはさみ、直線でもスピードが落ちないのが持ち味だ。中京記念を逃げ切った馬はいないが、中京の芝戦は2戦2勝、6月から8月の夏場は7戦6勝、左回りで6勝をあげており、夏の中京はこのウインガニオンのためにあるようにさえ思える。あえて、ウインガニオンからの手もあるのではないか。

 2歳の重賞戦が始まる季節になった。そのトップは函館2歳S。
 過去10年、前走指数上位のABC馬のいずれかが毎年連対している。
 今年は、カシアス、パッセ、ダンツクレイオー、アリア、リンガラポップスなどが指数の上位馬だが、指数上位馬たちの指数に大きな差はなく、上位は混戦模様だろう。

 6月24日の新馬戦で、ダンツクレイオーが逃げ粘るところを3番手から差し切ったのがアリアだった。ダンツクレイオーはそのあと未勝利戦を好指数で勝ち上がっており、成長余力を考えればアリアが連軸の中心になるのだろうか。

 2番手から直線抜け出すレースぶりで、新馬戦を勝ち上がったパッセも指数上位で余力十分。ただ、デビューは福島だけに、函館の芝コースが合うかどうか。

 未勝利勝ちながら、カシアスは前走のレース内容が秀逸だった。道中3、4番手に控えて、直線の残り200から追い出すと、あっという間に差をひろげて快勝。鋭い差し脚に見どころがありそうで、中心に取りたいと思う1頭だ。そのカシアスを新馬戦で破っているのがナンヨープランタンも、上位を狙える1頭だろう。

(函館2歳S)1着    2着    3着
07年    A a   -     D d
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
(スローペース調整値-20/-10)

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