2020年9月24日 (木)

第1624回 不動の中心コントレイル

 菊花賞トライアル神戸新聞杯が今週のメイン。
 1番人気馬は7勝、2着2回、連対率90%と圧倒的な連対率を示している。とりわけ前走ダービー出走組が強く、ダービー5着以内の馬が過去10年で9勝をあげている。また、前走、ダービー最先着馬の連対率は100パーセントだ。
 指数上も、過去10年、指数上位馬が上位を占め、ここでも圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯)
       1着    2着    3着
10年     Xa    Xb   A
11年    BX    C     D c
12年    AXa   -     C c
13年    BXa   -     -
14年    BXa   D     -
15年    -     AXa    Yb
16年    AXa   -     C
17年     Y    A d   -
18年    A a   C      Zd
19年     BXa   AXa    Zd
(スローペース調整値-10/0)
 今年の指数上位は、コントレイル、グランデマーレ、ファルコニア、ヴェルトライゼンデ、シンボ、ディープボンド、レクセランス、メイショウボサツなどだ。

 最有力馬候補といえるダービー出走組は、無敗のダービー馬コントレイルを筆頭に、3着ヴェルトライゼンデ、5着ディープボンド、9着マイラプソディ、15着レクセランス、16着マンオブスピリットなどが出走してきた。

 不動の中心はコントレイルだ。
 コントレイルは5戦5勝。新馬勝ちのあと、G3東スポ杯2歳S、G1ホープフルSを制して最優秀2歳牡馬に選出された。続くG1皐月賞、G1ダービーを勝ち、無敗の2冠馬、無敗のダービー馬として世代のトップに君臨する。

 ダービーで圧倒的な人気を集めたコントレイルは、内ラチ沿いの3番手から。直線、大きく外に持ち出し、ゆっくりとスピードを上げていく。そのまま先頭に立つと、後続馬をぐんぐん引き離し、サリオスの追撃も突き放して、ゴールでは3馬身差の完勝だった。スタートからゴールまで、どこにも危なげなところがなかった。

 陣営は「遊びながらダービーを勝つのだから」とコメントしていたが、まだまだ成長の余地が大きいとすると、どこまで強くなるのだろう。この神戸新聞杯が目標であるわけではないとはいえ、シンボリルドルフ、ディープインパクトに続く史上3頭目の無敗の3冠馬を目指す以上、ここでは負けられない。

 コントレイルの相手はダービーで上位のヴェルトライゼンデ、ディープボンドに、2戦2勝のグランデマーレなどを中心にとりたい。

 オールカマーは、過去10年、1番人気が3勝、2着3回、3着1回と好成績をあげている。前走、宝塚記念や天皇賞などのG1戦を戦ってきた馬たちが8勝をあげており、底力が問われるレースだ。

 今年は、クレッシェンドラヴ、カレンブーケドール、ミッキースワロー、ステイフーリッシュ、サンアップルトンなどが指数の上位馬だ。

 G1戦で好成績を上げているのは、オークス2着、秋華賞2着、ジャパンC2着のカレンブーケドール、天皇賞(春)3着のミッキースワロー、大阪杯9着のステイフーリッシュなど。

 中心には4歳牝馬カレンブーケドールをあげたい。前記の通り、オークス2着、秋華賞2着、ジャパンC2着とトップクラスの馬たちと互角に渡り合ってきたが、実はまだ2勝の身。重賞勝ちもなく、ここまでの成績は(2521)だ。初の古馬相手のレースだったジャパンC(重馬場)は先行して、直線もしぶとく差し脚を伸ばして2着。その指数は過去1年間、牝馬の中でアーモンドアイ、リスグラシュー、アエロリットに次ぐ高いレベルだった。

 前走、重馬場の京都記念も後方から差し脚を伸ばして2着に好走。3月のドバイのレースはコロナ過で中止になって帰国。秋はここから始動することになった。勝てないまでも、実績はG1級。堅実なレース内容は高く評価できるだろう。

 他では前走、七夕賞を勝ったクレッシェンドラヴ。天皇賞(春)3着のミッキースワローの逆転に注目したい。

(オールカマー)
       1着    2着    3着
10年    AYb   BXa   C
11年    AXa    Yb   D
12年    -     -     C
13年    -     -     D b
14年(新潟)-     -      Xb
15年      c     c   C b
16年    B a    Yb   -
17年    -     BXb   CYd
18年    CZb   B b   A d
19年    C c   A b   -
(海外、公営のレースを減戦して集計)

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2020年9月17日 (木)

第1622回 残された3歳1冠

 今週は中山、中京を舞台に3日間開催。
 中山、中京とも、3歳世代に残された最後の1冠、菊花賞、秋華賞を目指すトライアルがメインレースだ。
 中山のセントライト記念は、3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年、1番人気は(4213)の成績で、連対は60パーセントとまずまず。指数上は、前走指数や過去の指数、平均指数などの上位馬が満遍なく活躍しているが、ランク外の馬たちにも注意が必要だ。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
10年     C      -      CYc
11年       c    -       X
12年     AXa    -      -
13年     -      DX      X
14年(新潟) BXa    CYd    C
15年      Xc    DYd    -
16年     AXa    -      C c
17年     -       Xd    C
18年     -      B b    -
19年      -      -      D
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、フィリオアレグロ、バビット、ガロアクリーク、ヴァルコス、サトノフラッグなど。

 過去10年、前走、ダービー出走組が7勝をあげており、ダービー6着のガロアクリーク、11着サトノフラッグ、14着ヴァルコスなどに注目が集まる。

 とりわけ スプリングS1着、皐月賞3着、ダービー6着と、世代トップを相手に安定した成績を残してきたガロアクリークが中心になりそうだ。皐月賞は無敗対決で話題になったコントレイル、サリオスが1、2着を占めた。その2頭には離されたが、中団後方から2頭に続く鋭い差し脚を使って3着に浮上した。ダービーもコントレイルが勝ち、サリオスが2着。さすがに2強は強かったが、3着ヴェルトライゼンデとはコンマ1秒差、(頭+半馬身+ハナ)差の6着だった。スローペースで先行馬に向く流れを考えれば、もう少し前でレースができていればと思うが、中団後方から差し脚を伸ばしての6着は内容があったといえるだろう。ガロアクリークの持ち味は中団からの鋭い差し脚にあるが、その差し脚はここでは最上位だ。ダービー上位組が不在で、ガロアクリークがダービー最先着に押し出されることなったが、ダービーの結果を別にしても、ここでは中心になるべき能力を身につけているといえるのではないか。

 ダービー組以外では青葉賞3着のフィリオアレグロ。ここまで3戦1勝の身だが、差し脚がシッカリとしており、前走、青葉賞の高い指数が能力を裏付けている。

 また、ラジオNIKKEI賞を勝って3連勝中のバビットにもチャンスはあるはず。3連勝とも逃げてのもの。前走は、直線でさらに差を広げる完勝劇だった。ここも楽に先手が取れるメンバー構成で、逃げ粘りに要注意だ。

 中京のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。

 過去10年、1番人気は(5104)と、6連対で安定している。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で8連対だ。

 今年は、フアナ、リアアメリア、ムジカ、ウーマンズハート、オーマイダーリン、シャレード、セウラサーリ、デゼル、リリーピュアハート、クラヴァシュドール、アブレイズ、フィオリキアリなどが指数の上位馬たち。

 前走、オークス出走組が過去10年で8勝をあげており、セントライト記念同様、春のG1戦の成績が生きるレースだ。

 今年はオークス4着のリアアメリア、9着リリーピュアハート、11着デゼル、12着ウーマンズハート、15着クラヴァシュドール、17着アブレイズなどが該当する。

 中心はリアアメリアだろう。新馬、G3アルテミスSを勝って、阪神JFでは1番人気に推されたが、6着まで。桜花賞は重馬場が合わず、後方のまま10着に大敗。続くオークスは中団後方から4着に巻き返した。オークスのスローペースを克服して、勝ち馬とコンマ3秒差なら上々。直線の坂を上がってからの伸びは、勝ち馬デアリングタクトに引けを取らない鋭さが目立ったほどだ。ここもスローペースが想定されるだけに、鋭い差し脚は大きな武器になるだろう。

 オークス11着から巻き返しをはかるデゼルも、スローペースで長くいい脚を使える差し脚上位馬。要注意だろう。

 他路線組では前走指数最上位のフアナに注目。

(ローズS)  1着     2着     3着
10年     -      A b     Yb
11年     BYa    -      A d
12年     AXa    BYb    D
13年     C b    -      -
14年     A      -      -
15年     B      AX     -
16年     AX     -      -
17年     -      -      CYc
18年     -      -      -
19年      AXb     Z     A c
(スローペース調整値-15/-5)

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2020年9月10日 (木)

第1620回 高速馬場への対応力

 引き続き無観客のまま、今週から秋競馬がスタートする。
 中山の開幕週は京成杯オータムハンデがメインレースだ。
 1番人気馬は(3007)、2番人気は(3124)。1番人気馬は直近の4年間で3勝しているものの、過去10年でみると、他の年は3着もない。
 指数上も、ハンデ戦らしくというか、傾向をつかみにくい。

(京成杯オータムハンデ)
       1着    2着    3着
10年    A     -     A d
11年    -     -     D a
12年      d   DY    A c
13年    A b   AXa   -
14年(新潟)AXa   A     -
15年     Z    -     -
16年     Xa   -     -
17年      b     d   A
18年    -     A     DYc
19年    A d   B     -

 今年は、ラセット、トロワゼトワル、ミッキーブリランテ、アンドラステ、エントシャイデン、アストラエンブレム、ストーミーシーなどが指数の上位馬たちだ。
 トップハンデ馬は57キロのアストラエンブレム、ストーミーシーだが、トップハンデ馬は過去10年で2着2回、3着2回のみ。まだ勝利がない。

 4戦3勝の3歳馬ルフトシュトローム(ハンデ54キロ)が人気になりそう。4戦とも1600メートル戦で、新馬、1勝クラスを連勝。ニュージーランドTも勝って、NHKマイルCは5着に好走した。基礎能力は高く、ここは初の古馬相手で、真価が問われる。

 マイルの距離適性からは、エントシャイデン、ラセット、アストラエンブレム、ミッキーブリランテ、メイケイダイハードなどが指数上位の有力馬だ。

 期待は、差し脚鋭いミッキーブリランテ(ハンデ54キロ)。前走、新潟の関屋記念は後方から、直線、最内に入れて4着に浮上した。上りタイムは勝ち馬に次ぐ速さで、高速馬場の対応力もあり、長く使える鋭い差し脚が魅力だ。

 鋭い差し脚から、前走、阪神の中京記念を最後方から一気の差し脚で2着に上がってきたラセット(ハンデ55キロ)にも多いにチャンスはあるはず。上りは最速で、前走指数も最上位だ。

 野芝の中山開幕週で高速馬場の対応力、素軽いスピードが求められるが、その点からは4歳牝馬シゲルピンクダイヤ(ハンデ54キロ)にも要注意だ。まだ、未勝利戦を勝っただけの1勝馬だが、果敢に重賞に挑戦して、昨年はチューリップ賞2着、桜花賞2着、秋華賞3着、ターコイズS3着などの好成績をあげてきた。前走はG1ヴィクトリアマイルで6着ながら、上りタイムは勝ち馬アーモンドアイに次ぐ33秒2の速さで、高速馬場の東京マイルで持ち味を発揮、復調を感じさせる内容だった。ここはペースが上がる牡馬相手の重賞戦で、同様のレースができるかどうか。一発あっても不思議ではない。

 有力馬にあげた馬たちはいずれも後方から差し脚に懸ける馬たちになった。高速馬場で前々でレースができるアンドラステの前残りを狙う手もありそうだ。

 関西の秋競馬は中京からスタート。阪神で行われてきたセントウルSも中京での開催になった。阪神時代のデータだが、1番人気は(4411)と、連対率80パーセント。目下、1番人気が4連勝している。

 今年の指数上位馬は、トウショウピスト、ビアンフェ、ダノンスマッシュ、メイショウグロッケ、クリノガウディー、ミスターメロディ、シヴァージ、セイウンコウセイなど。

 中京もスピードの出る野芝の開催。
 実績からはダノンスマッシュが最有力で、G1スプリンターズS3着、G3オーシャンS1着など、1200戦は(5112)。内重賞は4勝。近走、1400の京王杯、1600の安田記念は逃げたが、1200なら逃げないでも、勝負になる自信の距離だ。先行して楽に差し切る確率が高いのではないか。 

 注目は逃げたい3歳馬ビアンフェ。函館2歳Sを逃げ切って、京王杯2歳Sも逃げて2着に好走した。前走は葵Sを逃げ切り勝ち。同世代との戦いだが、1200メートルは(3100)と距離適性は高い。ダノンスマッシュとの兼ね合いが問題だが、高速馬場と3キロの重量差を生かして、逃げ粘れないだろうか。

(セントウルS)
       1着    2着    3着
10年    -     外     C
11年    A     外     D a
12年    D      Yc   -
13年    BXc   AXa    Zb
14年    B      Xa   B d
15年    -     CXb   -
16年    CXa   -     -
17年     Yb   B     A
18年    AXa   B     -
19年    AXa     b   -
(海外の成績は減戦して集計)

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは、2016年から重賞に格上げされた。
今年の指数上位馬は、シーズンズギフト、クロスセル、ラヴユーライヴ、スカイグルーヴ、マジックキャッスル、ホウオウピースフル、レッドルレーヴなど。

 中心はウインマイティー、マジックキャッスル、チェーンオブラブ、ホウオウピースフルなどのオークス組だ。

 とりわけ、オークスで勝ち馬デアリングタクトに次ぐ上りタイムで5着だったマジックキャッスルに期待したい。オークスは最後方から。直線、馬場の真ん中から差し脚を伸ばしたが、直線半ばの勝負所で、スペースがなかったり、勝ち馬に前をカットされてスピードダウンするなどの不利を抱えながらも、そこから立て直し、鋭い差し脚を見せての5着は優秀だ。

 同じように、オークスでいい差し脚を使って6着のチェーンオブラブも力は足りるだろう。

 また、オークス3着のウインマイティーは忘れな草賞を勝ってオークスに参戦。先行して、直線は先頭に立つ場面もあった。切れる脚はないが、安定した先行力で押し切りも可能だ。

 オークス組以外では、シーズンズギフト、スカイグルーヴ、クロスセル、ラヴユーライヴなど指数上位の馬たちに要注意だ。
(紫苑S)  1着    2着    3着
16年    A     D a   BYa
17年    CXa    Zb   -
18年    -     AXa   D c
19年    C      Zd   A a

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2020年9月 3日 (木)

第1618回 波乱もありそうな新潟記念

 夏競馬の締めくくり、新潟最終週のメインはハンデ戦の新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着2回。2番人気馬は2勝のみ、3番人気馬は連対ゼロ。5番人気以下の馬が6勝しており、波乱模様のハンデ戦といえそうだ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが7年間で連対しており、連軸向き。

(新潟記念) 1着    2着    3着
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -
18年    B c    Y    DZ
19年    D d   -      Y

 今年は、リープフラウミルヒ、ピースワンパラディ、プレシャスブルー、ブラヴァス、アイスバブル、カデナ、ジナンボー、アイスストームなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは、58キロのカデナ。ここでは指数上位で、指数のレベルからすると突き抜ける力はあるはずだが、後方一気の脚質で58キロのトップハンデは苦しいのではないか。

 ペースがゆるみがちな新潟外回りの2000メートル戦で、上がりのスピードが問われることになりそう。期待は重賞初挑戦の5歳馬サンレイポケット(ハンデ54キロ)。

 サンレイポケットは(4314)の全成績だが、ここ1年に限れば(3311)と安定した成績が続いている。前走3勝クラスを勝ち上がったばかりで、重賞は初挑戦だが、後方一気の差し脚はここでも上位だ。前走は不良馬場の東京で、最後方から直線、荒れた内に入れて最速の上りで差し切り勝ち。2走前も33秒1の最速の上りで2着に好走しており、良馬場でも不良馬場でも差し脚の鋭さは変わらず、後方一気の差し脚に懸ける戦法にも揺るぎはない。3勝クラスと重賞ではペースが違うかもしれないが、スローペースになりがちな新潟なら、後方に構えていても届くのではないか。

 他では上りの鋭いサトノダムゼル、ゴールドギア、カデナ、ワーケア、アイスバブルにも勝利のチャンスがあるだろう。

 先行馬では、ジナンボー、リープフラウミルヒ、プレシャスブルーなどの粘りに注目したい。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬も、前走指数上位馬たちが中心になっている。

 今年は、モントライゼ、フリード、フォドラ、アールラプチャー、リサコーハク、セレッソフレイムなどが指数の上位馬たち。

 中心には前走、逃げて大差勝ちのモントライゼを取った。新馬戦は3番手から、直線は早めに抜け出したが、勝ち馬との叩きあいにアタマ差遅れて2着だった。2戦目の阪神の未勝利戦(芝1200メートル)は好スタートからハナに立つと、そのまま楽に逃げて、直線は差を広げる一方。馬なりで2着馬に1秒7の大差をつけて圧勝している。上りタイムも最速で、スピード指数は今も世代トップにある。九州地方は週末、台風の影響で天気が気になるが、スタミナが豊富で、馬場が渋っても問題はないだろう。

 いまのところ自分のペースで行ったほうがいいはずだが、他に函館2歳S4着のフォドラや、前走好指数で未勝利戦を勝ったフリードなども逃げたいはずで、無理なハナ争いにならなければ良いのだが。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
18年    -     -     -
19年    AYa   -     -
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。過去の傾向からは、指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースといえそうだ。

 今年は、ウイングリュック、コスモアシュラ、ウインルーア、ヴィゴーレ、リキサントライなどが指数の上位馬たち。

 指数上位馬の中では、前走、函館の未勝利戦(芝1800メートル)を逃げ切ったウイングリュックが有力。直線も余力十分で2着馬に5馬身差をつける快勝だった。ウイングリュックが逃げればスローペースはないはずで、追走する馬たちは消耗を強いられる。先行して粘れそうなソダシ、ウインルーア、コスモアシュラ、ヴィゴーレなどが相手の中心になるだろう。

 もしスローペースになるなら、スローペースの差し脚で上位のヴェローチェオロ、バスラットレオン、ユーバーレーベンなどの浮上もあるかもしれない。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
18年    -        C c   -
19年    -     -     B
(スローペース調整は-20/-10)

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2020年8月27日 (木)

第1616回 ダイアトニックが最有力

 札幌は芝1200メートルのキーンランドCがメイン。
 過去10年、1番人気馬は(3412)と、連対率は70%。連軸の中心馬としての信頼は高い。他に、牝馬が過去10年で7勝をあげていることも特徴だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬が、過去10年のうち8年で連対している。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -
18年    B c   C     -
19年    BYc    Ya   A

 今年は、ダイアトニック、ディメンシオン、アスタールビー、ダイメイフジ、ライトオンキュー、ダイシンバルカンなどが指数の上位馬たち。ただ、指数上はダイアトニックが抜けた存在のようだ。

 ダイアトニックは2走前からスプリント路線に戦いの場を移した。2走前は1200メートルのG1高松宮記念。結果は3着だったが、ゴール前で立ち上がるほどの大きな不利がなければ勝利もあっただろう。前走、函館スプリントSは2番手追走から、直線、楽に抜け出し、2着のダイメイフジに2馬身差をつけて圧勝した。2走とも指数のレベルが高く、スプリンターとしての素質をいかんなく発揮したレースだった。

 それまでは1400、1600メートルを使って(6323)の成績で、重賞もスワンS(1400メートル)を勝っているが、マイルは1勝、1400は5勝していることを考えても、1200への距離短縮はダイアトニックの素質を生かす最善の選択だったのではないか。課題があるとしたら58キロの負担重量だが、前走、函館スプリントSも同じ58キロを背負って快勝しており、特に負担が苦しいとは思えない。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。

 今年は、セイウンダイモス、ショックアクション、ファルヴォーレ、フラーズダルム、ブルーバード、タイガーリリーなどが指数の上位馬たちだが、この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。
 上がり指数の上位馬は、ブルーシンフォニー、ジュラメント、シュヴァリエローズ、ハヴァスなど。

 指数上位馬や上りの上位馬たち、どの馬にもチャンスがありそうで混戦模様だ。

 上りの脚からの注目馬はマイルの新馬戦を3番手で先行、直線で2着馬との叩きあいを制したシュヴァリエローズ。道中、ふらふらする場面もあってレースぶりは幼いが、差し脚の鋭さと勝負根性はありそうで、ここでも中心を担える馬だろう。

 指数上位馬のなかでは、積極的に前々でレースができ、素軽いスビートが求められる新潟コースに対応できるショックアクションに期待したい。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
17年    -     A     -
18年    A     -       d
19年    -     -     -
(スローペース調整-20/-10)

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2020年8月20日 (木)

第1614回 洋芝適性はどうか

 例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週の注目のレース。
 過去10年、1番人気は2勝、2着4回。3着2回。連対率はまずまずだが、勝率は物足りない。ここ8年に限ると1番人気馬の勝利はなく、2着4回、3着2回のみ。波乱の傾向も見える。
 指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
16年     -      CXa    A
17年     -      -      AYb
18年     AXa    BYa    -
19年      Y     BXc    B a
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、ポンデザール、ノームコア、ルミナスウォリアー、トーラスジェミニ、ドレッドノータス、ラッキーライラック、ペルシアンナイト、カウディーリョなどが指数の上位馬たちだ。

 実績上位は先行差しの脚質で、阪神JF、エリザベス女王杯、大阪杯と、G1を3勝している5歳牝馬ラッキーライラックだろう。ここまで海外戦も含め(6424)の成績だが、3着以下の4戦はすべてG1、G2戦でのこと。実績に傷がつくものではない。前走の宝塚記念は3番人気に推され、好スタートから5番手で先行、直線では一旦先頭に立つ場面もあったが、鋭い差し脚を発揮できず6着に後退した。それまではペースの緩む牝馬限定戦と、スローペースの大阪杯しか経験がなく、牡馬相手のG1の厳しいペースと、稍重の馬場か応えたのかもしれない。陣営も稍重の馬場が合わなかったと語っているが、とすると、ペースが速くなりそうな札幌記念で、スタミナが問われる洋芝がこなせるかどうか。気になるところだ。良馬場で上がり指数+10以上を示せたときは(5111)と好成績だが、厳しいペースの洋芝を先行して、+10以上の上がり指数を示すのはむつかしいのではないか。それでもラッキーライラックの実績は断然だけに、若干、手薄に思えるメンバー相手なら、難なく突き抜けてしまうかもしれない。

 ラッキーライラックの逆転候補にあげたいのは3歳馬ブラックホール。ここまで(2104)の成績で、昨年札幌2歳Sを勝っている。皐月賞は12番人気で9着、ダービーは17番人気で7着と、取り立てて評価する成績ではないが、その上りには目を見張るものがあった。皐月賞の上りは3番目の速さ。ダービーは最後方から、直線、大外に持ち出すロスがありながらも、勝ち馬コントレイルにコンマ1秒差の2番目の上りタイムだ。先行馬有利の流れだったことを考えれば、上りだけとはいえ、高く評価できるのではないか。スタミナに問題はなさそうで、洋芝の適性もあるはず。ここは将来性を買いたい。

 他ではマイペースで逃げられそうなトーラスジェミニ、前走、札幌日経オープンを先行して快勝したボンデザールなども有力馬の一角を占めるだろう。

 北九州記念は芝1200のハンデ戦。

 過去10年、1番人気は1勝もできず、2着2回、3着1回と不振。トップハンデ馬も1勝、2着1回、3着2回と苦戦続きだ。ハンデが楽な牝馬が10年で6勝をあげているのが特長だ。

 今年の指数上位は、モズスーパーフレア、トゥラヴェスーラ、プリディカメント、クライムメジャー、メイショウキョウジ、レッドアンシェル、アウィルアウェイ、タイセイアベニールなど。

 注目は5歳牝馬のモズスーパーフレアだ。前走、高松宮記念はハイペースで大逃げをうち、直線もよく粘って、繰り上がりとはいえ念願のG1タイトルを手にした。1200メートルは(7216)。昨年のスプリンダースSも2着に好走しており、G1戦は(1101)。指数のレベルも高く、実績上位の1200のスペシャリストといえる。G3なら不動の中心に推すべきだが、ここは牝馬ながら56.5キロの重ハンデを課せられており、その克服が課題になるだろう。

 モズスーパーフレアの逃げでハイペースは必至だけに、差し脚のある恵ハンデ馬に流れが向くのではないか。

 その点から期待は、52キロの恵ハンデ馬プリディカメント。プリディカメントは中央で勝ち上がれず、公営の園田で2勝して中央に戻ってきた5歳牝馬。昨年夏から芝の短距離戦を舞台に(3203)の好成績をあげている。前走は福島テレビオープンを最後方から大外一気、最速の上りで2着に浮上した。指数も自己ベストの好指数で、成長も感じさせる。重賞勝ちはないが、良馬場での素軽いスピードが持ち味で、鋭い決め手はここでは上位にある。波乱含みの北九州記念だけに、ここは大外一気に期待したい。

 他では、56キロのタイセイアベニール、55.5キロのアウィルアウェイなども差し脚は鋭く、勝ち負けできる有力馬だろう。

(北九州記念) 1着     2着     3着
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -
16年     BY      Xa      c
17年     -      -      -
18年     B c    -      -
19年     -      B d    D

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2020年8月13日 (木)

第1612回 前走指数上位馬が中心

 新潟のメインは関屋記念。
 過去10年、1番人気は(3214)と連対率は50パーセント。勝ち馬は4番人気までが8勝している。2、3着馬も人気馬が多くを占め、人気薄の台頭は少ない。比較的上位人気馬が活躍するレースだ。
 指数上は、平均指数や前走指数の上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が中心になっている。

(関屋記念) 1着    2着    3着
10年    B a    Yb     c
11年    C     A     -
12年    A     -     -
13年    A      Yb    Z
14年     Xc    Zb   -
15年    CXa   C c   -
16年    A c   -     B
17年     Y    B     -
18年    C     -     B
19年    -     CYc    Yb

 今年の指数上位馬は、エントシャイデン、アンドラステ、サトノアーサー、ブラックムーン、クリノガウディー、アストラエンブレム、プリモシーンなど。

 外回りのマイル戦とはいえペースは速くなりそうなメンバー構成で、加えて新潟の週末は雨の予報もあり、素軽いスピードよりスタミナが問われるレースになるだろう。

 その点からの注目はサトノアーサー。2018年に戸崎騎手を背にエプソムCを制したこともある6歳馬。近走は、雨で重馬場になった都大路Sで3着、不良馬場のエプソムCは6着と、力のいる馬場の1800メートル戦を中団から差し脚を伸ばすレースで戦ってきた。

 前走のエプソムCは最後に脚を使って迫ったが、先行した馬たちには届かなかった。4戦連続1番人気の支持にこたえられず、結果は残せなかったが、指数上は自己ベストに近い高いレベルを示しており、調子に不安はない。マイル戦は(1302)と安定。あらためて中団からの差し脚に期待したい。

 逆転候補はサトノアーサーが6着だったエプソムCで4着に好走した4歳馬アンドラステ。エプソムCは重賞初挑戦だったが、上りは最速タイで、重賞でも戦えることを示す好レースだった。マイル戦は(3010)と、距離適性からも信頼できそうだ。

 他では、中京記念3着のエントシャイデン、巴賞2着のミラアイトーン、高松宮記念で1着入線も降着になったクリノガウディーなどにも勝利のチャンスがあるだろう。

 今週から始まる夏の小倉競馬は、ハンデ戦の小倉記念がメイン。
 過去10年、1番人気馬は(2125)と、やや不振の傾向にあり、波乱含みのレースだ。指数上は、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。

 今年の指数上位馬は、ロードクエスト、ランブリングアレー、レイホーロマンス、サマーセント、サトノルークス、ノーブルマーズ、ショウナンバルディなど。
 トップハンデは57キロのロードクエスト。

 小倉は開幕週で絶好の馬場状態だろう。夏の小倉は野芝オンリーの馬場で、スピードが出やすい。それだけに、逃げ先行馬に活躍の場が広がる。
 ただ、今年はサトノガーネット、サトノルークス、ロードクエスト、レイホーロマンスなどの有力馬がいずれも後方から追い込みに懸ける馬たち。先行馬の前残りで、波乱もありそう。

 ここは逃げ先行の4歳馬ショウナンバルディに期待したいと思っている。前走は福島の阿武隈S(2000メートル)を逃げて失速、13着に大敗したが、デビューからこれまで(3324)と安定した成績をあげている。2000メートルは(2213)で、距離適性も不安はないし、鮫島騎手とは(0120)と、手が合う。

 スローペースで逃げるのはミスディレクションになりそうで、ショウナンバルディは差のない2番手に控えそうだが、元来、ショウナンバルディは素軽いスビートが持ち味ながら、差し脚もしっかりとしている馬。野芝の良馬場で、スローペースを先行できれば、勝負になるのではないか。

 他では、連勝中のランブリングアレー、ノーブルマーズ、サマーセントなどの先行馬が気になるところ。差し脚ならサトノガーネット、サトノルークス、ロードクエスト、レイホーロマンスなどが鋭い。

(小倉記念) 1着    2着    3着
10年    A a    Yc   BYb
11年    -     -     -
12年    -     D c   AXa
13年    -     A     B a
14年    AXa     d   D
15年     Z    B       c
16年    C     D c   -
17年    C     -     C
18年    A a    Ya   AZc
19年    D     DY    CYb

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2020年8月 6日 (木)

第1610回 ハイペースの差し馬

 今週のメインはダートの重賞が2つ。
 札幌のエルムSは、過去10年すべての年で連対する前走指数上位馬たちが連軸向き。1番人気は(2143)と3連対どまりで、取りこぼしも多い。ただし、7番人気馬が1度勝っているものの、勝ち馬は4番人気までの馬たちが占めている。

(エルムS) 1着    2着    3着
10年    AZb   D     CZb
11年     BXb   -     C d
12年    A a   BXb   -
13年(函館)-     DYd   BZb
14年     Ya   D       d
15年    C     D b    Xd
16年    -     C        A c
17年    -     AXa   -
18年    CYa   C b    Xc
19年    C a   -      Z
(公営競馬の成績は減戦しています)

 今年は、サトノティターン、ウェスタールンド、アナザートゥルース、タイムフライヤー、エアスピネル、ワンダーリーデルなどが指数の上位馬たちだ。

 前走、アンタレスS、プロキオンS、マリーンS、スレイプニルSを使ってきた馬たちの戦いだが、なかでも指数が高かったのはアンタレスS組だ。

 そのアンタレスSを勝ったのは8歳馬ウェスタールンドだった。ウェスタールンドは後方から。直線、大外に回すと、一頭だけ違う脚色で一気に駆け上がり、鮮やかな差し切り勝ちを決め、8歳にして重賞初制覇を果たした。6歳になった2018年にダートに戦線をかえ、その後は10戦して(3313)の好成績をあげている。昨年のG1チャンピオンズCは中団から追ったが、直線半ばで脚が鈍って9着だった。一昨年のチャンピオンズCは最後方から内に入れて最速の上りで2着に上がっており、中途半端な中団からのレースより、後方一気に懸けた方が持ち味が生きるようだ。そのことは手綱を取る藤岡佑介騎手が一番わかっているようで、ダート戦に限ると藤岡佑介騎手とは(2100)。好相性に期待したい。

 中団からの差し脚に見どころがあるのが5歳馬のタイムフライヤーだ。2歳時にG1ホープフルSを勝った逸材で、昨年の夏からダートに戦いの場を移し、武蔵野S、チャンピオンズC、フェブラリーS、マーチSと、重賞を舞台に戦ってきた。武蔵野S2着が最高着順だったが、指数のレベルは上々だった。前走、オープン特別のマリーンSでは57キロのハンデをものともせず、中団から差し脚を伸ばして2着馬に3馬身半の差をつけて快勝。ホープフルS以来の勝ち星をあげた。本格化のきざしを感じるレースで、ここでも中心になるだろう。

 流れはハイペースもあるメンバー構成。中団より後ろの馬たちに展開が向きそうで、その点からも上記の2頭、ウェスタールンド、タイムフライヤーが中心だろう。

 他では差し脚鋭いサトノティターン、ワンダーリーデルに、ハイペースを先行して粘る脚があるアナザートゥルース、アルクトスなどにも要注意だ。

 新潟は3歳限定のダート重賞レパードSがメイン。
 1番人気は過去10年で4勝、2着2回、3着3回と安定しており、指数上は、前走指数上位馬たちがやや強い傾向にある。ただ、最近の4年間は1番人気の勝利はなく、人気薄馬の台頭もあって、波乱の傾向が強くなっている。

(レパードS)1着    2着    3着
10年    C     -     -
11年    BYb   C d   D
12年     Xa     b   AY
13年    BXa   AYb    Zc
14年    -     -     C
15年    B     -     -
16年    AXa   C     D d
17年      c   -     -
18年     X    BYb   -
19年    -     -       c
(スローペース調整-10/0)(地方競馬分は減戦して集計)

 今年の指数上位は、デュードヴァン、ケンシンコウ、ミヤジコクオウ、ライトウォーリア、バンクオブクラウズなど。

 指数上位で注目されるのはデュードヴァンだ。ここまでダート戦は4戦3勝、2着1回と好成績を残している。前走、ユニコーンSは後方から追って2着だったが、指数は勝ち馬カフェファラオに次ぐ3歳世代第2位の高レベルだ。その指数の高さなら、ここでも勝ち負けになるはず。これまで芝も含め5戦ともハイペース気味の1600メートルで切れる差し脚を発揮してきたが、1800メートルは初挑戦だけに、距離とペースに課題がないわけでもない。ここはスローペース気味の流れが想定され、前々で流れに乗れる馬にもチャンスがあるかもしれない。

 逃げ先行馬で期待したいのは前走、古馬相手のダート1800戦を逃げ切って勝ったラインベック。前走が初のダート戦だったが、マイペースで逃げてメンバー中2番目の上りタイムでまとめ、直線も危なげない戦いだった。ダートの適性は高いのではないか。他に逃げそうな馬は1800メートル未経験のタイガーインディくらいで、マイペースで逃げられるようならラインベックにも勝機はあるだろう。

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2020年7月30日 (木)

第1608回 先行馬向き

 今週の札幌競馬は、牝馬の重賞クイーンSがメイン。
 1番人気馬は過去10年で(5212)と、安定した成績を残している。
 指数上は過去10年の内8年で連対する前走指数上位馬や、過去の指数上位馬たちが連軸向きだ。

(クイーンS)1着    2着    3着
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb
14年    A a    X    CZb
15年     Zc   AXa     d
16年    -      X    -
17年    AZ      c    Yb
18年     Xa   -     CZb
19年    AXa   -     -

 今年は、タガノアスワド、フェアリーポルカ、オールフォーラヴ、ビーチサンバ、コントラチェック、スカーレットカラー、リープフラウミルヒ、ナルハヤなどが指数の上位馬たちで、重賞の勝ち馬はフェアリーポルカ、コントラチェック、スカーレットカラーの3頭。

 札幌の1800メートルはスタートして1コーナーまでの距離が短く、前半はスローペースになりがち。逃げ先行馬に加え、中団より前でレースができて、上りのしっかりとした馬たちに向くコースだろう。

 ここは前走指数の高さから充実がうかがえるフェアリーポルカに注目したい。ここまで(4114)の成績を残す4歳馬で、1800メートルはいずれも和田騎手が手綱を取って3戦3勝。距離適性も高い。そのうち2勝は、近走、中山牝馬S、福島牝馬Sを連勝で制したものだ。

 前走の福島牝馬Sは外枠だったせいか、中団後方から追走することになったが、直線は内に入れて最速の上りで快勝した。ただ、本来は先行するのが基本のスタイルで、ゆったりとした流れも合うだろう。古馬との対戦は3戦2勝、4着1回と安定している。古馬相手になってから指数もレース内容もよくなっており、ここにきて大きな成長を感じさせる。

 他ではサムシングジャスト、スカーレットカラーも鋭い差し脚があり、勝ち負けになる馬たちだろう。4歳馬サムシングジャストは前走3勝クラスを勝ち上がったばかりで、しかも休み明けだが、近走は4戦3勝、3着1回と成績が安定。堅実な差し脚は古馬重賞戦のここでも通用するだろう。 

 テンが速いのは前走指数最上位のタガノアスワドで、ここは楽にハナに立てるはず。マイペースの逃げ切りに要注意だ。また、近走、コントラチェックは逃げられずに大敗続きだが、4勝すべてが逃げ切ってのもの。大きな変わり身に注目したい。

 他では、先行できるカリビアンゴールド、リープフラウミルヒなどの前残りが気になるところ。

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2020年7月23日 (木)

第1606回 直線1000の適性

 今週から真夏の新潟競馬が始まる。開幕週のメインは新潟名物、直線1000メートルのアイビスサマーダッシュ。
 1番人気は過去10年で7勝、2着1回と安定した好成績を残している。最近の7年では、1番人気馬は6勝、2着1回とパーフェクト連対だ。また、過去10年で5勝をあげている牝馬の活躍も目立ち、牝馬が連対しなかったのは過去10年間で1度だけ。
 指数上は、前走指数上位や、過去の指数が高い馬たちの連対率が高く、全体としても指数上位馬たちが活躍するレースといえそう。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B
14年    BYa   -     CYd
15年    -     A c   D
16年    AYb   BXa   C
17年     Z    A        B
18年    CZ    D     -
19年    B a   A b   -

 今年は、アユツリオヤジ、ライオンボス、ダイメイプリンセス、ビリーバー、ワンアフター、ナランフレグ、ジョーカナチャン、レジーナフォルテなどが指数の上位馬だ。

 新潟の開幕週で、野芝の良好な馬場なら、素軽いスピードが求められる。素軽いスピードでは、前走、韋駄天組が上位だ。

 韋駄天Sは直線1000メートルハンデ戦。57.5キロのトップハンデで韋駄天Sを勝利したのはライオンボスだった。昨年も韋駄天Sを勝って、アイビスSDでは1番人気に推されたライオンボスが勝利しており、今年も同じ路線でアイビスSD連覇に挑む。ここまで新潟の直線1000メートル戦は5戦4勝、2着1回と、ほぼパーフェクト。まさにスペシャリストというべき成績だ。その強さは絶対的なスピードだけでなく、積極的に先行して、差し脚を伸ばす脚質にもありそうだ。唯一の2着は稍重の馬場状態でのこと。良馬場での絶対的なスピードでは最上位だが、週末の雨予報は少し気になるところ。

 韋駄天Sでの2着はジョーカナチャン(ハンデ53キロ)、3着がダイメイプリンセス(56キロ)、5着はナランフレグ(55キロ)だったが、3頭の中で最も上り指数が良かったのが牝馬ダイメイプリンセスだ。7歳になったが、直線1000メート戦は(3011)。勝ち星は1昨年前に集中しているものの、前走の韋駄天Sを見る限り、衰えは感じられない。

 後方一気の差し脚が最も鋭いのが4歳馬ナランフレグだ。スタートに難があり、いつも後方からのレースになってしまうのは苦しいが、安定した上りの脚はここでも魅力的に思える。ハイペースが想像できるメンバー構成だけに、後方一気の浮上もありそうだ。

 韋駄天S組以外では、ダートから転戦してきたゴールドクイーン、モンペルデュに注目したい。ゴールドクイーンは18年の秋以来の芝戦になるが、芝1200は(2102)と結果も残している。直線1000メート戦は初挑戦だが、瞬発力が鋭く、逃げられれば勝機もあるかもしれない。同じようにダートから転戦の4歳馬モンペルデュも逃げて粘れて、しかも素軽い瞬発力もあり、初芝戦も要注意だ。

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