2019年9月12日 (木)

第1522回 残された1冠を目指す

 今週は中山、阪神での3日間開催。牡馬も牝馬も、3歳馬たちに残された1冠を目指す戦いがメインレースだ。
 中山のセントライト記念は、3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高いABCD馬と、XY馬など過去指数の上位馬が中心になっている。1番人気は、過去10年で3勝、2着2回、3着1回。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
09年       Xa    A c    -
10年     C      -      CYc
11年       c    -       X
12年     AXa    -      -
13年     -      DX      X
14年(新潟) BXa    CYd        C
15年      Xc    DYd    -
16年     AXa    -          C c
17年     -       Xd    C
18年     -      B b    -
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬は、ニシノデイジー、タガノディアマンテ、メイショウテンゲン、ザダル、ランフォザローゼス、ナイママなど。

 過去10年、前走、ダービー組が7勝を上げており、その点からは、ダービー5着のニシノデイジーをはじめ、9着のタガノディアマンテ、10着メイショウテンゲンなども有力馬に浮上してくる。なかでも、ニシノデイジーが指数も最上位で、中心になるべき馬に思える。

 札幌2歳Sを勝ち、東スポ杯も1着。その後は勝ちきれないまでも、ホープフルS3着、弥生賞4着、皐月賞17着、ダービーでは5着に好走。一線級の相手に戦ってきおり、指数も世代トップに迫るレベルにまで上昇してきた。今年のダービーは2番手から差し脚を伸ばしたロジャーバローズが勝ったが、ニシノデイジーは中団後方から、直線、内に入れて13番人気ながら5着に浮上。上りは3番目の速さだった。素軽いスピードもありそうで、野芝の中山は合うのではないか。

 気になるのは3戦3勝のザダルだ。ダービーは自重して秋に備えていたようで、まだ底を見せていない逸材。ここでは鋭い差し脚も上位で、差し脚比べなら勝ち負けになるだろう。

 他にでは逃げるリオンリオンに、ランフォザローゼス、メイショウテンゲン、アトミックフォース、タガノディアマンテ、ナイママ、オセアグレイトなどの差し脚に要注意。

 阪神のローズSは3着馬までに秋華賞の優先出走権が与えられる。

 過去10年、1番人気は4勝、2着2回。6連対と比較的安定している。前走、オークス出走組が8勝をあげて、春のG1戦での成績が生きるレースだ。指数上は前走指数上位のA、B、C馬が過去10年で8連対を上げているが、ここ2年は連対できないレースが続く。

 今年は、ダノンファンタジー、ウィクトーリア、シャドウディーヴァ、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバ、スイープセレリタスなどが指数の上位馬たちだ。

 今年は桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーが不在。順当なら阪神JFを勝って2歳女王に輝き、桜花賞4着、オークス5着のダノンファンタジーが中心になるだろう。

 デビューから(4102)の成績はここでは最上位。指数のレベルもナンバー1だ。ペースが厳しくなったオークスでは、直線、中団の前から追ったものの、切れる差し脚は発揮できず5着だった。以前から2000メートル以上の距離に課題があるとされており、だとすれば、オークスはよく頑張ったというべきだろう。ローズSは阪神の外回りコースで、スローペースが基本。ダノンファンタジーなら守備範囲の距離。難なくこなせるのではないか。

(ローズS)  1着     2着     3着
09年      -      CX       c
10年     -      A b     Yb
11年     BYa    -      A d
12年     AXa    BYb    D
13年     C b    -      -
14年     A      -      -
15年     B      AX     -
16年     AX     -          -
17年     -      -      CYc
18年     -      -      -
(スローペース調整値-15/-5)

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2019年9月 5日 (木)

第1520回 スローペースの差し脚

 今週から秋競馬がスタート。中山の開幕週は京成杯オータムハンデがメインレースだ。
 1番人気馬は直近の3年で3連勝しているものの、過去10年でみると、他の年は3着もない。指数上も、ハンデ戦らしくというか、傾向をつかみにくい。

(京成杯オータムハンデ)
       1着    2着    3着
09年    -     A      Z
10年    A     -     A d
11年    -     -     D a
12年      d   DY    A c
13年    A b   AXa   -
14年(新潟)AXa   A     -
15年     Z    -     -
16年     Xa   -     -
17年      b     d   A
18年    -     A     DYc

 今年は、トロワゼトワル、ディメンシオン、ロードクエスト、プールヴィル、ヒーズインラブ、ヤングマンパワー、キャプテンペリーなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデ馬は57キロのロードクエストだが、トップハンデ馬は過去10年で2着2回のみ。まだ勝利がない。

 メンバー構成からするとスローペースは必至。加えて野芝コースの中山開幕週なら、素軽いスピードも求められるだろう。
 野芝の適性が高く、鋭い差し脚があるのは、ロードクエスト、ディメンシオン、プロディガルサン、ストーミーシー、レインボーフラッグなど。苦戦の続くトップハンデのロードクエストを除けば、ディメンシオン、プロディガルサンが有力馬に浮上してくる。

 ここはハンデが53キロと恵まれた5歳牝馬ディメンシオンに注目したい。近走は重賞の壁を感じさせるレースが続くが、マイル戦は(3003)と得意の距離。ハンデ戦での浮上を期待したい。

 阪神のセントウルSは芝1200メートル戦。1番人気は(3511)と、連対率は80パーセント。指数上は、前走指数上位馬が連軸の中心になっている。

 今年は、タワーオブロンドン、ミスターメロディ、ダイメイプリンセス、ペイシャフェリシタ、カイザーメランジェなどが指数の上位馬だ。
 短距離戦での指数の高さ、鋭い瞬発力で、タワーオブロンドン、ミスターメロディが中心になりそう。

 前走、G1高松宮記念を勝利したミスターメロディ、この夏を順調に使われ、前走キーンランドC2着のタワーオブロンドン。両者に差はないが、負担重量の違いもあり、差し脚勝負ならタワーオブロンドンに分があるのではないか。

 ダートで実績を積んできたマテラスカイも素軽いスピードがあり、要注意だ。

(セントウルS)
       1着    2着    3着
09年    -     CXa   -
10年    -     外     C
11年    A     外     D a
12年    D      Yc   -
13年    BXc   AXa    Zb
14年    B      Xa   B d
15年    -     CXb   -
16年    CXa   -     -
17年     Yb   B     A
18年    AXa   B     -
(海外の成績は減戦して集計)

 秋華賞トライアルレースの紫苑Sは、2016年から重賞に格上げされた。
 今年の指数上位は、カレンブーケドール、フィリアプーラ、パッシングスルー、レッドベルディエス、レオンドーロ、フェアリーポルカなど。

 中心は、スイートピーSを勝って臨んだオークスで、12番人気ながら2着に好走したカレンブーケドールだ。オークスは4番手で先行、直線、早々と先頭に立ったが、ゴール手前でラヴズオンリーユーに交わされた。それでも勝ち馬と馬体を合わせたままのゴールで、後続には2馬身以上の差をつけた。勝ち馬と同じ現3歳牝馬世代トップとなる高指数で、本番の秋華賞も狙えるはず。前哨戦のここは素直に中心に推したい。

(紫苑S)  1着    2着    3着
16年    A     D a   BYa
17年    CXa    Zb   -
18年    -     AXb   D c

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2019年8月29日 (木)

第1518回 波乱の主役は

 早くも新潟の最終週。メインはハンデ戦・新潟記念。
 1番人気馬は過去10年で2勝、2着2回。2番人気馬は1勝のみ、3番人気馬は連対ゼロと、上位人気馬は苦戦が多い。5番人気以下の馬が7勝しており、波乱模様のハンデ戦といえそうだ。また、トップハンデ馬も1勝、2着1回だけで、トップハンデ馬も苦しい戦いが続く。
 指数上は、前走指数や平均指数の上位馬たちが7年間で連対しており、連軸の中心になっている。

(新潟記念) 1着    2着    3着
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d
14年    A a     c    Xc
15年    D c    X    -
16年    A     A b   D
17年    -     -     -
18年    B c    Y    DZ

 今年は、フランツ、アクート、ショウナンバッハ、ユーキャンスマイル、サトノワルキューレ、ダイワキャグニー、カデナ、ブラックスピネル、クリンチャー、サトノキングダムなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは、57.5キロのクリンチャー、ダイワキャグニー。トップハンデ馬は苦戦を強いられているだけに連軸向きとは思えない。

 近走好調で人気を集めそうなのはルメール騎手騎乗の4歳馬レイエンダだろう。ここまで(4103)の好成績だ。前走は超スローペースのエプソムカップを2番手で先行、ゴール前、逃げ馬をとらえて快勝、重賞初制覇を果たした。上がり指数は限界に近い高レベルを示しており、展開に恵まれた部分はあったにせよ、能力に疑いはない。ただ、今年の新潟記念が同じような超スローペースになるとは考えにくく、前走の再現は難しいかもしれない。

 多少ペースがあがっても対応できる差し脚で上位にあるのはアクート、フランツなどだろう。

 6歳馬アクートは前走、準オープンを勝ったばかりで、ハンデも54キロに恵まれている。新潟は(3010)とコース適性も高く、夏の新潟開催では3戦3勝と負けなし。上りタイムは3戦とも最速だった。加えて、ここまでの4勝はすべて野芝のコースでの勝利で、素軽いスピードが持ち味のようだ。出世は遅れたものの、初の重賞挑戦でも一発を期待できるのではないか。波乱の主役になるかもしれない。

 フランツも前走、準オープンを勝ちあがってきた4歳馬。5月のむらさき賞以来のレースになるが、ここまで(4102)と、まだ底を見せておらず、その素質に注目したい。前述のアクートとの比較では、フランツのほうが信頼できるとは思うのだが--。

 小倉2歳Sは1200メートル戦。スローペースはないはずで、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。過去の連対馬も、前走指数上位馬たちが中心になっている。

 今年は、マイネルグリット、テーオーマルクス、ゼンノジャスタ、ヒメサマ、シゲルミズガメザ、ローランダー、カイルアコナ、ホープホワイトなどが指数の上位馬たち。指数の上位馬はいずれも前走、フェニックス賞を戦ってきた馬たちだ。

 中心は、新馬戦に続きフェニックス賞を勝って連勝中のマイネルグリットだ。フェニックス賞は直線、最内の3番手から馬なりで先頭に立ち、そのまま押し切って勝利。まだ余力も感じさせるレース内容だった。

 相手もフェニックス賞組や指数の上位馬が中心だが、超スローペースの新馬戦を中団から差し切ったトリプルエースには要注意だ。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
14年    -     B a   -
15年    BYd   -     -
16年    C a   A     BX
17年    C d   -     D b
18年    -     -     -
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは、スローペース必至の芝の1800メートル戦。指数の高さより、差し脚の鋭い馬たちが中心のレースだ。

 今年は、ゴルコンダ、ダーリントンホール、コスモインペリウム、カップッチョなどが指数の上位馬。

 差し脚の最上位はゴルコンダ。新馬戦は中団から最内に入れ、直線では先頭に立つ場面もあったが、外から差し切られて3着。とはいえ、差し脚は上々の鋭さで、ここでは最上位。前走は一転、ハイペース気味に逃げて、直線は差を広げる一方で、レコードタイムでの大差勝ちだった。指数上、中距離では現2歳世代の最高指数だった。手綱を取ったルメール騎手はまだ「余力を残して」いるという評価で、ここは素直にゴルコンダの能力に期待したい。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
14年    -     -     -
15年    -     -     CXb
16年      c   CXb   -
17年    -     B a   C
18年    -     C c   -
(スローペース調整は-20/-10)

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2019年8月22日 (木)

第1516回 スローペースの差し脚比べか

 今週の札幌は芝1200メートルのキーンランドCがメイン。
 過去10年、1番人気馬は(2422)と、勝率は低いものの、連対率は60%で、馬券の対象にはなっている。他に、牝馬が過去10年で7勝をあげていることも特徴的だ。
 指数上は、前走指数の高いAB馬と平均指数上位馬が、過去10年のうち7年で連対している。

(キーンランドC)
       1着    2着    3着
09年     Xa   -     A
10年    A b   CXb   -
11年    B d    X     Yd
12年      c   AXa   BZd
13年(函館)A      Yb   -
14年    A     A      Z
15年    -     -      Xb
16年    A     -     -
17年     Yc   -     -
18年    B c   C     -

 今年は、リナーテ、ダノンスマッシュ、ダイメイフジ、ハッピーアワー、ナックビーナス、ライオンボス、セイウンコウセイなどが指数の上位馬たちだ。

 今年の出走メンバーの近走のレース内容から考えると、ペースは落ち着きそうで、直線の差し脚比べになるのではないか。
 差し脚の上位はリナーテ、アスターペガサス、ハッピーアワー、タワーオブロンドン、デアレガーロなどだ。

 注目は5歳牝馬のリナーテ。今年の春、京王杯スプリングCはタワーオブロンドンの2着に好走。直線、ラスト100メートルの瞬発力は先に抜け出した勝ち馬を脅かす鋭い差し脚だった。その後の函館スプリントSは薬物騒動のあおりで除外になったが、前走、1番人気に支持された札幌のUHB賞は、中団後方から直線、大外一気の差し脚で他馬を圧倒する完勝劇だった。差し脚は安定しており、負担重量もタワーオブロンドンの58キロと比べると牝馬の54キロは断然有利だろう。

 相手の筆頭はタワーオブロンドン。ただ、1200メートルは守備範囲だとしても、距離適性は1400メートル以上にありそうで、ベストとは思えない。58キロも苦しいのではないか。

 前走、G1高松宮記念で4着のダノンスマッシュにもチャンスはありそう。1200メートル戦は(3101)。1200の重賞を2勝しており、実績は最上位だ。

 他では、新潟直線1000メートル戦で3連勝中のライオンボス。はまれば逆転もありそうで、その素軽いスビートに注目したい。

 新潟2歳Sは、スピード指数の高さより、スローペースで長くいい脚を使ってきた馬たちが中心のレースだ。この時期の新馬戦や2歳未勝利戦はスローペースが基本。とくに直線の長い新潟コースはその傾向が強く、上がりだけの勝負になりがちだ。

 今年は、ウーマンズハート、ウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが、上がり指数の上位馬たちで、連軸の中心になる馬たちだろう。

 なかでも、新潟マイルの新馬戦を圧勝したウーマンズハートの差し脚が最上位だ。スローペースの新馬戦は中団待機。直線半ばから追い出し、逃げた1番人気馬を大外からとらえると、ゴールでは3馬身半の差をつけた。上りタイムは32秒0、上がり指数も限界に近い+23の高レベルだった。2、3着馬の上がり指数は+10で、その差からか考えても、破格の差し脚といえそうで、将来性も高いのではないか。

 相手も差し脚上位のウインカーネリアン、ビッククインバイオ、モーベット、タイムマシンなどが中心だが、2戦2勝のエレナアヴァンティの先行力にも要注意だ。

(新潟2歳S)1着    2着    3着
09年    -     -     A b
10年    -     CYd   -
11年    -     -     -
12年    -     -     -
13年    -     -     DXa
14年    -     -       d
15年    -     D     BXb
16年    B     -     -
17年    -     A     -
18年    A     -       d
(スローペース調整-20/-10)

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2019年8月15日 (木)

第1514回 4歳G1馬たちの戦い

 例年、レベルの高い有力馬が集まるG2札幌記念が今週の注目のレース。今年は春の天皇賞馬フィエールマンをはじめ、G1馬4頭が出走する。
 過去10年、1番人気馬は2勝、2着5回。3着1回。連対率は70パーセントとまずまずだが、勝率は物足りない。ここ7年に限れば、1番人気馬は2着4回、3着1回のみで、勝利がなく、波乱の傾向も見える。
 指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
09年     AYa    D      -
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
16年     -      CXa    A
17年     -      -      AYb
18年          AXa    BYa    -
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、クロコスミア、フィエールマン、サングレーザー、ランフォザローゼス、サクラアンプルール、ブラストワンピース、ペルシアンナイトなどが指数の上位馬たち。

 G1勝ち馬は、菊花賞を勝って、今年の春の天皇賞を制したフィエールマン、昨年のダービー馬ワグネリアン、昨年の有馬記念を勝ったブラストワンピース、マイルCSの勝ち馬ペルシアンナイトの4頭。

 5歳馬ペルシアンナイトを除けば、他の3頭はともに同世代の4歳馬たちで、素質の高さと基礎能力、成長余力を考えても、この4歳馬3頭が中心になるだろう。

 その筆頭は、菊花賞、春の天皇賞を制したフィエールマン。デビューが遅れて3歳クラシックには参戦できなかったが、ここまで(4200)と、全成績では最上位だ。前走、天皇賞春は中団から、4コーナーで早くも先頭に立ち、直線、グローリーヴェイズとの長い叩きあいを制して、長距離適性の高さを示した。

 札幌記念の後、凱旋門賞に向かう予定で、ここで負けるわけにはいかないだろう。ただ、ここまで、2着2回は、ラジオNIKKEI賞の1800メートル、AJCCの2200メートルで、2000メートル前後の距離での2度の取りこぼしは気になるところ。札幌記念の2000メートルも素質からすれば問題にはならないかもしれないが、長距離の能力と適性が高い分、ペースにも左右されるかもしれない。杞憂であればいいのだか。

 ダービー馬ワグネリアンはここまで(5111)。菊花賞は出走しなかったので、フィエールマンとは初対決になった。初の古馬相手のレースになった前走の大阪杯は、直線、最内からじりじり差し脚を伸ばしたもののアルアイン、キセキに続く3着。7着のブラストワンピースには2馬身近く先着しており、ここはフィエールマンの対抗馬として、2番手に評価したい。

 ブラストワンピースは(5004)の全成績。毎日杯、新潟記念、有馬記念と、重賞は3勝している。有馬記念勝ちの後は、大阪杯6着、目黒記念8着と、いずれも1番人気に支持されながらも、苦戦続きはどうしたものだろう。今回、川田騎手に乗り替わるようだが、巻き返しはあるだろうか。

 3頭の4歳馬たちに割って入るとしたら、昨年の勝ち馬サングレーザー、牝馬のクロコスミア、4歳馬ステイフーリッシュなど。

 北九州記念は芝1200のハンデ戦。

 過去10年、1番人気は1勝もできず、2着2回、3着2回のみと不振。トップハンデ馬も1勝、2着1回、3着2回と苦戦続きだ。牝馬は10年で5勝をあげているが、そのうち4頭は指数上のランク外馬。牡馬で指数ランク外の馬が勝ったのは、2012年の1度だけだ。指数上は前走指数の上位馬が連軸の中心だろう。

 今年の指数上位は、シャドウノエル、アレスバローズ、ディアンドル、アンヴァル、モズスーパーフレア、キングハート、ファンタジストなど。

 短距離の差し脚は、ファンタジスト、ディープダイバー、ナインテイルズ、シャドウノエル、ディアンドル、ミラアイトーンなどが上位だ。

 注目は長期休養をはさんで目下4連勝中のミラアイトーン。デビュー以来(6012)の成績だが、特に1200メートルにシフトしてから、4連勝の快進撃が始まった。前走は出負け気味のスタートになって中団後方から。直線も前が詰まる場面もありながら、ラスト200メートルで一気に差し切り勝ちを決めた。平均ペースでの決め手の鋭さは最上位だろう。小倉の芝は3戦3勝、浜中騎手とも2戦2勝。休み明けも問題なく、ここは不動の中心に思えるが、しかし、そうはいっても5連勝は至難の技。そろそろ負け頃かもしれない。

 逆転候補は3歳牝馬のディアンドル。未勝利戦から5連勝中で、前走は重賞戦でも勝利をあげた。ここは初の古馬戦になるが、前々でレースができて、差し脚もある。52キロの軽ハンデは魅力的だ。

 差し脚に懸けたい馬が多いなか、楽に先手が取れて、マイペースで逃げられるモズスーパーフレアの逃げ切りに要注意。前走、高松宮記念は15着に大敗したが、もともと指数の高さは、ここでは最上位だ。55キロのハンデなら、勝ち負けになるだろう。

(北九州記念) 1着     2着     3着
09年     CZa    C       Ya
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -
16年     BY      Xa      c
17年     -      -      -
18年     B c    -      -

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2019年8月 8日 (木)

第1512回 指数上位馬から

 今週はサマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念がメイン。
 過去10年、1番人気は2勝、2番人気が2勝、3番人気1勝、4番も人気3勝をあげており、比較的上位人気馬が活躍するレースだろう。
 指数上は、平均指数や前走指数の上位馬を中心に、全体としても指数上位馬が中心になっている。

(関屋記念) 1着    2着    3着
09年    -     BXa   -
10年    B a    Yb     c
11年    C     A     -
12年    A     -     -
13年    A      Yb    Z
14年     Xc    Zb   -
15年    CXa   C c   -
16年    A c   -     B
17年     Y    B     -
18年    C     -     B

 今年の指数上位馬は、ケイデンスコール、ハーレムライン、ミエノサクシード、サンマルティン、ロードクエスト、ソーグリッタリング、サラキアなど。

 注目は3歳馬ケイデンスコールの鋭い差し脚。前走NHKマイルCは、直線、後方から大外一気に駆け上がり、勝ち馬アドマイヤマーズに半馬身差の2着にまで迫った。14番人気と評価は低かったが、上りは33秒6と最速だった。昨年夏の新潟2歳Sも最速の上りで勝っており、新潟マイルは2戦2勝と相性もよい。ここは53キロと負担重量にも恵まれ、決め手を生かす上でも好材料だろう。

 他では、ルメール騎手のミッキーグローリー。前走、マイルCSは後方から追うも届かず5着だったが、上りは最速で、もう少し前でレースができれば、きわどい勝負になっただろう。

 また、連勝で勢いを感じさせる4歳馬オールフォーラブは、先行して差し脚を使えるのが強みで、チャンスはありそうだ。

 ダートの重賞、札幌のエルムSは、過去9年すべての年で連対する前走指数上位馬たちが連軸向き。1番人気は(2142)と3連対どまりで、取りこぼしも多い。ただし、7番人気馬が1度勝っているものの、勝ち馬は4番人気までの馬たちが占める。

 今年は、ドリームキラリ、リアンヴェリテ、モズアトラクション、グリム、テーオーエナジー、サトノティターンなどが指数の上位馬たちだ。

 注目は、逃げて連勝中の5歳馬リアンヴェリテ。ハイペースで逃げ、直線も持ちこたえるスタミナが身上。スピードもあり軽いダートもこなせる。ただ、すんなりと逃げられるかどうか。テンのスピードはリアンヴェリテが速く、先手をとれるとは思うが、ドリームキラリやマルターズアポジー、タイムフライヤーなども逃げたいはずで、先行集団のペースはいやおうなく上がり、直線、脚が止まる可能性もある。

 同じく逃げ馬のドリームキラリは昨年の2着馬。7歳になったが、前走は59キロを背負って逃げ、ハナ差の2着なら衰えは感じない。近走は1600、1400を使っているが、1700までなら守備範囲だろう。

 差し脚ならモズアトラクションが鋭い。この2走はリアンヴェリテの後塵を拝する結果とはいえ、前走、マリーンSは逃げるリアンヴェリテを後方からクビ差の2着にまで追い詰めた。ペースや展開の助けは必要だが、後方から一気の浮上もあるだろう。

 逃げ馬たちを行かせて、先行する4歳馬グリムの差し脚が生きる展開もありそう。近走は交流重賞を舞台に戦って、全成績は(7222)。重賞4勝の実績は最上位だ。

(エルムS) 1着    2着    3着
10年    AZb   D     CZb
11年     BXb   -     C d
12年    A a   BXb   -
13年(函館)-     DYd   BZb
14年     Ya   D       d
15年    C     D b    Xd
16年    -     C     A c
17年    -     AXa   -
18年    CYa   C b    Xc
(公営競馬の成績は減戦しています)

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2019年8月 1日 (木)

第1510回 波乱のハンデ戦

 ハンデ戦の小倉記念が今週のメインレース。
 過去10年、1番人気馬は1着1回、2着2回、3着2回と、不振の傾向にあり、波乱含みのレースだ。指数上は、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が比較的高い。

(小倉記念) 1着    2着    3着
09年      b    Yd   B
10年    A a    Yc   BYb
11年    -     -     -
12年    -     D c   AXa
13年    -     A     B a
14年    AXa     d   D
15年     Z    B       c
16年    C     D c   -
17年    C     -     C
18年    A a    Ya   AZc

 今年の指数上位馬は、アイスストーム、アイスバブル、ノーブルマーズ、カデナ、レトロロック、メールドグラース、ストロングタイタンなど。

 トップハンデは4歳馬メールドグラースの57.5キロ。ここまで(6253)の成績で、目下4連勝中。近走は重賞も連勝している。その2戦とも、中団後方から直線、鋭い差し脚を使って一気に浮上する強い勝ち方で、勢いだけでなく、指数も安定して高いレベルにある。2000メートルは(4113)と得意な距離で、素直に中心に取るべきだろうと思うが、ただ、トップハンデはどうしても気にかかる。

 54キロの軽ハンデで注目したいのはアイスストーム。メールドグラースと同じ4歳馬で、目下連勝中。前走、3勝クラスの特別戦を中団後方から余力十分に差し切り勝ちを決めた。そのスピード指数は重賞でも通用する高レベルで、安定した差し脚の鋭さでも最上位だ。ここは重賞初挑戦になるが、ハンデ差を生かせれば十分に勝ち負けになるのではないか。本格化の勢いに期待したい。

 新潟は3歳限定のダート重賞レパードSがメイン。

 1番人気は過去10年で5勝、2着1回、3着3回と安定している。指数上は、前走指数上位馬たちがやや強い傾向にある。

 今年の指数上位は、エルモンストロ、ビルジキール、サトノギャロス、ロードリバーサル、ブルベアイリーデ、トイガー、ブラックウォーリアなど。

 3歳重賞を勝っている馬は不在で、少し低調気味のメンバー構成になった。

 注目は重賞実績で最上位のデルマルーヴルだ。2歳時には3連勝で兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿は2着。その後もヒヤシンスS3着、ドバイUAEダービーも4着に好走した。前走、大井のJDダービーは4番手で先行、3連勝中の1番人気クリソベリル差し切られて2着だったが、世代トップクラスと戦い続け、いずれも好走した実績で並ぶものはない。レパードSはJDダービー出走組が過去10年で5勝、2着2回と好成績を上げており、ステップに問題もなく、ここは連軸の中心に推したい。

 相手の中心はスピード指数の上位馬たちで、デルマルーヴルの逆転候補になるかどうかは疑問だが、先行力のあるエルモンストロ、ブラックウォーリア、ビルジキール、トイガーなどに期待したい。指数のランク外からはアッシェンプッテル、ヴァイトブリックにも要注意。

(レパードS)1着    2着    3着
09年    AZa   C      Xc
10年    C     -     -
11年    BYb   C d   D
12年     Xa     b   AY
13年    BXa   AYb    Zc
14年    -     -     C
15年    B     -     -
16年    AXa   C     D d
17年      c   -     -
18年     X    BYb   -

(スローペース調整-10/0)
(地方競馬分は減戦して集計)

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2019年7月25日 (木)

第1508回 直線1000の申し子

 関東の梅雨明けはまだのようだが、今週から真夏の新潟競馬が始まる。開幕週のメインは新潟名物、直線1000メートルのアイビスサマーダッシュだ。

 1番人気は過去10年で6勝、2着1回。最近の6年間に限れば、1番人気馬は5勝、2着1回と好成績を残している。また、過去10年で6勝をあげている牝馬の活躍も目立ち、牝馬が連対しなかったのは10年間で1度だけだ。
 指数上は、前走指数上位や、過去の指数が高い馬たちの連対率が高く、全体としても指数上位馬たちが活躍するレースといえそう。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
09年     Ya     c   AZd
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B
14年    BYa   -     CYd
15年    -     A c   D
16年    AYb   BXa   C
17年     Z    A     B
18年    CZ    D     -

 今年は、カッパツハッチ、ライオンボス、カイザーメランジェ、フェルトベルク、レジーナフォルテ、アルマエルナト、ビップライブリーなどが指数の上位馬だ。

 開幕週で、野芝の良好な馬場なら、素軽いスピードが求められるだろう。素軽いスピードでは、前走。韋駄天組が上位だ。

 新潟の直線1000メートルハンデ戦、韋駄天Sを勝利したのは格上挑戦ながら1番人気に推された4歳馬ライオンボスだった。スタートで立ち遅れたものの、すぐにスピードに乗って先頭に立ち、そのまま外ラチ沿いに逃げ切り勝ちを決めた。53秒9の勝ちタイムは馬場状態を考慮しても優秀で、過去1年の直線1000メートル戦での最高指数だ。逃げて上りタイムも3番目の速さにまとめており、直線1000メートル戦に求められるスピードと適性は高い。ここも勝ってしまえば、直線1000メートル戦の申し子といえるかもしれない。

 勝ったライオンボスから4分の3馬身差の2着馬カッパツハッチ、最速の上りタイムで3着のミキノドラマー、4着のアルマエルナトなどが相手の中心だろう。また、韋駄天Sは6着だったが、前走、函館SSを逃げて快勝したカイザーメランジェの巻き返しもありそうだ。

 他に、マイペースで逃げるとしぶといレジーナフォルテ、大敗続きだが距離が合いそうなナインテイルズなどにも要注意だろう。

 札幌競馬の開幕週は、牝馬の重賞クイーンSがメイン。
 1番人気馬は過去10年で(4312)と、安定した成績を残している。指数上は過去10年の内8年で連対する前走指数上位馬たちが連軸向きだろう。

 今年は、ミッキーチャーム、エイシンティンクル、ウラヌスチャーム、シャンティローザ、フロンテアクイーン、リンディーホップなどが指数の上位馬たち。
 上りのしっかりとした馬たちかそろって、直線の差し脚比べになりそう。

 先行して差し脚もしっかりとしているのはフロンテアクイーンだろう。前走G1ヴィクトリアマイルは15着に大敗したが、もともとマイルは(0516)と勝ち星もなく、距離が合わなかった。片やクイーンSの1800メートルはすべての勝ち星をあげている最も得意な距離で、(3411)と連対率は77パーセント。昨年のこのクイーンSでは2着に好走しており、力を出せれば勝ち負けに食い込めるはず。

 昨年の夏、函館、札幌の1800メートル戦を3連勝した4歳馬ミッキーチャームが強敵。前走、ヴィクトリアマイルは8着だったが、昨秋、秋華賞2着の指数はレベルが高く、今春、阪神牝馬Sを勝って重賞ウイナーの仲間入りを果たした力は本物だろう。

 他では長くいい脚を使えるウラヌスチャームからの手もあるだろう。

(クイーンS)1着    2着    3着
09年    -     A a   D
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb
14年    A a    X    CZb
15年     Zc   AXa     d
16年    -      X    -
17年    AZ      c    Yb
18年     Xa   -     CZb

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2019年7月18日 (木)

第1506回 中団からの差し馬に期待

 中京記念は波乱のハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年以降、7年間で1番人気馬が勝ったのは昨年のみで、他には3着が1度あるだけだ。指数上は平均指数上位の連対率が高いものの、ハンデ戦らしくランク外の馬も多く浮上しており、一筋縄ではいかない。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a
17年    D       c   DZ
18年    CXa   CYc   A

 今年の指数上位は、プリモシーン、ミエノサクシード、レインボーフラッグ、カテドラル、ロードクエスト、ヒーズインラブなど。

 トップハンデは57キロのロードクエスト。過去7年、勝ち馬のハンデは57キロ以上の馬たちが5勝、そのうちトップハンデ馬も2勝しており、特に重ハンデを苦にする必要はないようだ。

 近走、指数の高さと安定感で4歳牝馬のプリモシーンが最上位だ。3月のダービー卿CTは2着。前走のG1ヴィクトリアマイルも2着に好走したが、前走は後方から33秒0の最速の上りタイムだった。後方一気の素軽い瞬発力が持ち味で、マイルは(3303)と距離適性も高い。マイルの指数も最上位で、素直に「連軸の中心に」と思うが、前走は前が止まるペースに恵まれた部分もあったかもしれない。また、梅雨時の馬場状態を考えると高速馬場は望むべくもなく、素軽い瞬発力を発揮するプリモシーンには、馬場が向かないかもしれない。

 このメンバーならペースは落ち着くはずで、後方一気の馬たちと比べて、中団より前々でレースができる馬に流れが向くのではないか。

 中団からの差し脚は、前走、準オープンを勝ったばかりだが、レインボーフラッグが上位だろう。この2年ほどは1400、1200メートル戦を使われており、マイル戦は久々になるが、マイルは8戦して(2114)と、苦手にしているわけでもない。差し脚は安定しており、54キロのハンデなら上位に食い込むことも可能だ。

 3歳馬カテドラルも差し脚が鋭い。前走のNHKマイルカップは直線、中団後方から馬群を割って突き抜け、残り300メートルからのスピードは際立っていた。勝ち馬とは差のない0.1秒差、惜しい3着だった。マイルは(0110)だが、前走指数も高レベルで、53キロの軽ハンデだけに、古馬陣とも互角に戦えるだろう。3歳馬の成長余力を考えると、ここはカテドラルからの組み立てが良いかもしれない。

 令和最初の2歳重賞戦は函館2歳S。

 今年は、レッドヴェイパー、ビアンフェ、マンバー、プリンスリターン、メイショウナパワンなどが指数の上位馬たち。

 2歳の重賞戦だけに、スローペースの問題がなければ、前走指数上位馬が中心になるレースだ。

 前走指数最上位は新馬戦勝ちの牝馬レッドヴェイパー。新馬戦はハイペースを2番手で先行、2着馬とはきわどいハナ差だったが、3着馬には5馬身の差をつけた。新馬戦の指数は現2歳世代トップの高指数だった。レッドヴェイパーと同指数の2着馬ケープコッドは次走5馬身差で大勝しており、指数のレベル通りの強さだったとみてよいだろう。

(函館2歳S)1着    2着    3着
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
17年    AYd   -     D c
18年        -     -     AYa
(スローペース調整値-20/-10)

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2019年7月11日 (木)

第1504回 先行馬に期待

 今週の注目のレースは函館記念。重賞はこの1レースだけだ。
 函館記念はハンデ戦。前走指数の高いABC馬が、10年の内7年で連軸の中心になっているが、ランク外の馬たちの活躍も多い。
 1番人気は2着が1度あるだけで、トップハンデ馬も1勝、2着2回のみ。どちらも不振続きだ。加えて、人気薄の馬たちの台頭もあって、3連単は高配当になりがちだ。ただ、勝ち馬はすべて5番人気以内の馬たちであり、人気馬の取捨がポイントになるだろう。

(函館記念) 1着    2着    3着
09年(札幌)C d   -     -
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z
14年      d   C     A
15年    -      Zb   -
16年    -     A     D
17年    CZ    AXa   A
18年    -      Xa   -

 今年は、ゴールドギア、スズカデヴィアス、ナイトオブナイツ、レッドローゼス、マイスタイル、エアスピネル、メートルダールなどが指数の上位馬だ。

 トップハンデは58キロのエアスピネル。2016年の皐月賞、ダービーで4着に好走して、菊花賞も3着。その後マイルの重賞を2勝、2017年のG1マイルCSでも連対を果たしている。ただ、重賞実績で上位とはいえ、マイルが主戦場で、2000メートルの距離はどうだろうか。また、休み明けの上、トップハンデを背負うのも少し苦しいのではないか。

 出走馬の多くは前走、函館の巴賞を使ってきた馬たちで、そのレースを勝ったのが13番人気だったスズカデヴィアス。後方から直線、大外一気の差し脚で見事な勝利をつかんだ。ペースが上がって、前が止まる展開も味方したと思うが、別定戦で59キロを背負いながらの鋭い差し脚には驚かされた。そのレースの再現がなれば、ここでも中心になるはずと期待したいが、函館記念は2000メートル戦。1800メートルの巴賞のようなペースになるとは思いにくい。もっとゆったりとしたペースになるとしたら、追って届かずもあるだろう。

 巴賞組から逆転候補は2着のナイトオブナイツが筆頭。負担重量を考えれば、スズカデヴィアスとの差はわずかだ。ただ、ナイトオブナイツも後方からの差し馬で、ここは先行力のある別路線組の台頭が気になるところ。

 別路線組では、前走、新潟大賞典9着のメートルダールに注目したい。
 メートルダールは先行して好成績を残しており、4コーナー6番手以内なら(3130)と安定している。近走は13着、9着と着順はさえないが、ハイペースはない流れなら、先行力を生かして上位もあるだろう。2000メートルは(4125)と距離適性も高く、差し脚も堅実で安定している。

 差し脚の最上位は52キロのハンデに恵まれた4歳馬ゴールドギアだが、その差し脚が決まるようなら波乱は必至。

 函館記念の3連単は4年連続10万馬券越えの高配当で、波乱が続いているが、今年も一筋縄とはいきそうもない。難解なレースだ。

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