2017年7月20日 (木)

第1303回波乱のハンデ戦

 中京記念は波乱続きのハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年以降で見ても、1番人気馬は未だ勝てないまま、2着どころか、3着さえもない。10番人気以下の人気薄馬の活躍もあり、高配当が多い。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd
15年      d     d   C
16年    -     -     A a

 今年の指数上位は、トウショウピスト、ブラックムーン、ウインガニオン、グランシルク、サンライズメジャー、ワンアンドオンリー、マイネルアウラートなど。トップハンデは58キロを背負うワンアンドオンリーだ。

 中京の芝コースは、先週からBコースに替わったが、かなりの高速馬場状態だった。今週も馬場状態に変わりはないようなら、絶対的なスピード能力は必須条件だろう。

 スピードが問われる中京向きの鋭い差し脚では、ブラックムーン、グランシルク、ピンポン、アスカビレンなどが上位だ。とりわけマイルの距離適性が高いブラックムーンが中心になるのだろう。マイル戦は(5225)と安定しており、前走もマイルのオープン特別戦を後方一気の差し脚で勝った。32秒台の上がりタイムが示す通り、鋭い差し脚は魅力十分だ。ここも再びM・デムーロ騎手が手綱を取るだけに、当然とはいえ人気にはなるはず。しかしながら、人気馬苦戦のレースだけに、素直になれず、手を出しにくい。

 もう1頭、注目したいのはウインガニオン。近走は新潟、東京でオープン特別を逃げて連勝してきた。極端なスローペースに落として逃げたわけではなく、平均より少し遅い程度のペース。直線で10秒台のラップをはさみ、直線でもスピードが落ちないのが持ち味だ。中京記念を逃げ切った馬はいないが、中京の芝戦は2戦2勝、6月から8月の夏場は7戦6勝、左回りで6勝をあげており、夏の中京はこのウインガニオンのためにあるようにさえ思える。あえて、ウインガニオンからの手もあるのではないか。

 2歳の重賞戦が始まる季節になった。そのトップは函館2歳S。
 過去10年、前走指数上位のABC馬のいずれかが毎年連対している。
 今年は、カシアス、パッセ、ダンツクレイオー、アリア、リンガラポップスなどが指数の上位馬だが、指数上位馬たちの指数に大きな差はなく、上位は混戦模様だろう。

 6月24日の新馬戦で、ダンツクレイオーが逃げ粘るところを3番手から差し切ったのがアリアだった。ダンツクレイオーはそのあと未勝利戦を好指数で勝ち上がっており、成長余力を考えればアリアが連軸の中心になるのだろうか。

 2番手から直線抜け出すレースぶりで、新馬戦を勝ち上がったパッセも指数上位で余力十分。ただ、デビューは福島だけに、函館の芝コースが合うかどうか。

 未勝利勝ちながら、カシアスは前走のレース内容が秀逸だった。道中3、4番手に控えて、直線の残り200から追い出すと、あっという間に差をひろげて快勝。鋭い差し脚に見どころがありそうで、中心に取りたいと思う1頭だ。そのカシアスを新馬戦で破っているのがナンヨープランタンも、上位を狙える1頭だろう。

(函館2歳S)1着    2着    3着
07年    A a   -     D d
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
15年    B a   -     -
16年    -     B       c
(スローペース調整値-20/-10)

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2017年7月13日 (木)

第1301回難解なハンデ戦

 今週の重賞は函館記念の1レースだけ。
 函館記念はハンデ戦らしく、指数上位馬も苦戦の傾向が見える。一応、前走指数の高いABC馬が、10年の内7年で中心になっているが、ランク外の馬の活躍も目につく。
 1番人気は2着2回があるだけで、勝てていない。トップハンデ馬は1勝、2着1回。どちらも不振続きだ。

(函館記念) 1着    2着    3着
07年    -     -     BXd
08年    -     C      Zb
09年(札幌)C d   -     -
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z
14年      d   C     A
15年    -      Zb   -
16年    -     A     D

 今年はタマモベストプレイ、ヤマカツライデン、ルミナスウォリアー、ナリタハリケーン、マイネルミラノ、サクラアンプルール、スーパームーンなどが指数の上位馬たちだ。

 トップハンデは58キロのマイネルミラノ。函館の芝は(2001)と、コースの適性は高い。昨年の函館記念を逃げ切って勝ち、今年の春には2、3番手に控えて福島民報杯を勝っている。ただ、相手が低調だとはいえ、58キロのハンデはかなり厳しいのではないか。

 今年になって重賞を勝っているのは、中山金杯を勝ったツクバアズマオーに、前走、鳴尾記念を制したステイインシアトルの2頭だけ。ともに57キロのハンデを背負うが、休み明けのツクバアズマオーは、指数上さほど抜けた存在には見えない。ここは指数の高さと距離適性、順調さからステイインシアトルを推したいと思うが、ヤマカツライデン、マイネルミラノ、タマモベストプレイなど、強力な逃げ、先行馬がそろっており、ステイインシアトルが、すんなりと先手が取れるかどうか。勝ち星の5勝は全て逃げ切りでの勝利で、控えての勝利はないだけに、ここは各馬の出方が気になるところ。ただ、4コーナー2番手なら2着2回とレースになっており、無理することはないのかもしれない。

 どうしても逃げたいのはヤマカツライデンだ。近走は逃げ一手の戦法でG1、G2戦を戦ってきたが、結果は厳しかった。ここは距離が少し短くなるが、これまで強い相手に戦ってきた経験とスタミナが生かせるのであれば、逃げ切りもあるかもしれない。

 もう1頭、気になるのは3歳馬サトノアレス。2歳時に朝日杯を勝って、最優秀2歳牡馬に選出された好素質馬だ。前走の巴賞は8頭立て、相手も低調だったとはいえ、余力十分で快勝。ここは54キロとハンデにも恵まれている。前々でやりあってペースが上がることも考えられ、鋭い差し脚が生きる展開なら勝機は広がるだろう。

 いずれにしても難解なハンデ戦で、軸馬を決めたとしても、連下の相手をどう取るのかも、また悩ましい。

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2017年7月 6日 (木)

第1299回逃げ馬と追い込み馬

 福島のメインは七夕賞。1番人気馬は過去10年で2勝、2着1回、3着2回。過去10年の内8回は10番人気以下の馬が3着までに浮上して、3連単は高配当が多いハンデ戦だ。指数上は平均指数や過去の指数が高い馬たちの連対率が比較的高い傾向にある。

(七夕賞)  1着    2着    3着
07年     Za    Xa   D
08年     Z    -     B b
09年    BYa   -      Z
10年    -     -     CZb・Cd同着
11年(中山)-     AYa   -
12年    B c    Yb   -
13年    C c    Xc   -
14年    -     -     CYa
15年     Xa   -     A
16年    -      Xa   -

 今年は、タツゴウゲキ、ゼーヴィント、ヴォージュ、バーディーイーグル、マルターズアポジー、マイネルフロスト、フェルメッツァ、スズカデヴィアスなどが指数の上位馬たちだ。

 小回りで直線の短い福島だけに、4コーナーで先行集団に取り付いていなければ、勝利は遠い。後方一気の追い込みで勝ったのは10年間で1頭だけだ。

 逃げるのはマルターズアポジー。ハイペースで逃げるのが特長だが、そのペースについていける馬はいないだろう。前走2000メートルのG1大阪杯でも単騎大逃げ。直線でも良く持ちこたえていたが最後は失速して12着。さすがにG1の壁は厚いが、G3なら話は違う。昨年秋に福島記念を、今年の2月には小倉大賞典を勝って、重賞は2勝。ここでは実績上位だ。小回りの福島は4戦3勝と大得意にしており、トップハンデは楽ではないが、自分のペースで逃げれば勝機は大きい。

 他では4歳馬のゼーヴィント、ヴォージュが気になる存在。とりわけ、2番手先行から直線差し切り勝ちの王道競馬で連勝中のヴォージュは、ハンデも53キロに恵まれた。2000メートル戦は(5110)と距離適性も高く、重賞初挑戦とはいえ、一発かあっても不思議ではない。

 ダート1400メートルの重賞プロキオンSは、2012年から中京競馬場での開催になった。同距離で行われてきた以前のデータも含めて、前走指数の上位馬の連対率が圧倒的に高い。
 今年の指数上位はカフジテイク、キングズガード、ベストマッチョ、ナンチンノン、ブライトラインなど。

 重賞実績ではカフジテイクが最上位だ。近走はダート重賞で1勝、3着2回。前走ドバイのG2戦5着も含めて、5戦連続で重賞5着以内に好走している。G1フェブラリーSは3着だったが、そこでも1番人気に推されたダート界の雄だ。また、国内のレースでは3戦連続100を超すスピード指数を記録しており、指数の高さと安定感でも他を一歩リードする存在だろう。

 脚質は頑固なまでの後方一気。それだけにスローペースで前残りになるようなペースでは少し苦しい。これまで勝ち星の7勝は全て1400メートルまでの距離であげたもので、比較的道中のペースの落ち着く1600メートル以上の距離では、追って届かずの惜しいレースが目につき、まだ勝ち星がない。直線の長い中京の1400なら、追い込みもきく得意な舞台のはず。負担重量も57キロなら追い込む脚にマイナスにはならないだろう。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
07年(阪神)A c   CXa    Zb
08年(阪神)B     AYb    Xa
09年(阪神)A     A     DYb
10年(阪神)A     CXa   A c
11年(京都)  b   BXa   -
12年    -     D b   B
13年    -     B     C c
14年    A c   A     -
15年     Zc   B     -
16年    D     BZ    -
(海外、地方競馬を減戦して計算)

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2017年6月29日 (木)

第1297回波乱含みのハンデ戦

 今週から函館に加え、福島と中京が始まる。夏競馬も本番を迎える。
 福島開幕週は3歳限定のハンデ戦、ラジオNIKKEI賞がメイン。
 指数上は、前走指数上位馬や平均指数上位馬、過去の指数上位馬たちが中心になっているものの、はっきりとした傾向はつかみにくい。最近の5年に限ると1番人気が2勝、2着2回と、比較的健闘している。トップハンデ馬は過去10年で1勝、2着1回。こちらは相変わらず不振続きだ。近年は、1番人気の活躍に合わせて、前走指数上位馬たちの健闘が目立つようにみえる。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -
14年    DZ    DXa   C d
15年    DY     Xa   -
16年    C     B     -

 今年は、ニシノアップルパイ、ライジングリーズン、サトノクロニクル、グランドボヌール、マイネルスフェーン、マイブルーヘブンなどが指数の上位馬だ。

 福島は開幕週。馬場状態は良好のはずだが、洋芝のオーバーシードに加え、エアレーション作業も入って、馬場は比較的力のいる作りになっている。さらに梅雨時だけに、週末に雨があれば、スタミナがあり、長く差し脚を使える馬たちに向く馬場になるのではないか。

 トップハンデはサトノクロニクルの57キロ。続いて56キロのマイネルスフェーンとクリアザトラックの2頭だが、馬場が悪化すると、重ハンデ馬たちは少し苦しいかもしれない。金、土曜日は雨模様の予報もあり、気にかかるところだ。

 先行力があるのは、ニシノアップルパイ、サトノクロニクル、グランドボヌール、クリアザトラック、ウインガナドル、セダブリランテスなど。

 重ハンデ馬を除けば、先行して押し切るスタミナのあるニシノアップルパイが最上位だろう。ただ鋭い差し脚には欠けるだけに、過信は禁物かもしれない。

 先行して、長く使える差し脚での上位馬は、ウインガナドル、クリアザトラック、セダブリランテスなど。いずれも指数上はランク外になってしまうが、スローペース気味の流れになりそうだけに、差し脚の鋭さが決め手になるかもしれない。

 中京競馬場の開幕週は、芝1200メートルのハンデ戦、CBC賞。
 今年の指数上位は、タイムトリップ、ティーハーフ、シャイニングレイ、アリンナ、トーセンデューク、エイシンスパルタン、セカンドテーブルなど。

 注目したいのは5歳馬のシャイニングレイ。新馬戦、ホープフルSを連勝。期待を集めたディープ産駒の1頭だった。続く3歳春の弥生賞では1番人気に推されたが、期待に応えられず7着。そのあと、屈腱炎を発症して、2年間の休養を余儀なくされた。今年の春、ようやくレースに戻ってきたが、ダートの仁川Sは6着、福島民報杯は14着と、成績はイマイチ。デビューからずっと2000メートル戦を使ってきたが、前走、芝の1400に距離を短縮、安土城Sに臨んだところ、楽に先行して直線、鮮やかな差し切り。いきなり重賞でも通用する高指数で快勝した。

 2000メートル戦では、前半のスピードが優って、行きたがるレースが多かった。実際、福島民報杯では押さえきれず、単騎大逃げになって、直線失速してしまった。前半からスピードを上げていける短距離があっているのだろう。結果的に距離を短くして大正解だった。ただ、まだ道中で手綱を引っ張るところもみえ、更に距離の短い1200の適性がより高いのかもしれない。素質馬が適性のある距離を見つけたようで、この先々も注目してみたい。

(CBC賞) 1着    2着    3着
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d
14年    -      Yc   D
15年    A a    X     Yd
16年    -     -     DXc

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2017年6月22日 (木)

第1295回キタサンブラック中心

 春のグランプリ宝塚記念。今年は11頭建てと少し寂しくなった。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する平均指数の上位馬が中心になっているが、前走、スローペースの長距離を使った馬も多く、指数上位馬だけで決着するわけではないので要注意だ。1番人気は2勝、2着4回、3着2回。連対率は60パーセント。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -
13年    CXa   -     -
14年     Zd   -     C
15年     Yb   -       d
16年    -     A     B a
(海外、公営の成績は減戦して集計)

 今年は、キタサンブラック、シュヴァルグラン、ゴールドアクター、シャケトラ、スピリッツミノル、サトノクラウン、レインボーラインなどが指数の上位馬たちだ。
 G1を勝っているのはキタサンブラック、ミッキークイーン、ゴールドアクター、サトノクラウンの4頭だけ。

 注目は何といっても、古馬最強ともいうべきキタサンブラックだろう。全成績は16戦10勝、2着2回、3着3回、着外1回。G1戦は現役最多の5勝をあげている。古馬になった2016年以降、昨年の天皇賞・春とジャパンカップを勝ち、年末の有馬記念は2着に負けたが、今年になって、大阪杯、天皇賞・春とG1を連勝した。古馬になってからG1は4勝、2着1回、3着1回。

 先行して堂々と押し切る横綱相撲で、ハイペースにもスローペースにも対応でき、距離適性も2000から3200までと幅が広い。古馬になってから勝てなかったレースは、昨年のG2大阪杯2着、宝塚記念3着、有馬記念2着と3レースあるが、いずれもキタサンブラックの負担重量よりも軽い馬たちに足元をすくわれたもので、負けたレースであっても、メンバー中もっとも高いスピード指数を示してきた。安定感は抜群だ。

 前走の天皇賞・春は2番手から。ハイペースで逃げたヤマカツライデンを4コーナー手前でとらえて先頭に立つと、追ってくるシュヴァルグラン、アドマイヤデウス、サトノダイヤモンドたちを難なく抑え込んだ。11年前にディープインパクトがつくった記録を1秒近く更新するレコードタイムでの勝利で、スピード指数は104という高レベルの指数だった。

 サトノダイヤモンドは早々に出走回避宣言。昨年の宝塚記念で先着を許したマリアライト、ドゥラメンテも不在なら、現役最強馬キタサンブラックの名にかけて、負けるわけにはいかないだろう。

 キタサンブラックの相手は、天皇賞・春の2着馬シュヴァルグランを筆頭に、ゴールドアクター、サトノクラウン、シャケトラ、レインボーライン、ミッキーロケット、ミッキークイーンなどだろう。

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2017年6月15日 (木)

第1293回指数上位が中心のダート重賞

 3歳のダート重賞・ユニコーンSが東京のメインレース。
 過去10年、指数上位馬が圧倒的に強く、2013年の勝ち馬以外は、1、2着馬すべて指数上位のランク馬が占めている。前走指数の上位馬、平均指数の上位馬はともに10年連続で連対中だ。1番人気馬も(5302)と安定した成績を残し、勝ち馬は全て3番人気までの馬たち。比較的順当な結果が多い。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
07年    A b    Xa   -
08年    BXc    Zc   -
09年    A c   C b    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-同着
14年    DZb   A     -
15年    A     D d   BYc
16年    C b   A     CXa
(スローペース調整-15/-5)
(海外、公営戦は減戦して集計)

 今年は、アンティノウス、サンライズソア、ラユロット、サンオークランド、ウォーターマーズ、テイエムヒッタマゲなどが指数の上位馬たちだ。

 連軸に向くのはダートで2戦2勝のサンライズソア。ダート向きのスタミナがあるアンティノウス。牝馬ながら、前走、NHKマイルCで2着のリエノテソーロなどだろう。

 サンライズソアは、前走、青龍Sを3番手で先行して、直線、鮮やかに抜け出し勝利をつかんだ。重馬場でスピードが求められるレースにも対応できており、鋭く切れる脚は上位だろう。

 サンライズソアとは逆に、力のいるダート戦を先行して、直線、大きく突き放して快勝したのがアンティノウス。前走のダート指数の高さは世代ナンバー2の高レベルにあり、バテないスタミナは高く評価できる。引き続きルメール騎手が手綱を取るのも心強いだろう。

 牝馬のリエノテソーロは前走、13番人気ながらNHKマイルCで2着に好走。勝ったアエロリットとともに牝馬でワンツーを決め、基礎能力の高さを示した。ダートは2歳時に、紋別(JG3エーデルワイス賞)、川崎(JG1全日本2歳優駿)で連勝しており、不安もない。切れる差し脚は、ここでも武器になりそうだ。

 今週から函館競馬も始まる。開幕週を飾る重賞は函館スプリントS。
 過去10年、平均指数や前走指数の上位馬たちの連対率が高く、指数上位馬が中心になっている。
 今年は、セイウンコウセイ、キングハート、ジューヌエコール、エポアス、シュウジ、ラインハートなどが、指数の上位馬たちだ。

 注目は前走、G1高松宮記念を快勝したセイウンコウセイだろう。未勝利を脱するのに7戦と時間を要したが、昨年3月、未勝利戦を勝ってからは8戦5勝、2着2回、着外1回。前走はついにG1高松宮記念を勝つ快進撃だ。

 成績をさかのぼってみると、1200、1400といった短距離戦に実績が集中しており、デビュー当初使っていた1600から1800の距離は少し長かったのだろう。芝1200メートルは(3100)と連対率も100パーセント。文句なしの適性を示している。函館は洋芝のコースになるが、稍重の高松宮記念でも見せた通り、力のいる馬場も得意のようで、函館の洋芝が合わないとは思えない。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B b   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -
14年     Xb   B     -
15年      d   C     -
16年    -     B     -

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2017年6月 1日 (木)

第1289回前走指数上位馬から

 今週は、春のG1の最後を飾る安田記念がメイン。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する前走指数の上位馬が連軸の中心を担う。平均指数の上位馬も7年で連対しており、指数上位馬たちが比較的安定した好成績をあげている。1番人気馬は4勝、2着1回。2番人気馬は3勝をあげており、勝ち馬は人気上位馬が占めている。また、勝ち馬の前走は4着内の馬たちで、大敗からの巻き返しはないようだ。

(安田記念) 1着    2着    3着
07年     Yd   A     -
08年    -     外     AX
09年    BYb   AYa   -
10年    -       d   -
11年    A     -      Zd
12年    CYb   -     -
13年    AZ      a   D d
14年    AXa     c    Y
15年    D     -     -
16年    A c    Xa     d

 今年の指数上位は、ステファノス、イスラボニータ、アンビシャス、エアスピネル、レッドファルクス、ブラックスピネル、サトノアラジンなど。

 近走、好調を感じさせるのは、G1大阪杯2着のステファノスと、読売マイラーズCを勝ったイスラボニータだろう。

 ステファノスは国内戦で(4438)。国内G1戦は(0212)と、まだ勝ち星はないが、すべて5着以内に好走している。前走のG1大阪杯も、年度代表馬キタサンブラックをマークして、直線しっかり追ったものの、最後まで差を詰められず、4分の3馬身差の2着だった。キタサンブラックの強さに屈した形だが、レース内容、指数の高さは上々だった。マイルで2勝、勝利は全て1800メートルまでの距離であげており、2000の距離より、マイルの方か距離適性が高いように思える。

 2014年の皐月賞馬イスラボニータは、前走、読売マイラーズCで2年7カ月振りの勝利を手にした。直線では少しスムースさを欠いたが、最後は狭いスペースをこじ開け、力で勝ち取った勝利のように見えた。近走はルメール騎手が騎乗して(1300)と、成績が安定。前走の指数も高く、ルメール騎手の4週連続G1勝利の可能性もあるだろう。

 他では4歳馬エアスピネル、切れる差し脚が光るレッドファルクス、素軽いスピードがありそうな香港馬ビューティーオンリーなどにもチャンスがありそう。

 鳴尾記念は、2012年から2000メートルに変更になり、この時期の開催になった。前走、大敗している馬たちの巻き返しが目につくレースだ。
 過去5年は、過去の指数が高いXY馬が、連軸の中心になっている。
 今年の指数上位は、スピリッツミノル、マイネルフロスト、スズカデヴィアス、バンドワゴン、ステイインシアトル、レッドソロモン、デニムアンドルビー、ラストインパクトなど。ランク外だがスマートレイアーも差がない。少頭数のレースながら、指数上はほとんどの馬にランクが付くほどの混戦だ。

 指数の高さと安定感ではスピリッツミノルが最上位だろう。前走の天皇賞・春はスタートで出遅れて14着に大敗したが、天皇賞のレベルの高さもあって、指数は大きく下げておらず、調子を落としているようには見えない。最近は長距離を使われているが、勝ち星は2000から2400までに集中しており、2000は適性の範囲だ。2走前の阪神大賞典5着時のような、先行するレースができれば、このメンバー相手なら十分に戦えるのではないか。

 他では、阪神が得意なステイインシアトルや、この2走はダートを使ってきたが、芝に戻るラストインパクトにも要注意。ルメール騎手のバンドワゴンからの手もあるだろう。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
12年    DXa     c   CZd
13年    -      Y      b
14年    C      Xa     b
15年    BXa   -     -
16年    CXa   B b   -

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2017年5月25日 (木)

第1287回上がり上位の皐月賞組から

 今週はいよいよ待ちに待った第84回日本ダービー。
 2001年以降の16年間、ダービーの勝ち馬は全て、スピード指数の上位馬たちが占めている。なかでも前走指数の上位馬たちは16年間で13勝をあげ、ダービー馬に最も近い。スピード指数が公表された1992年以降、過去25年間をみても、指数のランク外の馬がダービーを勝ったのは1996年のフサイチコンコルドと、2000年のアグネスフライトの2頭だけで、ダービーはスピード指数の上位馬が圧倒的に強いレースといえるだろう。

 また、2001年以降の過去16年間で、1番人気馬は11勝をあげ、2、3番人気馬があわせて4勝をあげている。それ以外では7番人気馬が1勝しているだけで、人気上位馬が中心といえそう。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
11年    AYa   -       d
12年    DYc   -      B
13年     X    B a   -
14年    CZa   A a   -
15年    AZb     d   DXd
16年    BYa   C d   A c
(スローペース調整-15/-5)

 今年は、アルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライト、アドミラブルなどが前走指数の上位馬たち。他に、過去の指数や平均指数でトラスト、スワーヴリチャード、ダイワキャグニー、カデナ、ベストアプローチなどが上がってくる。ただ、前走指数はランク外となった馬たちも大きな差がなく、今年は大混戦のダービーのようだ。

 ダービーの中心勢力は、もちろん皐月賞組だ。
 今年の皐月賞は、馬群を割って伸びた9番人気のアルアインが勝ち、2着は4番人気のペルシアンナイト、3着は12番人気のダンビュライトだった。

 皐月賞馬となったアルアインは、ここまで5戦4勝。唯一6着に負けたシンザン記念は直線の勝負所でブレーキをかける大きな不利が敗因。それを除けば、パーフェクトな成績で、ここまで4勝をあげているのはアルアインだけだ。皐月賞では人気はなかったが、皐月賞の勝利はフロックでもないし、過去の皐月賞馬の指数と比べても遜色ない高レベルの勝利だった。

 先行力が持ち味で、皐月賞もその先行力が生きたレースだったといえる。ダービーとはいえ、ハイペースはないはずで、先行力が生かせれば勝利も手に届くところにあるだろう。少し気になるのは、過去のダービー馬たちは、近走で鋭い差し脚を使ってきた経験がある馬が多いこと。アルアインはその点では少し足りないかもしれない。

 皐月賞組で鋭い差し脚を使えるのは2着のペルシアンナイト、5着のレイデオロ、6着のスワーヴリチャードなどだ。

 馬場の内から伸びて、ゴールまでアルアインと叩き合いを続けたのがペルシアンナイトだ。結果はクビ差だったが、指数はアルアインと同じ高レベル。直線、狭い馬群を割って伸びる根性もなかなか。ここまで(3210)とまだ4着以下がない堅実馬で、欠点は少ない。指数上位で差し脚も使える条件から中心に推せる1頭だろう。ダービーではM・デムーロ騎手に替わって戸崎騎手が手綱を取る。戸崎騎手かダービージョッキーになれるだろうか。

 皐月賞組で最も上がりが鋭かったのがレイデオロ。皐月賞は先行馬に向く馬場状態とペースのなか、直線、空いた内をついて鋭い差し脚を見せた。距離ロスなく回った分、上がりの数値が良くなったことはあるかもしれないが、後方から上位に浮上したのはレイデオロだけで、その差し脚は高く評価できるだろう。指数上はランク外とはいえ、前走指数上位馬とはわずか1の指数差しかなく、ここはランク馬同等とみてもよいはず。ここまで(3001)の成績だが、4戦とも2000メートル戦を使って、いずれも確かな差し脚を発揮している。G1連勝中のルメール騎手を背に、2400のダービーも十分にこなせるスタミナと差し脚に期待が集まる。

 皐月賞組以外では、青葉賞を勝ったアドミラブルが気になる存在。青葉賞組はダービー2着はあっても、勝てない状況が続いているが、アドミラルの長く使える差し脚は期待を抱かせるに十分なレベルだ。課題はペースの対応力にありそう。スローペースなら持ち味を発揮するはずだが、ペースが上がると苦しいかもしれない。

 他に、超スローペースの差し脚はサトノアーサー、スワーヴリチャードが鋭いが、逃げ馬不在とはいえ、そこまでペースがゆるむとは考えにくい。

 どの馬にもデータ上の欠点が見え、波乱もありそうな気もするが、アルアイン、ペルシアンナイト、アドミラブル、レイデオロの4頭を有力候補として推したい。

 ハンデ戦の目黒記念は、2008年以降、トップハンデ馬は連対できず、苦戦続きだ。1番人気は過去10年で2勝、2着4回、3着1回。
 指数上は、過去10年のうち7年で連対する前走指数上位馬や平均指数上位馬が連軸の中心を担う。

 今年はワンアンドオンリー、シルクドリーマー、ウムブルフ、レコンダイト、モンドインテロ、ヴォルシェーブなどが指数の上位馬たちだ。底力ではワンアンドオンリーが断然だが、58キロのトップハンデを背負うだけに、ここは少し苦しいかもしれない。

 過去の連対馬は2400メートル以上の距離で、鋭い瞬発力を発揮してきた馬たちが中心になっている。とすると、サラトガスピリット、シルクドリーマー、ウムブルフ、マイネルサージュ、アルターなどが有力馬に上がってくる。なかでも恵ハンデは53キロのシルクドリーマーだが、8歳馬では上がり目はないか。

 2500の距離から考えれば、ペースは落ち着くはずで、先行して差しを使えるマイネルサージュやカフジプリンスに向く展開になるのかもしれない。ならば、東京の2400メートル戦を2勝しているマイネルサージュが連軸向きだろうか。ダート中心に使われているラニも水準以上の瞬発力があり、要注意だ。

(目黒記念) 1着    2着    3着
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
10年    C     -     A
11年    -     B c   C
12年     Yd   C      C d
13年    -      Yc   -
14年    AZa   CYb   -
15年     Y    -     D d
16年    -     -      Xa

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2017年5月18日 (木)

第1285回差し脚比べを制するのは

 今週はオークス。
 3歳牝馬のG1だけに、過去10年の連対馬は前走指数上位馬が中心。なかでも、前走指数の高い馬A、B馬が連軸向きにみえる。他に、平均指数の上位馬や過去の指数上位馬もそこそこ好走しているが、オークスはスローペースが基本で、指数は低くても上がりの脚がある馬には要注意だ。

 1番人気馬は過去10年で、3勝、2着3回、3着1回。連対率は60パーセント。前走、桜花賞組は8勝をあげて断然の中心。他に、忘れな草賞の勝ち馬が2勝、フローラSの勝ち馬が1勝をあげている。

(オークス) 1着    2着    3着
07年    BY    -      Y
08年     Zb   B     A d
09年    A c   B a   C
10年   (AZa)(c)1着同着  Z
11年    -     D     B d
12年    AYa   B b   -
13年    -     -     -
14年      c   DY    AX
15年    BX    -     C
16年    AXa   B b   -
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬は、レーヌミノル、リスグラシュー、ソウルスターリング、モーヴサファイア、アドマイヤミヤビ、ディアドラ、フローレスマジックなど。

 今年の桜花賞は4番手から直線、早めに先頭に立った8番人気のレーヌミノルがリスグラシュー、ソウルスターリングの追撃を抑えて勝利をつかんだ。圧倒的1番人気に推されたソウルスターリングは直線で鋭い差し脚がみられず、後方から追い込んできた3番人気のリスグラシューにゴール前で交わされて3着だった。

 ソウルスターリングに騎乗したルメール騎手、2番人気のアドマイヤミヤビに騎乗したM・デムーロ騎手も、稍重の馬場状態を敗因にあげていた。

 桜花賞での勝ち負けの要因はそれぞれあるとしても、桜花賞上位馬たちの指数は、その時点での3歳牝馬の最高指数を示しており、オークスの連軸の中心馬には桜花賞組から取るのが正解だろう。

 オークスの2400メートルは、大半の馬にとって初めての距離になる。当然、スローペース必至で、直線での差し脚比べが基本だ。過去10年、オークスの勝ち馬の平均指数は76.5(最高83、最低71)程度ながら、上がり指数の平均は+13(最高+22、最低+8)とかなり高い。逃げた馬は2着が最高順位で、中心勢力は中団以降の差し馬。
 過去10年の連対馬を見ても、近走に上がり指数で一定以上のレベルにあった馬たちが連軸の中心になっている。差し脚がなければ勝利に手が届かないレースだろう。

 今年のメンバーで、近走、水準以上の上がり指数を示しているのはアドマイヤミヤビ、カリビアンゴールド、フローレスマジック、ソウルスターリング、ブラックスピーチ、ホウオウパフューム、リスグラシュー、モズカッチャンなどだ。

 なかでも、スローペースでの差し脚は、アドマイヤミヤビ、フローレスマジック、ホウオウパフュームなどが上位だが、底力のあるアドマイヤミヤビが連軸向きだろう。

 アドマイヤミヤビは(3101)と、着外は前走の桜花賞12着だけ。桜花賞は馬場が合わなかったとはいえ、少し負けすぎの気もしないではないが、最後は無理して追わなかった風にも見えた。クイーンCは79のスピード指数で勝ったが、2月の時点ではその指数が3歳牝馬の最高指数だった。ソウルスターリングが3月のチューリップ賞で示した指数よりも高い指数であり、桜花賞までその最高指数を保持していた。素質の高さは明らかだ。
 長く使える差し脚を見る限り、マイルより2000メートル以上の距離に適性がありそうで、中団の後ろで脚をためられれば、勝機も広がるだろう。2戦2勝の東京コースも合うはず。

 相手の中心は桜花賞の上位馬、レーヌミノル、リスグラシュー、ソウルスターリングに加え、差し脚上位のカリビアンゴールド、フローレスマジック、ブラックスピーチ、ホウオウパフューム、モズカッチャンなど。

 平安Sは5月の開催になり、距離も1900メートルで行われるようになって、今年で5年目。データは少ないものの、前走指数上位馬が中心になっている。
 ピオネロ、ケイティブレイブ、グレイトパール、クリソライト、ドリームキラリ、ロンドンタウン、ロワジャルダン、リーゼントロック、アスカノロマンなどが今年の指数上位馬たちだ。

 目下、ダートで4連勝中の4歳馬グレイトパールと、フェブラリーSを高指数で6着の4歳馬ケイティブレイブに注目が集まりそう。ここは先行するケイティブレイブの粘り込みに期待したいと思っているが、ペースが上がって前が止まるようなら、グレイトパールの出番だろう。

(平安S)  1着    2着    3着
13年    AXa   B      Yc
14年    -       c   B
15年    -     BZc    Xa
16年    AYc     d   B b
(海外、公営のレースは減戦して集計)

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2017年5月11日 (木)

第1283回ミッキークイーン中心

 ヴィクトリアマイルは牝馬限定のマイルG1。過去10年、1番人気は3勝、2着3回と、連対率は50パーセント。あっと驚くような高配当も出ており、人気薄馬の取捨が難しいレースだ。指数上は、前走指数上位馬の連対率が高いものの、前哨戦などにスローペースが多いこともあり、ランク外の馬たちも上位に浮上している。指数上位馬が圧倒する状況ではないようだ。

(ヴィクトリアマイル)
       1着    2着    3着
07年    -     -     -
08年    -     B      Za
09年    CXa   -     -
10年     Xb   -     C c
11年    BYc   DXa   -
12年    A     -       Zc
13年    -     -     A d
14年      d    d     Xb
15年    -     A     -
16年     Y    DZb   BYa
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、スマートレイアー、ウキヨノカゼ、フロンテアクイーン、レッツゴードンキ、ミッキークイーンなどが指数の上位馬たちだ。

 実績では、オークス、秋華賞とG1を2勝、前走G2の阪神牝馬Sも快勝しているミッキークイーンが断然だ。これまで全成績は(5512)だが、牡馬相手のG1ジャパンカップ8着と有馬記念の5着を除けば、(5510)と、ほぼパーフェクト。昨年の有馬記念で示したスピード指数は、過去1年間の現役牝馬の最高指数でもあり、成績とともに指数上でも中心になるべきレベルの馬だ。

 距離は1400から2500メートルまで、幅広く使われてきたが、基本的には1600から2000メートルまでが(4400)と、適性の範囲といえそう。また、前走は重馬場の阪神牝馬Sを勝っているが、高速馬場だった秋華賞、オークスの勝利が示す通り、素軽いスピードもあり、良馬場に越したことはないだろう。

 ミッキークイーンが断然の人気を集めることになるのは致し方ないところだが、ミッキークイーンの相手は難解だ。極端なスローペースはないはずで、ソルヴェイグ、クイーンズリング、スマートレイアー、オートクレールなどの先行馬の前残り、あるいは中団からの差し脚が鋭いレッツゴードンキ、ウキヨノカゼ、フロンテアクイーン、ジュールポレールなどの直線浮上に気を付けたい。例年の傾向から、人気薄馬の台頭もありそうで、連下は手広く取るのが賢明だろう。

 京王杯スプリングCは、1番人気が過去10年で1勝、3着1回と大苦戦、指数上は過去10年で9度連対している平均指数上位馬が連軸向きだろう。ただし、ランク外の馬たちも5勝をあげており、1、2着がランク馬同士で決着したこともない。一筋縄ではいかないレースだ。

 今年はトーセンデューク、サトノアラジン、ダッシングブレイズ、レッドファルクス、キャンベルジュニア、ロサギガンティア、グランシルクなどが指数の上位馬たちだ。

 順調なら実績、指数の安定感ともに上位のサトノアラジンが最有力だが、昨年12月の香港マイル以来のレースで、休み明けは気にかかる。人気馬が苦戦している傾向からも、どうしてもサトノアラジンから、という気にはならない。

 順調に使われていて、距離適性もあるグランシルクにもチャンスはあるだろう。近走は力のいる中山のマイル戦を、2、3着に好走。前走のダービー卿CTは後方から差し脚を伸ばして、勝ち馬とコンマ1秒差の3着。切れる差し脚は東京向きだ。

 他に、短距離向きのスピードがあり、長くいい脚を使えるダッシングブレイズ、レッドファルクス、トーセンデュークからの組み立てもあるかもしれない。

(京王杯スプリングC)
       1着    2着    3着
07年     Zb   -     -
08年    BYb   -     AXa
09年    -     AYa   C
10年    -     BYc   A
11年    -     BYb    Zd
12年      a   -      C
13年    -     -     -
14年    -     A c   -
15年     Xb   -     -
16年    BXa   -     A b

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